【早見表つき】みかんの皮を肥料にするデメリット——虫・カビ・においと、使うなら守ること

家事

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冬はみかんをたくさん食べるので、皮もどんどんたまります。「植物にいいと聞いたし、プランターや庭にまいてしまおうか」と考えたことはありませんか。ただ、そのまま土に埋めたりまいたりすると、虫やカビ、においで困ることがあると言われます。ごみに出すだけでは、もったいないような気もしますよね。

先に結論をひとつ。みかんの皮は、そのまま使うと困りごとが出やすく、使うなら「細かく刻んで、乾かして、少量を、土とよく混ぜる」のが基本の考え方です。また、皮が植物を元気にする、肥料の代わりになる、と決めつけることはできません。まず3つの使い方を早見表で見比べて、そのあと場面ごとの注意を見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ皮をそのまま埋める→虫・カビ・においが出やすい第1章へ ▶使い方を比べたい→そのまま・乾燥・堆肥を表で第2章へ ▶プランターや鉢で→量と水はけに注意第3章へ ▶使うなら守ること→刻む・乾かす・少量を混ぜる第4章へ ▶向かない場面は?→室内・ベランダ・カビた皮第5章へ ▶

ケース別に読む:そのまま埋めたい人|3つの方法を比べたい人|プランターや鉢で使いたい人|使うなら守ることを知りたい人|向かない場面を知りたい人

そのまま埋める・まくとどうなる?——虫・カビ・においが出やすい

みかんの皮には、表面に油分があり、分解されにくい性質があると言われます。生の皮をそのまま土に埋めたり、上にまいたりすると、土の中でなかなか分解が進まず、ぐずぐずと傷んで、カビやにおいのもとになることがあります。

よく挙げられる困りごとは次のとおりです。

  • カビが生えやすい。皮の上に白や緑のふわふわが出ます
  • コバエなどの虫が寄りやすい。甘いにおいに引かれて集まります
  • においが出る。傷むと、すっぱいにおいや、いやなにおいが出ます
  • 見た目が悪い。いつまでも皮の形が残り、土の上に散らかって見えます
  • 分解に時間がかかる。思ったよりも長く、形が残ります

「自然の物だから土に返るはず」と思いがちですが、条件がそろわないと、うまく分解されないどころか、困りごとのもとになることがあります。庭の隅に置いたつもりが、いつの間にか虫が集まっていた、ということにもなりかねません。

皮を捨てるのが気になる気持ちは自然ですが、「土に返せば役に立つ」と考えて急いで埋めるより、まず困りごとが出るしくみを知っておく方が安心です。生ごみとして出すのも、立派な選択肢のひとつです。

そのまま・乾燥・堆肥の早見表——デメリットを比べる

みかんの皮を土に使う時の方法は、大きく3つに分けて考えられます。それぞれのデメリットを一覧にしました。

使い方 虫 カビ におい 手間・時間
そのまま埋める・まく 寄りやすい 出やすい 出やすい 手間は少ないが分解に時間がかかる
細かく刻んで乾かして混ぜる そのままより出にくい 乾き方が足りないと出る そのままより出にくい 刻む・乾かす手間がかかる
コンポストなどで堆肥にしてから使う 管理がよければ出にくい 管理次第 管理次第 時間がかかる。置き場所が必要

表のとおり、どの方法でも「完全に安心」とは言えません。いちばん手間が少ないのは「そのまま」ですが、その分、困りごとも出やすい方法です。乾燥や堆肥は手間がかかりますが、その分、そのまま使うより困りごとが少なくなると言われています。

ここで言う「出やすい・出にくい」は、あくまで一般的な目安です。気温や湿気、土の状態、使う量によって変わります。

ゆきこ( ゚Д゚)『「植物にいいから」と聞くと、つい試したくなりますよね。でも、試す前に「虫やカビが出たらどうするか」まで考えておくと、あとで困らないと思います』

プランター・鉢に使う時の注意——量と水はけ

土の量が限られているプランターや鉢は、庭の地面よりも困りごとが出やすい場所です。理由は、皮の分量が土に対して多くなりやすいことと、水が抜けにくいためです。

  • 土の表面に置くと、カビやコバエのもとになる。見える場所に皮を置きっぱなしにしないでください
  • 量が多いと、土が湿ったままになり、根に悪さをすることがある。ごく少量にとどめます
  • 水はけが悪い鉢は特に注意。鉢底の水はけは鉢底石はいらない?で整理しています
場面ごとの目安室内の鉢に生で虫やカビが出やすい→カビた皮使わずに処分する→刻んで乾かして少量を土と混ぜる

集合住宅のベランダのプランターは、特に注意が必要です。においや虫が出ると、隣の部屋や上下の階に迷惑がかかることもあります。ベランダでは、皮を使わない選択をするのも立派な方法です。

使うなら守ること——刻んで、乾かして、少量を、よく混ぜる

それでも「皮を土に生かしたい」と考える場合は、次の流れが基本の考え方です。

使うなら守る4つの順番1細かく刻む小さいほど分解→2よく乾かす湿ったままは避ける→3少量にするひとつまみずつ→4土と混ぜる表面に残さない
  1. 細かく刻む。大きいままだと、分解に時間がかかります
  2. ざるに広げて、よく乾かす。生乾きだとカビやすいので、パリッとするまで
  3. 少量にする。まとめて大量には使いません
  4. 土とよく混ぜる。表面に残さず、土の中でなじませます

もうひとつの方法は、コンポストなどの容器で堆肥にしてから使う方法です。ただし、柑橘の皮は分解に時間がかかるため、ほかの生ごみと混ぜるなど、容器の説明書に従うのが無難です。管理が悪いと、においや虫の原因になります。生ごみ全体の扱いは生ごみを冷凍する方法、においが気になる時は生ごみ処理機のにおいが参考になります。

💡 この困りごとへの提案

堆肥づくりには、蓋つきで通気のよい家庭用コンポストがあると、においや虫の心配を減らしやすくなります。置き場所とお手入れの手間まで考えて選んでください。


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なお、これらの方法をとっても、植物が元気になる、肥料の代わりになると決めつけることはできません。効き目は土や植物、季節によっても変わります。「困りごとを減らして、無理のない範囲で取り入れる」くらいの気持ちで進めるのがちょうどよいと思います。

向かない場面——室内の鉢、ベランダ、カビた皮

場面 考え方
室内の鉢 虫やカビ、においが気になりやすい。使わない方が安心
集合住宅のベランダ においや虫が隣近所の迷惑になることも。使わない選択も
カビが生えた皮 土に使わない。そのまま処分する
水はけの悪い鉢・プランター 湿ったままになり、困りごとが出やすい
庭の地面に少量 刻んで乾かし、土と混ぜれば困りごとは出にくい

みかんの皮にカビが出ていた場合は、土に使わず、そのまま処分しましょう。カビが出ている物は、皮に限らず、まわりのみかんにも広がっているかもしれません。皮の黒い点や白い粉が気になる時はみかんの皮に黒い点や白い粉がある時の見分け方で確認できます。箱のみかんを長く置く時の注意は箱のみかんの保存方法に整理しています。

皮の別の使い道として、お風呂に使う方法もあります。やり方と肌の注意は入浴剤の代わりに使える物に載せています。土に使うのが難しいと感じたら、無理せずほかの形で楽しむのも、ひとつの考え方です。

試すとしても、最初は鉢や庭の一角など、小さな場所で少しだけにしてください。虫が出てきた、カビが見える、いやなにおいがする、という変化があれば、そこでやめて、皮を取り除いて処分します。続けるかどうかは、様子を見ながら決めれば大丈夫です。

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皮の見た目が気になる時はみかんの皮に黒い点や白い粉がある時の見分け方、箱みかんの保存は箱のみかんの保存方法、皮の別の使い道は入浴剤の代わりに使える物、生ごみの扱いは生ごみを冷凍する方法にまとめています。

まとめ:そのままは避けて、刻んで乾かして少量を。向かない場面は使わない

  1. 生の皮をそのまま埋めると、カビ・虫・においが出やすい
  2. 使うなら、刻んで、乾かして、少量を、土とよく混ぜる
  3. プランターや鉢は量と水はけに注意。室内やベランダは使わない選択も
  4. カビた皮は使わずに処分する
  5. 肥料の代わりになるとは限らない。試すなら無理のない範囲で

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

みかんの皮を肥料にするデメリットの早見表:生の皮をそのまま土に埋めたりまいたりすると、分解に時間がかかり、カビ、コバエなどの虫、においが出やすい。使い方はそのまま、乾燥、堆肥の三つで、そのままは手間が少ないが困りごとが出やすい。使うなら、細かく刻み、よく乾かし、少量にして、土とよく混ぜる。プランターや鉢は量と水はけに注意し、室内の鉢や集合住宅のベランダ、水はけの悪い鉢、カビが生えた皮は向かない。肥料の代わりになる、植物が元気になるとは限らない

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