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買ったばかりのジーンズ、試着した時は「まあいいか」だったのに、家で履いたら裾がくしゃっとたまって靴を踏む。お直しに出せば1,000円前後かかるし、持って行くのも面倒。子どものジーンズなんて、来年には短くなるのに出すのもなあ…って、うちも毎年悩みます。
先に結論をひとつ。裾上げでいちばん失敗するのは、縫い方ではなく「長さの決め方」なんです。切る前の測り方さえ間違えなければ、あとは切らない方法でも、テープでも、手縫いでも、どれを選んでも取り返せます。順番に見ていきましょう。
先に決める:失敗しない長さの決め方(履く靴で測る・1cm余裕)
丈が長すぎる時、まずやりたいのは「切る」ではなく「測る」です。ここをていねいにやると、あとの作業がぜんぶ楽になりますよ。
- いつも一緒に履く靴を履いて、立って測る。スニーカーとブーツでは、ちょうどいい丈が2〜3cm変わります。座って測ると腰の位置が変わって、必ず短くなります
- ベルトをいつもの位置で留める。ずり下げて履く人は、その位置で。ここが数cmずれると全部ずれます
- 裾を内側に折り込んで、鏡で見る。折り込んだ状態でしゃがんだり歩いたりして、靴の甲に軽く乗るくらいが目安。まち針か洗濯ばさみで留めておきます
- 決めた長さに、さらに1cmの余裕を足す。ジーンズは洗うと縦に1〜2cm縮みますし、切ったら戻せません。「ちょっと長いかな」で止めるのが正解
- 左右を同じ長さにする。片足で測って、もう片方は床に平らに置いて合わせる。左右差が1cmあると意外と目立ちます
股下の長さが分かっているジーンズを1本持っているなら、その股下に合わせるのがいちばん確実。買ったジーンズを重ねて、裾の差を測るだけで済みます。
切らずに済む3つの方法——まずここから
「切る勇気がない」「体型や靴が変わるかも」「子どもがすぐ大きくなる」。そんな時は切らない方法から試してみてください。全部あとで戻せます。
- ロールアップ。裾を外側に2回、幅3〜4cmで折り上げます。1回目を少し幅広にして、2回目でその下を隠すと崩れにくい。長い分が5〜6cmまでなら、これだけで様になります。裏の色が見えるのが好みでなければ、次の方法へ
- 内側に折り込んで、洗濯ばさみで留めた位置を2〜3か所だけ手縫いで留める。表からは折り返しの厚みが少し見えるだけ。糸を切れば元に戻ります。長い分が3〜5cmくらいまで向き
- 内側に折って、裾上げテープで留める。切らないので、テープが剥がれたら元通りです。長い分が多いと内側で生地がだぶつくので、5cm以内が目安。テープの正直な話は次の見出しで
子どもの分は、うちはずっと2番でした。1年後に糸をほどけば、また同じジーンズが履けるんです。
裾上げテープと手縫い、どっちがいい?正直な比較
「テープなら簡単」と思って買いに行く前に、正直な話をしておきますね。ジーンズは生地が厚くて硬いので、裾上げテープがいちばん苦手な相手なんです。
| 裾上げテープ | 手縫い(まつり縫い) | |
|---|---|---|
| かかる時間 | 15分前後 | 30〜60分 |
| 道具 | アイロン・霧吹き | 針・糸・まち針(アイロンがあると楽) |
| 仕上がり | 表に縫い目が出ない | 表に小さな点が出る(ほぼ見えない) |
| もち | 洗濯で端から浮く。数回〜数十回 | 糸が切れるまで。基本ずっと |
| やり直し | 剥がすと跡・のりが残る | 糸を切ればほぼ元通り |
| 向く場面 | 急ぎ・数回しか履かない | 長く履く・子ども用 |
そう覚えておくと迷いません。急ぎならテープ、長く履くなら手縫い。両方使う「テープで仮留めしてから手縫い」が、実はいちばん楽な組み合わせです。
裾上げテープの正直な評価と、剥がれにくくする手順
裾上げテープは、アイロンの熱で溶けるのりが付いた布テープです。ジーンズに使う時の弱点は3つ。洗濯を繰り返すと端から浮いてくること、剥がした時にのりの跡や白っぽい線が残ること、そして縫い目の段差の部分が付きにくいこと。「一生もの」ではなく「数か月〜1年もてば十分」と思って使うと、がっかりしません。
それでも使うなら、少しでも長持ちする手順で。
- アイロンは中温(綿の表示)にして、テープは「厚地用」「強力」と書かれたものを選びます
- 裾を決めた長さで内側に折り、折り目にアイロンをかけてくせを付けます。ここが甘いと後でよれます
- 折り込んだ生地と本体の間にテープを挟み、霧吹きでテープを軽く湿らせる。乾いたまま押すと付きが弱いです
- 当て布をして、1か所10〜15秒ずつ、動かさずに体重をかけて押す。滑らせるとずれます
- 脇の縫い目の段差は、テープを重ねずに、段差の手前で切って、向こう側から新しく始めると浮きにくいです
- 完全に冷めるまで動かさない。熱いうちに引っぱると、その場で剥がれます
アイロンは熱いので、子どもの手の届かない所で。終わったらすぐコードを抜いておくと安心ですよ。
切って手縫いする手順——三つ折りにしてまつり縫い
「自分で縫えるかな」と不安になるかもしれませんが、まつり縫いは表に小さな点しか出ないので、目がそろっていなくても目立ちません。裁縫が得意ではない私でもできたので、大丈夫ですよ。
用意するもの:裁ちばさみ(カッターを使うなら下に厚紙かカッターマット)、定規かメジャー、チャコペンか石けんのかけら、まち針、針、糸(ジーンズの裾と同じ色。オレンジや黄色の糸が使われていることが多いです)。
- 切る位置に印を付ける。決めた仕上がりの長さの下に、折り返し分として3cmを足した所で切ります。1.5cmずつ2回折る「三つ折り」にするためです
- 裁ちばさみで、印に沿ってまっすぐ切る。ぐるっと一周、ゆっくり。カッターを使う時は生地の下に厚紙を敷いて、何度かなぞって切ります。テーブルに直接刃を当てると傷が付き、刃が滑って危ないです
- 1.5cm内側に折って、さらに1.5cm折る。切り口が内側に隠れて、ほつれません。アイロンがあれば折り目を付けておくと楽。なければ指でしっかり押さえてまち針で留めます
- まつり縫いで留める。糸を2本どりにして玉結び。折り返した布の端の内側から針を出し、本体の生地を1〜2本だけすくって、また折り返しの端に戻す。これを1cm間隔で一周。本体をすくう量が少ないほど、表に出る点が小さくなります
- 脇の縫い目の段差は、生地が厚くて針が通りにくいので、無理に一度で通さず、針を少し斜めにして少しずつ。指ぬきがあると痛くありません
- 一周したら玉留めをして、糸端を折り返しの中に隠します。洗濯して乾いてから、長さと左右差を最後に確認
最初の1本は、履かなくなった古いジーンズで練習すると気が楽です。時間は30分〜1時間。テレビを見ながらできる作業なんです。
裏ワザ:ミシンなし・アイロンなしでも形になる方法
- 元の裾を生かして「切らずに折り上げる」。裾を内側に折り込んで、元の裾の縫い目のすぐ上を手縫いで留めると、外から見ると元の裾がそのまま残ります。折り込んだ分は内側でたまるので、長い分が4cm以内の時向き
- アイロンがない時の折り目。折った所を、濡らして固く絞ったタオルの下に置き、その上から本や辞書を重ねて一晩。朝にはくせが付いています
- 布用の接着剤(洗濯できるタイプ)で折り返しを留める。テープより自由にぬれて、厚い生地にも入りやすいです。ただし剥がすと跡が残るのはテープと同じ。換気して、手に付いたらすぐ洗ってください
- 安全ピンで内側から留める。今日だけしのぐなら、内側に折って安全ピン2〜3本。歩くと当たるので、あくまで一日限定で
- 切り口をあえて「切りっぱなし」にする。ほつれた糸を少しほどいて、カットオフの裾として履く方法。ほつれが進むので、切り口の1cm上を一周手縫いで押さえておくと止まります。詳しくは裾のほつれの直し方にまとめています
ゆきこ( ゚Д゚)『長男のジーンズ、去年テープで裾上げして「ラクだわ〜」と喜んでたら、3回目の洗濯で片方だけ裾がべろん。結局まつり縫いで一周して、それから1年なにもしていません。テープを悪く言う気はないけど、子どものジーンズは最初から縫えばよかった』
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まとめ:測るのは靴を履いて、切るのは1cm余裕を残して
- 長さはいつも履く靴で立って測り、1cm余裕を残す
- 切らないならロールアップ・内側に折って手縫い留め・裾上げテープ
- 裾上げテープは急ぎ向き。洗濯で浮く・剥がすと跡が残る
- 長く履くなら3cm残して切り、三つ折りにしてまつり縫い
- カッターの下には厚紙。アイロンは子どもの手の届かない所で
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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