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ヘアアイロンを使うたびに、ふわっと焦げたような匂い。せっかく整えた髪から、電車の中でも自分だけ分かる匂いがして、なんだか落ち着かない。新品を開けたらプラスチックの匂いが強くて「これ大丈夫?」と思った人もいますよね。子どもに「お母さん、なんか焦げてる」と言われて洗面所に戻った、という話もよく聞きます。
先に結論をひとつ。ヘアアイロンの匂いは「新品の匂い」「髪が焦げる匂い」「プレートの汚れが焦げる匂い」の3種類に分けると、原因も対処もすっと決まります。どれも放っておいていいものではないけれど、どれも慌てなくていい。ただし4つ目として「溶けたような匂い・煙」だけは別枠で、これは使うのをやめるサインです。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:どの匂いか迷う人|新品の匂いが気になる人|髪が焦げ臭い人|プレートが茶色い人|髪の匂いを落としたい人|急に匂いが変わった人
匂いは3種類に分けると原因が分かる
「焦げ臭い」とひとことで言っても、鼻に来る感じが少しずつ違うんです。自分の匂いがどれに近いか、まず当てはめてみてください。
- ①新品のプラスチック・コーティングの匂い:買ったばかり、温めた時に出る。ツンとした樹脂っぽい匂い。髪をはさんでいなくても出る。使ううちに薄れていく
- ②髪が焦げる匂い:髪をはさんで滑らせた時に出る。毛が燃えたような、少し動物っぽい匂い。仕上げたあとの髪にも残る
- ③プレートにこびりついた汚れが焦げる匂い:温めるだけで出る。甘ったるい、油が焼けたような匂い。プレートを見ると茶色くくすんでいたり、ベタついていたりする
- (別枠)溶けたような匂い・電気が焼けるような匂い:鼻につく刺激のある匂い。煙が見える、パチパチ音がする、変色がある。これは故障のサインなので、あとの見出しで
目安になるのは「髪をはさんでいない時にも出るか」と「いつから出ているか」の2つ。はさんでいない時に出るなら①か③、はさんだ時だけなら②、最近急に変わったなら別枠、という順で見ていくと迷いません。
①新品のプラスチック・コーティングの匂い——最初の数回で薄れるのが普通
新品のヘアアイロンを初めて温めた時の匂いは、プレートのコーティングや本体の樹脂、製造時に残った油分が温まって出ているものです。取扱説明書でも「初めて使う時は匂いがすることがあります」と書かれている機種が多く、数回使ううちに薄れていくのが普通の経過です。
- 最初の数回は、窓を開けるか換気扇を回して使う
- わざと長時間空だきして匂いを飛ばそうとしない。普通に使って様子を見るほうが本体に優しい
- 子どもがそばにいる時は、匂いが落ち着くまで別の部屋で使うと安心
ただし、数回使っても薄れない、むしろ強くなる、煙が見えるなら「新品だから」では説明がつきません。その時は別枠のほうを見て、購入店やメーカーに相談してください。
②髪が焦げる匂い——温度・濡れ髪・整髪料の3つを疑う
使うたびに髪が焦げ臭くなるなら、機械ではなく当て方のどこかに原因があります。よくあるのは次の3つです。
- 温度が高すぎる。伸びないからと温度を上げるほど、髪の表面が焦げやすくなります。何度で焦げるかは髪質や傷み具合で変わるので、ここで数字は言い切れませんが、「今より1段階下げてみる」は誰にでもできる確かめ方です
- 髪が濡れている・半乾き。水分が一気に沸騰して髪を内側から傷めます。この時に出る白いものは湯気で、その見分け方はヘアアイロンから蒸気が出る時の切り分けで分けて書いています
- 整髪料が焦げている。ワックス、オイル、スプレーをつけた直後に当てると、髪ではなく整髪料が焦げて匂います。オイル系は特に匂いが残りやすい
対処はシンプルで、温度を下げる・乾かしてから・整髪料は乾いてから(オイルは仕上げに)。同じ場所に止めず滑らせる、1回で伸びなければ温度ではなく回数で調整する、も効きます。傷んだ髪ほど低い温度でも焦げやすいので、毛先だけ温度を落とす、という使い分けも試してみてください。
③プレートにこびりついた汚れが焦げる匂い——冷めてから拭く
温めただけで甘ったるいような、油が焼けたような匂いがして、プレートを見ると茶色くくすんでいる。これはスタイリング剤や皮脂がプレートに残って、毎回焼き付いている状態です。使うたびに少しずつ積もるので、気づいた時にはしっかり層になっていることが多いんですよね。
落とし方の考え方だけ書いておくと、必ず電源を抜いて、完全に冷めてから、ぬるま湯で固く絞った布でふやかすように拭く。こすらない、削らない、水をかけない、が基本です。熱いうちに濡れた布を当てると蒸気が手にかかってやけどをしますし、急な温度差でプレートも傷みます。手順とやってはいけないことはヘアアイロンのプレートがベタベタ・茶色い時の落とし方に詳しくまとめているので、そちらを見ながら進めてみてください。
ひとつだけここでも念押しを。アルコールや洗剤を、コードの付け根や本体の隙間、ボタンの周りに流し込まないでください。内部に入ると匂いどころか電源まわりの不具合につながります。拭くのはプレートの面だけ、布は「湿らせる」程度に。
髪についた匂いの落とし方——洗髪が基本、ミストは上書きしているだけ
仕上げた髪が焦げ臭い時、出かける前ならヘアミストや香りのあるオイルで何とかしたくなりますよね。でも正直に言うと、ミストは匂いを上書きしているだけで、焦げた匂いそのものは残っています。時間がたつと混ざって、かえって気になることもあります。
- 根本はその日の夜に洗髪すること。焦げた匂いは髪の表面についているので、普通にシャンプーすれば落ちます
- 出かける前の応急なら、乾いたタオルで髪を軽く包んで匂いを吸わせる、ブラシで空気を通す、のほうがミストより素直に薄まります
- 次の日も同じ匂いがするなら、髪ではなくプレート側(③)が原因の可能性が高い
- 焦げ臭さが続く髪は、表面が傷んで焦げやすくなっているサインでもあります。温度を下げる・回数を減らす・洗い流さないトリートメントで保護する、を並行して
「匂いを消す」より「匂いを出さない」ほうが結局は楽です。温度と乾かし方を見直したら匂いが出なくなった、という人が口コミにも多くて、私もそう思います。
匂いが変わった・強くなった時は故障のサイン——使うのをやめる目安
ここは「絶対に大丈夫」と言い切れないので、ひとつでも当たったら電源を抜く、迷ったら抜くを目安にしてください。抜いて損することは何もありません。
- 溶けたプラスチックのような、電気が焼けるような刺激のある匂い。髪や整髪料の焦げとは明らかに違う
- 今まで出なかった匂いが急に出た、日に日に強くなる
- 煙が見える。白い湯気ではなく、灰色っぽくて消えるのが遅い
- パチパチ・ジジッという音、コードやプラグの根元が熱い、被覆にひび
- 本体やプレートの変色・変形。こげ茶や黒い跡、膨らみ
抜く時は濡れた手で触らず、プラグを持ってまっすぐ抜く。熱いうちは耐熱のマットなど燃えないものの上に置き、子どもの手の届かない所で冷ます。そして一度こうなった本体は、冷めても使い続けずにメーカーか販売店に相談を。自分で分解して中を見るのは、電源まわりの事故につながるのでやめておきましょう。ちなみに「切り忘れて出かけたかも」という時の不安と確認の順番はヘアアイロンをつけっぱなしにしたかもしれない時の確認に書いています。匂いが気になる人は置き方も一緒に見直しておくと安心ですよ。
ゆきこ( ゚Д゚)『前の晩に使ったヘアワックスがプレートに残っていて、それが毎朝焼けていた、というのはよくある話です。髪じゃなくて道具のほうが匂いの元だった、というオチですね。うちなら「使い終わったら冷まして拭く」を歯みがきとセットにしておきます。1分の手間で朝の匂いがまるごと消えるなら、安いものだと思います』
髪が焦げる匂い(②)が続く人は、アイロンの前に使うヒートプロテクトのスプレーを1本持っておくと、熱から髪を守りつつ温度を下げやすくなるので、匂い対策としても楽になります。つけたら乾いてから当てる、を忘れずに。
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匂いと一緒に白いものが出るなら、ヘアアイロンから蒸気が出る時の切り分けで「湯気」と「煙」の見分け方を書いています。プレートが茶色くベタつくならヘアアイロンのプレートがベタベタ・茶色い時の落とし方を。買い替えを考えるなら、口コミで「後悔した」と書かれているポイントをヘアアイロンで後悔した理由と失敗しない選び方にまとめているので、選ぶ前に目を通してみてください。
まとめ:匂いは3種類に分けて、溶けた匂いだけは止める
- 新品の匂いは数回で薄れる。換気して普通に使う。薄れなければ相談
- 髪が焦げる匂いは温度・濡れ髪・整髪料。1段階下げて、乾かしてから
- 汚れが焦げる匂いは電源を抜いて冷めてから拭く。削らない・水をかけない
- 髪の匂いは洗髪で落とす。ミストは上書きしているだけ
- 溶けた匂い・煙・変色・急な変化はひとつでも電源を抜く。冷めても使わない
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手順を1枚にまとめました。



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