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フリマやリユース店で見つけた白いシャツ。形も柄も気に入ったのに、襟や脇の下にほんのり黄ばみがある。安く手に入れた物だから、できれば自分できれいにしたいですよね。かといって、強い薬剤を使って色が抜けたり、生地が傷んだりするのは避けたいところです。
先に結論をひとつ。古着の黄ばみは、皮脂や汗が時間をかけて変色したものが多いです。まず洗濯表示で「漂白できるか」を見て、使える方法を決めます。白い物で酸素系がよい表示なら、表示どおりの使い方で。色柄物は目立たない所で色落ちを試してから。塩素系は表示でよい時だけで、ほかの洗剤と混ぜない。落ちない古い黄ばみは、店に相談する。この順番を守れば、大きな失敗は避けられます。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:表示の見方を知りたい人|部分洗いをしたい人|つけ置きをしたい人|やってはいけないことを知りたい人|落ちない・高価な古着の人
洗濯表示の漂白マークを見る——三角のマークで使える薬剤が決まる
古着で最初にやるべきことは、タグを見ることです。
ところが古着は、タグが切られていたり、文字が薄れて読めなかったりすることがあります。読めない時は、漂白は控えて、下で紹介する「部分洗い」にとどめるのが安全です。
そもそも黄ばみの出どころは、前の持ち主が着ていた間の皮脂や汗、しまっている間の湿気などです。時間がたつほど、酸化して色が定着しやすくなります。つまり、古い黄ばみほど落ちにくく、新しいうちほど落ちやすいと考えておくと、期待しすぎずに済みます。
| タグのマーク | 意味 | 動かし方 |
|---|---|---|
| 三角だけ | 塩素系も酸素系も使える | 白物は酸素系が無難。塩素系は色柄に使わない |
| 三角に斜線が入る | 酸素系だけ使える | 酸素系漂白剤を表示どおりに |
| 三角に× | 漂白できない | 漂白剤は使わず、部分洗いまで |
| タグがない・読めない | 分からない | 漂白は控え、部分洗いにとどめる |
マークの形は服ごとに違いますが、見るのはこの3パターンです。覚えにくければ、斜線が入っていたら酸素系だけ、×が付いていたら漂白しないと考えておくと迷いません。
部分洗いの手順——まず色落ちを試して、襟や脇だけを洗う
黄ばみが出るのは、襟まわり、脇の下、袖口、胸元あたりに集中しがちです。服全体をつけ置きにする前に、その部分だけを洗ってみましょう。
- 色落ちを試す:裾の内側や縫い代など、目立たない所に薬剤を少量つけて、白い布で軽く押さえる。色が移ったらその服には使わない
- 黄ばみ部分に薬剤をなじませる:酸素系漂白剤は、製品に書かれた使い方どおりに。粉末は、溶かしてから使う
- 歯ブラシ等でこすらず、指先でやさしくもむ:繊維が傷んで、かえって目立つことがあります
- すすいで、いつもどおり洗濯する:薬剤を残すと、生地や肌に負担がかかります
作業する時は、ゴム手袋をして、窓を開けるなど換気を。薬剤は子どもの手の届かない所に置いてください。
黄ばみが薄くなったかどうかは、乾いてから、自然な明るさの下で見て確かめます。濡れている間は、実際より白く見えたり、まだ残って見えたりするからです。薄くなっていても、もう一度同じ作業を重ねる前に、生地の状態(ごわつき、色の変化)を見てください。
💡 この困りごとへの提案
酸素系漂白剤は、洗濯表示を見て使い方を決める物です。ここで使いやすいのは、粉末タイプです。
つけ置きの注意——温度と時間は表示と製品の案内どおりに
部分洗いで足りない時は、つけ置きに進みます。ただし古着は、素材も傷み具合も分からない物が多いので、いきなり全体を長くつけるのは避けたほうがいいです。
- 白い物:洗濯表示で漂白できる物だけ。酸素系漂白剤を、製品に書かれた量と温度と時間どおりに使う
- 色柄物:目立たない所で色落ちを試してから。色が薄くなる、にじむ、などが出たらやめる
- ウール・シルク・ストレッチ素材・金属のボタンや飾り:つけ置きしない。傷んだり、金具が変色したりすることがある
- 様子を見る:つけ置き中は、時々見て、必要以上に長くしない
温度と時間の数字は、製品ごとに書かれている案内のとおりにするのが基本です。目安が書かれていない古着は、短めで様子を見て、色や生地に変化が出たらすぐやめましょう。
つけ置きのあとは、薬剤が残らないよう、しっかりすすぎます。洗濯機でいつもの洗剤といっしょに洗えば、においも一緒に整います。干す時は、直射日光を避けて、風通しのよい日陰で。黄ばみが残ったまま強い熱で乾かすのは避けましょう。
やってはいけないこと——混ぜる・こする・熱すぎる湯
黄ばみを早く落としたい気持ちから、やりがちなのが次の3つです。
- 塩素系漂白剤と、酸性の洗剤を混ぜない:混ぜると有毒なガスが出て危険です。ほかの洗剤と同時に使うのも避け、換気をする
- 強くこすらない:繊維がけば立って、黄ばみより目立つ傷みになることがあります
- 熱すぎる湯を使わない:生地が縮んだり、汚れが定着したりするので、洗濯表示の範囲で
- 乾かす前に確かめる:黄ばみが残ったまま乾燥機や熱風を当てると、色が固まって落ちにくくなる
きれいになったあとは、黄ばみを戻さない習慣も大切です。着たら汗や皮脂を放置せず、早めに洗うこと。しまう前にしっかり乾かすこと。長くしまう時は、通気のよい場所で、ほかの服とぎゅうぎゅうに重ねないこと。この3つで、再発はかなり減らせます。
ゆきこ( ゚Д゚)『古着の黄ばみは、落とせる物と落とせない物があるので、まず表示を見て決めるのがいちばん安全だと思います。無理をしないのも立派な選択ですよね』
落ちない時・高価な古着は、無理せず店に相談
古い黄ばみは、繊維の奥まで変色していて、家庭では落としきれないことがあります。次のような場合は、クリーニング店に相談するほうが安心です。
- 洗濯表示が「家庭での洗濯不可」の古着
- ウールやシルクなど、水や薬剤に弱い素材の物
- 高価な物、思い入れのある物、ヴィンテージの物
- 何度やっても黄ばみが薄くならない物
これから古着を買う人は、買う前の確かめ方も覚えておくと、あとが楽です。黄ばみが出やすいのは、襟の裏側、脇の下、袖口の内側。写真だけでは見えにくいので、商品説明に「黄ばみあり」「シミあり」と書かれていないか、拡大して見ましょう。返品できる店かどうかも、確かめておくと安心です。
相談する時は、「古着で、襟の黄ばみが落ちない」と伝え、これまでに使った洗剤や漂白剤も話すと、判断してもらいやすいです。黄ばみとあわせて、においが気になる時は古着の匂いの取り方も参考に。枕カバーなど、寝具の黄ばみは枕カバーの黄ばみ落とし方に書いています。
古着を買ってからファスナーが片方外れて困った人は、ファスナーが片方外れたも読んでみてください。古着はファスナーにも注意が必要な場合があります。
あわせて読みたい
においの出どころと洗う前の確かめ方は古着の匂いの取り方、寝具の黄ばみは枕カバーの黄ばみ落とし方、ファスナーのトラブルはファスナーが片方外れたへ。
まとめ:表示で方法を決めて、試してから。無理なら店へ
- まず洗濯表示の三角マークを見る。斜線は酸素系だけ、×は漂白しない
- 色柄物は目立たない所で色落ちを試してから部分洗いへ
- つけ置きの温度と時間は、表示と製品の案内どおり。ウール・シルクはつけない
- 塩素系と酸性の物を混ぜない。こすらず、熱すぎる湯も使わない
- 落ちない物や高価な物は、無理せず店に相談する
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手順を1枚にまとめています。



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