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朝の支度の時間に限って、鉛筆削りがうんともすんとも言わなくなる。ハンドルが空回りする、鉛筆が中で折れて取れない、短くなった鉛筆が奥に入ったまま出てこない——お子さんの「削れないー!」の声で駆けつけた方も多いと思います。
鉛筆削りの詰まりは、実は原因が3つしかありません。①折れた芯のかけらが刃のすき間に挟まっている、②短い鉛筆が奥に入り込んで戻れなくなっている、③削りカスが満杯で行き場がない。このどれかを順番に確認していけば、ほとんどの詰まりはネジを1本も外さずに直せます。
先に安全のお約束だけ。削り穴に指を入れるのは絶対になしです(中は刃物です)。そして電動タイプは、作業の前に必ず電源プラグを抜いてください(電池式は電池を抜く)。何かの拍子に刃が回ると大けがになります。お子さんの鉛筆削りでも、直すのは大人の仕事です。
まず確認:削りカスケース、満杯になっていませんか
拍子抜けするようですが、詰まりの原因でいちばん多いのは「削りカスの満杯」です。カスの行き場がなくなると、削った粉が刃の周りに逆流して、噛んだような状態になります。
- 削りカスのケース(引き出し)を外して、中身を捨てます
- ケースを外したまま、本体をゆっくり逆さにして、手のひらで軽くトントン。刃の周りに残った芯のかけらや粉を、ケースの差し込み口から落とします
- ついでに、ケースの奥や差し込みレールに固まった粉があれば、綿棒や古歯ブラシでかき出します
これだけで復活することが本当に多いです。「削れるけど最近なんだか重い」も、だいたいカスのせい。週1回ケースを空にするだけで、詰まり自体がぐっと減ります。
短い鉛筆・小さい鉛筆が中で取れない時:「もう1本の鉛筆」が正解です
ちびた鉛筆を最後まで削ろうとして、奥に入ったまま出てこなくなった——これも定番の詰まり方です。つまようじやピンセットでほじりたくなりますが、先に試してほしいのが「新しい鉛筆で軽く押して、回しながら一緒に引く」方法です。
- 同じ削り穴に、長い鉛筆をそっと差し込みます
- 奥の鉛筆に当たったら、強く押さずに、くるくる回しながらゆっくり引き抜きます
- 中の鉛筆が刃に軽く噛んでいるだけなら、後ろの鉛筆との摩擦で一緒に連れ出されてきます
- 手回しタイプなら、ハンドルを逆回転させながらやると、送りの爪がゆるんで外れやすくなります
ゆきこ( ゚Д゚)『鉛筆を鉛筆で救出するとは…。ピンセットでほじるより先にこっちだったのか』
強く押し込むのは逆効果です。奥の鉛筆が刃にさらに食い込んで、本当に抜けなくなります。「押す」より「回して連れ出す」イメージでどうぞ。なお、短くなった鉛筆をそのまま削るのは詰まりの元なので、補助軸(鉛筆ホルダー)を付けて削ると再発しません。
芯だけが折れて詰まった時:逆さトントン+つまようじ
削っている途中で芯がポキッと折れ、かけらが刃の奥に残るパターンです。ハンドルが急に軽くなった(空回りする)時は、だいたいこれが起きています。
- まず本体を逆さにして、角度を変えながらトントン。小さいかけらならこれで落ちます
- 落ちてこない時は、削り穴からつまようじ(竹串)でそっと突いて崩します。金属のクリップやドライバーは刃を傷めるので使いません
- 手回しタイプは、ハンドルを逆回し→正回しと交互に動かすと、噛んだかけらが砕けて落ちることがあります
- 電動タイプは電源を抜いてから、同じように逆さトントン+つまようじ。復帰後の最初の1本は、芯の折れていない鉛筆でゆっくり試します
ちなみに、折れやすい芯にはパターンがあります。落として床にぶつけた鉛筆は中の芯が割れていることが多く、削るたびにポロポロ折れて詰まりを繰り返します。何度も同じ鉛筆で詰まるなら、その1本は諦めるのが早道です。色鉛筆や赤鉛筆も芯がやわらかく詰まりやすいので、ゆっくり回すのがコツです。
電動鉛筆削りが動かない時のチェックリスト
電動タイプは「詰まり」ではなく安全装置が働いているだけのことがよくあります。分解を考える前に、この順で見てください。
- 削りカスケースが最後まで差し込まれているか。ほとんどの機種は、ケースが少しでも浮いていると安全スイッチが切れて動きません。詰まりと勘違いされる原因の第1位です
- カスが満杯でないか。満杯センサーつきの機種は自動で止まります
- 連続で使いすぎていないか。モーター保護のため、連続使用で一時停止する機種があります。数十分置いてから再開を
- 電池式なら電池の残量。パワーが落ちると削り途中で止まり、詰まりに見えます
- ここまで確認してから、電源を抜いて逆さトントン+つまようじで芯のかけらを除去します
ネジを外して中を開けるのはおすすめしません。刃がむき出しになりますし、開けた時点でメーカー保証の対象外になります。取扱説明書に書かれた範囲(カスケースの着脱・詰まり除去口)まで、が安全に触れる限界です。
直らない時:修理より買い替えが現実的な理由
身もふたもない話をすると、鉛筆削りは替え刃や修理部品が一般販売されていないものがほとんどです。刃が摩耗していたり、送りの爪が欠けていたりすると、家庭で直す手段がありません。長く使った鉛筆削りが詰まりを繰り返すようになったら、それは寿命のサインでもあります(刃の摩耗については「削れない・空回りする時の原因」の記事で詳しく書いています)。
買い替えるなら、「詰まり除去機能」や「ムダ削り防止」つきのものを選ぶと、今回のような朝の騒動がほぼなくなります。最近のものは折れ芯を自動で排出してくれる機種もあって、正直うらやましい進化です。電動鉛筆削りを楽天市場で探す、または電動鉛筆削りをAmazonで探すと、現行機種の機能が見比べられます。
また、外出用や筆箱用には小さい携帯タイプも便利です。鉛筆削りがない時の代用方法も別記事にまとめているので、「今すぐ1本だけ削りたい」場面はそちらをどうぞ。
詰まりを繰り返さないための3つの習慣
- 週1回、削りカスケースを空にする(いちばん効きます)
- 短くなった鉛筆は補助軸を付けてから削る。目安として、鉛筆削りの奥行きより短い鉛筆はそのまま入れない
- 落とした鉛筆・芯が折れやすい鉛筆は「詰まらせ役」と割り切る。同じ1本で2回詰まったら引退させる
新学期は鉛筆をまとめて削る機会も増える時期です。名前つけ関連ではゼッケンの縫い方も書いていますので、あわせてどうぞ。
まとめ:カスを捨てる→鉛筆で救出→逆回し。分解はしない
- 電動はまず電源プラグ(電池)を抜く。削り穴に指は入れない
- 削りカスケースを空にして逆さトントン。満杯が詰まりの最多原因です
- 短い鉛筆が取れない時は新しい鉛筆を差して、回しながら一緒に引く
- 芯のかけらはつまようじで崩す。金属でほじらない
- 電動が動かない時はケースの差し込み・満杯・連続使用を先に疑う
- ネジを外す分解はしない。繰り返すなら寿命。詰まり防止機能つきへの買い替えが早いです
保存版:この記事の早見表
対処の順番を1枚にまとめました。筆箱まわりのトラブルの日にどうぞ。



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