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昨日までふっくら丸かったリトープスが、触るとぷにっと柔らかい。表面が透けたようになっていたり、とろりと崩れていたり。小さな石のような姿が好きで育てている人ほど、びっくりしますよね。
先に結論をひとつ。透けて崩れる「溶ける」と、縮んでしわしわになる状態は、見た目が似ていても別の話であることが多いです。溶けるのは水の与えすぎや蒸れが関わると言われ、しわしわは脱皮の前後や夏の休みのことがあります。どちらも、水を足す前に株の様子を見るのが先です。
溶けた時の見分け方、しわしわの時の考え方、徒長した時の直し方、植え替えのあとに元気がない時まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:透けて崩れた人|しわしわの人|背が伸びた人|植え替え後の人
溶けた時の見分け方——透けて崩れる株は水を止める
リトープスの「溶ける」は、株が水っぽく透けて、触ると崩れる状態を指すことが多いです。水を含みすぎた株は、中から傷みやすいと言われます。まず、今の株がどの状態に近いかを表で見てください。
| 見た目 | 考えられること | まず見ること |
|---|---|---|
| 透けて、触ると崩れる | 水の与えすぎ・蒸れ | 水を止める。鉢の中が湿ったままではないか |
| 黒っぽく、においがする | 根や株元の傷み | 傷んだ株を分けて、ほかの株から離す |
| しわしわで、ふくらみがない | 脱皮・夏の休み・水不足 | 割れ目から新しい葉が見えるか(第2章) |
| 背が伸びて細長い | 光の足りなさ | 置き場所の明るさ(第3章) |
溶ける前に出やすいサインもあります。株の色がいつもよりくすむ、つやが出てふくらみすぎる、触ると張りがなく柔らかい、といった変化です。雨が続いた時や、水やりのあとに風通しの悪い場所に置いていた時は、特に鉢の中の湿り気を見てください。
溶けたと分かった時は、次の順番で進めます。
- 水やりを止める。心配で足したくなっても、ここは我慢です
- 風通しのよい明るい所へ移す。急に強い日ざしの下に出すと、傷んだ株には負担になります
- 崩れた株を取り分ける。ほかの株や土に傷みが広がらないよう、傷んだ部分は離します。切り分ける時は清潔なはさみを使い、刃先を人に向けないでください
- 触った後は手を洗う。崩れた株や土は、子どもとペットの手が届かない所で片付けます
傷みが株の中心まで進んでいると、助からないこともあります。それでも、早く水を止めて分けておけば、隣の株を守れる見込みは残ります。傷んだ株が入っていた土は使い回さず、捨てる時は自治体の案内に従ってください。確かめ方は植木鉢の土の捨て方にまとまっています。
しわしわの時は脱皮かも——夏の休みと水不足の見分け方
「溶けたのではなく、しわしわに縮んだ」という時は、水を足す前に少し待ってください。リトープスには、古い葉がしぼんで、中から新しい葉が育つ時期があります。これを脱皮と呼ぶことがあります。
脱皮の間、古い葉は薄い皮のようにしわしわになっていきます。割れ目から新しい葉がのぞいていたら、古い葉のしわしわは自然な変化かもしれません。この時期は水を控える考え方が一般的と言われます。ただ、時期や量は品種と育つ環境で変わるので、育てている株の説明書きや購入先の案内を見てください。
もうひとつが夏の休みです。暑い時期は、成長をお休みするような姿になることがあります。このしわしわは水不足ではなく、休んでいるだけのことも。そこで水をたっぷり足すと、蒸れて溶ける原因になりやすいと言われます。涼しくて風通しのよい場所で、水を控えめにする考え方です。
脱皮の途中で、古い皮が株にくっついていても、無理にはがさないでください。新しい葉を傷つけることがあります。自然にはがれるのを待ちます。
- 割れ目から新しい葉が見える。脱皮の途中のことがあります
- 暑い時期で、色が落ち着いている。夏の休みのことがあります
- 長く水をやっておらず、全体が縮んで土もからから。水が足りないこともあります
迷った時は、鉢を持ち上げてみてください。軽ければ土が乾いていて、重ければまだ湿っています。割れ目の様子と鉢の重さを見てから、水を足すかどうかを決めると、失敗が減ります。
徒長した時の直し方——光を足して、土を寄せる
徒長は、背が伸びて細長く、ひょろっとした姿になることです。光が足りない置き場所で起きやすいと言われます。細くなった株は倒れやすく、水が多いと、さらに伸びることもあります。
いったん伸びた部分を丸く戻すのは難しいので、これから出る新しい葉が丸く育つように、光を足す考え方で進めます。窓辺の明るい場所に近づけますが、いきなり強い日ざしに出すと焼けることがあるので、少しずつ慣らしてください。強い日ざしが当たる窓は、遮光カーテンでやわらげる方法もあります。
倒れそうな株は、土や化粧砂を株元に少し寄せて支えると、見た目が落ち着くことがあります。ただし、株の上の平らな面は埋めないでください。埋まると、光が入りにくくなります。
置き場所を変えても、株の形はすぐには変わりません。新しい葉が出てくるまで、焦らず見守ってください。
植え替えのあとに元気がない時——根を乾かして待つ
植え替えのあとにしわしわになったり、ぐらついたりするのは、根が傷んで水を吸いにくくなっているからと言われます。そこで水をたっぷり与えると、傷んだ根が腐る原因になりやすいので、すぐには与えない考え方です。
- 根を傷つけない。古い土を落とす時は、細い根を引っ張らないでください
- 植え付けたあとは明るい日陰で待つ。強い日ざしや雨は避けます
- 水を与える時期は株の様子で決める。説明書きや購入先の案内で確かめてください
- 土は水はけのよい多肉植物用。鉢の底に穴があるか、受け皿に水がたまっていないかも見ます
鉢が株に対して大きすぎると、土が乾きにくくなります。植え替える時は、株より少し大きいくらいの鉢が目安と言われます。鉢底石が要るかどうかで迷った時は、プランターに鉢底石はいらない?が参考になります。
子どもとペットのいる家では——手の届かない所に
リトープスは小さな石のような形で、子どもが触りたくなる姿です。小さな子どもやペットの手が届かない場所に置いてください。落ちた葉や、取り分けた傷んだ株のかけらも口に入りやすいので、見つけたらすぐ拾います。
猫や小鳥、小動物は、鉢植えをかじることがあります。毒があるかどうかは植物や個体で違うと言われるので、届かない所に置いて、気になる時は獣医さんに相談してください。
万一、口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口へ相談してください。株や土を触った後は、石けんで手を洗いましょう。薬剤などを使う時は、製品の表示のとおりに、換気をして、子どもとペットを近づけないでください。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、溶けたかなと思う時ほど、水を足したくなりますよね。でも、先に割れ目と鉢の重さを見る。それだけで防げる失敗は多いと思います』
💡 この困りごとへの提案
植え替えの時に、水はけのよい多肉植物用の土が1袋あると、土選びで迷いません。買い足す時の目安にしてください。
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まとめ:溶けたら水を止める。しわしわは割れ目を見てから
- 溶けたら水を止める。風通しのよい明るい所へ移し、傷んだ株は分ける
- しわしわはすぐ水を足さない。脱皮と夏の休みのことがあるので、割れ目を見る
- 徒長は光を足す。倒れそうな株は土を寄せ、上の平らな面は埋めない
- 植え替えのあとは根を乾かして待つ。水の時期は説明書きで確かめる
- 子どもとペットの手が届かない所に置く。触った後は手を洗う
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