スウェットの袖口のリブが伸びた時——戻す考え方と、伸ばさない扱い方

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スウェットの袖口や裾のリブが、ゆるゆるに伸びてしまった。袖口がずり落ちる、裾がたるんで広がる。そんな状態になると、まだ着られるのに、なんだか残念ですよね。元の締まりに戻せないものかな、と考えるのは自然なことです。

先に結論をひとつ。袖口や裾のリブ(ゴム編みの部分)が伸びた時は、洗濯表示を見て、蒸気を当てたり湿らせたりしてから、手で縮めるように形を整え、そのまま乾かすと少し戻ることがあります。ただし、完全に戻るとは限りません。伸びが大きい時は、ゴム糸を裏から通す、お直し店でリブを付け替える、という方法もあります。袖をまくって引っぱる、ハンガーに袖口を引っかける、といった扱いが伸びる原因になりやすいので、そこも見直したいところです。

伸び方や、これからやりたいことによって、見る場所が変わります。下の図から、自分の場面を探してみてください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へリブが伸びた→原因と状態を見る第1章へ ▶少し伸びた→スチーム・湿らせて整える第2章へ ▶大きく伸びた→ゴム糸・お直し店第3章へ ▶これ以上伸ばしたくない→扱い方を見直す第4章へ ▶素材が分からない→洗濯表示を見る第5章へ ▶

ケース別に読む:リブが伸びた人|少し伸びた人|大きく伸びた人|これ以上伸ばしたくない人|素材が分からない人

4コマ漫画|スウェットの袖口のリブ1困った場面袖口がゆるゆる…リブが伸びてしまった2やりがちなNGぐいっとまくって引っぱる引っぱると伸びやすい3正しい対処表示を見て離して蒸気を当てよう蒸気は離して当てる4結果とひとことまくらずたたんでしまおう扱い方で伸びを防ぐ

リブが伸びる原因と、伸び方の見分け方

まずは、なぜ伸びたのかを振り返ります。原因が分かると、戻す時の方針も、次からの扱い方も決めやすくなるからです。

伸びた原因 起きやすいこと 見直すところ
袖をまくる・引っぱる 脱ぎ着や作業のたびに、袖口が広がる まくる時は、ゆるめに折る
ハンガーに引っかける 重みで、袖口や裾が下に引かれる たたんでしまう、肩を支えるハンガーで
濡れたまま引っぱる 水を含むと生地が伸びやすい 洗濯後は、形を整えて干す
強い脱水や乾燥機 力と熱で、リブがゆるみやすい 洗濯表示どおりの洗い方に

伸び方は大きく二つに分けられます。少し伸びたのなら、袖口が手首に当たる感じが前より弱い程度。大きく伸びたのなら、袖口が手の甲まで落ちたり、裾が波打ったままだったりする状態です。少しの伸びなら、家で試せる方法があります。

スウェットのリブは、体の動きに合わせて伸び縮みする作りになっています。ただ、毎日のように引っぱられたり、重みがかかったりすると、少しずつ元に戻りにくくなります。素材は服のタグの組成表示で確かめられるので、手を加える前に、洗濯表示とあわせて見ておきましょう。

少し伸びた時の戻し方——蒸気か湿らせて、縮めるように整える

少しの伸びなら、洗濯表示で水や蒸気を使ってよい服であることを確かめたうえで、次の流れで試します。

1表示を見る蒸気や水を使える服か2蒸気は離して熱いのでやけど注意3縮めるように整える冷めてから形を整える
  1. 洗濯表示を見る。アイロンやスチームの可否、水を使ってよいかを確認します
  2. 蒸気を、服から離して当てる。または、ぬるま湯で軽く湿らせます。温度は洗濯表示とスチーマーの取扱説明書どおりに
  3. 冷めてから、手で縮めるように形を整える。ぐいぐい引かず、リブを内側に寄せるイメージです
  4. 形を整えたまま、平らな所で乾かす。乾くまで触りすぎないのがコツです

スチームは、とても熱い蒸気です。やけどに気をつけて、次のことを守ってください。

  • 服を着たまま当てない。必ず脱いで、平らな所に置いてから当てます
  • 蒸気を手や顔に向けない。服に当てる時も、離して当て、冷めるまでリブにふれません
  • 取扱説明書どおりに使う。温度や当てる時間は、製品の表示に従います
  • 子どもの手の届かない所に置く。使い終わっても、しばらくは熱が残ります

蒸気や湿りで戻る量は、服によって違います。完全に元どおりになるとは限りませんし、何度も繰り返すと生地が傷むこともあります。着られる程度に締まりが戻ればよし、くらいの気持ちで進めるのが安心です。

大きく伸びた時——ゴム糸を通す・お直し店で付け替える

見て分かるほど伸びてしまった時は、蒸気や湿らせるだけでは戻りにくいことがあります。その場合は、次の二つの方法が考えられます。

1状態を見る伸びの大きさを確かめる2ゴム糸を通す針は数えて戻す3きつくしすぎない迷う時はお直し店へ
  • ゴム糸を、裏から通す。リブの内側の編み目に沿って、針でゴム糸を通し、締まりを足す方法です
  • お直し店で、リブを付け替える。仕上がりを重視する時や、大切な服に向いています

ゴム糸を通す時は、表から目立たないように、裏側の編み目に通すのがポイントです。通したあとは、袖を通して締まり具合を確かめます。きつくしすぎると腕に跡が残るので、少しゆるめを意識して、結んでください。

針とはさみを使う作業です。針は使う前と使ったあとで本数を数え、針山に戻します。はさみの刃先は、人にも自分にも向けません。糸くずや針は、床に落としたままにせず、必ず見つけてから作業を終えましょう。小さな子がいる家では、道具を子どもの手の届かない所にしまいます。

慣れていない時は、無理に自分で直さず、お直し店に相談するのも一つの方法です。付け替えができるかどうかは、服の作りや素材で変わります。タグの表示と、伸びた場所の写真を見せて聞くと、話が早く進みます。

これ以上伸ばしたくない——扱い方の見直し

戻したあとも、同じ扱いを続けると、またリブが伸びてしまいます。伸ばさないための見直しを、図にしました。

まくって引っぱるリブが伸びやすい袖口をつるす重みで伸びやすいたたんでしまう袖口に力をかけない
  • 袖をまくる時は、ゆるめに折る。ぐいっと引き上げると、リブが広がります
  • ハンガーに袖口や裾を引っかけない。重みでリブが下に引かれます。たたんでしまうのがおすすめです
  • 濡れた状態で引っぱらない。洗濯後は、形を整えてから干します
  • 洗濯表示どおりに洗う。強い脱水や乾燥機は、表示を見てから

家族みんなで着るスウェットなら、「袖口を引っぱらない」という約束を共有しておくと、リブの伸びを防ぎやすくなります。脱ぐ時は、袖口をつかんで引き抜かず、肩や身ごろから脱ぐように意識するだけでも、リブへの負担は変わります。

しまう時は、重ねすぎないことも大切です。上に重い物をのせると、リブがつぶれて形が崩れやすくなります。引き出しやカゴに、たたんでゆるく入れておくと、リブへの負担が減らせます。洗うときの縮みや形の崩れについては、スウェットが縮んだ時にもまとめています。

ゆきこ( ゚Д゚)『リブが伸びてしまうと、つい強く引っぱって戻したくなりますよね。まず洗濯表示を見て、力ずくにならないのが大事だと思います』

素材が分からない・迷った時のよくある疑問

  • 素材が分からない タグの洗濯表示と組成表示を見ます。分からない時は、目立たない所で試すか、お直し店に相談します
  • 何度戻しても、また伸びる ゴムの力そのものが弱くなっている可能性があります。ゴム糸を通すか、付け替えを考えます
  • 蒸気を当てても戻らない リブの伸びが大きい可能性があります。無理に何度もやらず、別の方法を選びます
  • 洗濯で戻せる? 洗うだけでは戻りにくいことが多いです。洗い方は、洗濯表示どおりに

どの方法も、完全に元どおりになるとは限りません。「着られる程度に締まりが戻る」ことを目標にして、無理のない範囲で試すのが安心です。蒸気や針を使う時は、必ず取扱説明書や表示を確かめましょう。

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蒸気で形を整える時は、衣類用のスチーマーがあると手軽です。かけたまま使えるタイプもありますが、使い方は取扱説明書どおりにしてください。


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洗濯で縮んだ時の考え方はスウェットが縮んだ時に、針で糸を通す手作業の注意はジャージのほつれにまとめています。手を動かす直しものつながりでは、豆椅子の座面を交換してリメイクするもどうぞ。

まとめ:原因を振り返り、少しなら蒸気で整え、大きい時はゴム糸かお直し店

  1. まず洗濯表示を見る。蒸気や水を使ってよい服かを確かめる
  2. 少し伸びたなら、蒸気か湿らせて整える。完全には戻らないこともある
  3. 蒸気はやけどに注意。離して当て、冷めるまで触らない
  4. 大きく伸びたら、ゴム糸かお直し店。針の本数を数えて戻す
  5. 袖をまくらず、たたんでしまう。ハンガーに袖口を引っかけない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

スウェットの袖口のリブが伸びた時の早見表:まず洗濯表示を見る。伸びる原因は、袖をまくって引っぱる、ハンガーに袖口を引っかける、濡れたまま引っぱる、強い脱水や乾燥機。少し伸びた時は、蒸気を服から離して当てるか、ぬるま湯で軽く湿らせ、冷めてから手で縮めるように形を整えて乾かす。蒸気はやけどに注意し、服を着たまま当てない。完全には戻らないこともある。大きく伸びた時は、裏からゴム糸を通すか、お直し店でリブを付け替える。針は本数を数えて戻し、子どもの手の届かない所へ。袖をまくらず、たたんでしまう

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