ルリビタキはどこにいる?——冬の公園や林で、青い小鳥を見つける場所と見方

生活

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冬の公園に、青い背中の小さな鳥がいるらしい。そんな話を聞くと、一度は見てみたくなりますよね。名前はルリビタキ。ところが、探してみるとなかなか見つかりません。広場や芝生をながめていても、青い鳥はどこにも見えなくて、「そもそもどこにいるの?」と首をかしげる人は多いようです。

先に結論です。ルリビタキは、夏は山の林で過ごし、冬は平地の公園や林、低い山に下りてくることが多いと言われています。そして冬の姿は、明るい広場ではなく、薄暗い林の中で地面に近い枝にいることが多いんです。青いのはオスの成鳥で、メスや若い鳥はオリーブ色っぽく見えます。場所の探し方、時間、色の違いを順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 探し方の悩みからどこに行けば会える?→冬は平地の公園や林へ第1章へ ▶広場では見つからない→薄暗い林の低い枝が狙い目第2章へ ▶青くない小鳥だった→メスや若鳥はオリーブ色第3章へ ▶似た青い鳥と迷う→オオルリなどと比べる第4章へ ▶

ケース別に読む:どこにいるか知りたい人|探しても見つからない人|青くない小鳥を見た人|似た鳥と迷う人|観察の決まりを知りたい人

4コマ漫画|青い小鳥を探す1青い小鳥、会ってみたい冬冬の公園へ出かけます2広場にはいないなあ明るい広場ばかり見がち3林の低い枝を見よう離れて、静かにのぞく4青い背中、いた!場所が分かると会いやすい

ルリビタキはどこにいる?——夏と冬で居場所が変わる

ルリビタキは、季節で居場所を変える小鳥だと言われています。夏は山の林で子育てをし、寒くなると平地の公園や林、低い山に下りてくる、というのが大まかな流れです。つまり、冬の公園や近くの林は、ふだんは山にいる鳥に会えるチャンスの場所なんです。

春や夏に探しても、平地ではなかなか見られないと言われます。見たい人は、「冬から早春の公園や林」と覚えておくと、出かける時期を決めやすくなります。何月ごろ、と細かく決める必要はありません。地域によって下りてくる時期が違うので、近くの公園の自然観察の案内や、野鳥の会の掲示も参考にしてください。

どの地域でも同じように見られるわけではありません。山の近い地域か、平野の街中か、海ぞいかで、下りてくる鳥の数も、見られる公園も違うと言われます。他の地域の話を聞いても、そのまま自分の町に当てはまるとは限らないんです。まずは、いちばん近い大きめの公園や、緑の多い林のある場所から試すと、無理なく続けられます。

公園や林でも、場所を選ぶ必要があります。よく手入れされた広場や明るい芝生より、木が茂って少し暗い、落ち葉のあるところのほうが可能性があると言われます。次の章で、探す場所を絞っていきましょう。

見つけやすい場所は、薄暗い林の低い枝

ルリビタキは、高い木のてっぺんではなく、低い枝や地面の近くで動くことが多いと言われます。林の中の、薄暗くて枝が低く張った場所が狙い目です。

探す場所は林の下のほう低い枝がねらい目薄暗い林の中地面に下りることも
  • 林のふちや小道ぞい。木が茂って、足元に落ち葉のある場所です
  • 朝のうち。鳥の動きが活発になる時間帯だと言われます
  • 低い枝、地面、茂みのそば。高い枝を見上げるより、目の高さから下へ視線を向けます
  • 尾を上下に動かす動き。動きのあるものを見つけると、小さな体でも目に入りやすくなります

コツは、ゆっくり歩いて、止まって、静かに待つこと。ルリビタキは人の気配に敏感な鳥と言われます。近づいて追いかけるより、同じ場所で少し待つほうが、結果的に長く姿を見られることが多いです。

出かける時の服装も、実は大切です。派手な色や、歩くたびにこすれて音の出る上着は、小鳥が警戒しやすいと言われます。落ち着いた色の服で、足音をたてずにゆっくり歩き、気になる枝の前で足を止める。それだけで、見つかる確率はぐっと変わるはずです。冬の林は冷えますし、足元が滑りやすい場所もあるので、あたたかい服装と、歩きやすい靴で出かけてください。

見つけたら、近づこうとせず、その場で双眼鏡を構えて、色や形、動きをゆっくり確かめます。写真を撮る場合も、鳥のほうが先に動いたら無理に追わないようにしましょう。

青いのはオスの成鳥。メスや若い鳥は色が違う

「青い小鳥」を探していると、青くない個体に気づかずに通りすぎてしまうことがあります。青い背中をもつのはオスの成鳥です。メスや若い鳥は、背中がオリーブ色っぽい茶色で、脇のだいだい色が手がかりになると言われます。

色の違い(イメージ)オスの成鳥青い背中メスオリーブ色若い鳥メスに近い
見た目 手がかり よくある思い違い
オスの成鳥 背中や頭が青い。眉のような白い線。脇がだいだい色 名前どおりの青を期待して、青くない個体を見逃す
メス 体はオリーブ色っぽい。脇はだいだい色。尾に青みが出ることがあると言われる 別の小鳥だと思ってしまう
若い鳥 メスに近い色。成長して青くなると言われる 青くないから別種だと決めつける

オスの青が出るまでには、時間がかかると言われます。青くない小鳥の中にも、ルリビタキが混ざっていることがあるんです。「脇のだいだい色」と「尾の動き」を覚えておくと、見逃しにくくなります。

大きさと、似た青い鳥との違い

大きさは、スズメくらいと覚えておけば迷いません。丸っこくて小さく、木の枝にちょこんと止まっていると、意外に目立たない鳥です。

青い鳥は、ほかにもいます。見分けのヒントを並べておきます。

  • オオルリ:夏の間に林で見られる鳥と言われ、全身が鮮やかな青。ルリビタキとは季節が違います
  • ジョウビタキ:冬に公園や住宅地で見られる鳥。お腹がだいだい色で、翼に白い斑があると言われます
  • ルリビタキ:冬に林の薄暗い場所で、低い所にいる小鳥。オスは背が青く、脇がだいだい色

季節と場所を組み合わせると、似た鳥との区別がつきやすくなります。冬の薄暗い林の中の、低い枝にいる青い小鳥なら、ルリビタキの可能性を考えてみてください。

名前の「ルリ」は、深みのある青い色の呼び名からきていると言われます。ヒタキのなかまの小鳥で、小さく丸い体つきと、青い背中の組み合わせが、多くの人をひきつけてきました。名前の由来を知っておくと、図鑑や観察会で名前を聞いた時に、ぐっと覚えやすくなります。

ゆきこ( ゚Д゚)『青い鳥を探す時は、色より先に、場所と季節を決めるのがいちばん近道だと思います』

観察する時の決まり——離れて静かに、が基本です

ルリビタキに限らず、野鳥の観察には守りたいことがあります。野鳥は法律で守られていると言われていて、見るだけにするのが決まりごとです。

離れて静かに見る近づく・えさ・巣
  • 捕まえない・飼わない。見るだけで楽しむのが基本です
  • えさをやらない。巣箱やえさ台を勝手にかけるのも避けます
  • 巣やヒナに近づかない・触らない。ヒナを見つけても拾いません
  • 公園や私有地では、その場所の決まりに従う。立入禁止の場所や、他人の敷地には入りません。木の枝が敷地の境界からはみ出していても、勝手に入らず道から見ます
  • 子どもと犬や猫は鳥に近づけない。大人がそばについて、静かに見ます

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まとめ:冬の薄暗い林の低い枝を、離れて静かに探す

  1. 夏は山、冬は平地の林や公園。季節で居場所が変わると言われます
  2. 探す場所は薄暗い林の低い枝。広場や木のてっぺんより、下のほうを見ます
  3. 青いのはオスの成鳥。メスや若い鳥はオリーブ色で、脇がだいだい色です
  4. 大きさはスズメくらい。オオルリやジョウビタキとは季節と場所で区別します
  5. 離れて静かに見る。捕まえず、えさをやらず、巣やヒナに触りません

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ルリビタキはどこにいるかの早見表:夏は山の林、冬は平地の公園や林や低い山に下りてくることが多いと言われる。探す場所は薄暗い林の低い枝や地面の近く。青いのはオスの成鳥で、メスや若い鳥はオリーブ色っぽく脇がだいだい色。大きさはスズメくらい。オオルリは夏の林、ジョウビタキはお腹がだいだい色で翼に白い斑。観察は離れて静かに双眼鏡で見て、捕まえない、えさをやらない、巣やヒナに触らない、公園や私有地の決まりを守る

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