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長く編んでいると、手のひらや指が疲れてくる。かぎ針の持ち手が細くて、握りしめてしまうからかもしれません。持ち手が太い針に買い替える前に、いま持っている針の持ち手を、自分で太くできないかな、と考えますよね。
先に結論をひとつ。持ち手の部分を太くすると、握りやすくなることがあります。手軽なのは、布テープやスポンジのチューブを巻く、太めのペン用のグリップを通す、といった方法です。ただし、針の先や、糸をかける所にはかぶせないこと。巻いた物がずれないよう、端を止めることも大事です。手や指が痛む時は、無理に続けず休んでください。方法と気をつけることを、順に見ていきましょう。
ケース別に読む:方法を知りたい人|布テープで太くしたい人|やわらかく握りたい人|ずれて困る人|疲れが続く人|迷いを解消したい人
先に結論——持ち手だけを太くする。針の先にはかぶせない
グリップを自作する時の考え方は、シンプルです。針を握る持ち手の部分だけを太くします。針の先(糸を引っかけるかぎの部分)に何かをかぶせると、糸が引っかかって編めなくなりますし、糸が傷む原因にもなります。まずは方法を早見表で見ておきましょう。
| 方法 | 向く場面 | ひとこと |
|---|---|---|
| 布テープを巻く | 今すぐ、道具をそろえずに太くしたい | 太さを巻く回数で調整できる。端を止める |
| スポンジのチューブを通す | やわらかい感触で握りたい | 針の持ち手の太さに合う内径を選ぶ |
| ペン用のグリップを通す | 既製品で形がきれいな物を使いたい | 針の太さと合うか、通してから確かめる |
| 針の先まで巻く・かぶせる | 向かない | 糸が引っかかり、編み目が乱れる |
どの方法も、いきなり針に取りつけず、短時間試して、手になじむかを確かめてください。巻く物の厚さが合っていないと、握りにくさで逆に疲れることがあります。太さは、手の大きさや握り方で、合う感じが違います。
今すぐ太くしたい——布テープを巻く
布テープは、家にある物で手軽に試せます。巻く回数で太さを調整できるので、最初の一つにも向いています。
- 持ち手の端にテープの先を貼る。針の先から離れた、握る部分の端から始めます
- 半分ずつ重ねながら、ゆるめに巻く。きつく巻きすぎると、握った時に当たりが硬くなります
- 最後の端をしっかり押さえる。端が浮いていると、編んでいる間にずれたり、糸に引っかかったりします
巻く範囲は、指で持つ部分だけにします。針には、親指を当てる平らな部分がある物があります。ここは針の向きの目印にもなるので、覆いすぎないほうが編みやすいことがあります。巻いたあとに糸をかけてみて、引っかからないかを確かめてください。
テープは、手で触れる所が少しずつ汚れたり、はがれたりします。気になったら、巻き直してください。使い終えたあとにテープを残したままにすると、粘着が弱くなって、ずれやすくなります。
やわらかく握りたい——スポンジのチューブとペン用のグリップ
テープより、やわらかい感触で握りたい。そんな場合は、スポンジのチューブや、ペン用のグリップを持ち手に通す方法があります。
- スポンジのチューブ。針の持ち手を通して、やさしく握れる太さにします。チューブの穴が針より大きすぎると、ぐらぐらしてずれます
- ペン用のグリップ。形が整っていて、握りやすい太さです。針の太さに合う物を選びます
- 通す前に、針の先でチューブを傷つけない。針の先は、手や目も傷つけます。ゆっくり、先を自分に向けないで通してください
ゴムのようなやわらかい素材のグリップは、使わずに置いておいても、年月がたつとべたつくことがあります。そうなった時の考え方は、ボールペンのグリップがベタベタする時の直し方に詳しく書かれています。針に通したグリップが、べたついてきたら、取り替える時期のサインです。
巻いたり通したりする時は、針の先を人や自分の顔に向けないようにして、机の上で作業するのが安心です。子どもがそばにいる時は、針と材料を手の届かない所に置いてから始めてください。
ずれて困る時——端をしっかり止める
グリップを自作した人が困りやすいのが、編んでいる間に、巻いた物がずれてくることです。ずれると、握り心地が変わって、かえって疲れます。
| ずれ方 | 考えられること | 直し方 |
|---|---|---|
| 巻いた物が針先側へずれる | 端が止まっていない | テープで端を一周止める |
| チューブが回る | 穴が針より大きい | 細いテープで下巻きして太さを足す |
| 巻いた所がほどける | 巻き終わりが浮いている | 端を押さえて、上から別のテープで止める |
ずれ止めには、巻き始めと巻き終わりの両方を止めるのがコツです。片方だけだと、そこからゆるんできます。止めたあとは、握って軽くひねってみて、動かないか確かめてください。
道具が手元にない時は、針の代わりになる物で編む考え方もあります。こちらはかぎ針の代わりになるもので見ておくと、針そのものが見当たらない時にも役立ちます。
それでも疲れる時——休む。針そのものを見直す
グリップを太くしても、長く編むと、手や指は疲れます。手や指に痛みやしびれを感じたら、無理に続けず、休んでください。痛みが続く時や、日常の動きに支障が出る時は、受診を考えてください。
- ときどき手を休める。編む手を止めて、指を開いたり、手首をゆっくり回したりします
- 握る力を弱める。針を握りしめず、支えるくらいの力で持ちます
- 糸を引っ張りすぎない。糸のテンションが強いと、手や指に負担がかかります
- 針の太さを見直す。細い針に太い糸を通して編むと、手に力が入ります。糸に合う針を選ぶことも、疲れ方に関わります。針の太さの見方はかぎ針とジャンボかぎ針の違いで見ておけます
自作で合わない時は、最初から持ち手が太く作られた、グリップ付きのかぎ針に替える選択もあります。握った時の感触は人によって違うので、お店で実際に持って確かめられると安心です。
よくある迷い——どれくらい太くすればいい? 洗える?
Q. どれくらい太くするのが合いますか?
手の大きさや握り方で、合う太さは違います。少しずつ巻き足しながら、握りやすい所で止めてください。太くしすぎると、針の向きが分からなくなったり、手が開いて疲れたりします。
Q. 洗っても大丈夫ですか?
布テープやスポンジは、水に濡れると、粘着が弱くなったり、乾くまで時間がかかったりします。汚れた時は、巻き直すか、新しい物に替えるのが手軽です。
Q. 糸をかける所に少しかかってしまいました。
糸が引っかかるようなら、その部分は外してください。かぎの周りに巻いた物があると、輪を引き出す時に邪魔になります。
ゆきこ( ゚Д゚)『手が疲れるのは、道具が合っていないサインのことも多いですよね。無理せず、握りやすい形に整えるのは、いい考え方だと思います』
💡 この困りごとへの提案
最初から持ち手が太く作られた、グリップ付きのかぎ針もあります。自作が合わなかった時の選択肢として、見ておくと安心です。
あわせて読みたい
グリップがべたつく時はボールペンのグリップがベタベタする時の直し方、針が手元にない時はかぎ針の代わりになるもの、針の太さの違いはかぎ針とジャンボかぎ針の違いを参考にしてください。
まとめ:持ち手だけを太くする。針の先にはかぶせず、端を止める
- 太くするのは持ち手の部分だけ。針の先や糸をかける所にはかぶせない
- 手軽なのは布テープを巻く方法。スポンジのチューブやペン用のグリップも使える
- 巻き始めと巻き終わりの端を止める。ずれは疲れの元になる
- 手や指が痛む時は休む。続く時は受診を考える
- 合わなければ、グリップ付きのかぎ針に替える
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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