自転車のチェーン交換は自分でできる?——寿命のサイン4つ、ママチャリと外装変速で違う難しさ、必要な工具、切ってつないで張りを合わせる手順、費用の考え方

生活

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漕ぐたびに「カシャン、カシャン」と音がする。踏み込むと一瞬すべるような感じがある。しゃがんで見たら、チェーンが茶色くサビてだらんとたるんでいた。うちの長男の自転車がまさにこれで、学校から帰るなり「チェーン外れた!」と手を真っ黒にして戻ってきた日があります。

先に結論をひとつ。変速のないママチャリなら、チェーン交換は自分でできる範囲の作業です。ただし外装変速が付いた自転車と、後ろのハブに変速が入った内装変速では、難しさがまるで違います。まず「自分の自転車はどれか」を見てから、寿命のサイン、工具、手順、費用の考え方まで順番に見ていきましょう。

チェーンの寿命は?——交換時期のサイン4つ

チェーンは消耗品で、乗っていれば少しずつ「伸び」ます。金属が長くなるのではなく、コマをつなぐピンの周りがすり減って、全体の長さが増えていくんです。走る距離や雨ざらしかどうかで寿命は大きく変わるので「何年で交換」とは言い切れませんが、次のサインが出たら交換時期と考えていいと思います。

  • 伸びている。チェーンチェッカーという定規のような工具を当てると一目で分かります。工具がなければ、前の歯車にかかっているチェーンを指で手前に引っ張ってみてください。歯の先が見えるほど浮くなら、かなり伸びています
  • サビが全体に回っている。表面が茶色いだけなら注油でよみがえることもありますが、コマが固まって曲がらない、動きがカクカクする、という状態はもう限界です
  • 音がする。「カシャカシャ」「キリキリ」と鳴り、注油しても数日で戻る
  • 外れやすくなった。伸びたチェーンは歯車との噛み合いがゆるむので、段差や強く踏み込んだ時にぽろっと外れます。張りを調整してもまた外れるなら、チェーン自体を疑ってください

ひとつ覚えておいてほしいのは、伸びたチェーンで乗り続けると歯車のほうもすり減ること。歯車まで替えるとなると費用も手間も一気に増えるので、「たるんできたな」の段階で替えるのが、いちばん安く済む道なんです。

自分で替えられる?——ママチャリ・外装変速・内装変速で難しさが違う

  • 変速なしのママチャリ(シングル):いちばん易しい。太めのチェーン1本を前後の歯車に掛けるだけで、長さは古いチェーンと同じコマ数に合わせればOK。カバーが半分だけのタイプなら、外さずに作業できることが多いです
  • 外装変速(後ろの歯車が段になっていて、変速機が見えるタイプ):チェーンが細く、変速機の小さなプーリーを通す経路があるので、少し慣れが要ります。長さ合わせにチェーンカッターが必要で、つなぎ目はミッシングリンクという専用のコマを使うのが楽。通し方を古いチェーンの写真で残しておくと迷いません
  • 内装変速(ハブの中に変速が入っていて、外から歯車が1枚しか見えないタイプ):多くはチェーンが全部覆われたフルカバーで、カバーの分解と変速のワイヤーの扱いが加わります。ここは正直、初めてなら自転車店にお願いするのが安心。無理に開けてカバーを割ると、それはそれで別の修理になります。割れた時の話はチェーンカバーが割れた時の直し方と交換に書いています

必要な工具——チェーンカッター・ミッシングリンク・軍手・新聞紙

  • 新しいチェーン。ママチャリと外装変速では太さが違うので、必ず自分の自転車に合うものを。パッケージに「シングル用」「6〜7段用」などと書かれています。迷ったら古いチェーンを持って店で見てもらうのが確実
  • チェーンカッター。ピンを押し出してチェーンを切る工具。古いチェーンを外す時と、新しいチェーンを同じ長さに詰める時に使います。ママチャリ用の太いチェーンに対応しているか確認を
  • ミッシングリンク(つなぎ用のコマ)。工具なしでつなげるコマ。新しいチェーンに付属していることも多く、ママチャリ用にはクリップで留める昔ながらのジョイントが付いていることもあります
  • スパナ(15mmが多い)。後輪の軸のナットを緩めて、張りを調整するのに使います
  • 軍手・新聞紙・古いタオル。油汚れは想像以上に広がります。床に新聞紙を敷いて、軍手をして
  • チェーンオイル。取り付け後にひと通り注油しておくと長持ちします

交換の手順——切る→通す→つなぐ→張る→注油

作業は平らな場所でスタンドを立てて。子どもが自転車に触れない時間帯に、明るい所でやるのがおすすめです。

  1. 古いチェーンのつなぎ目を探して切る。ジョイントのコマ(他と少し形が違う所)があればそこを外し、なければチェーンカッターでピンを押し出します。歯車とチェーンの間に指を入れないでください。ペダルが少し回るだけでも、挟むと本当に痛いです
  2. コマ数を数える。古いチェーンを新聞紙の上で伸ばし、新しいチェーンと並べて印をつけます。伸びている分だけ古いほうが長く見えるので、長さではなくコマの数で合わせるのがコツ
  3. 新しいチェーンを詰める。印の所でチェーンカッターを使って余りを切ります。外装変速は、変速機を一番小さい歯車に入れた状態で古いチェーンと同じコマ数に
  4. 通す。前の歯車の上側に掛けて、後ろの歯車まで回します。外装変速は変速機の2つのプーリーを、古いチェーンと同じ経路で。写真を撮っておくと安心
  5. つなぐ。両端を下側に持ってきて、ミッシングリンクで留めます。左右の半分ずつを両側から差し込み、ペダルを軽く回して引っ張ると「カチッ」とはまります。クリップ式はクリップの開いた側が進行方向の後ろを向くように
  6. 張りを調整する(次の見出しで詳しく)
  7. 注油。ペダルを逆回しにしながら、コマの継ぎ目に1滴ずつ。数分置いて、はみ出した分を布で拭き取ります。ここでの注油が、次の寿命を決めます
サインを見る→自分でできるか決める→切る・通す・つなぐ・張る寿命のサイン4つ①引っ張ると歯が見える ほど浮く(伸び)②サビでコマが固まる③注油しても音が戻る④よく外れる早めの交換が歯車も守る自分でできる範囲変速なしママチャリ →易しい外装変速 →カッターと長さ合わせ内装変速(フルカバー) →分解が要る・店へ手順は7つ①古いチェーンを切る②コマ数を数える③同じコマ数に詰める④前から後ろへ通す⑤ミッシングリンクで つなぐ⑥張りを調整 ⑦注油張りの目安:中ほどを指で押して上下に1〜2cm動く程度。張りすぎは危険後輪のナットを緩めて車輪を前後に動かし、左右の引き代をそろえてから締める乗る前に:ナットの締め・ブレーキの効き・指を挟まない/費用は店の見積もりで確認

張りの調整と、乗る前の安全確認

ママチャリのチェーンは、後輪を前後に動かして張りを決めます。後輪の軸のナット(左右に1つずつ)を少し緩めると、車輪が前後に動くようになります。軸の後ろ側の小さな引きねじ(チェーン引き)を左右均等に回して、車輪を少しずつ後ろへ。チェーンの中ほどを指で押して、上下に1〜2cmくらい動くのがちょうどいい張りです。

  • 張りすぎは危険。ピンと張ると、ペダルが重くなるだけでなく、チェーンやハブに無理がかかって切れる原因になります。「少したるんでいるかな」くらいが正解
  • 左右を均等に。片側だけ引くと車輪が斜めになり、まっすぐ走らなくなります。フレームと車輪のすき間が左右で同じか、後ろから見て確認を
  • ナットをしっかり締める。緩んだままだと走行中に車輪がずれます。締めたあとにペダルを逆回しして、なめらかに回るか、音がしないかを確認してください

そして、ここがいちばん大事なところ。後輪を触った自転車は、乗る前に必ずブレーキの効きを確かめてください。ママチャリの後ろブレーキは車軸のそばに付いていて、軸を緩めた時に取り付けがずれることがあります。押し歩きで前後のブレーキを順番にかけて、ちゃんと止まるか、車輪が引きずっていないかを見てから、短い距離を試し乗り。それで問題なければ完成です。

店に頼むといくら?——費用の考え方

店にお願いする場合、費用はチェーンの部品代と交換の工賃の合計で決まります。金額は店や地域、チェーンの種類、カバーの分解が要るかどうかで幅があるので、ここで「いくら」とは言えません。「ママチャリのチェーン交換、部品込みでいくらくらいですか」と店で聞けば、たいてい教えてもらえます。あわせて、歯車がすり減っていないかも見てもらうと、二度手間になりません。自分でやる場合は、チェーンとチェーンカッターの代金だけ。工具は次も使えるので、家に自転車が2台以上あるなら、自分で覚えてしまうほうが長い目で見て楽ですよ。

ゆきこ( ゚Д゚)『長男の自転車、最初は「油差せば直る」と思って注油だけして送り出したら、翌日また外れて帰ってきました。引っ張ったら歯が丸見えになるくらい伸びていて、これは油の問題じゃなかったんだと反省。交換したら音も消えて、本人が「ペダル軽い!」と。もっと早く替えればよかった』

これから自分でやるなら、ママチャリの太いチェーンに対応したチェーンカッターと、仕上げに使う自転車用のチェーンオイルがあると作業がスムーズです。対応するチェーンの種類だけは確認してから選んでくださいね。


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交換のあと、きれいな状態を長く保つ掃除のしかたは自転車のチェーン掃除は100均で足りる?に、家にあるものでできる手順を書いています。「チェーンは平気なのにペダルが重い・回らない」時は自転車のペダルが回らない時の原因と直し方を。ついでにサドルも替えたい方は自転車のサドル交換は自分でできる?もあわせてどうぞ。

まとめ:サインを見て、自分の自転車の種類で判断、張りすぎず、乗る前にブレーキ

  1. 寿命のサインは引っ張ると歯が見える・サビで固まる・音が戻る・よく外れるの4つ
  2. 変速なしのママチャリは自分でできる。外装変速は長さ合わせ、内装変速は店へ
  3. 工具はチェーンカッター・ミッシングリンク・15mmスパナと軍手・新聞紙
  4. 手順は切る→コマ数を合わせる→通す→つなぐ→張る→注油。指を挟まない
  5. 張りは上下1〜2cmで張りすぎない。乗る前にナットとブレーキを確認

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

自転車のチェーン交換を自分でする時の早見表:寿命のサインは、前の歯車でチェーンを引っ張ると歯が見えるほど浮く、サビでコマが固まる、注油しても音が戻る、よく外れるの4つ。変速なしのママチャリは自分でできる範囲、外装変速はチェーンカッターと長さ合わせが要る、内装変速はフルカバーの分解が要るので店へ。工具はチェーンカッター、ミッシングリンク、15mmスパナ、軍手、新聞紙、チェーンオイル。手順は古いチェーンを切る、コマ数を数える、同じコマ数に詰める、前から後ろへ通す、ミッシングリンクでつなぐ、張りを調整する、注油する。張りは中ほどを押して上下1〜2cm、張りすぎは危険。後輪のナットは左右均等に引いてしっかり締め、乗る前にブレーキの効きを確認。費用は部品代と工賃の合計で店の見積もりで確認

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