鉛筆削りが削れない・空回りする原因はほぼ3つ——直せるケースと寿命の見分け方

生活

鉛筆を入れてハンドルを回しても、シャリシャリという手応えがなく、いつまでも削り上がらない。抜いてみると、先がガタガタのまま。「壊れた?」と思う前に、ちょっとだけ原因探しにお付き合いください。

鉛筆削りが削れなくなる原因は、突き詰めると「①芯のかけらが噛んでいる」「②送りの爪がすべっている」「③刃が摩耗している」の3つにほぼ集約されます。①と②は家庭で直せて、③は寿命です。順番に見分けていきましょう。

確認の前のお約束として、削り穴に指を入れないこと、電動タイプは電源プラグを抜いてから(電池式は電池を抜いてから)触ることだけ守ってください。中身は刃物です。

「削れない」の3つの原因と見分け方①ハンドルが軽い=芯のかけら詰まり空回りして手応えなし→逆さにトントン→つまようじで崩す家庭で直せる②鉛筆が進まない=送り爪のすべりつるつるの鉛筆・細い鉛筆で起きやすい→軽く押し当てて回すコツで直せる③先がとがらない=刃の摩耗(寿命)手応えはあるのに仕上がりがガタガタ・木がむしれる替え刃なし=買い替えお約束:削り穴に指を入れない/電動は電源プラグ・電池を抜いてからネジを外す分解・刃の研ぎ直しはしない(刃がむき出しになり危険・保証も切れます)

①ハンドルが「軽く」空回りする——芯のかけらが噛んでいます

いちばん多いのがこれです。削っている途中で芯が折れ、そのかけらが刃と刃の間に挟まると、刃のユニットがうまく噛み合わなくなって、手応えのないシャカシャカした空回りになります。

  • 削りカスケースを外して中身を捨て、本体を逆さにして角度を変えながらトントン
  • 落ちてこなければ、削り穴からつまようじでそっと突いて崩します(金属クリップやドライバーは刃を傷めるので使わない)
  • 手回しタイプはハンドルの逆回し→正回しを交互に。噛んだかけらが砕けて落ちることがあります

詰まりの取り方は「詰まった・鉛筆が取れない時の直し方」の記事で、短い鉛筆の救出方法まで含めて詳しく書いています。空回りタイプの「削れない」は、まずあちらの手順で9割方解決します。

②鉛筆が奥に進まない——送りの爪がすべっています

手回しの鉛筆削りは、鉛筆をギザギザの爪でつかんで、少しずつ奥へ送りながら削る仕組みです。この爪がすべると、刃は回っているのに鉛筆が送られず、いつまでも削り上がりません

すべりやすいのは、こんな鉛筆です。

  • 表面がつるつるのコーティング鉛筆(キャラクターものに多いです)
  • 丸軸や、規格より細めの鉛筆・色鉛筆
  • すでに何度も削って、つかむ場所が短くなった鉛筆

対処はシンプルで、鉛筆を手で軽く奥へ押し当てながらハンドルを回すこと。爪の代わりに手で送りを助けるイメージです(ぐっと押し込むのは詰まりの元なので、あくまで「軽く」です)。それでもダメな鉛筆は、その鉛筆削りと相性が悪いと割り切って、ナイフ削りや別の削り器に回すのが早いです。

ゆきこ( ゚Д゚)『かわいいツルツル鉛筆、まさかの機械泣かせ…! 削れない犯人は鉛筆側のこともあるのね』

③手応えはあるのに、先がとがらない——刃の摩耗(=寿命)です

シャリシャリと削れている音はするのに、仕上がりの先が丸い・ガタガタ・木がささくれてむしれる。この状態なら、刃が摩耗しています

残念なお知らせですが、家庭用の鉛筆削りは替え刃が一般販売されていない機種がほとんどで、刃の研ぎ直しもできません(小さならせん刃で、砥石が当てられない形状です)。つまり刃の摩耗=本体の寿命です。

刃の寿命を縮める二大要因は、芯の折れやすい鉛筆を繰り返し削ることと、鉛筆以外のもの(クレヨン・色鉛筆の多用・化粧ペンシルなど)を削ること。特に油分の多い芯は刃に膜を作って切れ味を落とします。化粧用ペンシルには専用のシャープナーを使うのがおすすめです。

「削っても削っても芯が折れる」は鉛筆側の問題です

削り上がった瞬間にポキッ、また削ってポキッ……を繰り返す場合、疑うべきは鉛筆削りではなく鉛筆の中の芯です。床に落とした鉛筆は、外見が無事でも中の芯が数か所で割れていることがあり、削るたびに折れた芯が出てきます。

  • 同じ鉛筆だけで起きるなら、その鉛筆が原因。諦めて次の1本へ
  • どの鉛筆でも起きるなら、刃の摩耗(③)が進んで芯に負担がかかっています

「鉛筆削りが壊れた」と思って買い替えたら、実は落とした鉛筆1本が犯人だった——というのは、わが家で実際にあった話です。切り分けてから判断すると無駄がありません。

買い替えの目安と、それまでのしのぎ方

①②を試しても直らない、または③の症状なら、買い替えどきです。いま選ぶなら、ムダ削り防止(削り上がったら空回りする機能)つきを強くおすすめします。削りすぎがなくなるぶん刃も長持ちして、結果的に寿命も延びます。

「今日の宿題に間に合わない!」という時のつなぎには、鉛筆削りがない時の代用方法をどうぞ。カッター1本あれば、その日の分は何とかなります。

まとめ:軽い空回り→詰まり、進まない→爪、とがらない→寿命

  1. ハンドルが軽く空回り=芯のかけら詰まり。逆さトントン+つまようじで除去
  2. 鉛筆が奥に進まない=送り爪のすべり。軽く押し当てながら回す。つるつる鉛筆・細い鉛筆は相性問題
  3. 音はするのにとがらない=刃の摩耗。替え刃はなく、研ぎ直しもできないので買い替え
  4. 同じ鉛筆だけ芯が折れるなら犯人は鉛筆(中の芯割れ)。鉛筆削りは無罪です
  5. 確認は電源を抜いてから。穴に指とドライバーは入れない

保存版:この記事の早見表

3つの原因の見分け方を1枚にまとめました。

鉛筆削りが削れない時の原因切り分けカード:ハンドルが軽く空回りするなら芯のかけら詰まりで逆さトントンとつまようじで除去。鉛筆が奥に進まないなら送り爪のすべりで軽く押し当てながら回す、つるつるコーティング鉛筆や細い鉛筆は相性が悪い。手応えはあるのに先がとがらない・木がむしれるなら刃の摩耗で寿命、替え刃はなく買い替え。同じ鉛筆だけ芯が折れるなら鉛筆の中の芯割れが犯人。確認は電源を抜いてから

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