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夏から秋、草むらや家の壁で、緑色のキリギリスのような虫を見かけることがありますよね。「これ、キリギリス?」と調べると、ヤブキリやウマオイという名前が出てきて、どっちなのか迷います。どちらも緑色で、細長い脚と長い触角を持っているので、ぱっと見では区別しにくいんです。
先に結論をひとつ。どちらも緑色のキリギリスのなかま。ヤブキリは体つきががっしりして大きめで、背中に茶色い線があることが多いと言われます。ウマオイは体が細めで、背中が茶色っぽく、「スイッチョン」と鳴く虫として知られています。ただし個体差もあるので、いくつかの特徴を重ねて見ていきましょう。かむことがあるので、つかまえる前に、扱い方も押さえておきます。
ケース別に読む:体つきで見分けたい人|早見表で比べたい人|いる場所や季節を知りたい人|かむか心配な人|家に入ってきた人|ペット・子どもがいる人
まず体つきを見る——がっしりか、ほっそりか
見分けの第一歩は、全体の印象です。頭が大きく、胴体がずんぐりしているなら、ヤブキリの可能性があります。全体にほっそりして、脚と翅が長く見えるなら、ウマオイのなかまの形です。
大きさは、ヤブキリのほうが少し大きく見えると言われますが、どちらも成虫は「親指くらい」の長さに見えます。大きさだけで決めるのは危ないです。体つきの太さと、次の背中の線を合わせて見てください。
迷った時に役立つのが、写真です。見分けるなら、真上から背中、真横から全身、できれば顔のあたりの3方向を撮っておくと、あとで図鑑と見比べやすくなります。虫に近づきすぎると逃げたり、驚いてかんだりするので、スマホのズームを使って、少し離れて撮ります。フラッシュは、虫を驚かせるので使わないほうが無難です。
見つけた日の様子も、メモしておくと役に立ちます。木の上だったのか、草の上だったのか、夜の明かりに寄ってきたのかを書き留めておけば、次の章の「いる場所」と照らし合わせられます。
見分けの早見表——背中・体つき・いる場所・季節
| 見る所 | ヤブキリ | ウマオイ |
|---|---|---|
| 体つき | がっしり、頭が大きめ | ほっそり、脚と翅が長い |
| 背中 | 茶色い線が入ることが多い | 背中が茶色っぽい帯になる |
| いる場所 | 林のふちや木の上、茂みの高めの所 | 草むらや低い木、つる草のまわり |
| 見られる季節 | 夏から秋 | 夏から秋 |
| 鳴き声の聞きなし | ー | 「スイッチョン」と聞こえると言われる |
背中は、写真で見るとわかりやすいです。背中の真ん中に、細めの茶色い線が走るのがヤブキリに多く、背中の広い範囲が茶色っぽく見えるのがウマオイに多いと言われます。ただし、どちらも緑色で、成長の途中だと見た目が変わるので、迷う時は無理に決めなくて大丈夫です。
いる場所と季節——木の上か、草むらか
見つけた場所も、ヒントになります。木の上や林のふち、背の高い茂みで見かけるならヤブキリ、草むらや低い木の葉で見かけるならウマオイ、という傾向があると言われます。夜に明かりのある窓や壁に寄ってくることがあるのは、どちらにも言えることです。
茶色くて胴体が太く、地面に近い所にいる場合は、キリギリスの可能性もあります。キリギリスとの違いは、ヤブキリとキリギリスの違いにまとめています。ここでは、緑色の2種に絞ります。
どの虫も、公園や河川敷、私有地で見つけた場合は、持ち帰りません。人の庭をのぞき込むような観察も避けて、道から見える範囲でとどめます。
季節が進んで寒くなると、緑のキリギリスのなかまは姿を見なくなっていきます。これは自然なことなので、見かけなくなったからといって心配はいりません。草むらや木の根元で卵や幼虫のようなものを見つけても、触らず、そのままにしておきます。
かむことがある——素手でつかまない
ヤブキリもウマオイも、肉食寄りで、あごが強いと言われます。小さな虫を食べる習性があり、つかまえようとすると、指をかむことがあります。痛いので、指は近づけないでください。
- 素手でつかまない。指を近づけて、かませようとしない
- 見るだけ。写真に撮るなら、少し離れて
- 虫を叩いたり、つぶしたりしない。殺さずに外へ出すのが基本です
- 羽や脚を持たない。傷つけてしまいます
- かまれて腫れや痛みが続く時は、医療機関に相談します
家に入ってきた時——コップと紙で外へ出す
夜に窓を開けていたり、網戸にすき間があったりすると、家の中に入ってくることがあります。壁やカーテンにとまっているのを見つけたら、慌てず、素手で触らずに、コップをかぶせて、下に紙を差し込み、そのまま外へ出します。
- 虫の上から、透明なコップをそっとかぶせます。勢いよく押さえつけると、虫を傷つけてしまいます
- コップと壁の間に、厚めの紙をゆっくり差し込みます
- 紙をコップの口に当てたまま、外の草や木の根元へ運びます
- コップを傾けて、そっと放します
入り込む場所が気になる時は、網戸のすき間を見直します。網戸の使い方は網戸を閉めてるのに虫が入る原因と網戸は右と左どっち側が正解?にまとめています。夜は部屋の明かりに寄ってくるので、窓を開ける時間を短くするのも手です。
ペット・子どもがいる時と、観察のマナー
- 犬や猫:虫を見つけると追いかけます。かまれたり、口に入れたりしないよう、虫に近づけないようにします
- 小さな子ども:「つかまえたい」と手を伸ばしがちです。素手でつかまないこと、かむことがあることを、先に伝えておきます
- 観察は、少し離れて静かに。虫が逃げたら、追いかけません
- 公園や自然の中の虫は、持ち帰らず、その場で見るだけにします
子どもと一緒に観察する時は、見つけた虫を指さして「これ、なんだろうね」と一緒に調べる形にすると、手を出したい気持ちが落ち着きやすいです。「触ると痛いかもしれないから、見るだけにしよう」と、理由を添えて伝えておくと、納得しやすくなります。観察が終わったら、手を洗う習慣も一緒に。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、緑のキリギリスみたいな虫は、名前を決めるより先に、素手でつかまないことのほうが大事だと思います。見分けは、ゆっくり写真を撮ってからでも遅くないですよね』
💡 この困りごとへの提案
名前を調べる時は、写真が多い図鑑が1冊あると、見比べがしやすいです。
子どもと観察する時——離れて見る・素手でつかまない・持ち帰らない
虫に興味を持つ子は多いので、見つけた時にどう動くかを、先に決めておくと安心です。
- 離れて見る。虫に顔を近づけすぎない。しゃがんで、少し離れた位置から眺めます
- 素手でつかまない。かむことがあるので、指を近づけないように伝えます
- 叩かない・つぶさない。見終わったら、そのままにして離れます
- 持ち帰らない。公園や河川敷、学校の周りの虫は、その場で観察するだけにします
- 公園の決まりを守る。立ち入りできない場所には入らず、木や草を折ったり、人の敷地をのぞき込んだりしません
- 観察のあとは、手を洗います
家の中に入ってきた時も、子どもに先に手を出させず、大人がコップと紙で外へ出す様子を見せると、触らないで助ける方法を覚えやすいです。
あわせて読みたい
茶色くて太い虫の見分けはヤブキリとキリギリスの違いへ。虫が入ってくる網戸の使い方は網戸は右と左どっち側が正解?もどうぞ。ちなみに台所の話ですが、焼き豚とチャーシューは何が違う?もあります。
まとめ:体つきと背中の線で見分ける。素手でつかまず、コップと紙で外へ
- どちらも緑色のキリギリスのなかま。ヤブキリはがっしり、ウマオイはほっそり
- 背中を見る。茶色い線ならヤブキリ、茶色っぽい帯ならウマオイに多い
- いる場所と季節も手がかり。木の上か、草むらか。夏から秋に見られる
- かむことがあるので、素手でつかまない。殺さない、叩かない
- 家に入ったら、コップをかぶせて紙を差し込み、外の草や木の根元へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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