服についたトマトソースのシミ、どう落とす?——油と色の順番、時間がたった時の考え方、漂白剤を使う前に見る洗濯表示と混ぜてはいけない物

子供・育児・子育て

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ミートソースのパスタを食べている途中で、ぽとり。ピザを持ち上げたとたん、ソースが服に。子どもの給食エプロンやスモックに、オレンジ色のシミがついて帰ってきた。トマトソースのシミは、洗っても薄く色が残りやすいので、困りますよね。

先に結論をひとつ。トマトソースのシミは「油」と「色(トマトの色素)」の2つの汚れが重なっていると考えると、落とし方の順番が見えてきます。先に油を台所用の中性洗剤で、残った色を酸素系漂白剤で、という順番です。そして、こすらず、たたくこと、乾燥機やアイロンの熱を当てないこと。この2つが、いちばん大事なポイントです。

ただし、漂白剤は使い方を間違えると危険ですし、服の素材によっては使えません。最初に洗濯表示を見ること、塩素系と酸性の物を混ぜないこと、換気と手袋を忘れないこと。安全のことも、一緒に確認していきます。自分の状況に近い章から読んでみてください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へついた直後・外出先→つまんで取る。裏から押す。こすらない第1章へ ▶落とす順番を知りたい→先に油、次に色の順番で第2章へ ▶漂白剤を使いたい→洗濯表示を見る。混ぜない・換気・手袋第3章へ ▶時間がたってしまった→諦めない。取れない時は専門店へ第4章へ ▶やってはいけないこと→こする・熱を当てる・混ぜる第5章へ ▶

ケース別に読む:ついた直後・外出先の人|落とす順番を知りたい人|漂白剤を使いたい人|時間がたった人|やってはいけないことを知りたい人

4コマ漫画|服についたトマトソース1あっ!服にソースが!食事中にぽとり2ゴシゴシこすろう!こすると広がりやすい3裏から、トントンたたこうまず油から落とす4洗濯表示を見て、色を落とそう次に色を落とす

ついた直後・外出先で——つまんで取る、裏から押さえる、こすらない

トマトソースがついた瞬間は、あわててこすりたくなりますよね。でも、ここでいちばん大切なのはこすらないことです。こすると、シミが繊維の奥へ押し込まれたり、まわりに広がったりします。

  • まず、ついた物を取る。スプーンの背や、使っていない紙ナプキンの角でそっとすくい取ります。ぬぐうのではなく、のせて持ち上げるイメージです
  • 裏から押さえる。シミの裏側に清潔な布やティッシュを当て、表から別のきれいな布で軽くたたきます。汚れが裏の布に移るのを助けるイメージです
  • 水を少しだけ使う。外出先で水が使える時は、ぬらした布の端で、外側から内側に向けて軽くたたきます。広がらないよう、少量ずつ
  • 家に帰ったら、乾く前に洗う。時間がたつほど落ちにくくなるので、早めに次の手順へ進みましょう

子どもの給食エプロンやスモックなど、ほかの食べ物の汚れも含めた考え方は給食エプロンの汚れとにおいに、洗い方の基本はスモックの洗い方にまとめています。

落とす順番——先に油、次に色

トマトソースのシミが厄介なのは、2種類の汚れが合わさっているからです。ひとつはオリーブ油などの油分、もうひとつはトマトの色素。この2つは性質が違うので、落とし方も順番に分けます。

落とす順番は、油が先・色が後1たたく→2油を落とす→3色を落とす→4洗って確認

理由は単純で、油が残っていると、色を落とす薬剤が届きにくいからです。油の膜が色素を包んでいる状態なので、先に油を取り除くと、色が落ちやすくなります。「色を先に漂白剤で」と急ぐより、順番を守った方が結果的に早く落ちます。

油を落とす道具は、台所用の中性洗剤が使いやすいです。お皿の油汚れを落とす洗剤は、衣類の油にも働きます。シミの上に少量をのせ、指先や清潔な歯ブラシの背で、シミの外側から内側へ向けて軽くたたくようになじませます。こすらないのがコツです。しばらく置いたら、ぬるま湯ですすぎます。お湯の温度は、洗濯表示と洗剤の表示の範囲で。熱すぎるお湯は、やけどの心配があるだけでなく、シミが定着する場合もあるので避けましょう。

色を落とす——酸素系漂白剤と、洗濯表示の見方

油を落とした後も、うっすらオレンジ色が残る。これがトマトの色素です。ここで登場するのが酸素系漂白剤。色柄物にも比較的使いやすいとされていますが、必ず先に洗濯表示を見てください。

使う前に、洗濯表示を見る三角のみ漂白剤が使える三角にバツ漂白剤は使えないウール・絹・金属目立たない所で試す
  • 洗濯表示の漂白の記号を確かめます。三角のマークで、漂白剤が使えるかどうかが分かります。バツがついていたら、その服には使いません
  • ウール・絹・金属のボタンや付属品は、傷んだり変色したりすることがあります。使う前に、メーカーの表示や服のタグに従ってください
  • 目立たない所で試す。裾の内側や縫い代など、見えない部分に少しつけて、色落ちや変質がないか確かめてから使います
  • 漂白剤の表示を守る。使う量、お湯の温度、置く時間は、商品の表示と洗濯表示の範囲に従います。熱いお湯は、やけどに気をつけましょう
  • 手袋をして換気をする。肌が弱い人や、小さな子どもがいる家では、特に大切です

漂白剤の使い方は、商品ごとに表示が違います。量や置く時間は商品によって違いますので、必ず手元の商品の表示を読んでください。使った後は、しっかりすすいでから洗濯機で通常どおり洗います。

時間がたったシミ——乾く前でなくても、諦めない

気づいたら、洗濯してもオレンジ色が残っていた。あるいは、ついたのが数日前で、すっかり乾いていた。そういう場合でも、諦めなくて大丈夫なことが多いです。ただし、落とすのに少し手間がかかります。

  • 乾いたシミは、まず湿らせる。固まっているので、水か中性洗剤でなじませて、浮かせます
  • 油から先に落とす。順番は同じです。第2章のやり方で、中性洗剤をたたきながらなじませます
  • 色は、つけ置きの考え方で。酸素系漂白剤の表示にある使い方に従って、服を漂白剤の液に浸す方法があります。時間や濃さは商品の表示で確認してください
  • 何度か繰り返す。一度で落ちなくても、少しずつ薄くなることがあります

それでも落ちない時、デリケートな素材の時、大切な服の時は、クリーニング店に相談するのが安心です。シミの種類と、いつついたかを伝えると、対応してもらいやすくなります。自分で何度も試して素材を傷めるより、早めに専門家へ、という判断もひとつです。

混ぜてはいけない物・やってはいけないこと

ここは、安全のためにもう一度、はっきりまとめておきます。

これだけは、やらない塩素系と酸性は混ぜない熱を当てない換気と手袋
  • 塩素系漂白剤と酸性の物を一緒に使わない。酢、クエン酸、酸性タイプの洗剤などと混ざると、有害なガスが出て大変危険です。同じ時間帯に続けて使う時も、すすぎをしっかりして、別々に。換気をして、手袋をつけてください
  • 塩素系漂白剤は、使える服が限られます。白い綿などで、洗濯表示に使えるとある服だけです。色柄物は色が抜けます。迷う時は酸素系か、そもそも使わない選択を
  • 乾燥機やアイロンの熱を当てない。熱でシミが定着し、取れなくなることがあります。シミが完全に落ちたのを確認してから、乾燥してください
  • ゴシゴシこすらない。繊維が傷み、シミも広がります。たたく、押さえる、が基本です
  • 子どもの手が届かない所に置く。漂白剤や洗剤は、誤飲や目に入るなどの事故が起きないよう、しまう場所にも気をつけます

万が一、混ぜてしまってにおいや目の痛みを感じたら、すぐにその場を離れて、換気をしてください。具合が悪い時は、医療機関に相談を。

ゆきこ( ゚Д゚)『シミ抜きは、「落とそう」と焦るほど、こすってしまいますよね。まずは手を止めて、洗濯表示を見る。その一呼吸が、服を守る近道だと思っています』

💡 この困りごとへの提案

色の汚れを落とすために、粉末の酸素系漂白剤を1つ常備しておくと、いざという時に慌てません。ただし、使う前に必ず洗濯表示を確かめ、塩素系と混ぜないことを守ってください。容器の表示のとおりに、換気と手袋も忘れずに。


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漂白剤で色が抜けてしまった時は漂白剤で色落ちした服の直し方が参考になります。お弁当箱にトマトの色やにおいが移った時はお弁当箱のにおい取りもどうぞ。ソースの味を整えたい時はトマトソースが酸っぱい・コクが足りない時、余った時はトマトソースが余った時・日持ちの考え方にまとめています。

まとめ:こすらない・順番を守る・熱を当てない・混ぜない

  1. ついた直後は、こすらずたたく。外出先では、裏から押さえます
  2. 先に油(中性洗剤)、次に色(酸素系漂白剤)の順で落とします
  3. 漂白剤の前に洗濯表示を見る。ウール・絹・金属は注意し、目立たない所で試します
  4. 塩素系と酸性の物は混ぜない。換気と手袋を忘れません
  5. 乾燥機やアイロンの熱を当てない。落ちない時はクリーニング店へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

服についたトマトソースのシミ抜きの早見表:トマトソースのシミは油と色の2つの汚れが重なっている。ついた直後はこすらず、スプーンなどですくい取り、裏から布を当てて表からたたく。先に台所用の中性洗剤で油を落とし、次に酸素系漂白剤で色を落とす。漂白剤の前に洗濯表示の漂白の記号を確認し、ウール・絹・金属のボタンは注意、目立たない所で試す。塩素系漂白剤は白い綿など表示で使える服だけ、酸性の物(酢・クエン酸・酸性の洗剤)と混ぜない、換気と手袋。時間がたったシミは湿らせて油から落とし、色はつけ置きの表示に従う。乾燥機やアイロンの熱を当てない、ゴシゴシこすらない。落ちない時はクリーニング店に相談

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