ロールスクリーンのつっぱりが落ちる——原因は「つっぱり力・壁の素材・幅」。落ちない付け方、壁を傷めない補強、付けてはいけない場所、外し方と付け直し

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穴を開けたくないからつっぱり式にしたのに、ある日ガシャン。夜中に音がして飛び起きたら、ロールスクリーンが床に転がっていた……という話、賃貸に住んでいると本当によく聞きます。子ども部屋の窓に付けたものが季節の変わり目に落ちた、という話もよくあります。幸いだれもいない時間帯でしたが、心臓に悪いですよね。

先に結論をひとつ。つっぱり式が落ちるのは、力の入れ方より「どこに、どう張ったか」で決まります。壁紙のつるつるした面に、左右バラバラの高さで、目いっぱい伸ばして押し込んでいる——この3つのどれかに当てはまっていることがほとんどなんです。原因を消す方法、壁を傷めない補強、そして「ここには付けない」という線引きまで、順番に見ていきましょう。

なぜ落ちる?——原因は5つに絞れます

  • つっぱり力そのものが足りない。ロールスクリーンは、カーテンより本体が重くて、下側に生地が巻かれた分の重みが集中します。軽い突っ張り棒の感覚で締めると、重さに負けて少しずつ下がっていくんです
  • 壁の素材が滑る。ビニールの壁紙はつるつるしていて、摩擦がほとんどありません。窓枠の塗装面も同じ。ざらっとした壁なら止まるものが、つるつるの面だと数日でずれます
  • 幅が合っていない。つっぱり具は「いちばん縮めた時」に近い長さでいちばん強く、目いっぱい伸ばした状態がいちばん弱いんです。窓枠の幅ぎりぎりの長さの製品を選ぶと、伸ばしきって使うことになって落ちやすくなります
  • 巻き上げの反動。ばね式のロールスクリーンは、勢いよく上げるとバチンと衝撃が走ります。あの一瞬の力が、つっぱり具を横にずらしていきます
  • 湿気と時間で緩む。梅雨や結露の季節は壁紙がわずかに伸び縮みして、張りが緩みます。付けた日は完璧でも、ひと月後は別物です

自分の窓がどれに当たるか、ひとつ見当をつけてみてください。滑るなら滑り止め、幅なら製品選び、反動なら扱い方、というふうに対策が選べます。

落ちない付け方——「まず耐荷重、次に均等」の順で

いちばん大事なのは、そこに掛けてよい重さかどうかを先に確かめること。つっぱり具にも、取り付ける面にも、それぞれ限界があります。

  1. 設置面の耐荷重を確かめる。つっぱり具の説明書には必ず「対応する取り付け幅」と「耐荷重」が書いてあります。ロールスクリーン本体の重さ(生地の幅が広いほど重い)がその範囲に収まっているかを、まず見てください。そして忘れがちなのが面の側。石こうボードの壁は押す力に弱く、窓枠でもベニヤの薄い化粧板だとへこみます。指で押してみて、たわむ・こんこんと軽い音がする面は、つっぱり向きではありません
  2. 窓枠の内側の、いちばん硬い所に当てる。壁紙の面より、窓枠の木や樹脂の部分のほうがしっかり止まります。枠の奥行きが足りる窓なら、枠の内側に張るのが第一候補
  3. 左右を同じ高さに、少しずつ交互に締める。片側だけ先に強く締めると、その時点で本体が斜めになり、傾いた方向にずれていきます。左を少し、右を少し、と交互に半回転ずつ。水平器がなくても、床のラインと見比べれば十分です
  4. 滑り止めをかませる。つっぱり具の受け皿と壁の間に、薄いゴム板や、耐震用の透明なジェル、100均の滑り止めシートを1枚。これだけで摩擦がぐっと増えます。ジェルは長く貼ると壁紙に跡が残ることがあるので、目立たない所で試してから
  5. 巻き上げは静かに。ばね式は、コードやバーを手で支えながらゆっくり上げる。子どもには「シャッと上げない」と一言伝えておくと、寿命がぜんぜん違います
  6. 月に1回、増し締め。掃除のついでに手で回してみて、少しでも動くようなら締め直し。これが結局いちばん効きます

突っ張り棒そのものが落ちる時のコツは突っ張り棒が落ちない100均グッズと付け方にまとめてあるので、あわせて読むと理解が早いと思います。

原因を消す→均等に張る→安全な場所を選ぶ落ちる原因は5つ①つっぱり力が足りない②壁紙がつるつる③幅が合わず伸ばしきり④巻き上げの反動⑤湿気と時間で緩む原因で対策を選ぶ落ちない付け方まず設置面の耐荷重窓枠の硬い所に当てる左右を交互に少しずつゴム板や滑り止めを挟む巻き上げは静かに月1回の増し締め付けてはいけない所頭の上・座る場所の上ベビーベッドの上布団を敷く場所の上出入り口の真上迷ったらネジ止めかカーテンに変える外し方:全部巻き上げる→つっぱりを緩める→ツメを押して本体を手前に重い物・高い窓は2人で。外した部品は袋にまとめて保管(賃貸の原状回復)コードは束ねて子どもの手が届かない高さに/脚立は誰かに支えてもらう

壁を傷めずに補強する——補助板・ゴム板・そして「変える」判断

穴を開けずに強くしたい、というのが賃貸の本音ですよね。順に、弱い補強から強い補強へ。

  • 滑り止めをかませる。いちばん手軽な方法。ジェルは温度が上がるとやわらかくなるので、日の当たる窓では跡が残りやすいと覚えておいてください
  • つっぱり用の補助板を使う。壁と受け皿の間に入れて、力を面で受け止める板です。1点に集中していた力が広がるので、石こうボードのへこみも減ります。落ちた棒を受け止める形の物もあって、二重の安心になります
  • 下にもう1本、受けを渡す。本体の真下に細い突っ張り棒を1本。落ちてきても引っかかるので、応急ですが夜中の落下音がなくなります
  • ネジ止めのブラケットに変える。ここが最終手段。窓枠の木部に細いネジで留めるだけなら、退去時にほとんど目立たないことが多いです(穴の扱いは契約によるので、心配なら管理会社に一度確認を)。何度も落ちる窓は、つっぱりでは無理をさせていると考えて、早めに切り替えるほうが結果的に安全です
  • そもそも別の目隠しに変える。突っ張りが利かない窓なら、無理をせずカーテンの代わりになるものを検討するのも手。窓枠に貼るタイプや、上から掛けるだけの布でも十分に用が足りることがあります

ここには付けない——落ちても大丈夫な場所を選ぶ

これはどうしても伝えたいところです。つっぱりはいつか落ちる前提で場所を選んでください。落ちない工夫をしたうえで、それでも落ちた時に困らない位置に付ける、という二段構えです。

  • 頭の上・座る場所の上に付けない。ソファやダイニングの椅子の真上、勉強机の前の窓は避けたい場所。本体は思っている以上に重く、角も硬いです
  • ベビーベッドや布団を敷く場所の上に付けない。寝ている人は避けられません。子ども部屋や寝室の窓は、つっぱりではなくネジ止めを選ぶ、と決めてしまってもいいくらいです
  • 出入り口の真上に付けない。ドアの開閉の振動でずれやすく、しかも人が必ず通る場所です
  • コードは束ねて、高い位置に。操作コードの輪は、小さな子どもが首に掛けてしまう事故が知られています。コードは必ず束ねて、子どもの手が届かない高さのフックに掛ける。ベッドやソファをコードのそばに置かないことも大事です
  • 脚立は誰かに支えてもらう。高い窓での作業は、上を向いた姿勢でバランスを崩しやすいです。ひとりの時は無理をせず、家族がいる時間にまわしてください

外し方——「巻き上げてから」が鉄則

  1. スクリーンを完全に巻き上げる。生地を下ろしたまま外すと、重心が下にあるまま抜けてきて危ないですし、生地に折りジワも付きます
  2. 本体をブラケットから先に外す。多くの製品は、片側のツメを指で押しながら本体を手前に引くと外れます。固い時は無理にひねらず、反対側から。ここでドライバーをこじ入れると樹脂が割れます
  3. そのあとで、つっぱり具を緩める。本体が付いたままつっぱりを緩めると、そのまま落ちてきます。順番が逆にならないように
  4. 重い物・幅の広い物は2人で。片方を支える人がいるだけで、格段に安全になります
  5. 外した部品は、袋にまとめてラベルを貼って保管。ツメ、ネジ、キャップは小さくて、掃除機に吸われるとまず出てきません。賃貸なら退去時に必要になることもあります

掃除のついでに外す人も多いと思いますが、生地は水拭きに弱いものがあります。ほこりの落とし方はブラインドの掃除を100均グッズでする方法が近いので、そちらもどうぞ。

付け直しと、窓枠の内側・外側の選び方

  • 枠の内側(枠内付け)。すっきり収まり、窓を開けても邪魔になりません。ただし枠の奥行きが足りないと本体が飛び出します。左右は枠の幅より1〜2cm小さい製品を選ぶと、当たらずに収まります
  • 枠の外側(枠外付け)。窓より大きく覆えるので、光漏れが少なく、冷気も入りにくい。つっぱりの場合は壁面に張ることになるので、滑り止めと補助板が必須と思っておいてください
  • 高さは「床から2〜3cm浮く」くらい。床に付くと生地が汚れ、巻き上げも重くなります
  • 付け直したら、その場で3回上げ下げ。反動でずれないか、その場で確かめておくと、夜中の落下がぐっと減ります

ちなみに、窓まわりの取り付けで最初につまずくポイントは共通しています。カーテンレールの取り付けで失敗しやすい所もあわせて見ておくと、採寸の段階で防げます。

ゆきこ( ゚Д゚)『2回落ちて3回目でネジ止めにした、という話は本当によく聞きます。あれこれ買い足す金額より、夜中の音で飛び起きる回数のほうがよっぽど高くつく。うちで付けるなら、子ども部屋の窓だけは最初からネジでいいと思っています』

それでもつっぱりで頑張りたい窓なら、力を面で受け止める補助板を1枚かませるだけで持ちがかなり変わります。壁のへこみも減るので、賃貸ほど入れておく価値がありますよ。


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突っ張り棒そのものが落ちる時は突っ張り棒が落ちない100均グッズと付け方を。窓まわりの採寸でつまずいたらカーテンレールの取り付けで失敗しやすい所、目隠しそのものを見直すならカーテンの代わりになるもの本棚の目隠しを突っ張り棒以外でする方法もどうぞ。

まとめ:耐荷重を先に見て、均等に張って、落ちても平気な場所に

  1. 落ちる原因は力不足・壁の滑り・幅・反動・湿気の5つ
  2. 付ける前につっぱり具と設置面の両方の耐荷重を確かめる
  3. 左右を交互に少しずつ締め、滑り止めをかませる。月1回は増し締め
  4. 頭の上・ベビーベッドの上には付けない。コードは束ねて高い所へ
  5. 外す時は巻き上げてから本体、最後につっぱり。何度も落ちる窓はネジ止めへ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ロールスクリーンのつっぱりが落ちる時の早見表:落ちる原因はつっぱり力の不足、壁紙がつるつるで滑る、幅が合わず伸ばしきっている、巻き上げの反動、湿気と時間での緩みの5つ。落ちない付け方は、つっぱり具と設置面の耐荷重を先に確かめる、窓枠の硬い所に当てる、左右を交互に少しずつ締める、ゴム板や滑り止めシートをかませる、巻き上げは静かに、月1回の増し締め。補強は滑り止め、つっぱり補助板、下にもう1本の受け、何度も落ちるならネジ止めのブラケットへ。頭の上や座る場所の上、ベビーベッドや布団を敷く場所の上、出入り口の真上には付けない。操作コードは束ねて子どもの手が届かない高さに掛ける。外し方は完全に巻き上げてから本体をツメを押して手前に外し、そのあとつっぱりを緩め、重い物は2人で。外した部品は袋にまとめて保管

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