※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
池や川のほとりで、小さくて黒っぽい水鳥がぷかぷか浮いている。見ているうちに、ぽちゃんと水の中へ消えて、ずいぶん離れたところにひょっこり浮かび上がる。そんな姿を見て、「あれ、カモの子ども?」と思った人は多いのではないでしょうか。
先に結論をひとつ。カイツブリはカモのなかまではなく、カモより小さくて、くちばしがとがっていて、よく水にもぐる鳥です。カモはくちばしが平たく、水面で逆立ちして水底の草などを食べることが多いと言われます。この記事では、見る所を「大きさ」「くちばし」「もぐり方」に絞って、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:小さな黒っぽい鳥を見分けたい人|もぐり方で見分けたい人|白いくちばしの黒い鳥を見た人|ヒナを乗せた鳥を見た人|水辺で見る時の決まり
見分けの早見表——大きさ・くちばし・もぐり方・足
池にいる水鳥は、遠くから見ると似たように見えます。でも、見る所を4つに絞ると、ぐっと整理しやすくなるんです。大きさ、くちばし、水の上での動き、体の形。この順番で見ていきます。
| 見る所 | カイツブリ | カモ |
|---|---|---|
| 大きさの目安 | ハトより小さく、丸っこい | 種類によるが、ハトより大きい物が多い |
| くちばし | 短めで、先がとがっている | 平たくて幅がある |
| 水の上での動き | 頭から沈んで、よくもぐる | 水面で逆立ちして食べることが多い |
| お尻のあたり | ほとんど目立たず、丸い | 尾が少し上に出る物が多い |
| 足の位置 | 体の後ろ寄りで、岸を歩くのは苦手と言われる | 体の真ん中あたりで、岸を歩く姿も見られる |
| 季節による色 | 夏は首が赤茶色っぽく、冬は地味な灰茶色と言われる | 種類や性別で大きく違う |
いちばん分かりやすいのはくちばしです。カイツブリは細くてとがった短いくちばしで、小さな魚や水の虫をつかまえて食べると言われます。カモのくちばしは、しゃもじのように平たくて幅があります。距離があって見えにくい時は、双眼鏡で一度のぞくだけで、形がぐっとはっきりしますよ。
大きさは、ひとつの手がかりです。ただ、カモの中には小柄な種類もいるので、大きさだけで決めるのは危ないです。「ハトより小さくて丸い」という印象に、とがったくちばしが重なれば、カイツブリのなかまと考えてよさそうです。
迷った時の見る順番も決めておくと、気持ちが楽になります。
- 大きさを見る。ハトより小さくて丸っこいかどうか
- くちばしを見る。とがっているか、平たいか
- 動きを見る。頭から沈むか、水面で逆立ちするか
3つのうち2つがそろえば、おおよその見当はつきます。残りの1つは、次に出会った時の宿題にしておくくらいで、ちょうどいいんです。
もぐり方で見分ける——頭から沈むか、逆立ちか
見分けの決め手になるのが、水の上での動きです。カイツブリは、頭から沈むようにしてもぐり、しばらくしてから思わぬ場所に浮かび上がってきます。もぐっている時間は、見ている側にはけっこう長く感じられるかもしれません。見失っても、あわてて水辺に近づく必要はありません。少し待って、水面を広く見渡してみてください。
カモは、お尻を空へ向けて水面で逆立ちし、水底の草などを食べることが多いと言われます。尾がぴょこんと出る姿は、とても分かりやすい目印です。ただし、カモのなかまにも、もぐって餌を探す種類がいます。「もぐる鳥=カイツブリ」と決めつけず、くちばしの形と大きさをあわせて見るのが安心です。
泳ぎ方にも、少し違いが出ます。カイツブリは、小さな体で水面に低く浮かび、あちこちへ素早く動き回る印象です。カモは、群れでのんびり浮かんでいたり、岸で休んでいたりする姿が目立ちます。水面にいるカモの見分けは、カルガモとマガモの違いで、くちばしや頭の色から整理しています。
冬と夏で見た目が変わる——黒い鳥のオオバンとも見比べる
同じカイツブリでも、季節によって見た目の印象が変わると言われます。夏のころは首のあたりが赤茶色っぽく見え、冬は全体に灰色がかった茶色で、地味に見えることがあります。冬の池で「前に見た鳥と違う」と感じたら、季節による色の違いかもしれません。
もうひとつ、よく迷うのが全体が黒くて、くちばしが白い鳥です。これはカイツブリではなく、オオバンの可能性があります。カモとは別のなかまの鳥で、カイツブリより大きく見えることが多いと言われます。
- 小さく丸くて、くちばしがとがっているなら、カイツブリのなかま
- くちばしが平たいなら、カモのなかま
- 全体が黒く、くちばしと額が白っぽいなら、オオバンかもしれません
水鳥の名前は、離れて見ると決めにくいものです。分からない時は、無理に決めずに「小さな黒っぽい水鳥」とメモしておきましょう。あとで図鑑や写真と見比べると、すっきり名前が分かることもあります。
ヒナを背中に乗せる?——親子を見かけた時
カイツブリは、親鳥が背中にヒナを乗せて泳ぐことがあると言われます。羽の間にヒナが隠れて、顔だけがちょこんと見える姿が話題になることもあります。巣は、水草などを集めて、水面に浮かぶように作ると言われています。
こういう場面に出会ったら、見る側の動き方がいちばん大事です。ヒナが水の上にひとりで浮かんでいても、親鳥が近くにいることが多いと言われます。拾わない、触らない、巣に近づかないのが基本です。人が近づくと、親鳥が巣やヒナから離れてしまうことがあります。写真を撮りたくなっても、少し離れた所から、静かに眺めるだけにしましょう。
野鳥は法律で守られていて、捕まえることも、家で飼うこともできません。弱っているように見える鳥を見つけたら、自分で連れて帰らず、公園の管理者や自治体の窓口に伝えるのが安心です。
水辺で見る時の決まり——柵の外に出ない・子どもは大人と一緒
池や川の水辺は、鳥にとっても人にとっても、気をつけたい場所です。見る時に守りたいことを、まとめておきます。
- 柵の外には出ない。水辺は足元がぬかるんだり、くずれたりしやすい場所です。身を乗り出して写真を撮るのも控えます
- 子どもは大人と一緒に。水辺では手が届く距離にいて、目を離さないようにします
- えさをやらない。パンも含めて、人の食べ物は鳥の体に合いません
- 巣やヒナに近づかない。触らない、拾わない、持ち帰らない
- 犬は短いリードで。水辺の草むらに入れず、鳥に近づけないようにします。猫や小鳥も、野鳥に近づけないようにしてください
- 公園の物は持ち帰らない。羽や石、草花もそのままに。人の敷地にある池をのぞき込むのも控えます
ゆきこ( ゚Д゚)『小さな鳥ほど、つい近くで見たくなりますよね。でも、離れて静かに眺めているほうが、鳥も落ち着いて、長く見せてくれる気がします』
💡 この困りごとへの提案
池の水鳥は、思ったより遠くにいることが多いんです。軽い双眼鏡が1つあると、くちばしの形まで見えて、カモとの見分けで迷うことがぐっと減ります。首からさげても疲れにくいと、散歩のついでに持ち出しやすいですよ。
あわせて読みたい
茶色っぽいカモの見分けはカルガモとマガモの違い、公園の白いカモが気になる人はマガモとアヒルの違いへどうぞ。双眼鏡選びで迷ったら双眼鏡を買って後悔した7つの理由も参考になります。魚を食べる鳥の話から、魚つながりで未利用魚とは?もあわせて読んでみてください。
まとめ:くちばしの形ともぐり方を見る。柵の外に出ず、離れて静かに
- カイツブリはカモのなかまではない。ハトより小さく丸く、くちばしがとがっている
- カモはくちばしが平たい。水面で逆立ちして食べることが多いと言われる
- すぐ頭から沈んでもぐるのは、カイツブリの特徴。見失っても少し待つ
- 全体が黒くてくちばしが白い鳥は、オオバンかも。迷ったら無理に決めない
- えさをやらず、巣やヒナに触らない。柵の外に出ず、子どもは大人と一緒に
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



コメント