ガーデンシクラメンの植え替え——寄せ植えから出す時・花が終わった後の考え方

生活

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寄せ植えのガーデンシクラメンが、いつの間にか鉢いっぱいになっている。根がぎゅうぎゅうで窮屈そうだし、植え替えたほうがいいのかな。でもまだ花が咲いているし、触って弱らせたらどうしよう。そんなふうに迷いますよね。花がきれいな時期ほど、土をいじるのは怖いものです。

先に結論をひとつ。ガーデンシクラメンは、花が咲いている時期に根をいじると弱りやすいとされます。寄せ植えから出すのは花が終わってから、根と土のかたまり(根鉢)を崩さずに、一回り大きな鉢へ移すのが基本の考え方です。いまの状態の見分け方、手順、花が終わった後の手入れ、置き場所まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ今まだ咲いている→植え替えは待つのが基本第1章へ ▶花が終わってきた→根鉢を崩さず一回り大きく第2章へ ▶寄せ植えで窮屈→根鉢ごと出して別の鉢へ第3章へ ▶花がらや黄色い葉→付け根から取って整える第4章へ ▶置き場所に迷う→雨と寒風を避けて日なたへ第5章へ ▶

ケース別に読む:今は待つか迷う人|植え替えの手順を知りたい人|寄せ植えから出したい人|花が終わった後が知りたい人|置き場所に迷う人

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今は待つか植え替えるか——花の時期と根の状態で見分ける

植え替えるかどうかは、まず「いま花が咲いているか」で分かれます。窮屈そうに見えても、花盛りの間は待つほうが無難です。急いで根をいじるより、花が終わるのを待つほうが、株への負担が小さいとされるからです。次の早見表で、いまの状態を当てはめてみてください。

いまの状態 考え方 見るポイント
花がたくさん咲いている 植え替えは待つ。根をいじると弱りやすいとされる 急ぐ事情がなければ、花が終わるまで様子を見る
花が終わってきた 植え替えを考えてよい時期 花がらを取りながら、株元と鉢の底を見る
鉢の底の穴から根が出ている 鉢が窮屈になっているサイン 花が終わったら一回り大きな鉢へ
土がいつまでも湿っている 水はけが悪い鉢の可能性 底の穴がふさがっていないか確かめる

見た目の窮屈さだけでは、すぐに困った状態とは限りません。鉢の底の穴から根がのぞく、水を与えてもすぐ流れ出てしまう、土が減って株元がぐらつく。こうした様子が重なってきたら、植え替えを考えるタイミングです。反対に、花つきがよく葉の色も元気なら、無理に動かさなくて大丈夫です。

植え替えの手順——根鉢を崩さず、一回り大きな鉢へ

花が終わったら、いよいよ植え替えです。コツは、根を触りすぎないこと。根鉢をそのまま新しい鉢に移すと、株への負担を小さくしやすいと考えられています。道具は、今の鉢より一回り大きく底に穴のある鉢と、草花用の新しい土、それに園芸用の手袋があれば足ります。

植え替えの3手順1鉢から出す株元を支えてそっと引き出す→2根鉢を崩さない根を切らない土を落とさない→3一回り大きい鉢へ球根の頭は出す埋めすぎない
  1. 新しい鉢を用意する。いまの鉢より一回り大きい鉢を選びます。大きすぎる鉢は土が乾きにくく、根が傷みやすいので、あくまで「一回り」までです。底に穴があることを必ず確かめます
  2. 株を鉢から出す。鉢の側面を軽く押してゆるめ、株元を支えてそっと引き出します。葉や花の茎をつかんで引っ張らないでください。抜けにくい時は、無理をせず鉢を少し傾けてゆすります
  3. 根鉢を崩さない。古い土を払い落としたり、根をほぐしたりしなくて大丈夫です。そのまま新しい鉢に置きます
  4. 土を足して植える。球根の上の部分(頭)は、土から少し出しておくのがよいとされます。埋めすぎると傷みやすいので、深く植えすぎないように
  5. 土がなじむよう水を与える。鉢の底から水が流れ出るのを確かめたら、受け皿にたまった水は捨てます

作業のあとは、風の当たらない落ち着いた場所で様子を見ます。植え替えた直後は、いつもより少し元気がなく見えることもあります。慌てて動かさず、土の乾き具合を見ながら見守るのが安心です。

寄せ植えから出す時——ほかの植物と根が絡んでいたら

寄せ植えは、ほかの草花とひとつの鉢で育てているので、根が絡み合っていることがあります。花が終わったら、そのまま一緒に育て続けるか、ガーデンシクラメンだけを別の鉢に移すかを決めます。出す場合は、次の点に気をつけてください。

  • 絡んだ根を無理にはがさない。引っ張ると根が切れて、株が弱りやすくなります。株のまわりの土ごと、ひとかたまりで掘り上げます
  • 園芸用のスコップで株の外側から。株元に近づけすぎず、少し離れた所から差し込んで持ち上げます
  • 残った草花はそのまま植え直す。穴のあいた鉢には新しい土を足して、ほかの草花を安定させます
  • 手袋をつける。土や根のとげ、スコップの先で手を傷つけないようにします

重い鉢を持ち上げる時は、腰を痛めないよう、鉢を少しずつずらして低い姿勢で動かしましょう。ハサミなどの刃物を使う時は、手元に気をつけて、子どもの手の届かない所に置いてください。

花が終わった後の手入れ——花がらと黄色い葉の取り方

植え替えの前でも後でも、毎日の手入れで大事なのは「花がら」と「黄色くなった葉」を取ることです。そのままにしておくと、株元に湿気がこもって傷みやすくなります。取り方はどちらも同じで、茎の付け根から取ります。

花がらの取り方1付け根を探す茎をたどって株元まで見る→2ねじって取る引っ張らずに軽くねじる→3黄色い葉も取る付け根からそっと株元を風通しよく

茎の途中で切ってしまうと、残った部分が株元で傷みやすくなります。花がらの茎をたどって株元まで見て、付け根を軽くねじって取るのが基本です。引っ張ると球根まで抜けそうになるので、指で茎の下をしっかり押さえてください。黄色い葉も同じように、付け根から静かに取ります。

花がらをこまめに取ると、株元の風通しがよくなり、つぎの花も見えやすくなります。毎日の水やりや見回りのついでに、ひと通り確かめるくらいで大丈夫です。

置き場所とよくある迷い——室内のシクラメンとは寒さへの強さが違う

植え替えのあとは置き場所も大事です。ガーデンシクラメンは屋外で楽しむために作られたとされ、室内で育てるシクラメンより寒さに強いと考えられています。それでも、置き場所の選び方で株の調子はずいぶん変わります。

置き場所の3つの目安1雨の当たり方長雨は軒下へ土を乾かす→2寒風吹きさらしを避ける壁ぎわが安心→3日当たり明るい場所へ半日でも日なた
  • 雨。長く降り続く時は、軒下など雨の当たりにくい場所へ。土がいつまでも湿ったままだと傷みやすくなります
  • 寒風。吹きさらしの場所は避け、壁ぎわや建物の陰など、風の当たりにくい所へ。冷え込む夜は、霜よけを手作りする方法も参考になります
  • 日当たり。明るい場所に置くと、花つきがよくなりやすいとされます
  • 水やり。回数で決めず、土の乾き具合を見て与えます。葉や花に直接かけず、株元に静かに

よくある迷いに答えておきます。まず、室内用のシクラメンと同じ扱いでよいのか。同じではありません。室内用は寒さに弱いので、暖かい部屋で育てる前提です。ガーデンシクラメンを室内に入れっぱなしにすると、暖房の風で傷みやすくなります。逆に、室内用を庭に出すのは冷え込みで傷みやすいので避けてください。どちらの種類かは、購入した時の札や表示で確かめられます。

次に、葉が少し黄色くなったら失敗なのか。古い葉が黄色くなって入れ替わるのは自然なことです。気になる時は、付け根から取ってあげれば大丈夫です。

ゆきこ( ゚Д゚)『花が咲いているうちは、そっとしておきたくなりますよね。迷う時は、花が終わるまで待つくらいの気持ちでいると安心だと思います』

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冷え込む夜の備えは霜よけを手作りするで、冬の鉢花の傷みが気になる時は葉牡丹が枯れる時もどうぞ。ほかの冬の鉢花ではシャコバサボテンの花が咲かない時も、置き場所の考え方が参考になります。

まとめ:花が終わるまで待ち、根鉢を崩さず一回り大きな鉢へ

  1. 花盛りの植え替えは待つ。根をいじると弱りやすいとされます
  2. 花が終わったら根鉢ごと一回り大きな鉢へ。大きすぎる鉢は避けます
  3. 球根の頭は土から少し出す。埋めすぎると傷みやすくなります
  4. 花がらと黄色い葉は付け根から取る。茎の途中で切りません
  5. 置き場所は雨と寒風を避けて日なたへ。水やりは土の乾き具合を見て

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ガーデンシクラメンの植え替えの早見表:花が咲いている間は植え替えを待つ、花が終わったら根鉢を崩さず一回り大きな鉢へ移す、球根の頭は土から少し出して埋めすぎない、寄せ植えから出す時は絡んだ根を無理にはがさず株のまわりの土ごと掘り上げる、花がらと黄色い葉は茎の付け根からねじって取る、置き場所は長雨と寒風を避けて日なたへ、水やりは回数でなく土の乾き具合で決める、室内用のシクラメンとは寒さへの強さが違うので札や表示で確かめる。

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