布団圧縮袋の匂いが気になる時——においの出どころと、出した布団の戻し方

生活

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押し入れの奥から圧縮袋を出して、布団を広げたら、鼻にくるにおい。ビニールのようなにおいなのか、湿ったにおいなのか、カビ臭いのか、ひとことでは言えないにおいで、そのまま使っていいのか迷いますよね。

先に結論をひとつ。圧縮袋から出した直後のにおいは、袋の素材のにおい、布団にこもった湿気、しまう前の汗や皮脂が重なっていることが多いです。まず袋から出して広げ、天気のよい日に風通しのよい所で干して、空気を戻してあげましょう。カビのようなにおいや黒い点がある時は、布団の洗濯表示を見て洗うか、店に相談します。

においの出どころ別の見方、出した後の戻し方、次にしまう時の注意まで、順番に見ていきます。下の図で、自分の状況に近い章から読んでみてください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へビニールっぽい→広げて風に当てる第2章へ ▶湿ったにおい→よく干して乾かす第2章へ ▶黒い点・強い臭い→洗うか店に相談第3章へ ▶羽毛・ウールの布団→圧縮は長く続けない第4章へ ▶次はどうしまう?→乾かして不織布の袋も第5章へ ▶

ケース別に読む:においの出どころ|出した後の戻し方|黒い点・カビ臭い時|羽毛・ウールの布団|次のしまい方

4コマ漫画|布団のにおいの戻し方困った場面布団を出したらにおいが…圧縮袋1出した布団がにおうやりがちこのまま使おうそのまま使う2においを確かめず使う正しい対処広げて干そう風に当てるね風通し3広げて風に当てる結果においが和らぐ黒い点は店へ点検4見て確かめて安心

においの出どころ早見表——ビニール・湿気・汗・カビ

ひとことで「臭い」といっても、においにはタイプがあります。どのタイプに近いかで、まずやることが変わります。

においのタイプ 考えられる出どころ まずやること
ビニールのようなにおい 袋の素材のにおいが布団に移っている 広げて風に当てる
湿ったにおい しまう前の湿気、布団の中にこもった水分 よく干す。布団乾燥機は説明書の範囲で
酸っぱい・汗のようなにおい しまう前の汗や皮脂が残っている 洗濯表示を見て、洗えるか確かめる
カビのようなにおい・黒い点 湿気がこもってカビが出ている可能性 広げて点検。洗うか店に相談

実際には、これらが混ざっていることも多いです。ひとつの原因に決めつけず、広げて風に当てながら、においの変化を見ていくと判断しやすくなります。

においの場所を探すコツは、布団の真ん中、端、袋の内側を、順に確かめてみることです。布団自体はそれほどにおわず、袋だけがにおう時は、袋の内側を乾いた布で拭いて、風に当てて乾かします。布団の全体からにおう時は、湿気やしまう前の汚れが関係していることが多くなります。

においだけで判断しきれない時は、見た目と手ざわりも一緒に見てください。黒い点、ざらつき、湿ったような重さがあれば、においが弱くなっても安心とは言えません。

出した後の戻し方——広げる・風に当てる・軽く整える

圧縮袋から出した布団は、潰されて中の空気が抜けた状態です。出したら、まず全体を広げて、空気を含ませます。天気のよい日に、風通しのよい所で干すと、においが弱くなって、ふっくらしやすくなります。

出した後の戻し方3ステップ1袋から出して広げるすぐ全体を広げ空気を入れる→2風通しのよい所で干す天気のよい日に→3軽く整える強く叩かない形を戻す

ふっくら感が戻るまでに、時間がかかる布団もあります。一回で戻らなくても、天気のよい日に何度か干して、様子を見てください。

干した後に、布団たたきで強く叩くのは控えめに。叩きすぎると、中の綿や羽毛が偏ったり、生地が傷んだりすることがあります。手で軽く押して形を整える程度で足ります。

干す時は、床や地面に直接つけず、物干し竿や柵に広げます。日差しの強い日は、側の生地の色あせが気になることもあるので、洗濯表示にある干し方に合わせてください。取り込む時間も大事で、夕方に冷えて湿気を吸う前に、早めに取り込みましょう。

布団乾燥機を使いたい時は、布団と乾燥機、それぞれの取扱説明書にある使い方の範囲で。温度や時間は、説明書のとおりにします。

圧縮袋は、使う期間が長いほど布団に負担がかかります。出した後、なかなかふくらまない時は、圧縮袋が時間が経つと膨らむ理由と合わせて読むと、空気が戻る仕組みが分かります。

黒い点・カビのようなにおいがある時——点検して、洗うか店に相談

広げてもにおいが残る、黒い点が見つかった、全体がじっとり湿っている。そんな時は、風に当てるだけで済ませず、布団の洗濯表示を見て、洗えるかどうかを確認します。家庭で洗える表示があれば、その方法で。洗えない表示だったり、大きくて家庭の洗濯機に入らなかったりする時は、寝具のクリーニング店に相談しましょう。

点検する時は、次の場所を順に見てください。

  • 布団の四隅と縫い目。湿気がたまりやすく、黒い点が出やすい場所です
  • 袋のたたみ目に当たっていた所。折れ目に湿気がこもっていないか
  • 色が変わっている部分。ほかと違う色や、ざらつきがないか

カビらしい黒い点は、表面を拭いたり干したりしても、中まで入り込んでいることがあります。自分で薬剤を使ってどうにかしようとすると、生地を傷めたり、薬剤を吸い込んだりする心配があるので、店に相談するほうが安心です。

アレルギーや喘息のある人、小さな子ども、お年寄りが使う布団は、においや黒い点が気になるまま使わないでください。体調に違和感があれば、使うのをやめて、必要なら医療機関に相談を。

迷った時は、使うのを見送るのが安心です。においが取れない布団を我慢して使い続けるより、一度店に見てもらうほうが、あとで悩まずに済みます。

洗える布団でも、洗った後の乾かし方で、また湿気がこもることがあります。寝具の洗い方の基本は、マットレスカバーを例にしたマットレスカバーの洗い方でも触れています。

羽毛・ウールの布団は圧縮を長く続けない

羽毛やウールの布団は、長く潰したままにすると、ふくらみが戻りにくくなることがあります。布団の洗濯表示や、販売元の案内に、圧縮袋の使用について書いてあれば、それに従ってください。

書いていない時は、シーズンオフの間ずっと圧縮したままにせず、ときどき出して風に当てるほうが安心です。においの面でも、入れっぱなしより、出し入れの機会があるほうが、湿気をためにくくなります。

圧縮袋のにおいが何度も気になる家は、羽毛やウールの布団だけは圧縮せずにしまう、という使い分けも考えてみてください。

次にしまう時の注意——よく乾かしてから。入れっぱなしにしない

しまう時のOKとNGOKNGよく乾かしてから不織布の収納袋も湿ったまま入れる入れっぱなしの放置

次にしまう時は、よく乾かしてからが大前提です。干して湿気を飛ばし、布団が冷めて落ち着いてから袋に入れます。湿気が残ったままだと、においの原因になります。

圧縮袋は便利ですが、使う期間が長いほど、布団への負担も大きくなります。シーズンオフで長く使わない布団でも、ときどき出して風に当てる、袋に入れっぱなしにしない、という習慣があると、においが出にくくなります。

圧縮せずにしまいたい時は、不織布の収納袋という選択もあります。空気が通る素材の物が多く、湿気がこもりにくいのが特徴です。圧縮袋と使い分けると、布団に合わせたしまい方ができます。

しまう場所にも気を配ると、においが出にくくなります。押し入れの床にすのこを敷く、壁から少し離して置く、ときどき戸を開けて空気を入れ替える、といったことで、湿気がこもりにくくなります。

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ゆきこ( ゚Д゚)『においが気になる時は、袋の中でも一度全部出して、広げて風に当てるのが近道だと思います。入れっぱなしより、ときどき出すほうが布団も喜びますよね。』

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使い終わった圧縮袋を手放す時は布団圧縮袋の捨て方で、素材とバルブの見方を読めます。膨らむ理由は圧縮袋が時間が経つと膨らむ理由、寝具の洗い方はマットレスカバーの洗い方もどうぞ。

まとめ:広げて風に当てる。黒い点は店へ。しまう前によく乾かす

  1. においは出どころで分ける。ビニール・湿気・汗・カビのどれに近いか
  2. まず広げて風に当てる。天気のよい日に風通しのよい所で
  3. 黒い点・強いカビ臭は洗うか店へ。自己流で薬剤を使わない
  4. 羽毛・ウールは圧縮を長く続けない。表示と案内に従う
  5. しまう前によく乾かす。入れっぱなしにせず、不織布の袋も

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

布団圧縮袋の匂いが気になる時の早見表:においは、ビニールのようなにおい、湿ったにおい、汗のようなにおい、カビのようなにおいで出どころが違う。出した布団はまず広げて、天気のよい日に風通しのよい所で干し、強く叩かず手で軽く整える。黒い点や強いカビ臭がある時は洗濯表示を見て洗うか寝具の店に相談し、自己流で薬剤を使わない。羽毛やウールの布団は圧縮を長く続けず、表示に従う。次にしまう時はよく乾かしてから、入れっぱなしにせず、不織布の収納袋も使い分ける。

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