※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
夕方になると、ドアの下からすうっと冷たい風。窓のそばに座ると、閉めているはずなのに足元だけひんやり。隙間テープを買ってきて貼ってみたものの、一週間で端からめくれてきた、貼ったらドアが閉まりにくくなった、去年のテープを剥がしたらベタベタの跡が残った。そんな経験、ありませんか。うちも最初の年は、貼っては剥がれ、貼っては剥がれの繰り返しでした。
先に結論をひとつ。隙間テープは「閉めた時に押しつぶされる面」に、隙間より少しだけ厚いものを、ホコリを拭いてから貼る。これだけで、剥がれにくさも効き目も別物になります。どこに貼るか、どう貼るか、なぜ剥がれるか、そしてきれいに剥がすには。順番に見ていきましょう。
どこに貼ると効く?——風の通り道ではなく「押しつぶされる面」に貼る
隙間テープは、風が入ってくる場所に貼れば効くと思いがちですが、実はドアや窓を閉めた時にテープが軽く押しつぶされる場所に貼らないと、風は止まりません。押しつぶされることで、隙間がふさがるからなんです。
- 室内のドア:ドア枠の「戸当たり」(ドアを閉めた時にドアが当たる細い出っ張り)の側面に貼ります。ドア本体ではなく枠側。閉めるとドアがテープを軽く押す形になります。ドアの下の隙間は、テープではなくドア下用の隙間ガード(毛足のあるブラシ状のもの)のほうが向いています
- 引き違い窓:2枚のガラス戸が重なる真ん中の部分(召し合わせ)と、窓枠に戸が当たる両端に。戸を閉めた時にぶつかる面に貼ると、風がすっと止まります
- 窓のレール:レールの溝そのものに貼ると、戸が動かなくなります。ここには貼らず、戸の側面か枠側に
- 玄関ドア:枠側の戸当たりに貼れますが、鍵の閉まりが固くなるほど厚いものは避けてください。玄関は防犯の要なので、閉まりや鍵の掛かりをゆるめてまで貼らない、が鉄則です
貼る前に、風が入ってくる場所を確かめる方法があります。閉めた状態で、ティッシュを1枚、隙間の近くに垂らしてみてください。ゆらゆら動く場所が、風の通り道。そこを閉めた時に押しつぶす面が、貼る場所です。
厚みと幅の選び方——隙間より「少しだけ厚い」が正解
売り場に行くと、厚み3mm、5mm、10mmと種類が多くて迷いますよね。目安はこうです。
- まず隙間の幅を測る。ドアや窓を閉めた状態で、名刺や厚紙を差し込んで、何枚入るかで見当をつけると簡単です(名刺1枚がだいたい0.3mm)
- テープの厚みは、隙間の1.3〜1.5倍。閉めた時に2〜3割つぶれるくらいがちょうどいい。これより厚いと、閉まりにくくなったり、テープがすぐへたったりします
- 幅は、貼る面より少し狭いくらい。はみ出すと、そこから端がめくれます
- 素材は、スポンジ(ウレタン)タイプが安くて貼りやすい定番。ゴムタイプは長持ちして水に強く、窓の結露のそばならこちら。毛足のある起毛タイプは、引き違い窓のように「こすれる」場所向き
迷ったら、薄めを選ぶのがおすすめです。薄くて足りなければ二重に貼れますが、厚すぎて閉まらないのは貼り直すしかないので。
貼り方の手順——ホコリを拭いて、角を落として、少しずつ
- 貼る面のホコリと油分を拭く。ここが一番大事。乾いた布でホコリを取り、そのあと水拭きか、できれば消毒用アルコールをつけた布で拭いて、しっかり乾かします。ドア枠の戸当たりは、思った以上に手あかとホコリがたまっています
- 長さを測って切る。貼る面より数mm短めに。ハサミで切れますが、厚いゴムタイプはカッターのほうがきれいです。刃物を使う時は、子どもの手の届かない所で
- 端の角を斜めに落とす。テープの四隅を少し斜めに切っておくと、角からめくれにくくなります
- 剥離紙を少しずつ剥がしながら、上から下へ。一気に全部剥がして貼ろうとすると、途中でよれたり、ホコリがついたりします。10cmずつ剥がして押さえ、また剥がして押さえ
- 貼ったら指でしっかり押さえる。特に端と角は、指の腹で数秒ずつ。粘着剤は押しつけることで密着します
- ドアや窓を閉めて、閉まり具合と鍵を確かめる。閉めにくい、鍵が引っかかるなら、その場で薄いものに貼り替えを
貼ったあと、できれば半日くらいはドアや窓を開け閉めしすぎないでおくと、粘着剤が落ち着いて剥がれにくくなりますよ。
すぐ剥がれるのはなぜ?——原因はたいてい「ホコリ・結露・厚すぎ」
- ホコリや油分が残っていた。一番多い原因。特に窓の枠は、見た目がきれいでも目に見えない砂ぼこりがついています
- 結露で濡れる場所だった。冬の窓枠は毎朝濡れます。スポンジタイプは水を吸って粘着が弱くなるので、結露の多い窓はゴムタイプか、結露を拭いてから貼る。貼る位置を、水がたまる下側から少し上にずらすのも手です
- 厚すぎて、閉めるたびに引っ張られていた。閉めるたびにテープがぐいっと押されて、粘着面がずれていきます。厚みを一段落とすと止まります
- 寒い日に貼った。粘着剤は冷えていると付きにくいんです。貼る面をドライヤーの低温で軽く温めてから貼ると、冬でもしっかり付きます
- 面がざらざら・でこぼこ。木目の粗い枠や、塗装がはがれかけた枠には粘着が効きません。マスキングテープを先に貼って平らな面を作ってから
剥がし方——ゆっくり・低温で温めて・跡は消しゴムかシール剥がし
春になって「もういらないな」と剥がそうとしたら、テープのスポンジだけがちぎれて、粘着剤の層が枠に残った。あれ、本当にがっかりしますよね。コツは急がないことと、温めることです。
- 端からゆっくり、面に沿って低い角度で引く。真上に引っ張るとテープがちぎれます。面と平行に近い角度で、じわじわと
- ドライヤーの低温(冷風〜弱)で温めながら。粘着剤は温まるとやわらかくなって、きれいに剥がれます。ただし必ず低温で。高温を当て続けると、塗装や樹脂の枠が変色したり、変形したりします。10〜20cmくらい離して、数秒ずつ
- 残った粘着剤は、まず消しゴム。意外に思われますが、粘着剤の跡は消しゴムでこするとぽろぽろ取れます。範囲が狭いならこれで十分
- 広い跡は、シール剥がし剤か、ハンドクリーム・食用油。跡に少しつけて数分置き、布で拭き取ります。油分が粘着剤をゆるめてくれるんです。シール剥がし剤を使う時は窓を開けて換気、手袋、子どもの手の届かない所で。木の枠や塗装面は、目立たない所で試してから
- 最後に水拭きして油分を取る。ここをさぼると、次に貼るテープが付きません
賃貸で跡を残さない工夫——マスキングテープを「下貼り」する
賃貸だと、退去の時に跡が残っていないか心配で、貼るのをためらいますよね。そんな時は、先にマスキングテープを貼って、その上に隙間テープを貼る方法があります。
- 隙間テープの幅より少し広めのマスキングテープを、貼りたい場所に先に貼る。塗装用の紙のマスキングテープで十分です
- その上に隙間テープを貼る。剥がす時はマスキングテープごと剥がすので、枠に粘着剤が直接触れません
- 弱点は、マスキングテープの分だけ剥がれやすくなること。角をしっかり押さえて、厚みは薄めに
- 面がざらざらして隙間テープが付かない枠にも、この下貼りが効きます
もうひとつの選択肢が、貼らないタイプ。窓のレールに置くだけの隙間風ストッパーや、ドアの下に差し込むタイプなら、跡の心配がそもそもありません。
季節で外す?貼りっぱなし?——場所で決める
結論は「場所による」です。ドアの戸当たりのような、濡れず、こすれない場所は貼りっぱなしで大丈夫。1〜2年でへたってきたら貼り替えれば十分です。一方、結露する窓や、夏に開け閉めの多い窓は、春に一度剥がすほうが、カビや粘着剤の固着を防げます。貼りっぱなしで何年も置くと、粘着剤が枠に染み込んで取れにくくなるので、「2年に1度は剥がして拭く」くらいの気持ちでいると迷いません。
それから、隙間テープは寒さだけでなく、小さな虫の入り口をふさぐ効果もあります。秋にカメムシが窓のそばに集まる家は、窓の重なりの隙間をふさぐだけで、入ってくる数が変わりますよ。
ゆきこ( ゚Д゚)『最初の年、勢いで10mmの厚いテープを寝室のドアに貼ったら、閉めるたびに「ばふっ」と鳴って、夜中に子どもがトイレに行くたび目が覚めました。3mmに替えたら静かに閉まって、隙間風も止まって、なんだあの苦労は、と。厚ければいいわけじゃない、を身をもって学びました』
これから買うなら、厚みが2〜3種類入ったセットか、薄めのスポンジタイプを1本持っておくと、ドアにも窓にも合わせられて楽です。結露する窓にはゴムタイプを1本足しておくと、冬の途中で貼り替える手間が減ります。
あわせて読みたい
窓まわりの隙間は、虫の入り口でもあります。網戸は左右どっち側に寄せるのが正しいかでは、網戸の位置ひとつで隙間ができてしまう話を書いています。秋に洗濯物にくっついてくるあの虫については、カメムシを洗濯物に寄せつけない対策もあわせてどうぞ。
まとめ:押しつぶされる面に、少し厚めを、拭いてから貼る
- 貼る場所は閉めた時に押しつぶされる面。ドアは枠の戸当たり、窓は戸の重なり
- 厚みは隙間の1.3〜1.5倍。迷ったら薄め。玄関は鍵の閉まりを優先
- 貼る前にホコリと油分を拭く。角を落とし、少しずつ剥がして押さえる
- 剥がす時は低温のドライヤーで温めてゆっくり。跡は消しゴムかシール剥がし
- 賃貸はマスキングテープを下貼り。結露する窓は春に一度剥がす
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



コメント