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つるが茶色くなって、葉もぱらぱらと落ちて。クレマチスが枯れたように見えると、「もう抜いたほうがいいのかな」と迷いますよね。去年まで元気に咲いていた株だと、なおさら手が止まります。
先に結論をひとつ。茶色くなったつるを見てもすぐ抜かずに、つるを少し削って緑かどうかを見て、株元と根も確かめてから決めること。つるが乾いて見えても、株元や地面の近くから新しい芽が出ることがあると言われます。見分け方、急にしおれた時、夏に枯れる時、根腐れ、冬の見え方、汁の注意を、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:枝が茶色い人|急にしおれた人|夏に茶色くなった人|根元が柔らかい人|冬に枯れて見える人
枯れ方の早見表と、枯れた枝の見分け方
枯れ方によって、疑うことが変わります。下の表で、自分の株に近い行を探してみてください。
| 見え方 | 疑うこと | まず見る所 |
|---|---|---|
| 急にしおれる | つるの折れ・根元の傷 | つるの途中と株元 |
| 夏に茶色くなる | 蒸れ・鉢の熱・水の偏り | 鉢の側面と風通し |
| 根元が柔らかい・嫌なにおい | 根腐れ | 土の湿りと根の色 |
| 冬に地上が枯れる | 休む性質の品種 | 買った時の札や説明書き |
次に、茶色いつるが生きているかどうかの見分け方です。つるの表面を爪で少しだけこすって、皮を削ってみます。下から緑色の層が見えれば、その部分はまだ生きています。茶色く乾いていて、ぽきんと折れるなら、そこは枯れています。
- 緑が見える。まだ生きています。そのまま残して、様子を見ます
- 茶色く乾いている。その部分は枯れています。少し下へ向かって削り、緑の見える所を探します
- 節(葉がついていた所)のふくらみ。小さな芽のもとのことがあります。芽の少し上で切ると、そこから伸びることがあります
枯れた部分を切る時は、緑の見える所の少し上で切ります。剪定ばさみは使う前に拭いて清潔にして、刃先を自分や人に向けないでください。お子さんが使う時は、大人がそばで見ます。作業の前には手袋をしましょう(汁の話は第7章にあります)。
地上のつるがすべて茶色くても、株元の土の近くに小さな芽が見えることがあります。見つけたら、そこは大事に残してください。はさみの手入れが気になる時は、はさみの研ぎ方の記事も役に立ちます。
急にしおれた時——つるの折れと根元の傷を見る
昨日まで元気だったつるが、ある日ぱたんとしおれる。これは、つるが折れた、根元に傷がついた、土が乾き切った、といった理由で、先に水が届かなくなっている時に見られます。
- つるの途中が折れていないか。風や、鉢を動かした時の折れやひびがないか。折れた所から先がしおれます
- 株元に傷がないか。道具を当てた跡や、踏んだ跡がないか
- 土が極端に乾いていないか。指を第一関節まで入れて、土の湿りを確かめます
折れた所から先は戻らないので、折れた所より下の、緑の見える位置で切ります。切ったあとは、いじりすぎず、しばらく見守りましょう。
水のやりすぎでも、同じようにしおれます。土を触って湿っているのにしおれている時は、水を足さずに待って、第4章の根腐れの見方に進んでください。
夏に枯れる時——蒸れと乾きと、熱くなる鉢
夏に葉がちりちりに縮れて、つるが茶色くなっていく。クレマチスは、つるや葉には日が当たってほしい一方で、根元は涼しくしておきたい性質だと言われます。暑さが続く時は、その両方が崩れやすいんです。
- 鉢が直射日光で熱くなる。鉢の側面に日が当たらないように、別の鉢や板を鉢のそばに置きます
- 株元が蒸れる。混み合った葉を少し整理して、風が抜けるようにします
- 水が偏る。朝か夕方の涼しい時間に、鉢底から水が出るまで与えます。暑い日中の水やりは避けましょう
庭に植えた株は、株元に背の低い草花を植えて、根元に日陰をつくる方法もあります。庭の水やりに使うホースがつなぎ目から漏れる時は、散水ホースのつなぎ目の水漏れや外れない時の話も見てみてください。
根腐れの時——水はけと鉢の見直し
土がいつまでも湿っている、株元がぶよっと柔らかい、土から嫌なにおいがする。こうなると、根が傷んでいる心配があります。次の順番で見てみましょう。
- 鉢から静かに抜いて、根の色を見る
- 黒くて柔らかい根は、清潔なはさみで取る
- 白っぽくて張りのある根は残す
- 水はけのよい土で植え直し、受け皿にたまった水は捨てる
鉢底石が要るかどうかは、鉢と土の組み合わせで考えます。鉢底石が要るかどうかの考え方に目安があります。抜いた古い土の行き先は植木鉢の土の捨て方で確かめられます。
根を整理したあとは、すぐに水をたっぷり与えず、株の様子を見ながら控えめに。復活するかどうかは株しだいなので、焦らず見守りましょう。まずは風通し、水やりの回数、傷んだ根を取ることから見直します。
冬に枯れたように見える時——休んでいるだけのこともある
冬に葉が落ちて、つるが茶色くなる。これで枯れたと思う人が多いのですが、クレマチスには、冬に地上の部分が休む性質の品種もあると言われます。品種によって違うので、買った時の札や説明書きを見てください。
- 札や説明書きを探す。冬の姿が書かれていることがあります
- 冬の間は抜かない。株元の芽は、春に動くことがあります
- 水を完全には切らない。鉢植えは、土がからからのまま長く放置しないようにします
札がなくて品種が分からない時は、園芸店に相談してください。春になっても株元に芽が見えない時は、第1章のように、つるを削って確かめます。
においが気になる時——花のにおいと土のにおいを分ける
クレマチスのにおいを調べる人もいます。花の香りは品種によって違うと言われ、ほとんど感じない品種もあります。
気をつけたいのは、土や株元から嫌なにおいがする時です。これは花の香りではなく、根が傷んでいるサインのことがあります。第4章の見方で、土の湿りと根の色を確かめてください。
汁の注意と、子どもやペットのこと
クレマチスは、茎や葉の汁が肌につくとかぶれることがあると言われます。強さは品種や体質で変わるので、作業の時は次のことを守ってください。
- 手袋をする。薄手の園芸用手袋でも、汁が直接つくのを減らせます
- 目や口を触らない。汁のついた手で目をこすらないでください
- 作業のあとは石けんで手を洗う
- 肌についたら水で洗い流す。赤みやかゆみが続く時は、皮膚科に相談を
切ったつるや落ちた葉は、小さな子どもの手の届かない所に片づけます。口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口に相談してください。猫・小鳥・小動物が植物をかじることもあるので、届かない所に置き、気になる時は獣医さんに相談しましょう。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、茶色くなると抜きたくなるのが人情ですよね。でも、削って緑を見るだけなら、すぐ終わります。先に確かめてから決めるほうが、あとで後悔しにくいと思います』
💡 この困りごとへの提案
つるを支柱に留め直す時は、園芸用のビニタイが1つあると、片手で作業できて楽です。
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植え替えや剪定で失敗した時、根を切ってしまった時の考え方はクレマチスの植え替えと剪定の失敗にまとめています。作業で汚れた軍手の洗い方は軍手の洗い方、はさみの手入れははさみの研ぎ方、庭の水やりに使うホースの水漏れは散水ホースの水漏れも、あわせてどうぞ。
まとめ:すぐ抜かずに削って緑を見る。夏は蒸れ、湿りは根腐れ、冬は休み
- 茶色くてもすぐ抜かない。つるを爪で少し削って、緑なら生きています
- 急にしおれたら、つるの折れと根元の傷。緑の見える位置で切ります
- 夏は鉢の熱と蒸れを見る。水やりは朝か夕方の涼しい時間に
- 湿っているのに柔らかければ根腐れ。傷んだ根を取って水はけを見直します
- 汁は手袋と手洗いで。目をこすらず、口に入れたら医療機関や相談窓口へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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