※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
猫がトイレのたびにザッザッザッと豪快に掘る、という話はよく聞きます。用を足したあとの砂かけがまた盛大で、終わったころには床が砂の海。「掃除機をかけた1時間後にこれよ」なんて声もよく聞きますが、毎日となるとしんどいですよね。裸足で踏んだ時のあのじゃりっとした感触、思い出すだけで足の裏がむずむずします。
先に結論をひとつ。飛び散りは猫のしつけの問題ではなくて、置いている環境で7割くらい決まります。掘る勢いは変えられなくても、飛んだ砂の行き先は変えられるんです。しかも大きな買い物をしなくても、家にあるものと100均のもので、かなり減らせます。順番に見ていきましょう。
そもそもなぜ飛び散る?——理由は4つ
- 掘る癖が強い。猫が砂を掘るのは、においを隠すための本能的な行動です。念入りな子ほど掘る時間が長く、勢いも強い。これは直すものではなくて、受け止め方を工夫するところ
- 砂の粒が軽い。紙製や木製の軽い砂は、掃除もお値段も助かるのですが、そのぶんよく飛びます。鉱物系の重い粒に替えると、同じ掘り方でも遠くまで飛ばなくなります
- トイレが小さい。体の長さに対して器が小さいと、掘る動きが器の外にはみ出します。目安として猫の体長の1.5倍くらいの長さがあると、中で完結しやすいと言われています
- 縁が低い。浅い箱型は入りやすい反面、掘った砂がそのまま床へ。縁が高いだけで飛距離はぐっと落ちます
もうひとつ、意外な原因が砂が少なすぎること。底が見えるくらいだと、猫は「隠せない」と感じて余計に長く掘ります。5〜7cmくらいの深さがあるほうが、かえって短時間で終わることが多いんです。
家にあるものでできる対策——買い替えなくてもここまで減る
- 大きめの衣装ケースにトイレごと入れる。ふたを外した深めの衣装ケースの中に、今使っているトイレをそのまま置くだけ。飛んだ砂が全部ケースの中に落ちるので、床にはほとんど出てきません。入り口側の壁を低く切り欠くと猫が入りやすくなります(切り口はやすりをかけるか、テープを貼って角をなくしてください)。いちばん効いて、いちばん安上がりな方法です
- 段ボールで「壁」を足す。トイレの奥と両側に、縁より20〜30cm高い段ボールをコの字に立てるだけ。見た目は素朴ですが効果は本物。汚れたら替えられるのも気楽です
- 砂を重めの粒に替える。急に全部替えると嫌がる子がいるので、今の砂に少しずつ混ぜて、1〜2週間かけて入れ替えるのが安心です
- 砂を減らしすぎない。前の見出しのとおり、深さがあるほうが掘る時間が短くなります
- 置き場所を変える。壁が2面ある角に置くと、飛ぶ方向が半分になります。カーペットや布の上ではなく、拭ける床の上へ
- 入り口にマットを敷く。肉球にはさまって出てくる砂を受け止める役目。次の見出しで詳しく
マットは効く?——「飛んだ砂」と「持ち出す砂」は別の話
マットの評判が分かれるのは、期待している役割がずれているからだと思います。マットは掘って飛んだ砂を止めるものではなく、猫が足に付けて外に運び出す砂を落とすもの。そう分けて考えると、選び方がはっきりします。
- 表面に凹凸があるものが向いています。ハニカム状の穴が開いていて、下に落ちた砂をためられる二層のものは、まとめて捨てられて楽
- 100均のジョイントマットも代用になります。表面の凸凹に砂が引っかかってくれる。ただし枚数を並べると、継ぎ目に砂が入り込んで掃除が増えるので、2〜3枚までにしておくのがコツ。使い勝手のクセはジョイントマットを敷いて後悔したことにまとめてあります
- 玄関マットや古いバスマットでも十分。洗えるものを選んで、週1回洗濯機へ。他の洗濯物とは分けて洗ってください
- 毛足の長いラグは逆効果。砂が奥まで入って取れなくなります。端がめくれてつまずくのも困るので、置くならカーペットのめくれを防ぐ方法のように角を留めておくと安心です
トイレの形で変わる?——ドーム型と上から入る型の向き不向き
飛び散り対策として名前が挙がるのが、屋根付きのドーム型と、上のふたから入る型。どちらも飛び散りにはとても強いのですが、猫によって好みがはっきり分かれます。
- ドーム型。屋根があるぶん砂は外に出にくく、においも広がりにくい。ただし中が暗くて狭いのを嫌がる子、においがこもるのを嫌がる子がいます。中の空気が動かないので、掃除の頻度は今までより上げるくらいの気持ちで
- 上から入る型。ふたの穴から出入りし、ふたの表面のくぼみで足の砂が落ちる仕組み。飛び散りにはいちばん強いです。ただし高い所への上り下りが必要なので、シニアの猫や足腰に不安のある子、子猫には向きません
- 縁の高い箱型。屋根はないけれど縁が高いタイプ。ドームを嫌がる子の落としどころとしてちょうどよく、掃除もしやすいです
- 替える時は、いきなり片づけない。新しいトイレと前のトイレをしばらく並べて置いて、猫が新しいほうを使うようになってから片づける。これをしないと、トイレを我慢してしまうことがあります。そこは慎重に
ここは「どれが正解」ではなく、その猫が気持ちよく使えるかがすべて。飛び散りが減っても使ってくれなければ意味がないので、様子を見ながらゆっくりで大丈夫です。
掃除を楽にする——道具をそばに置くだけで続きます
- 粘着ローラーを、トイレのすぐ横に。取りに行くひと手間があるだけで、人はやらなくなります。壁に立てて置ける台や、フックで吊るしておくと続きます。転がりやすくて置き場所に困る時は粘着ローラーの止め具の代わりになるものが役に立ちます
- 小さいほうきとちりとりのセット。掃除機よりずっと早いです。砂は粒が重いので、さっと集まってくれます
- 掃除機を使うなら、細いノズルで。砂は粒が硬いので、機種によっては吸わせないほうがよい場合があります。取扱説明書をひと目確認してから
- 週1回は、トイレのまわりを拭く。細かい粉が床に残っていることが多いので、固く絞った布で。トイレ本体そのものの洗い方は猫トイレの洗い方と捨て方にまとめました
砂を扱う時の安全——粉じん、子どもの手、そして捨て方
ここは短くまとめますが、いちばん大事なところです。
- 砂の粉じんを吸わせない。袋から入れ替える時は、高い位置からザーッと落とすと粉が舞います。器の底に近づけて、静かに。窓を開けて換気しながら、猫を別の部屋にしておくとより安心です
- 小さな子どもの誤飲に気をつける。固まった塊を「石みたい」と拾ってしまう年齢の子がいる家では、トイレを子どもが入れない場所に置くか、柵の内側に。触ったら必ず手を洗う、を家族のルールにしてください。ハイハイの時期は特に
- 猫砂の捨て方は自治体でルールが違います。可燃ごみでよい地域、指定の袋が必要な地域、量の制限がある地域とさまざまです。「トイレに流せる」と書いてある砂でも、一度に大量に流すのは詰まりのもと。集合住宅や浄化槽のお宅では流さないほうが無難です。お住まいのごみ分別表を一度見ておくと迷いません
- 体調のサインかもしれない時は動物病院へ。急に掘り方が変わった、トイレに入る回数が増えた・減った、トイレの外でしてしまう、食欲がない、繰り返し吐く。こういう変化は素人判断せず、動物病院で相談してください。飛び散りの相談のつもりが、早めの受診につながることもあります
ゆきこ( ゚Д゚)『衣装ケースにトイレごと入れたら床の砂がほぼゼロになった、という声はよく聞きます。掘るのはやめさせられないけれど、飛んだ砂の行き先は変えられる。掃除機をかける回数が減るだけで、気持ちがずいぶん楽になりますよね』
それでも肉球で運び出す砂は残るので、入り口の砂取りマットは1枚あると毎日の掃除がだいぶ変わります。洗えるものか、二層で下にたまるものを選ぶと長く使えますよ。
あわせて読みたい
トイレ本体の丸洗いや、古いトイレと使用済みの砂の処分は猫トイレの洗い方と捨て方にまとめています。床まわりの困りごとではジョイントマットを敷いて後悔したこととカーペットのめくれを防ぐ方法、掃除道具の置き場所に困ったら粘着ローラーの止め具の代わりになるものもどうぞ。
まとめ:掘る癖は直さず、飛んだ砂の行き先を変える
- 飛び散る理由は掘る癖・粒の軽さ・トイレの小ささ・縁の低さ
- いちばん効くのは大きめの衣装ケースにトイレごと入れること
- マットは持ち出す砂を落とす道具。凹凸のあるものを入り口に
- ドーム型や上から入る型は並べて置いて猫に選ばせてから替える
- 粉じんと子どもの誤飲に注意。砂の捨て方は自治体のルールを確認
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



コメント