ナメクジが家の中に出る時——どこから入るかの見つけ方と、見つけた時の外への出し方

生活

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朝、リビングの床や台所の隅に、白っぽく光る筋を見つけてぎょっとした。そんな話は、梅雨や秋の長雨のころによく聞きます。「どこから入ってきたの?」「また出たらどうしよう」と、考え始めると気になって仕方がないですよね。

先に結論をひとつ。ナメクジが家に入るのは、湿ったすき間と、這った跡の通り道のことが多いと言われています。光る跡をたどると、入口が見つかることがあります。そして、見つけたら紙にのせるか、割りばしでそっと促して、外の湿った植え込みへ。素手では触らないでください。見つけた時の出し方、入口の探し方、ふさぎ方、湿気の見直しを、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ1匹見つけた→紙にのせて外の湿った植え込みへ第1章へ ▶どこから入ったか分からない→光る跡をたどって入口を探す第2章へ ▶何度も出る→すき間をふさぎ、湿気を減らす第3章へ ▶ベランダ・集合住宅→排水口の掃除と管理規約第4章へ ▶似た生き物か分からない→体の形を見て、触らず様子を見る第5章へ ▶

ケース別に読む:1匹見つけた人|入口を探したい人|何度も出る人|ベランダ・集合住宅の人|似た生き物か迷う人|拭き取りが気になる人

4コマ漫画|朝、床に光る筋があった1朝の床にあれ?床に光る筋が…這った跡を見つけた2素手でつかむと素手でつかむとぬるぬるが手に…素手はやめておく3紙にのせる紙にそっとのせるよ厚紙や割りばしで4外の植え込みへ外へ戻れたね元気でね湿った植え込みへ

見つけた時の出し方——紙にのせて、外の湿った植え込みへ

家の中でナメクジを見つけたら、まず落ち着いてください。慌てて追い払う必要はありません。順番は次の3つだけです。

  1. 紙にのせる(または割りばしでそっと促す)。厚紙や、使い捨ての紙の端にそっと誘導します
  2. 外の湿った植え込みへ。庭の隅や、鉢の陰など、湿り気のある所に置きます
  3. 石けんで手を洗う。紙にのせただけでも、念のため洗っておきます
見つけた時の外への出し方1 紙にのせる割りばしでそっと→2 外の植え込みへ置いたら追わない→3 石けんで手洗い目や口はこすらない

ポイントは、素手で触らないことと、殺したり傷つけたりしないことです。ナメクジはゆっくり動くので、紙を進路に差し出すだけでも、案外のってくれます。外に置いたあとは、追いかけずにそのままにしておきましょう。家の中に戻ってきたら、また同じ手順で外へ出せば大丈夫です。

触ってしまった時は、石けんで手を洗い、洗う前に目や口をこすらないようにします。小さな子どもがいる家では、子どもが触らないように声をかけて、触ったらすぐ手を洗わせてください。心配なことがあれば、医療機関に相談してください。猫や犬、小鳥などのペットがいる家では、ペットが近づかないようにして、動物のことは獣医さんに相談しましょう。

入口の探し方——這った跡をたどる

ナメクジが通った道には、ぬめりが乾いて、白っぽく光る筋が残ることがあります。この筋は、入口を探す手がかりになります。夜に動く生き物なので、朝になってから跡を探すのがいいんです。

  • 光る筋をたどる。懐中電灯を床と平行に当てると、筋が浮かび上がって見えやすくなります
  • 跡の始まりを探す。筋は、外とつながる所から伸びていることが多いと言われます
  • 湿った所を確認する。窓の下や玄関、洗面所まわりなど、水けのある場所から見ます
入ってきやすい4か所1窓のサッシ2玄関のドアの下3配管のまわり4排水のまわり

見つけやすいのは、次のような場所です。

場所 見るところ 考え方
窓のサッシ 下のレールと、枠のすき間 すき間テープでふさぐ(第3章)
玄関のドアの下 ドアと床のすき間、外側の湿り気 すき間を見て、外の湿気を減らす
エアコンの配管まわり 壁の穴と配管の間 自分で壁をいじらず、気になる時は管理会社や専門の業者へ
排水まわり 洗面所や台所の下、ベランダの排水口 水けとごみを減らす(第4章)

家の中の通り道は、外から入ってきた場所とつながっています。光る筋がある所の延長線上に、すき間がないか見てみてください。

何度も出る時——入口をふさいで、湿気を減らす

入口が見つかったら、ふさぎます。窓とサッシのすき間には、すき間テープが手軽です。貼る場所と厚みの選び方は隙間テープの貼り方と剥がし方にまとめています。網戸のすき間は網戸を閉めてるのに虫が入る原因も参考になります。

入口をふさぐのと同じくらい大事なのが、家のまわりの湿気を減らすことです。

  • 玄関まわりの鉢。受け皿に水がたまっていないか。鉢の下の湿った所は、居心地がいい場所になりがちです
  • 濡れた段ボール。玄関や勝手口に積んだままにしない。湿った紙の下は暗くて湿っています
  • 落ち葉やごみ。ドアのまわりにたまっていたら掃いておきます
  • 植木鉢の置き方。壁にぴったりつけず、風が通るように少し離します

湿気を全部なくすことはできませんが、「家のすぐ外が湿っていて暗い」状態を減らすだけでも、寄ってくる数は変わると言われます。

ゆきこ( ゚Д゚)『見つけた瞬間は固まりますけど、「紙にのせて外へ」という順番を決めておくと、落ち着いて動けますよね』

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ベランダと集合住宅——排水口の掃除と、決まりの確認

ベランダに出る時や、マンション・アパートで上の階から来る時は、ベランダの排水口まわりを見てください。落ち葉やごみがたまって、水が流れにくくなっていると、湿った場所ができます。

  • 排水口のごみを取る。使い捨ての紙でつまんで、袋に入れて捨てます。手袋があると安心です
  • 鉢の下の水けを乾かす。受け皿の水は、こまめに捨てます
  • 手すりの外に鉢を出さない。落ちると危ないので、決まりを守ってください
  • 避難経路をふさがない。排水口や隔て板のまわりに物を置きすぎないように

共用部の植え込みや花壇、床下、建物の外壁まわりは、管理規約と管理会社の範囲です。自分で手を入れず、気になる時は管理会社や管理組合に相談してください。排水まわりのことで気になる点があれば、排水口のゴボゴボ音の原因も読んでみてください。

似た生き物との見分け——体の形を見て、触らず様子を見る

家の中で、ナメクジに似た生き物を見つけることもあります。ナメクジは、丸みのある細長い体で、頭に触角が見えるのが一般的な目安です。もし体が平たかったり、動き方がまったく違ったりして、「何か違う」と思ったら、触らずに少し離れて様子を見てください。

見分けに自信がない時は、無理に調べなくて大丈夫です。紙にのせて外へ出す手順は、どの生き物でも同じにしておけば迷いません。分からない時は、お住まいの自治体の窓口や、専門の窓口に聞いてみる方法もあります。ナメクジとカタツムリの違いはナメクジとカタツムリの違いで見分け方をまとめています。

放置していい?と拭き取り——跡は放っておかない

「見つけたけど、いなくなったからそのままでいい?」と迷う人もいます。光る筋が床や壁に残っていると、あとで触ってぬめりに気づくこともあるので、気づいたら拭いておく方が安心です。

  • 手袋をする。使い捨ての手袋が便利です
  • 使い捨ての紙で拭き取る。拭いた紙は、袋に入れて口を閉じて捨てます
  • 家庭用の洗剤を、表示どおりに使う。窓を開けて換気しながら
  • 塩素系と酸性の洗剤は、絶対に混ぜない。「まぜるな危険」の表示を必ず読んでください
  • 掃除のあとは手を洗う

ぬめりが落ちにくい時や、乾いた跡の拭き方はナメクジのぬめりが取れない時にまとめています。

あわせて読みたい

窓のすき間をふさぐ道具の選び方は隙間テープの貼り方と剥がし方、網戸のすき間は網戸を閉めてるのに虫が入る原因、排水まわりの気になる音は排水口のゴボゴボ音の原因にまとめています。ナメクジの違いを知りたい人はナメクジとカタツムリの違いへ、ぬめりの拭き取りはナメクジのぬめりが取れない時へどうぞ。

まとめ:這った跡で入口を探し、紙にのせて外の湿った植え込みへ

  1. 見つけたら紙にのせて外へ。割りばしでそっと。素手では触らない
  2. 光る跡をたどって入口を探す。窓・玄関・配管・排水まわりを見る
  3. 入口をふさぎ、まわりの湿気を減らす。すき間テープと鉢まわりの見直し
  4. ベランダは排水口を掃除。共用部は管理会社へ
  5. 殺さず外へ。触ったら石けんで手洗い。跡は手袋と使い捨ての紙で拭く

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ナメクジが家の中に出る時の早見表:見つけたら素手で触らず、紙にのせるか割りばしでそっと促して、外の湿った植え込みへ出す。出したら追わず、石けんで手を洗い、洗う前に目や口をこすらない。入口は、光る這った跡をたどって探し、窓のサッシ、玄関のドアの下、エアコンの配管まわり、排水まわりを見る。窓のすき間はすき間テープでふさぎ、玄関まわりの鉢、濡れた段ボール、落ち葉など湿気のもとを減らす。ベランダは排水口のごみを取り、手すりの外に鉢を出さない。共用部は管理規約と管理会社へ。跡は手袋と使い捨ての紙で拭き、家庭用の洗剤を表示どおりに使い、塩素系と酸性は混ぜない。殺さず外へ戻す

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