プラスチックの黄ばみと重曹——落ちる汚れ・落ちない変色の見分け方

家事

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プラスチックの保存容器が黄色くなってきた。白かった家電や小物が、いつの間にかくすんでいる。重曹でこすれば白くなるのかな、と思いますよね。でも、やってみても変わらないことがあります。

先に結論をひとつ。プラスチックの黄ばみには、表面についた汚れと、素材そのものの変色の2種類があります。表面の汚れは、重曹や中性洗剤でゆるめて落ちることがありますが、日光や熱、年数による変色は戻らないことが多いんです。見分けてから手をかけると、むだなく進められます。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ全体がむらなく黄色→素材の変色で戻りにくい第1章へ ▶ベタつく・色が付く→表面の汚れ。洗ってゆるめる第3章へ ▶カレーの色移り→洗剤で洗い、表示を見る第4章へ ▶強くこすりたい→待って。やめたいことを確認第5章へ ▶黄ばませたくない→ガラスの容器にする第6章へ ▶

ケース別に読む:黄ばみの正体を知りたい人|見分け方を知りたい人|重曹で洗いたい人|色移りが気になる人|こすりたくなっている人|黄ばませたくない人

4コマ漫画|プラスチックの黄ばみ①困った場面容器が黄色くなってきた…黄ばみ1保存容器がくすんできた②やりがちなNG硬いたわしでごしごし強くこする2強くこすって傷が付く③正しい対処汚れか変色か見分けよう見分け3汚れか変色かを見分ける④結果やさしく洗ってすっきり洗えた4落ちる汚れはやさしく

黄ばみの正体は2種類——表面の汚れと、素材の変色

表面の汚れは、油・皮脂・食べ物の色素などが、プラスチックの表面にくっついたものです。触るとベタつく、指でこすると色が付く、といった特徴があります。こちらは洗えば薄くなる可能性があります。

素材そのものの変色は、日光に当たったり、熱が加わったり、年月がたったりして、プラスチックが内側から色を変えたものです。全体がむらなく黄色い、洗ってもまったく変わらない、といった特徴があります。この場合は、重曹でこすっても戻りにくく、こするほど表面に傷が付いて、かえって汚れがたまりやすくなります。

見分ける簡単な方法は、目立たない所を洗ってみることです。変化があれば汚れ、まったく変わらなければ変色の可能性が高い、と考えます。

家電や小物のように、元の色が白やアイボリーの物は、変色が目立ちやすいものです。使っているうちに、手あかや日光でゆっくり色が変わるので、気づいたときには全体が黄ばんでいた、ということがあります。買ったときの色が分かる場所(裏側や内側)と見比べると、変わり具合が分かりやすいですよ。

落ちる汚れと落ちない変色の見分け方の早見表

見た目・手ざわり 考えられる正体 まずやること
ベタつく・指で色が付く 表面の油や皮脂の汚れ 中性洗剤で洗い、重曹でゆるめる
全体がむらなく黄色い 素材の変色 落ちないことが多い。買い替えも考える
赤やオレンジの色移り(トマト・カレーなど) 食品の色素 洗剤で洗う。漂白は製品の表示に従う
家電や小物のくすみ 手あかや汚れ、または変色 電源を切り、取扱説明書の範囲で拭く
表面がざらざら・白っぽい 細かい傷や、粉が残った状態 水でよくすすぎ、乾かして見る

どちらか判断に迷うときは、まず「汚れかも」と考えて、やさしい方法から始めましょう。強い方法から始めると、戻せなくなる心配があるからです。

重曹でゆるめる手順——やわらかいスポンジで、すすぐ

表面の汚れだと分かったときの手順です。

重曹でゆるめる3手順1まず洗剤で洗う汚れの種類を見る→2やわらかく使うスポンジでなでる→3すすいで乾かす重曹を残さない
  1. まず水と中性洗剤で洗う。重曹の前に洗うと、汚れの種類が見えやすくなります
  2. 重曹を、やわらかいスポンジで。重曹の製品の表示どおりに水へ溶かして使います。粉のままこするときは、力を入れすぎず、なでる程度に
  3. よくすすぐ・乾かす。重曹が残ると、白い跡やざらざらの原因に。熱湯は使わず、容器の表示の範囲で

手荒れしやすい人は、ゴム手袋をつけてください。粉が舞うときは換気を。家電や小物は、電源を切って、取扱説明書に載っている範囲で拭き、分解はしないでください。塩素系の漂白剤やカビ取り剤を使った場所には、その日は重曹やクエン酸、酢を持ち込まないこと。「まぜるな危険」の表示を守ります。

落ち具合は、1回で決めなくて大丈夫です。変化が出ない時は、やり方を強めるのではなく、汚れではなく変色だったのかもしれないと考えて、そこで手を止めます。同じ所を何度も強くこすると、表面に細かい傷が付いて、くすみが増えることがあります。

食品の色移りは、洗って様子を見る——表示を優先

カレーやトマトソースの色が移った保存容器は、黄ばみというより、食品の色素が付いた状態です。こちらは洗剤で洗って、落ちる範囲で薄くなることがあります。

漂白剤を使いたくなる場面ですが、使える素材かどうかは、容器の表示や製品の説明で必ず確かめてください。素材によっては、傷んだり変色したりすることがあります。塩素系の製品と、酸性のクエン酸や酢などは、同じ時に使ってはいけません。迷ったら、洗剤で洗うところまでにとどめて、取れない色は「そういうもの」と受け止めるのが現実的です。同じような色移りやにおいは、タッパーの匂いが取れない時もあわせてどうぞ。

色移りは、すぐ洗うほど薄くなりやすいものです。使ったら、中身を空けてさっと水で流すくらいを習慣にしておくと、あとが楽ですよ。

やめた方がいいこと——強くこする・熱湯・薬剤を重ねる

黄ばみが気になると、つい力を入れたくなります。でも、やめた方がいいことがあるんです。

やさしい洗い方と避けたいことOKNGやわらかいスポンジ容器の表示を読む硬いたわしで強く熱湯をかける
  • 研磨剤や硬いたわしで強くこする。傷が付いて、汚れが入り込みやすくなります
  • 熱湯をかける。容器が変形したり、変色が進んだりする心配があります。手にかかるとやけどのもとです
  • 薬剤を何種類も重ねる。混ぜると危険な組み合わせがあります。使うなら1種類ずつ、表示を見て
  • 表示を見ずに使う。容器の素材によって、使える洗剤が違います

家電や小物の黄ばみは、取扱説明書に手入れの方法が書かれていることがあります。電源を切って、冷めてから、書かれた範囲で拭いてください。外装を外したり、中を開けたりはしないでください。

ゆきこ( ゚Д゚)『黄ばみって、白くしたい気持ちが先に走りますよね。その前に、「汚れなのか、変色なのか」を見分けるのが近道だと思います』

ここまでを踏まえて、黄ばませない習慣のほうに目を向けましょう。

黄ばませにくい使い方——色の濃い料理はガラスの容器へ

黄ばみは、一度付くと戻りにくいので、付けない使い方が効きます。

  • 色の濃い料理は、ガラスの容器に。ガラスは色移りしにくい素材です。電子レンジに使えるかは表示を確かめて
  • 使ったら早めに洗う。食品の色素や油は、時間がたつほど落ちにくくなります
  • 日の当たる場所に置きっぱなしにしない。日光で、プラスチックの変色が進むことがあります
  • 熱い物を入れる前に表示を見る。耐熱のプラスチックかどうかは、製品ごとに違います

古くなって変色した容器は、無理に使い続けず、買い替えるのも一つの選択です。ひびや傷、においの染みつきがあるときは、中に食品を入れる容器として使うのをやめて、自治体の分別表に沿って手放します。

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色移りしにくい保存容器を1つ用意しておくと、カレーやトマトの料理を入れる場面で気楽です。


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スマホケースの黄ばみのように、身の回りの小物にも同じことがいえます。落とし方と、戻らない黄ばみの見分け方はスマホケースの黄ばみにまとめています。容器の白い汚れ・ザラザラ汚れはタッパーの白い汚れ・ザラザラ汚れが参考になります。

あわせて読みたい

重曹で色が変わるのが心配なときは重曹で色落ちした時、重曹水が溶け残るときは重曹が溶けない時、電子レンジのにおいは電子レンジの匂いを重曹で取るもどうぞ。

まとめ:まず汚れか変色かを見分ける。やさしく洗い、強くこすらない

  1. 黄ばみは2種類。表面の汚れは落ちることがあり、素材の変色は戻りにくい
  2. 目立たない所で洗って見分ける。変化があれば汚れ、なければ変色の可能性
  3. 中性洗剤で洗い、重曹はやさしく。やわらかいスポンジで、よくすすぐ
  4. 強くこすらない・熱湯を使わない。薬剤は重ねず、表示と取扱説明書を優先
  5. 色の濃い料理はガラスの容器へ。使ったら早めに洗う

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

プラスチックの黄ばみと重曹の早見表:黄ばみには表面についた汚れと素材そのものの変色の2種類がある。ベタつく・指で色が付くのは表面の汚れで、中性洗剤で洗い、重曹はやわらかいスポンジでやさしく使ってよくすすぐ。全体がむらなく黄色いのは素材の変色で、戻りにくい。食品の色移りは洗剤で洗い、漂白は容器の表示に従う。強くこする、熱湯をかける、薬剤を重ねるのはやめる。塩素系の製品と酸性の物は同じ時に使わない。家電は電源を切り取扱説明書の範囲で。色の濃い料理はガラスの容器に入れ、早めに洗う

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