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池や水路の水面を、すいすいと滑るように動く虫。アメンボです。「触ると飴のようなにおいがする」と聞いたことがある人は多いですよね。本当なのか、どうしてそんなにおいがするのか、そもそもなぜ水に浮いていられるのか。お子さんに聞かれて、答えに詰まった人もいるはずです。
先に結論をひとつ。アメンボは、触ると甘いにおいがすると言われ、それが名前の由来という説もあります。においは身を守るために出すものと言われています。水に浮くのは、足の先の細かい毛と、水の表面の力のおかげと言われます。この記事では、においの話、名前の説、浮く仕組み、ミズスマシとの違い、水辺で観察する時の安全まで、順番に見ていきます。
ケース別に読む:においが気になる人|名前の由来を知りたい人|なぜ浮くか知りたい人|ミズスマシと見分けたい人|子どもと観察したい人
においの話——触ると甘い飴のようなにおいがすると言われる
アメンボは、つかまえたり、強く触れたりした時に、甘いにおいを出すと言われます。「飴のようなにおい」「甘ったるいにおい」と表現されることが多く、名前の由来になった説まであります。感じ方は人によって違い、はっきりしないと感じる人もいれば、強く感じる人もいます。
においは、身を守るために出していると言われています。つまり、触らなければ、においに気づく機会は少ない、ということです。においを確かめたくて、わざわざつかまえる必要はありません。
「飴のにおい」と聞くと、確かめてみたくなりますが、確かめなくても大丈夫です。においの話は、「そう言われているんだって」と、お子さんと話のネタにするだけで足ります。もし触ってしまって手ににおいが残った時は、石けんで洗い、まだ気になるなら、もう一度洗います。
- 顔を近づけない。においを嗅いで確かめようと、虫に顔を寄せるのは避けます。お子さんにもさせないでください
- 口に入れない・触った手で目や口を触らない。観察のあとは、必ず手を洗います
- 触ったら石けんで手を洗う。においが手に残った時も同じです。かぶれや痛みなど、気になる症状が続く時は医療機関に相談してください
名前の由来の説——飴のにおいから「アメンボ」?
アメンボの名前には、いくつかの説があると言われます。よく紹介されるのは、甘い飴のようなにおいがするから「飴ん坊(あめんぼう)」になったという説です。ほかにも、雨の日に水面でよく見かけるから、という説があります。
どの説が正しいかは、はっきりしていないようです。「そういう説がある」くらいに受け止めて、お子さんには「においから名前がついたという説があるよ」と、説であることを添えて話すと、間違いがありません。
名前の由来を調べるなら、図書館の図鑑や、博物館・自治体の自然観察の案内が確かです。いくつか見比べてみると、説の違いも分かって面白いですよ。
水に浮く仕組み——足先の細かい毛と、水の表面の力
アメンボが水に沈まずに立っていられるのは、足の先に細かい毛が生えていて、水をはじくからと言われます。水には、表面を引っ張って、薄い膜のように保とうとする力があります。その力が、細かい毛のついた足先を支えていると言われます。水面が、足の下で少しくぼんで見えるのは、そのためです。
観察のコツは、静かに待つことです。足音や影に気づくと、アメンボはすっと離れてしまいます。水面に空や雲が映って見えにくい時は、少し立つ向きを変えると、足元の様子が見やすくなります。天気のよい日は、帽子をかぶり、水分をとりながら、無理のない時間で切り上げます。
池や水路で、アメンボの足の下に小さなくぼみが見える時があります。虫眼鏡や双眼鏡で、遠くからゆっくり見るのがおすすめです。近づきすぎず、水面を揺らさないように見守ると、足の動かし方がよく分かります。
水辺に洗剤などを入れて「沈むかどうか」を試す実験は、生き物にも水辺の環境にも負担になるので、しないでください。観察は、あくまで見るだけにとどめます。
ミズスマシとの違い——水の上を滑るか、くるくる回るか
水面にいる虫で、アメンボとよく比べられるのがミズスマシです。見分けの目安は次のとおりです。
- 動き方。アメンボは、細長い足を広げて、水の上に立って滑るように進みます。ミズスマシは、水面をくるくると回るように、素早く動きます
- 体の形。アメンボは細長い体と長い足、ミズスマシは丸っこくて小さな体です。大きさは種類や個体で違うので、形で見分けるのが確実です
- 水との関わり。アメンボは水の上に立つのが基本です。ミズスマシは、水面だけでなく、水の中にも潜ると言われます
水面を動く虫は、ほかにもいます。見分けが難しい時は、写真に撮って、図鑑や自治体の自然観察の案内で確かめてみてください。見つけた場所の様子(池か水路か、日なたか日陰か)をメモしておくと、後で調べやすくなります。
観察のために虫取り網を作りたい時は、虫取り網の代用、家にあるもので作れますが参考になります。ただ、アメンボは水面の虫です。網ですくうより、見るだけにとどめるほうが、お互いに安心です。
子どもと観察する時——水辺は大人がそば、柵の外には出ない
アメンボを見に行く場所は、池や水路、田んぼ、小川のそばです。虫より先に、水辺の安全を決めておきます。
- 大人がそばにいる。お子さんだけで水辺へ行かせず、手の届く範囲で一緒に見ます
- 柵の外には出ない。柵やロープの外側へ入って、水の近くまで行かないでください
- 足元のぬかるみに注意。雨のあとは土が柔らかくなって、滑りやすくなります。脱げにくい履物を選びます
- 公園・田んぼ・私有地の決まりを守る。勝手に入らず、立入禁止や採取禁止の表示があれば従います。決まりが分からない時は、管理者や自治体の案内を確かめます
- つかまえたら、見つけた場所へ戻す。持ち帰らず、その場で観察したら、見つけた水辺に戻します。触ったら、石けんで手を洗います
家の水槽や金魚鉢の水のことが気になる人は、メダカの水槽のコケ、そのままでいい?のような、水まわりの記事もどうぞ。水の様子を見る目が、観察にも役立ちます。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、「飴のにおい」と聞くと、確かめたくなりますよね。でも、においは話のネタにして、観察は離れて見るだけにするのが、いちばんきれいに終われると思います』
💡 この困りごとへの提案
水辺では離れて見るのが基本です。家に帰ってから、撮った写真を見たり、足元の葉や花、石を観察したりする時に、子ども向けの虫眼鏡があると楽しさが広がります。持ったまま走らないよう、大人が持ち方を一緒に伝えてください。
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虫取り網の代わりを作りたい人は虫取り網の代用、家にあるもので作れますを、水まわりの様子の見方はメダカの水槽のコケ、そのままでいい?をどうぞ。
まとめ:においは話のネタ、観察は離れて。水辺は大人がそば
- 触ると甘いにおいがすると言われる。においを確かめるために、顔を近づけたり、つかまえたりしない
- 名前の由来は「においから」という説がある。説と添えて話す
- 水に浮くのは、足先の細かい毛と水の表面の力と言われる。洗剤を入れる実験はしない
- アメンボは水の上を滑り、ミズスマシはくるくる回る。迷ったら写真で調べる
- 水辺は大人がそば・柵の外に出ない・ぬかるみに注意。決まりを守り、見つけた場所へ戻し、触ったら手を洗う
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手順を1枚にまとめています。



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