テリハノイバラとノイバラの違い——葉のつやと枝の伸び方、似た野バラの見わけ方

家事

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野原や川沿いで、白い小さなバラのような花を見かけて、「これはノイバラ? それともテリハノイバラ?」と迷う人は多いですよね。どちらも素朴な野バラで、遠目にはそっくりなんです。

先に結論をひとつ。ノイバラは白い小さな花が房になってたくさん咲き、テリハノイバラは名前のとおり葉につやがあって、枝が地面をはうように伸びると言われます。見る場所を葉・枝・花の3つに絞って、写真に残して図鑑と見比べれば、無理に名前を決めなくても大丈夫。順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ葉につやで地面をはう→テリハノイバラかも第1章へ ▶房咲きでつやが少ない→ノイバラかも第1章へ ▶大きな白い花が1輪ずつ→ナニワイバラかも第2章へ ▶とげが気になる→手袋をして枝を引き寄せない第3章へ ▶決められない→花と葉を写真に残す第5章へ ▶

ケース別に読む:葉と枝で見分けたい人|似た野バラが気になる人|とげが心配な人|実や株の扱いを知りたい人|決められない人

4コマ漫画|テリハノイバラとノイバラ困った場面白いバラだ!どっちの名前?似ていて迷う1やりがちなNG枝を引き寄せて見てみようとげが刺さる2正しい対処離れて写真に残そう花と葉と枝を撮る3結果図鑑と見比べようっと迷ったら決めない4

見分けの早見表——葉のつやと枝の伸び方

まず、2つを並べた早見表です。違いが出やすいのは、葉・枝・花のつき方の3か所です。

見る場所は葉・枝・花の3つ1テリハノイバラ葉につやがある枝が地面をはう2ノイバラ白い小さな花が房つやは少なめ3合わせて見るひとつで決めない葉と枝と花を見る
見る点 ノイバラ テリハノイバラ
葉 つやが少ない 名前のとおり、つやがある
枝の伸び方 立ち上がったり、ほかの木に寄りかかったりして伸びる 地面をはうように伸びる
花のつき方 白い小さな花が房になってたくさん咲く 白い花。ノイバラより少し遅れて咲くと言われる
咲く時期の目安 初夏 初夏(ノイバラのあと)

手がかりとして使いやすいのは、枝の伸び方です。ノイバラは枝が立ち上がったり、ほかの木に寄りかかったりしながら伸びていきます。一方のテリハノイバラは、地面に沿うように低く広がる姿が目印と言われます。地面に沿って枝が広がり、つやのある葉が並んでいたら、テリハノイバラの可能性があります。

葉のつやは、光の当たり方で見え方が変わります。曇りの日は差が分かりにくく、晴れた日は光を反射して見えやすいので、角度を変えて何度か見てみてください。つやが「ある」「少ない」は、2つを見比べるとはっきりする、くらいの目安です。

咲く時期は、どちらも初夏が目安です。テリハノイバラのほうが少し遅れて咲くと言われますが、地域や年によってずれるので、時期だけで決めないほうが安心です。ひとつの特徴で決めつけず、葉・枝・花を合わせて見るのがコツですよ。

迷いにくい見る順番を決めておきましょう。

  1. 株全体を離れて見る:枝が立ち上がっているか、地面に沿って広がっているか
  2. 葉に近づいて見る:光を反射するようなつやがあるか
  3. 花を見る:小さな花が房になっているか

この順番なら、近づいてとげに引っかける前に、離れた場所から見える特徴を先に押さえられます。花が少ない時期は、葉と枝の様子だけでも手がかりになりますよ。

ナニワイバラ・ミヤコイバラとの違い——似た野バラの目安

野バラのなかまは、ほかにも似た名前が出てきます。ここでは、混ざりやすい2つの名前について、外見の目安だけを紹介します。

房で咲くか、1輪ずつか1ノイバラ小さな白い花が房に枝は立ち上がる2ナニワイバラ大きな白い花1輪ずつ咲く3決められない花と葉を写真に図鑑と見比べる

ナニワイバラは、大きな白い花が1輪ずつ咲く姿が目印です。小さな花が房になるノイバラとは、花のつき方が違って見えます。「房になっているか、1輪ずつか」を先に見るのが、いちばん分かりやすい入り口です。

ミヤコイバラも、ノイバラに似たなかまとして名前が挙がります。ただ、花や葉の細かな違いは、見た目だけで決めるのがむずかしい部分です。「ノイバラに似ているけれど、少し違う気がする」と感じたときは、無理に名前を決めず、写真を撮って図鑑と見比べる道を選んでください。

見分けに迷う原因の多くは、野バラどうしがそもそも似ていることです。名前が決まらなくても、植物を傷めずに観察できていれば、それだけで楽しめますよ。

名前を知りたい気持ちが強いと、つい枝を引き寄せたくなります。でも、見分けの手がかりは、離れた場所からでもはっきり見えるものばかりです。近づく必要がある時は、足元と頭上の枝に気をつけて、ゆっくり動きましょう。

とげに注意——手袋をして、子どもを近づけない

野バラの枝にはとげがあります。見分けようとして枝を引き寄せたり、花を近くで見ようとしたりすると、手や腕を引っかけてしまう心配があります。観察する時も、庭で枝を整える時も、手袋をして、枝を引き寄せないのが基本です。

とげのある枝の扱い手袋をする厚手の園芸用手袋袖のある服で素手で触るとげが刺さる枝を引き寄せない実を口に入れる子どもとペットにさせない
  • 厚手の園芸用手袋:薄い軍手だけだと、とげが通ることもあります
  • 袖のある服:腕を引っかけにくくなります
  • 枝を引き寄せない:反動で戻った枝にも、とげがあります
  • 子どもを近づけない:顔の高さにとげがある場合もあります。大人が一緒に見て、触らないよう声をかけます

犬を連れている時は、リードを放さず、茂みに顔を入れないよう気をつけてください。とげが深く刺さって抜けない、赤くはれる、痛みが続くといった時は、医療機関に相談しましょう。手袋が泥で汚れた時の考え方は、軍手の泥汚れとにおいの落とし方でまとめています。

実は口に入れない。株は持ち帰らない

ノイバラのなかまは、実がつくことがあります。目を引く実ですが、実・葉・花・若芽は口に入れないでください。見分けが不確かな植物を口にするのは危険です。子どもとペットには、「見るだけ」と伝えておくと安心です。

それから、野原や川沿いで見つけた株は、持ち帰らないようにしましょう。他人の土地や立入禁止の場所には入らない。歩道や登山道から外れない。枝を折らない。花を摘まない。見分けは「見るだけ」「撮るだけ」で足ります。

庭で整理した枝や、抜いた株を捨てる時は、空き地・川原・山に捨てないでください。広がる植物は、捨てた先で増えてしまうことがあります。自治体の分別のルールに沿って出すのが安心です。

決められない時は——写真に残して、図鑑と見比べる

花の時期に見たのに決められない。そんな時は、決めなくて大丈夫です。写真を撮っておけば、あとで図鑑と見比べられます。離れた場所から、次の4つを撮っておくと役に立ちます。

  1. 株全体の姿(枝が立ち上がっているか、地面をはっているか)
  2. 葉のアップ(つやが見えるように、光の向きを変えて)
  3. 花のつき方(房になっているか、1輪ずつか)
  4. 枝のとげの様子

よくある疑問をまとめておきます。葉のつやだけで決めてもいい?——光の当たり方で見え方が変わるので、枝の伸び方や花のつき方とセットで見るのがおすすめです。咲く時期で見分けられる?——テリハノイバラのほうが少し遅れて咲くと言われますが、地域や年でずれます。子どもと見に行ってもいい?——離れて見て、触らない、実を口に入れない、の3つを先に決めておくと安心です。

庭に迎えたノイバラの花が咲かない時の見直し方は、ノイバラの花が咲かない時で扱っています。

ゆきこ( ゚Д゚)『野バラは、遠目だと全部同じに見えちゃいますよね。迷ったら、葉のつやと枝の伸び方の2つだけ見るのがいいと思います』

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庭のノイバラが咲かなくて困っている人はノイバラの花が咲かない時を、手袋のお手入れは軍手の泥汚れとにおいの落とし方をどうぞ。野外で土のついた靴を洗う時の考え方はスパイクの洗い方も参考になります。

まとめ:葉のつやと枝の伸び方を見る。とげと実に注意して、迷ったら決めない

  1. ノイバラは房咲き、テリハノイバラは葉につやで地面をはうと言われます
  2. 葉・枝・花を合わせて見る。ひとつの特徴だけで決めません
  3. とげがあるので手袋をして、枝を引き寄せず、子どもを近づけません
  4. 実・葉・花は口に入れない。野原の株は持ち帰りません
  5. 決められない時は写真に残して、図鑑と見比べます

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

テリハノイバラとノイバラの違いの早見表:ノイバラは白い小さな花が房になって咲き、枝が立ち上がったりほかの木に寄りかかったりして伸びる。テリハノイバラは葉につやがあり、枝が地面をはうように伸び、ノイバラより少し遅れて咲くと言われる。ナニワイバラは大きな白い花が1輪ずつ咲く。ミヤコイバラなど細かな違いは写真を撮って図鑑と見比べる。とげがあるので厚手の手袋をして枝を引き寄せず、子どもを近づけない。実・葉・花は口に入れない。野原の株は持ち帰らず、枝を折らない。決められない時は決めない

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