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下向きに咲く小さな釣り鐘形の花を見て、「これはドウダンツツジ?それともサラサドウダン?」と迷う人は多いですよね。名前がよく似ていて、どちらもツツジのなかまです。
先に結論をひとつ。どちらも、小さな釣り鐘形の花が下向きに咲く落葉の木です。ドウダンツツジは白く小さな花で、生け垣や秋の紅葉でよく見かけます。サラサドウダンは花が少し大きく、クリーム色に赤い筋が入る花で、涼しい所を好むと言われます。最初の手がかりは、花の色です。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:花の色で見分けたい人|名前の似た木で迷う人|庭に植えたい人|山や公園で見た人|子どもやペットがいる人
見分けの早見表——花の色・大きさ・見かける場所
2つの木の違いを、表にまとめます。
| 見る所 | ドウダンツツジ | サラサドウダン |
|---|---|---|
| 花の色 | 白 | クリーム色に赤い筋が入る |
| 花の大きさ | 小さい | 少し大きい |
| 花の形と向き | どちらも小さな釣り鐘形で、下向きに咲く | |
| 秋の葉 | 紅葉でよく見かける | 秋に色づく。色づき方は木や環境で違う |
| 見かける場所 | 生け垣や庭木 | 涼しい所を好むと言われる |
| 迷った時 | 花と葉を写真に撮り、図鑑と見比べる | |
表の中で、まず頼りになるのは花の色です。白い小さな花ならドウダンツツジ、クリーム色に赤い筋が入っていればサラサドウダンの可能性が高くなります。花の大きさも、並べて見れば違いが分かります。
ただし、花が終わった季節は、花の色を手がかりにできません。葉だけで見分けるのはむずかしいので、そんな時は無理に決めなくて大丈夫です。花の時期に、また見に来ればよいのです。
生け垣のように刈り込まれて並んでいる木は、ドウダンツツジであることが多いと言われます。一方、庭に1本だけ立っていて、花が少し大きいなら、サラサドウダンかもしれません。育ち方や植えられ方も、ヒントになります。
秋の紅葉は、どちらの木でも楽しめます。ただ、色づきの強さは、その年の気温や日当たりでも変わります。紅葉の色だけで名前を決めようとせず、花の色と組み合わせて考えるのが安心です。
色づき方や花の大きさは、木ごとに差があります。1本だけで決めず、「どちらの特徴に近いか」くらいの気持ちで見てください。
名前の似た木との違い——ウラジロヨウラクとベニドウダン
ドウダンの名前がつく木や、よく似た名前の木は、ほかにもあります。まず手がかりを並べます。
| 名前 | 手がかり |
|---|---|
| ドウダンツツジ | 白く小さな花 |
| サラサドウダン | クリーム色に赤い筋が入る花 |
| ベニドウダン | 小さな濃い紅色の花 |
| ウラジロヨウラク | 葉の裏が白っぽいと言われる |
ベニドウダンは、花が小さな濃い紅色の木です。サラサドウダンとの違いは、ベニドウダンとサラサドウダンの違いにまとめています。
ウラジロヨウラクは、サラサドウダンと名前が似ていて、迷う人が多い木です。葉の裏が白っぽいと言われますが、花の色や形、見かける場所は、図鑑で確かめるのが確実です。
名前を確かめる時は、次の順番で見ていくと整理しやすくなります。
- 花の色。白か、赤い筋が入っているか、濃い紅色か
- 花の大きさ。ほかの花や手のひらと比べて、小さいか少し大きいか
- 葉の裏。白っぽく見えるか
- 見かけた場所。生け垣か、庭か、涼しい山か
名前の似た木が多いので、花の時期に写真を撮って、図鑑と並べて見比べてください。決まらなければ、「ツツジのなかまの小さな釣り鐘形の花」と覚えておくだけで、次に見た時の手がかりになります。
庭に植える時に考えること——暑さと西日、手の届く高さ
どちらも庭木として親しまれる木ですが、選ぶ前に、庭の環境を思い浮かべておきます。見る点は3つです。
- 暑さと西日。サラサドウダンは涼しい所を好むと言われます。夏の暑さや強い西日が心配な庭では、置き場所をよく考えます
- 手の届く高さ。手入れは、脚立に乗らず、手の届く範囲まで。大きくなった木の剪定や、幹を切る作業、植え替えは、造園業者に頼みます
- 隣家との境界。境から離して、枝が越えない位置にします
苗を買う時は、ラベルの名前と、植える場所の条件が合っているかを、店の人に相談するのもひとつの手です。庭木の場所選びの考え方は、マルバノキのデメリットでも、日当たりと水やりの面から書いています。
庭に植える前に、鉢で様子を見る考え方もあります。涼しい所を好むと言われる木は、夏に鉢を日陰へ動かせるので、置き場所を調整しやすくなります。
夏に葉が茶色くなったり、元気がなくなったりした時は、置き場所と水切れを見直します。原因が分からない時は、葉や枝を持って園芸店に相談してください。薬や肥料を自己判断で使うのは避けたほうが安心です。
庭の手入れで軍手を使う人は、汚れた軍手の洗い方を軍手の泥汚れと臭いの取り方にまとめています。
山や公園で見かけた時——摘まず、持ち帰らず、写真に
山や公園で、気になる花を見つけたら、次の決まりを守ってください。
- 花を摘まない・枝を折らない。見るだけにして、そっとしておきます
- 草木を持ち帰らない。苗や枝を持って帰ることはしません
- 登山道から外れない。花を撮ろうとして道を出ると、足元の草木を傷めたり、転んだりする心配があります
- 私有地や立入禁止の場所に入らない。柵の外から見える範囲で楽しみます
下向きに咲く花は、下からのぞくように見ると、形がよく分かります。触らずに、かがんで見上げてみましょう。子どもと一緒なら、「何色かな?」「何個ぶら下がっているかな?」と声をかけながら見ると楽しめます。
写真は、離れた所から撮れる範囲で。花、葉、木全体の3枚があれば、あとで図鑑と見比べる時に役立ちます。撮れなくても、花の色と大きさをメモしておくだけで手がかりになります。
花や葉を口に入れない——子どもとペットがいる庭で
ツツジのなかまには、口に入れると体に合わない物があると言われます。サラサドウダンもドウダンツツジも、花・葉・実を口に入れないようにしてください。
- 子どもには、花を摘んで食べない・なめないことを伝えておく。花を摘んで遊びたくなる年ごろは、特に見守ります
- 犬や猫が葉をかじらないよう、見守る。庭で遊ばせる時は、目を離しません
- 口に入れたかもしれない時は、医療機関や動物病院に相談する。ためらわずに連絡してください
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、この2つは名前が似すぎていて、ぱっと見では迷うと思います。花の色を見て、決まらなければ決めない、くらいの気持ちが気楽ですよね』
💡 この困りごとへの提案
名前を調べたり、葉と花を見比べたりする時は、花と葉から引ける樹木図鑑が手元にあると便利です。気になる木を見つけたら、図鑑と並べて確かめてみてください。
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まとめ:花の色が最初の手がかり。決まらなければ、決めずに図鑑と見比べる
- どちらもツツジのなかま。小さな釣り鐘形の花が下向きに咲く落葉の木です
- 白く小さな花はドウダンツツジ。クリーム色に赤い筋が入る花はサラサドウダンの可能性が高くなります
- 濃い紅色の花はベニドウダン、葉の裏が白っぽい木はウラジロヨウラクの可能性も考えます
- 庭に植えるなら、暑さと西日、手の届く高さを先に考えます。大きな木は造園業者へ
- 花・葉・実は口に入れない。山や公園では摘まず、持ち帰りません
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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