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木になった柿や、もらった柿がどっさり。干し柿にしたいけれど、ひもで1個ずつ吊るすのは大変そうですよね。しかも、ヘタのT字の枝が付いていない柿が混ざっていると、「これではそもそも吊るせない」と手が止まってしまいます。
先に結論をひとつ。吊るさなくても、干し網やネットに並べる形で干すことはできます。大事なのは、柿どうしを重ねないこと、風が通ること、雨が当たらないことの3つです。この記事では、干し網・ザル・吊るす形の違い、並べ方、ベランダやマンションでの置き場所、雨や暖かい日の対処を順番に見ていきます。皮のむき方や消毒、揉み方といった基本の作り方は干し柿の作り方にまとまっているので、こちらは「網で干す」ところに絞りますね。
ケース別に読む:ひもが結べない人|並べ方を知りたい人|ベランダ・マンションで干す人|雨や暖かい日が心配な人|ヘタのT字がない人
吊るさなくても干せる?——干し網・ザル・吊るす形の比べ方
干し柿は、柿の水分をゆっくり風で抜いていくものです。だから、柿のまわりを空気が通りさえすれば、吊るす形にこだわらなくても大丈夫と言われています。ひもを結ぶ手間がいらないぶん、数が多い人ほど楽になりますよ。ただ、道具によって向き不向きがあるので、まず表で見比べてみましょう。
| 干し方 | 向く人 | 気をつけること |
|---|---|---|
| ひもで吊るす | ヘタのT字の枝が付いた柿が多い人 | ひもの結びがゆるむと落ちる。柿どうしがぶつからない間隔をあける |
| 吊り下げ式の干し網 | 数が多い人。ひもを結ぶのが苦手な人 | 柿を重ねない。網の中で柿が寄ってきたら並べ直す |
| 平ザル・すのこ | 置く場所が広い人。数が少ない人 | 下から風が抜けにくい。ときどきひっくり返す。置き場所の高さに気をつける |
| ハンガー・洗濯ばさみ | ヘタがまったくない柿が多い人 | 挟む力が弱いと落ちる。くわしくはヘタが取れた時の干し方へ |
表のとおり、数が多くてひもが苦手なら、吊り下げ式の干し網がいちばん手間が少ない形です。目の細かすぎるネットだと風が通りにくくなるので、網目は柿が落ちない範囲で、できるだけ粗い物を選んでください。100円ショップで手に入る洗濯用のネットやカゴを使う人もいますが、細かい布のネットは湿気がこもりやすく、乾きが遅れがちです。使うなら、柿が触れ合わないように並べる前提で考えましょう。
ザルやすのこに並べる場合は、下に空気の通り道を作るのがコツです。地面やテーブルに直に置くと、触れている面が乾かず、湿気もこもります。台や網の足で少し持ち上げて、下からも風が抜ける形にしておくと、乾きのむらが出にくくなります。ザルはときどき柿をひっくり返して、どの面にも風を当ててあげてください。ひもで吊るす形と比べると、場所を取る分、置き場所を先に決めておくことが大切です。
どの形でも共通するのは、柿のまわりに空気の通り道があること。この一点さえ守れていれば、道具は手持ちの物で足りることも多いんです。
干し網に並べる手順——重ねない・間をあける・風を通す
皮をむいて下ごしらえをしたあと、干し網に並べるところからが、この記事の出番です。手順は3つだけ。図で流れをつかんでください。
- 間をあけて並べる。柿どうしが触れていると、その部分が乾きにくく、傷みの入り口になりがちです。重ねず、1個ずつ置きます
- 風が通る日陰へ。強い日ざしに長く当てるより、風が抜ける明るい日陰の方が、きれいに乾きやすいと言われます
- ときどき触って確かめる。同じ場所に長く置いたままだと、網に当たった面が乾きにくくなります。向きを変えながら、様子を見ましょう
何日干せばいいかは、気温や湿度、柿の大きさで大きく変わります。カレンダーの日数より、指で軽く押した感触で見るのが確かです。表面が乾いて、押すとしっかりした弾力があれば、取り込みを考える目安になります。くわしい見極めと、固くなりすぎた時の戻し方は干し柿が固くなった時の戻し方にまとめています。
ベランダ・マンションで干す時の置き場所と決まり
集合住宅のベランダは、風が通りやすい反面、落下や越境のことを先に考えておきたい場所です。置き場所は、図のOKとNGで見ると分かりやすいですよ。
- 手すりの外に出さない。風で揺れて、柿やひもが落ちると人や車に当たるおそれがあります。必ず内側で
- 管理規約を先に見る。ベランダの使い方や、見た目についての決まりがある建物もあります。迷ったら管理会社に聞いておくと安心です
- 汁や鳥のふんが隣に行かない置き方。柿の汁が下の階にたれたり、鳥が来て荒らしたりしないよう、上から別のネットをふたのようにかぶせます
- 子どもやペットの手が届かない高さ。落ちた柿をそのまま口に入れてしまうことがあるためです
ベランダがなければ、窓の内側の風が通る場所も選べます。ただし、家の中は空気がこもりがちなので、窓を少し開けて風を通してください。
雨の日・暖かい日はどうする?——日数より「触った感じ」で見る
干している間に天気が崩れるのは、よくあることです。雨が当たりそうな日は、迷わず屋内の風が通る場所へ取り込みましょう。濡れたまま干し続けるのが、いちばん傷みやすい形です。
もうひとつ、暖かい日が続く時期は乾きが遅れがちで、そのぶんカビの心配も増えます。逆に、風が強くて乾いた日が続くと、表面だけが先に固くなることもあります。気温や湿度を見て、置き場所を変えるのが基本です。
毎日、次の点を目で見て確かめてください。
- 表面に白、緑、黒、青などのふわふわした物や、色のついた点がないか
- 酸っぱいにおいや、お酒のようなにおいがしないか
- ぬめりが出たり、汁がしみ出したりしていないか
ひとつでも当てはまれば、食べずにやめるのが安全です。白い粉のように見える物は、カビとは別の場合もありますが、見分けに迷う時は干し柿のカビの見分け方を見てください。それでも迷ったら、食べないでください。
ヘタのT字がない・ひもが結べない時は
干し網に並べるなら、ヘタのT字の枝は要りません。ヘタが取れた柿も、最初から付いていない柿も、そのまま並べられます。これが網で干すいちばんの強みです。
ただし、柿の数が少なかったり、場所が狭かったりして、どうしても吊るしたい人もいますよね。そんな時は、爪楊枝やクリップ、ハンガーを使う方法があります。やり方と安全面は干し柿のヘタが取れた時の吊るし方に図つきで載せています。柿が落ちて傷や土が付いた時は、干さない方を選んでください。
ゆきこ( ゚Д゚)『皮をむき始める前に、干す場所と雨の日の逃げ場を先に決めておく方が、あとで慌てないと思います』
💡 この困りごとへの提案
干し網は、折りたたんで吊るせて、使わない時はしまっておける物が扱いやすいです。柿を並べる段が複数あれば、ベランダの狭い場所でも数をこなせます。
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干し柿の基本の作り方は干し柿の作り方、カビが心配になった時は干し柿のカビの見分け方、ヘタがない柿の吊るし方は干し柿のヘタが取れた時の吊るし方にあります。できあがった干し柿を置いておく時は柿の保存も見てみてください。
まとめ:干し柿は吊るさなくても干せる。重ねない・風を通す・雨に当てない
- 吊るさなくても干せます。干し網やネットに、重ねずに並べる形で
- 数が多ければ吊り下げ式の干し網が楽。目の粗い物を選ぶ
- ベランダでは手すりの外に出さない。管理規約と、汁・鳥にも注意
- 雨は取り込み、日数より触った感じで見る。暖かい日は乾きが遅れがち
- ふわふわ・色のついた点・におい・ぬめりは食べない。迷ったら食べない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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