※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
冷凍のパイシートを買ってきたのに、いざキッシュを作ろうとしたらタルト型がない。そんな場面、意外とありますよね。型のためだけに買い足すのは気が進まないし、家にある器で何とかならないかな、と探し始める人が多いようです。
先に結論をひとつ。型の代わりを選ぶ条件は、「オーブンに入れてよい」と表示のある耐熱の器であること。形がタルト型に似ているかどうかは二の次です。そのうえで、底が生焼けになる、卵液がもれる、生地が縮むといった失敗は、生地の扱い方を少し見直すだけで減らせることが多いんです。ここでは作り方の手順ではなく、器選びと失敗の見直し方に絞ってお話しします。
ケース別に読む:型の代わりを探している人|敷き方が不安な人|底が生焼けの人|卵液がもれる・縮む人|取り出す時が心配な人
型の代わりになる器と、使えない器
キッシュは、生地を器に敷いて、具と卵液を入れてオーブンで焼く料理です。つまり器には、オーブンの熱に耐えること、卵液を受け止められる深さがあることが求められます。代わりの器を探す時は、まず底や側面に書いてある表示を見てください。「オーブン可」「耐熱」といった言葉や、オーブンのマークがあるかどうかが一番の手がかりです。
| 器の種類 | 向き不向き | 見るところ |
|---|---|---|
| 耐熱ガラスのパイ皿・グラタン皿 | 向く。中の様子が見えて焼き色を確かめやすい | オーブンの使用が表示にあるか。急に冷たい所に置かない |
| 陶器・磁器の耐熱皿 | 向く。熱が穏やかに伝わる | オーブン可の表示。ひびや欠けがない物 |
| アルミのパイ皿・使い捨てのタルト型 | 向く。洗わずに済んで、型がなくても気軽に使える | オーブン可の表示。柔らかいので天板にのせて運ぶ |
| オーブン可と書いてある紙の型 | 表示があれば選べる | 表示にある使い方の範囲で。火に近づけない |
| 耐熱表示のないプラスチックの容器・紙皿・漆器・電子レンジ専用の容器 | 使わない | 溶ける・燃える・割れるおそれがあります。見た目が似ていても入れない |
ここで大事なのは、「電子レンジに使えるから、オーブンにも使える」とは限らない点です。レンジ用の容器はオーブンの高い温度に耐えられない物が多く、同じ耐熱でも使える範囲が違います。迷ったら、器の底の表示か、メーカーの案内を見てください。表示が読めない、古くて分からない、という器は、今回は見送るのが安心です。
浅すぎる器は、卵液があふれやすくなります。反対に、深い器は焼き上がるまでに時間がかかり、中心が遅れがちです。タルト型より少し深いかな、というくらいの器なら、具の量で調整できます。分量や焼く時間は、パイシートの袋とレシピの表示に合わせてくださいね。
生地の敷き方——のばす・敷く・ふちの立てかた
器が決まったら、次は生地の敷き方です。冷凍のパイシートは、袋の表示にある解凍の仕方に従うのが基本です。凍ったままだと割れやすく、逆に溶けすぎるとべたついてのばしにくくなります。ちょうどよい固さの目安は、袋かレシピに書いてあることが多いので、そこを見てください。
- のばしすぎない。のばすと、焼いた時に縮みやすくなるとされます。器に合わせてほんの少し整える程度に
- ふちを少し高く。卵液をためる壁になります。器の側面に軽く沿わせて、折り返すか立てておくと安心です
- 破れたら、つぎはぎで直す。小さな破れは、切れ端を押さえて貼り合わせます。継ぎ目は後でもれる原因になるので、重ねて軽く押さえておきましょう
凍った生地や、半分解けた生地を切る時は、刃がすべりやすいので気をつけてください。力を入れすぎず、まな板が動かないように濡れ布巾を敷くと安定します。子どもに切らせるのも、この場面は避けたほうが安心です。
底が生焼けになる時——先に生地だけ焼く考え方
キッシュでいちばん多い悩みが、底がじっとり、生っぽいままという失敗です。卵液の水分が生地にしみて、焼いている間に生地が火を通りきれない、という流れが多いようです。耐熱ガラスや陶器の器は、アルミ型より熱の伝わりがゆっくりで、底が遅れやすいことも知られています。
その対策としてよく使われるのが、先に生地だけを焼いておく「空焼き」という考え方です。生地を敷いたらまず卵液なしで軽く焼き、生地に火を通して固めてから、具と卵液を入れて仕上げます。生地が固まった壁になるので、卵液がしみにくくなります。
- 空焼きの間は、生地が浮き上がってふくらむことがあります。そのため、重しをのせて押さえる方法が知られています。重しは、専用の物のほか、洗った耐熱の物でも代わりになりますが、オーブンに入れてよい物を選びます
- 生地にフォークで小さな穴をあけておくと、ふくらみ方を抑えられます
- 焼き色と固さで、中まで火が通ったかを確かめます。時間や温度は、パイシートの袋とレシピの表示で見てください。器や機種によって変わるためです
また、具の水分が多いと底がゆるみやすくなります。ほうれん草やきのこなど水分が出やすい具は、炒めて水気を飛ばしてから使うと、底が湿りにくくなります。
卵液がもれる・縮む・はがれない時
もう少し細かい困りごとも、まとめて見ていきます。
- 卵液がもれる。生地の穴や継ぎ目、器との隙間から出ていくことが多いようです。敷いた時の穴や破れを塞いで、入れる卵液は、ふちより少し下までにします。空焼きしておくと、もれにくくなります
- 縮む。のばしすぎ、冷やさずに焼いたことが理由になりがちです。敷いたらいったん冷蔵庫で休ませると、焼いた時の縮みが小さくなるとされます
- 器からはがれない・取り出せない。焼いてから少し置いて、粗熱が取れてから外すと崩れにくくなります。器にバターを薄く塗っておく方法もあります。使い捨てのアルミ型なら、そのまま食卓に出せます
取り出す時のやけどの注意
焼き上がったキッシュの器は、見た目より熱くなっています。取り出す時は、天板ごとオーブンから出して、ミトンや厚手の布巾を使ってください。アルミ型は柔らかく、片手で持つとたわんで中身がこぼれることがあります。必ず天板にのせて運ぶのが安全です。
熱い器は、冷ます場所と時間も気をつけたいところです。子どもが触れない高さの、耐熱の台や敷物の上に置きます。冷たい水や濡れた台に熱い耐熱ガラスを置くと、ひび割れの原因になるので、避けてください。取り出す時にオーブンの内側や天板にも触れないよう、手元をよく見てから出しましょう。
ゆきこ( ゚Д゚)『器が見つからない時は、気持ちよく型を1つ買ってしまうのも手ですよね。買う前に、家にある耐熱の器の表示を見直すと、案外ちょうどいい器があるものです』
💡 この困りごとへの提案
代わりの器がどうしても見つからない時の選択肢として、使い捨てのアルミのタルト型があります。洗い物が減り、オーブン可の表示がある物なら、気軽に使えます。パイシートを使い切れる量だけ買う、という考え方と合わせて選ぶと、余らせにくいですよ。
あわせて読みたい
トースターで焼きたい時の考え方は冷凍パイシートはトースターで焼ける?にまとめています。賞味期限が切れたパイシートが冷凍庫に残っていた時は冷凍パイシートの賞味期限が切れていた時もどうぞ。オーブンの天板や網が見当たらない時はオーブンレンジの天板・網の代用、お菓子作り全般の失敗の見直しはお菓子作りでよくある失敗と対処法、トースターを代わりに使う場面はトースターの代わりになるもので見てください。
まとめ:型の代わりはオーブン可の耐熱の器。表示のない器は使わない
- 器はオーブン可の表示で選ぶ。耐熱ガラス・陶器・アルミが目安
- 紙皿・耐熱表示のない容器・レンジ専用の容器は入れない。見た目が似ていても同じです
- 底が生焼けなら先に生地だけ焼く。重しとフォークの穴で形を整える
- もれる・縮むは穴と休ませ方を見直す。のばしすぎない
- 取り出しは天板ごと・ミトン。子どもを近づけない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



コメント