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どら焼きやホットケーキを焼いて、ひと口食べたら、ほろ苦い。見た目もなんだか黄色っぽい。レシピどおりに作ったつもりなのに、どうして、と不安になりますよね。ふくらませるために入れた重曹が、お菓子の味に出てしまうことがあるんです。
先に結論をひとつ。苦さや黄色っぽさは、重曹が多すぎたか、生地に混ざりきらず固まりが残ったときに出やすい、という点です。そして食べ物に使う重曹は、「食品用」と表示のあるものだけ。掃除用の重曹をお菓子に使うのはやめてください。苦くなる理由の見分け方、量り方と混ぜ方、重曹とベーキングパウダーの違い、次に作るときの見直しを、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:苦くなる理由を知りたい人|量り方と混ぜ方を知りたい人|重曹とベーキングパウダーで迷う人|掃除用の重曹を使ったかもしれない人|苦くなった後の見直しをしたい人
苦くなる理由の早見表——どんな苦さかで見当をつける
まずは、どんな苦さなのかで見当をつけてみます。全体が同じように苦いのか、ところどころだけ苦いのか、色はどうか。見え方で、見直す場所が変わってくるんです。
| お菓子の様子 | 考えられること | 見直すところ |
|---|---|---|
| 全体がほろ苦い | 重曹の量が多かった | レシピの指定どおりに量り直す。目分量にしない |
| ところどころ苦い・ざらつく | 粉が混ざりきらず、固まりが残った | ほかの粉と合わせてふるう。混ぜむらを作らない |
| 全体が黄色っぽい・濃い茶色 | 量が多い、または混ぜむらがある | 量と混ぜ方の両方を見る |
| 苦いうえに薬品のような後味 | 食品用の表示がない重曹を使った | 食べるのをやめて、袋の表示を確かめる |
| ふくらまない・かたい | 量が足りない、材料の取り違え | レシピの材料名と袋の名前を照らし合わせる |
重曹は、お菓子の生地をふくらませる助けになる粉です。ちょうどよい量なら味に目立たないのですが、多いと苦みや黄色っぽさとして出やすくなります。レシピの分量は、ふくらみと味のバランスを見て決められているので、「少し多めのほうがふくらみそう」と足すのは、逆効果になりがちです。
見た目だけでは判断しにくいこともあります。同じレシピで作っても、混ぜ方や粉の合わせ方で出来上がりが変わるのが、お菓子作りの難しいところです。次の章から、量り方と混ぜ方を見ていきます。
量り方と混ぜ方——すり切りで量って、粉と一緒にふるう
重曹は少ない量で効く粉なので、量り方のぶれがそのまま味に出ます。大さじや小さじで量る場合も、山盛りにせず、縁ですり切りにするのが基本です。何グラム、何杯入れるかは、必ずレシピの指定に従ってください。
- 量る:計量スプーンの縁で、粉をそっと平らにならす。山盛りのまま入れない
- 先に粉と合わせる:小麦粉などの粉類と、重曹を先に合わせてふるう。固まりが残りにくくなります
- むらなく混ぜる:液体を入れたら、粉っぽさが消えるまで混ぜる。ただし混ぜすぎもよくないので、レシピの指示に合わせます
- 待たせすぎない:混ぜ終わったら、置きっぱなしにせず焼く。時間の指定があれば、そのとおりに
湿気て固まった重曹は、粉と混ざりにくく、ところどころ苦くなる原因になりがちです。袋の口はしっかり閉じて、湿気の少ない所にしまってください。固まりができていたら、無理にほぐして使わず、新しい袋にするほうが安心です。
💡 この困りごとへの提案
少ない量を毎回同じように量れると、味のぶれが減ります。計量スプーンのセットが台所に1つあると、すり切りの作業がぐっと楽になりますよ。
重曹とベーキングパウダーの違い——名前が似ていても別の材料
お菓子のレシピを見ていると、「重曹」と「ベーキングパウダー」の両方が出てきて、どっちがどっちか分からなくなることがありますよね。名前が似ていますが、別の材料です。袋の表示で名前を確かめてから使ってください。
- レシピに「重曹」とあれば重曹、「ベーキングパウダー」とあればそちらを使います
- 入れ替える場合の量は、一律には決められません。レシピの指定を守るのが安心です
- 重曹の代わりに、ベーキングパウダーの感覚で多めに入れると、苦みが出やすくなります
- どちらも入るレシピは、それぞれ役割があるので、片方だけで済ませずに指定どおりに
「家にあるのはどっちだったかな」と迷ったら、袋の表示を見るのが確実です。ふくらませる材料には、食品用の表示があるものを選んでください。
食品用かどうか——掃除用の重曹は食べ物に使わない
重曹は、掃除用と食品用で売り場や袋が分かれていることがあります。見た目が似ていても、お菓子や料理に使ってよいのは、袋に「食品用」「食品添加物」など、食べ物に使えるという表示があるものだけです。掃除用や、表示がはっきりしないものは、食べ物には使わないでください。
掃除用の重曹を使ってしまったかも、と気づいたときは、そのお菓子は食べずに、袋の表示を確かめます。口に入れて強い違和感があるときは、飲み込まずに出して口をすすいでください。体調に不安があるときは、医療機関に相談しましょう。
掃除用と食品用を同じ棚に並べていると、取り違えやすくなります。台所で使う食品用は、料理の道具と同じ場所に。掃除用は、掃除道具の棚に分けておくと安心です。袋の名前を書いたシールを貼っておくのも、ひとつの方法です。
苦くなってしまったお菓子と、次に作るときの見直し
焼いたお菓子が苦かったときは、無理に食べきらなくて大丈夫です。味が気になるなら、食べるのをやめてかまいません。せっかく作ったのに、と思いますが、体に合わない味を我慢するほうがつらいですよね。
次に作るときは、次の点を順番に見直してみてください。
- 袋に「食品用」などの表示があるか
- レシピの材料名と、袋の名前が合っているか(重曹とベーキングパウダーの取り違えがないか)
- 計量スプーンの縁ですり切りにして量ったか
- 粉類と合わせてふるったか
- 混ぜむらや粉の固まりが残っていないか
よくある迷いも、いくつか挙げておきます。
- 黄色くなるのは焼き色のせい?:焼き色と重曹の影響は見分けにくいものです。苦みも一緒に出ているときは、量や混ぜむらを疑って見直します
- 重曹が古いのが原因?:開封してから時間がたった袋は、湿気て固まりができがちです。固まりがあるときは、ふるってもほぐれにくいので、新しい袋に替えるほうが安心です
- 少しだけ苦いなら食べてもいい?:食品用の表示がある重曹をレシピの量で使った物なら、少しの苦みは味の問題です。掃除用の重曹が入った物は食べないでください。体調に不安がある時は食べず、気になる時は医療機関に相談しましょう。気になるなら無理をしないでください
- ベーキングパウダーだけで作ればいい?:レシピが重曹を指定しているなら、まずは指定どおりに作ってみるのが基本です
小さな子どもと一緒に作る場合は、粉を量る作業は大人が担当すると、味のぶれが出にくくなります。子どもには、混ぜる作業や型に入れる作業をお願いすると、一緒に楽しめます。
ゆきこ( ゚Д゚)『お菓子作りは、料理と違って「だいたいでいいか」が通じない場面がありますよね。重曹みたいに少しの量で効く材料は、量るひと手間がそのまま味になると思います』
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家でパンやお菓子を焼く話では、焼き上がった後の扱いに迷ったときのホームベーカリーの焼き上がり後、何分まで放置できる?も役に立ちます。
まとめ:重曹の苦さは、量と混ぜむらと「食品用」の確認から
- 苦さの主な原因は、量が多いことと混ぜむら。目分量にしない
- 計量スプーンの縁ですり切りにして、粉類と合わせてふるう
- 重曹とベーキングパウダーは別の材料。レシピの指定を守る
- お菓子に使うのは食品用の表示がある重曹だけ。掃除用は食べ物に使わない
- 苦くて不安なときは食べない。体調に不安があれば医療機関へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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