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ランタナは、色とりどりの小さな花が長く咲く庭木・鉢花として人気です。それなのに、葉ばかり茂って花が咲かない。切り戻したいけれど、どこを切ればいいのか分からない。葉に独特のにおいがあることや、花のあとにつく黒い実が気になる人もいますよね。
先に結論をひとつ。花が咲かない時は、日当たりと切り戻しの位置・切りすぎを見直します。切り戻す位置は「葉のつけ根の少し上」です。そして、ランタナの黒い実は口に入れない。子どもとペットの手の届く所では、実を早めに取ることも大切です。咲かない理由、切り戻し、におい、黒い実、増えすぎた時の考え方を、順番に見ていきます。
ケース別に読む:花が咲かない人|どこを切るか知りたい人|においが気になる人|黒い実がついた人|増えすぎた人
花が咲かない時——日当たりと切りすぎを見る
ランタナは、日当たりを好む植物と言われます。葉は元気に茂るのに花が少ない時は、まず置き場所を見直します。次に、切り戻しの位置と、切りすぎていないかを確かめます。見る所を、早見表にしました。
| 見る所 | 確かめること | 見直し方 |
|---|---|---|
| 日当たり | 日中、日が当たる時間が短くないか | 日の当たる場所へ移す。鉢なら動かせます |
| 切り戻しの位置 | 葉も芽もない所で切っていないか | 葉のつけ根の少し上で切る |
| 切りすぎ | 全体を短く切りすぎていないか | 葉を残して切る。次の芽が出るのを待つ |
| 枝の混み具合 | 内側の枝が混み合っていないか | 込み合う枝を間引いて風を通す |
| 水やり | 土が常に湿っていないか、乾きすぎていないか | 土の表面を見て、乾いてから与える |
鉢植えの場合は、鉢の底の穴から根が出ていないかも見てみます。根が鉢いっぱいに回ると、水や空気が行き渡りにくくなります。植え替えの時期や鉢の大きさは、品種や環境で違うので、説明書きや園芸店の案内を確かめてください。
どれも、すぐに結果が出るとは限りません。品種や育てている環境によって、咲くまでの時間は変わります。説明書きや園芸店の案内で、育てている株に合った管理を確かめてください。
肥料や薬剤を使う時は、製品の表示のとおりにしてください。まずは日当たりと切り方の見直しから始めると、迷いません。
切り戻しはどこを切る?——葉のつけ根の少し上で
ランタナの切り戻しで迷うのが、「どこを切るか」です。決め方はシンプルで、葉のつけ根の少し上です。葉のつけ根からは、次の芽が出てきます。そのすぐ上で切ると、芽が出て、枝が増えていきます。
- 切るのは、葉のつけ根の少し上。つけ根のすぐ上でも、離れすぎた位置でもありません
- 切りすぎない。全体を短くしすぎず、葉を残します。時期は、品種や地域で違うので、説明書きや園芸店の案内を見てください
- 剪定ばさみは清潔に。切る前に刃を拭いておきます。刃先は自分や人のいない向きに。切れ味が落ちた時はハサミの研ぎ方(簡単)が参考になります
- 切った枝は小さな子どもの口に入ることがあるので、すぐ袋に入れて、手の届かない所へ置きます
切り戻したあとは、しばらく花が減ることがあります。つけ根から新しい芽が伸びて、枝が増えるまでの間です。焦って追加で切らず、日当たりと水やりを確かめながら、様子を見てください。切った枝は、集めて袋に入れ、自治体の出し方に沿って捨てます。
においが気になる時——葉に独特のにおいがある
ランタナの葉は、触ったり切ったりすると、独特のにおいがすると言われます。感じ方には個人差があり、気にならない人もいれば、苦手に感じる人もいます。
- 窓のすぐ横や玄関ドアの前は避ける。においが気になる人は、人の通り道から少し離れた場所に置きます
- 切る作業は風通しのよい所で。切った枝や葉のにおいが、手や服につくことがあります。作業のあとは手を洗います
- においが手や服に残った時は、手を洗い、服は洗濯表示どおりに洗います。使っていた軍手は軍手の洗い方のとおりに洗えます
洗濯物を干す場所や、窓を開けて過ごす部屋のそばに置く時は、風向きも見ておきます。においが室内に入りやすいと感じたら、少し離した位置へ置き直せば足ります。ベランダに置く場合は、集合住宅の管理規約で、手すりまわりや避難経路に物を置いてよいかを確かめてください。
香りの強い花木といえば、秋の金木犀もよく知られています。香りが漂う季節のことは金木犀はいつ咲く?にまとめています。ランタナは花そのものより葉のにおいが気になる、と言われる点が違います。
黒い実がついた時——口に入れない、手の届かない所へ
ランタナは、花のあとに黒っぽい小さな実がつくことがあります。この実は、口に入れてはいけません。実や葉には、口にすると体に合わないことがあると言われていて、とくに小さなお子さんやペットには注意が必要です。毒性の強さや量は、自己判断せず、「口に入れない」と決めておくのが確実です。
- 実は口に入れない。お子さんが拾って口に入れることがあります。庭や鉢の足元を、ときどき確かめてください
- 子どもとペットの手の届く所では、実を早めに取る。猫や犬、小鳥は、植物をかじることがあります。置き場所は届かない所にします。気になる様子がある時は、獣医さんに相談してください
- 取る時は手袋をする。汁が手につくことがあるので、取ったあとは石けんで手を洗います
- 口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口へ。慌てず、何をどのくらい口にしたかを伝えられるよう、実の写真や残りを手元に置いておくと伝えやすくなります
汁が肌につく時は、水で洗います。目をこすらないでください。肌に合わない時は、医療機関に相談します。
増えすぎた時——範囲を決めて、手袋をして切る
ランタナは、地植えで大きく広がることがあります。増えすぎて困る前に、育てる範囲を決めておくと、管理が楽になります。範囲を超えた枝は、葉のつけ根の少し上で切ります。
- 範囲を決める。ここまで、と決めて、はみ出した枝を切ります
- 実を落とさない。実が地面に落ちると、そこから増えることがあります。実は早めに取って、袋に入れて捨てます
- 集合住宅の花壇・植え込み・ベランダ。管理規約と管理会社の案内が先です。共用部の植物を勝手に切ったり、鉢を置いたりしないでください
- 切る時は手袋を。汁が手につくことがあるので、薄手の手袋があると作業しやすくなります。終わったら、手を洗います
寒さに弱い品種もあると言われます。冬の置き場所や管理は、育てている株の説明書きを見てください。花がない時期に慌てて切らず、様子を見ることも大切です。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、花が咲かないとつい切りたくなりますよね。まずは日当たり、切るなら「葉のつけ根の少し上」と決めておくだけで、迷いが減ると思います』
💡 この困りごとへの提案
実を取る時も、枝を切る時も、手袋が1組あると助かります。汁や実に素手で触れずに済み、作業のあとに手を洗う前に、気持ちの余裕もできます。
あわせて読みたい
切れ味が落ちたはさみはハサミの研ぎ方(簡単)を、作業用の手袋の洗い方は軍手の洗い方を、香りの強い花木の話は金木犀はいつ咲く?をどうぞ。
まとめ:日当たりと切り方を見直す。黒い実は口に入れない
- 花が咲かない時は、日当たりと切りすぎを見直す
- 切り戻しは、葉のつけ根の少し上で。切りすぎず、葉を残す
- 葉の独特のにおいは、置き場所と風通しで考える。作業後は手を洗う
- 黒い実は口に入れない。子どもとペットの手の届かない所へ。口に入れた時は医療機関や中毒の相談窓口へ
- 増えすぎたら範囲を決め、手袋をして切る。集合住宅は管理規約が先
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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