アセビとドウダンツツジの違い——花と葉の見分け方と、アセビの匂い・花芽の見方

家事

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春先に、白い小さなつぼのような花が、房になって下がっている木を見かけますよね。アセビかな、ドウダンツツジかな、と名前を調べると、花の形がそっくりで迷ってしまいます。庭木や公園でよく見かけるぶん、「どっちだっけ」となりやすい組み合わせです。

先に結論をひとつ。アセビとドウダンツツジは、どちらも白いつぼ形の花が下がりますが、「常緑か落葉か(アセビは常緑、ドウダンツツジは秋に紅葉して落葉)」「花の房の形」「花の時期」で見分けるのが目安です。そしてもうひとつ大事なのが、アセビは有毒と言われる木だということ。見分けと一緒に、安全も押さえておきましょう。

あなたはどれ? 見た目から自分の章へ冬も葉がある→常緑ならアセビの目安第1章へ ▶秋に赤くなって落葉→ドウダンツツジの目安第1章へ ▶触っても大丈夫?→有毒と言われる。手を洗う第2章へ ▶花芽を見たい→花の後すぐ。夏にできる第3章へ ▶

ケース別に読む:見分けたい人|触って大丈夫か知りたい人|花芽の見方を知りたい人|匂いが気になる人|切り枝を飾りたい人|葉が茶色い人|庭に植える人

4コマ漫画|白いつぼ形の花の木白い花がたくさん!1春先の庭白い花が下がる木を発見きれいだから料理に飾ろう2やりがちNG花や蜜を口に入れる冬も葉が残るアセビかも3確かめる常緑か落葉かを見る触ったら手を洗おう4結果触ったら手を洗う

アセビとドウダンツツジの見分け方

花の形だけを見ると、本当によく似ています。決め手になるのは、葉の様子と、季節ごとの姿です。ひとつの特徴だけで決めず、いくつかを重ねてください。

見る所 アセビ ドウダンツツジ
常緑か落葉か 常緑。冬も葉が残る 落葉。冬は枝だけになる
花の房 房が長く、たくさん垂れる 枝先に数個ずつ、ぶら下がる
花の時期 早春から春先 春
秋の姿 葉は緑のまま 赤く紅葉して、やがて落葉
冬の姿 葉があり、花の蕾が房で見える 葉がなく、枝だけ

確かなのは、季節を通して、葉が残るかどうかです。花の時期だけでは迷っても、一年を通して見ると答えが出ます。写真を撮っておくと、後から見比べられて便利です。

見分けの手がかりアセビ房が長く垂れるドウダンツツジ数個ずつ下がる冬の葉と秋の色緑のまま/赤く落葉

アセビは有毒と言われる——触っても大丈夫? 口に入れない・手を洗う

ここは必ず読んでおいてください。アセビは、有毒と言われる木です。馬酔木という漢字の名前も、そこに由来するとされています。葉・花・蜜は、口に入れないでください。料理の飾りにも使わないでください。毒の強さや症状は、人や量で違うと言われます。安全のために、近づけないのが基本です。

  • 口に入れない。葉も花も蜜も、食べ物や飲み物には使いません。お菓子やお弁当の飾りにも使わないでください
  • 触った後は手を洗う。触った手のまま、目や口を触らないようにします
  • ペットがかじらないように。猫や犬、小鳥が葉や花をかじらないよう、庭で遊ばせる時は注意します
  • 小さな子どもが口に入れないように。落ちた花や葉も、こまめに掃いて集めます
  • 口に入れてしまった時は、慌てずに医療機関や中毒の相談窓口に連絡してください

ドウダンツツジとの見分けがつかない時は、安全側に考えて、どちらも口に入れない、ペットに近づけないにしておくと安心です。

アセビの安全口に入れない葉・花・蜜触ったら洗う手を洗うかじらせない猫や犬に注意

花芽の見方——花が終わった後のこと

アセビは、来年の花になる芽を、花が終わった後の夏のころにつくると言われます。冬に、枝先に小さな蕾の房が見えるのはそのためです。花が咲く前の冬に、「蕾が房になっているな」と気づければ、その木は来年も咲く準備ができています。

  • 切る時期は、花の後すぐ。夏以降に切ると、花芽を一緒に切ってしまうことがあります
  • 強い剪定は避ける。枝先を軽く整える程度にして、大きく切り戻す作業は造園業者に相談してください
  • 手の届く範囲まで。脚立に乗る高さの作業はしません

剪定ばさみを使う時は、刃先を自分や周りの人に向けず、使い終わったら刃を閉じて、子どもの手の届かない所へ。切った枝や葉も、ペットや子どもが触れない所に置いて、早めに片づけてください。

匂いが気になる時——感じ方には個人差

アセビの花の匂いは、ほのかに甘いと感じる人もいれば、あまり感じない人、少し独特と思う人もいます。感じ方には個人差があります。気になる時は、花が咲いている間だけ窓の位置を気にする、落ちた花をこまめに掃く、という対応で和らぐことがあります。

庭で花の近くに長くいたり、顔を近づけて匂いを嗅いだりするのは避けて、遠くから楽しむようにしてください。

玄関や窓の近くに植えるかどうか迷う時は、花の時期だけでなく、落ちた花の掃除のしやすさも一緒に考えておくと決めやすくなります。通路に花が落ちると、踏んで靴の裏につくこともあるので、掃き掃除ができる場所かどうかも見ておくと安心です。

切り花にして室内に飾ると、匂いを強く感じる人もいます。頭が重くなる、気分が悪くなるなど、いつもと違う様子を感じたら、すぐに外して換気し、続く場合は医療機関に相談してください。小さな子どもやペットがいる部屋では、はじめから飾らない選択も安心です。

切り枝を飾る時の一言

春先の切り枝として、アセビを花瓶に飾ることもあるかもしれません。日持ちは、水を替える、切り口を新しくするなどの基本的な世話で変わるので、枝や置き場所の条件で見てください。飾る時の約束はひとつ、子どもとペットの手の届かない所に置くことです。花瓶の水も、飲まないように気をつけてください。

花瓶に挿す時は、水に浸かる部分の葉を取っておくと、水が傷みにくくなります。取った葉や、しおれた花も、子どもやペットが触れない所で処分してください。

葉が茶色くなる時——枯れているかの確かめ方

庭のアセビの葉が茶色くなる時は、強い西日や乾燥、水はけの悪さが関わっていることがあります。冬の乾いた風や、夏の照り返しで傷む場合もあります。まずは、根元の土が乾ききっていないか、水がたまっていないかを指で触って確かめてください。

枝が生きているかは、爪で樹皮を少しだけこすって緑か、枝を軽く曲げてしなるかで見ます。ぽきっと折れる枝は、枯れています。切る時は、ぽきっと折れる所より下の、緑の残る所の少し上で切ってください。作業は手の届く範囲まで。葉や枝を触ったあとは、手を洗います。

花芽の流れ花のあとすぐ軽く整えるなら夏ごろ花芽ができる冬蕾の房が見える

庭に植える時の考え方

アセビを庭に植えるなら、有毒と言われる木であることを、家族で共有しておくと安心です。ペットがよく通る場所や、小さな子どもが遊ぶ場所のすぐそばは、避けた方が無難です。

  • 植える場所。人やペットがよく通る道から少し離します
  • 手入れのしやすさ。手の届く範囲で整えられる位置に
  • 隣の家との境。枝や落ち葉が越境しないよう、話し合える距離を保ちます
  • 共用の花壇。管理規約を確かめ、勝手に植えたり切ったりしません

大きくなって手が届かなくなったら、伐採や強い剪定は自分でやらず、造園業者に相談してください。

ゆきこ( ゚Д゚)『似た花ほど「同じだろう」と決めつけずに、有毒と言われる木かどうかを先に確かめる。それだけで安心の度合いがだいぶ変わると思います』

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まとめ:常緑か落葉かで見分け、アセビは口に入れず触ったら手を洗う

  1. 見分けは、常緑か落葉かが決め手。アセビは冬も葉があり、ドウダンツツジは秋に紅葉して落葉します
  2. アセビは有毒と言われる。葉・花・蜜を口に入れず、料理の飾りにも使いません
  3. 触った後は手を洗う。ペットや小さな子どもが近づけないように気をつけます
  4. 花芽は夏にできると言われる。切るなら花の後すぐ、手の届く範囲の軽い手入れまで
  5. 切り枝は子どもとペットの手の届かない所へ。大きな木の作業は造園業者へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

アセビとドウダンツツジの違いの早見表:アセビは常緑で冬も葉が残り、花の房が長く垂れる。ドウダンツツジは落葉で、秋に赤く紅葉し、冬は枝だけになり、花は枝先に数個ずつ下がる。アセビは有毒と言われるため、葉・花・蜜を口に入れない、料理の飾りに使わない、触った後は手を洗う、ペットや子どもがかじらないようにする、口に入れた時は医療機関や中毒の相談窓口へ。花芽は花が終わった後の夏にできると言われ、切るなら花の後すぐ、手の届く範囲の軽い手入れまで。匂いの感じ方には個人差がある。切り枝は子どもとペットの手の届かない所に置く。

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