自転車の変速機が動かない——外装と内装の見分け方、自分でできる範囲(アジャスター・注油・泥落とし)、店に出すべきサイン、やってはいけないこと

生活

※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。

レバーを回しても、ギアが変わらない。重いまま、あるいは軽いままで動かない。カチカチと音だけがして反応しない。そんな状態になると、「これって自分で直せるものなの?」と不安になりますよね。坂道の途中で急にギアが動かなくなったり、平地で重いギアのまま漕ぎ続けることになったりすると、毎日の通勤や通学がじわじわしんどくなってきます。

先に結論をひとつ。自分で触っていいのは「レバー側のアジャスターの調整・注油・泥落とし」までです。それ以上、特に後輪ハブの中にしくみがある内装変速の分解は、自分ではしないでください。見分け方から、自分でできる範囲、店に出すべきサイン、やってはいけないことまで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へレバーを回してもギアが変わらない外装か内装かの見分けから→第1章自分で直る範囲か知りたいアジャスター・注油・泥落とし→第2章ディレイラーが曲がる内装で困っている分解せず店へ→第3章無理に回してワイヤーが心配やってはいけないこと→第4章

ケース別に読む:外装か内装か見分けたい人自分でできる範囲を知りたい人店に出すか迷う人やってはいけないことを知りたい人

4コマ漫画|変速機が動かない時1ギアが変わらないレバー回しても重いままカチカチ鳴るだけの朝2力任せに回すグイッと無理やり動け動けワイヤーが切れる原因に3見分けて対処アジャスターを少しずつ回す注油と泥落としも合わせて4スムーズに変速サクサク切り替わる直らなければ店に相談

外装と内装の見分け方

変速機には大きく分けて2つのしくみがあります。まずはどちらのタイプか見分けることから始めましょう。

タイプ 見た目の特徴
外装変速 後輪の外側に、ギザギザの歯車とディレイラー(切り替え装置)が見える
内装変速 後輪の中心に箱型のハブがあり、歯車は外から見えない
外装と内装の見分け方外装=歯車が見える内装=中に箱型ハブ

後ろの車輪まわりを見て、ギザギザの歯車が外に見えていれば外装変速。歯車が見えず、車輪の中心に大きめの箱がついていれば内装変速です。仕組みが違う分、対処の仕方も変わってきます。外装変速は価格を抑えたスポーツタイプの自転車に多く、内装変速は雨や泥に強くメンテナンスの手間が少ないという理由で、通勤・通学用の車体によく採用されています。自分の自転車がどちらか分からない時は、無理に判断せず、後輪の外側をのぞき込んで確認してみてください。

自分でできる範囲——アジャスター・注油・泥落とし

まず試してほしいのがこの3つです。どれも特別な工具はいらず、時間をかけずにできます。

  1. レバー側のアジャスターを回す。ワイヤーが伸びて変速がずれている時に、少しずつ回して調整します。回しすぎず、少量ずつ試すのがコツです
  2. ワイヤーの泥を落として注油。ワイヤーが通る部分に泥や砂が詰まっていると、動きが渋くなります。乾いた布で拭き、自転車用の注油をひとさし
  3. ディレイラーまわりの泥落とし。外装の場合、ディレイラーに泥や枯れ葉が絡まっていないか確認し、優しく取り除きます

この3つを試してもギアが変わらない、あるいは一部のギアだけ入らないといった時は、次の章の「店に出すべきサイン」に当てはまっている可能性が高いです。チェーン周りの汚れが原因になっていることも多いので、チェーンの掃除もあわせて見ておくと分かりやすいですよ。特に雨の日に乗った後は、ワイヤーの中に水分と泥が入り込みやすく、それだけで動きが渋くなることがあります。乗った日の帰りに乾いた布でひと拭きする習慣をつけておくと、不調そのものを予防できますよ。

ゆきこ( ゚Д゚)『自転車の不調って、原因を1つに決めつけがちですけど、実は「泥が詰まっているだけ」ということも多いんです。分解する前に、まず拭いて注油してみるのがおすすめです。焦って店に持ち込む前に、この3つを試すだけで直ることも意外とありますよ』

店に出すべきサイン——内装の分解・ディレイラーの曲がり・ワイヤー交換

自分でできる範囲を試しても変わらない時、あるいは最初から次のような状態の時は、無理をせず店に相談してください。

  • 内装変速(後輪ハブの中)の不調。分解が必要な整備は自分ではしない=店に任せます
  • ディレイラーが曲がっている。転倒や接触で歪むと、調整だけでは直らないことがあります
  • ワイヤーの交換が必要。切れかけ・さびている場合は交換が必要です
  • レバーを回してもまったく反応がない。内部の破損が疑われます
  • アジャスターを回しても数日でまたずれる。ワイヤーの伸びが大きい、または他の部品の摩耗が進んでいるサインです

店で伝える時は、「レバーを回した時の症状」「音がするかどうか」「外装か内装か」を伝えると、話がスムーズに進みますよ。金額の目安はお店や作業内容によって差があるため、この記事では断定しません。気になる場合は、見積もりの時点で確認しておくと安心です。変速の不調がチェーンやペダルの重さと混ざって出ている場合はペダルが回らない・重い原因、異音が気になる人は自転車の異音の見分け方も参考になります。

やってはいけないこと

変速機は繊細な部品です。次のことはしないでください。

NG 理由
漕がずにレバーを回す 外装も内装も、漕ぎながら操作するのが基本。止まったままの無理な操作は破損のもとです
内装変速を分解する 専用の工具と知識が必要。自分で開けるのは避け、店に任せます
レバーを力任せに回す ワイヤーが切れる原因になります。動かない時は原因を探すのが先です
油をブレーキ面につける ブレーキが効かなくなる危険があります。注油はチェーンとワイヤーだけに
力の入れ方のOKとNG指先でそっと少しずつ両手で力いっぱいはNG

注油に使う油は可燃性のものが多いため、火気の近くでは使わず、換気しながら作業してください。子どもの手の届かない場所で保管するのも忘れずに。

変速機にも使えるチェーンオイルを楽天市場で探す

変速機にも使えるチェーンオイルをAmazonで探す

「外して変速なしにできる?」と考える人もいますが、これは単純にワイヤーを抜くだけでは済まず、チェーンの長さやテンショナーの調整が絡みます。興味がある人は変速機はいらない?の記事で、向く人・向かない人の考え方を整理しています。日々の点検の習慣は月1回の点検にもまとめているので、あわせてどうぞ。

子どもの自転車の変速機が動かない場合も、考え方は同じです。ただし、子どもは力加減の調整が難しく、無理にレバーを回してしまいがちなので、点検や調整は大人が代わりに行うようにしてください。慣れないうちは、アジャスターの調整だけでも「少し回して試乗、また少し回す」を繰り返すのが失敗しにくいやり方です。一度にたくさん回してしまうと、逆に変速のバランスが崩れて余計に分かりにくくなるので、あせらず少しずつがコツですよ。

あわせて読みたい

ペダルが重い・回らない時の原因はペダルが回らない・重い原因、ペダル周りの異音はペダルの異音の見分け方、自転車全体の異音は自転車の異音の見分け方、変速なしで乗る選択は変速機はいらない?にまとめています。

まとめ:見分けてから対処。内装の分解は店へ

  1. まず外装か内装かを見分ける。後輪の外側に歯車が見えるかどうかで判断
  2. 自分でできるのはアジャスター・注油・泥落としまで。この範囲で様子を見る
  3. 内装の分解・ディレイラーの曲がりは店へ。無理に自分で開けない
  4. 漕がずにレバーを回さない。無理な操作はワイヤーが切れる原因に
  5. 油はチェーンとワイヤーだけ。ブレーキ面には付けない。可燃性なので換気も忘れずに

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

自転車の変速機が動かない時の早見表:まず外装(後輪の外側に歯車が見える)か内装(車輪の中心が箱型のハブ)かを見分ける。自分でできるのはレバー側のアジャスターを少しずつ回す・ワイヤーの泥を落として注油・ディレイラーまわりの泥落としの3つまで。店に出すべきサインは内装変速の不調、ディレイラーが曲がっている、ワイヤーの交換が必要、レバーを回しても反応がない場合。やってはいけないことは漕がずにレバーを回す、内装変速を分解する、レバーを力任せに回す、油をブレーキ面につけること。注油は可燃性なので換気しながら行い、子どもの手の届かない場所で保管する

コメント

タイトルとURLをコピーしました