※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
オフィスチェアを選んでいると、ヘッドレスト付き、フットレスト付き、ランバーサポート付き、と「付き」が増えるほど値段が上がっていきますよね。「全部付いているほうが良さそうだけど、本当に使うのかな」と手が止まる。逆に、今使っている椅子のヘッドレストが後頭部に当たって邪魔で、外していいのか迷っている人もいると思います。
先に結論をひとつ。3つの付属品は「あるほど良い」ものではなくて、それぞれ「使う場面」がはっきり違う部品なんです。ヘッドレストは背もたれを倒して休む時、フットレストは仮眠や足を伸ばす時、ランバーサポートは背もたれと腰の間にすき間ができる人。だから、自分の座り方と体格に当てはめると「いる・いらない」は自然に決まります。整体師の目線も混ぜながら、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:まず全体を見たい人|ヘッドレストで迷う人|フットレストで迷う人|腰が気になる人|後付けしたい人|試座する人
先に仕分け表——3つの付属品は「いつ使うか」がそれぞれ違う
まず全体を1枚で。ここを押さえると、あとの話がすっと入ってきます。
| 付属品 | 本来の役目 | 使う場面 | いらない人 |
|---|---|---|---|
| ヘッドレスト | もたれた時に頭を支える | 背もたれを倒して休む時だけ | 作業中は前を向いて座る人 |
| フットレスト | 足を伸ばして体重を分散 | 仮眠・休憩で足を上げる時 | 椅子で寝ない人・足が床にしっかり着く人 |
| ランバーサポート | 腰の反りに合わせて背もたれのすき間を埋める | 座っている間ずっと | 深く座ると背もたれが腰にぴったり着く人 |
見てのとおり、ヘッドレストとフットレストは「休む時の部品」、ランバーサポートだけが「作業中に働く部品」です。この違いが、いる・いらないを分ける一番のポイントなんですよね。
ヘッドレストがいらない人、あると助かる場面
ヘッドレストは、頭の重さを受ける部品です。ただし受けてくれるのは背もたれを倒して頭を後ろに預けた時だけ。パソコンに向かって前を見ている姿勢では、頭は背もたれから離れているので、ヘッドレストは後ろで待っているだけになります。
- いらない人:作業中は前を向いていて、休憩は席を立つ派の人。背もたれをほとんど倒さない人。身長とヘッドレストの高さが合わず、後頭部ではなく首の後ろに当たってしまう人
- あると助かる場面:昼休みに椅子を倒して目を閉じる習慣がある。動画や資料を背もたれに預けた姿勢で長く見る。夕方に首の後ろが重くなってきた時、数分でも頭を預けたい
ひとつ気をつけたいのが、合わない高さのヘッドレストを「付いているから」と使い続けること。頭ではなく首の後ろを前に押す位置に当たっていると、あごが上がった姿勢が続いて、首まわりに負担がかかりやすいと一般的に言われています。当たる位置が首なら、高さを調整するか、いっそ外してしまうほうが楽なことが多いんです。そして、首や肩の違和感がしばらく続いているなら、椅子の部品で何とかしようとする前に医療機関で相談してくださいね。
フットレストはいらない?——仮眠と「足を伸ばす」時の部品
座面の下から引き出すタイプのフットレストは、ゲーミングチェアでよく見かけますが、オフィスチェアでも「リクライニングと足置きがセット」という商品が増えています。これも役目ははっきりしていて、背もたれを倒して、足を伸ばして、体重を椅子全体に分散させるための部品です。
- いらない人:椅子で仮眠をとらない。足が床にしっかり着いていて、作業中は足元を動かしたい。机の下が狭くて、引き出した足置きがぶつかる
- あると助かる場面:在宅勤務で昼に15分だけ横になりたいけれど、ベッドまで行くと起きられない。夜、子どもを寝かしつけたあとに椅子でひと息つく時間がある
作業中に足を伸ばすと骨盤が後ろに倒れて、背もたれに寄りかかる姿勢が続きやすくなります。作業用ではなく休憩用と割り切ると、いる・いらないが決めやすいですよ。あと、フットレストに足を乗せたまま勢いよく立ち上がると、椅子が後ろに滑って足を引っかけることがあるので、立つ前に足置きを戻す習慣だけは付けておいてください。
ランバーサポートは「背もたれと腰のすき間」で決まる
3つの中で、これだけは作業中ずっと働いている部品です。深く座った時、腰の反りの部分と背もたれの間にすき間ができると、腰が背もたれに支えられず、時間がたつほど骨盤が後ろに倒れてきます。ランバーサポートは、そのすき間を埋めて背もたれに腰を預けられるようにするための膨らみなんですね。
- いる人:深く座っても、腰と背もたれの間に手のひらが縦に入るくらいのすき間が空く。背もたれの腰の部分が平らで、体の反りに合っていない。座っているうちに、いつの間にか浅く腰掛けている
- いらない人:深く座ると腰が背もたれにぴったり着いて、それで落ち着く。背もたれ自体に腰の膨らみがあって、高さも自分に合っている。膨らみが当たると、逆に腰が押されて反りすぎる感じがする
確かめ方は簡単で、深く座って、腰と背もたれの間に手を入れてみるだけ。すっと入ってすき間が大きいなら、ランバーは「あると助かる」側です。逆に、当たって腰が押される感じがするなら、無理に使わなくていい。ここは「良い椅子には必ず付いている」というものではなくて、体格と背もたれの形の相性で決まるところなんです。
ひとつだけ整体師としてお伝えしておくと、ランバーサポートを付けたから腰が良くなる、姿勢が良くなる、とは言い切れません。楽に座れる時間が少し伸びる、くらいに考えておくとちょうどいいと思います。腰の痛みやしびれが続く時は、道具で何とかする前に医療機関へ。椅子の話はそのあとで十分間に合います。
後付けできるもの・できないもの——固定が甘いと外れます
「今の椅子に足せばいいなら、最初から全部付きを買わなくていい」という判断もできますよね。後付けの可否はこんな感じです。
- ランバーサポート:後付けしやすい。背もたれにベルトで巻くクッション型が多く、椅子を選ばない。高さを変えられるので、合う位置を探しやすい
- フットレスト:椅子に付けるのではなく、床に置く足台で代用できる。足が床に届きにくい人の「作業中の足置き」ならこれで十分。仮眠用に足を伸ばす形は、椅子側に付いていないと難しい
- ヘッドレスト:後付けは対応する機種にしか付かないことが多い。背もたれの上端に差し込むタイプは、背もたれの形と厚みが合わないと固定できない。汎用品は「付いたように見えて、もたれるとずれる」ことがある
後付け品で一番気をつけたいのは固定です。ベルトがゆるんでランバーがずり下がる、差し込みが浅くてヘッドレストがぐらつく。頭や腰の重さを預ける部品なので、ゆるんだままだとかえって落ち着きません。月に1回くらい、ベルトと差し込みのゆるみを確かめて締め直す習慣にしておくと安心ですよ。対応機種でないヘッドレストは無理に付けず、「休む時は席を立つ」に切り替えたほうが結果的に快適だったりします。
試座で見る順番——付属品は最後でいい
お店で座って確かめる時、ヘッドレストの有無から見始めると、肝心なところを見落とします。整体師の目線で、見る順番はこうです。
- 座面の高さ:靴を履いたまま、かかとが床に着いて、ひざが直角に近いか
- 座面の奥行き:深く座った時、座面の前端とひざ裏の間に指2〜3本のすき間があるか。奥行きが長すぎると、深く座れず腰が浮く
- 肘掛け:肩の力を抜いた時にひじが自然に乗るか。机の高さと合うか。高さが変えられるか
- 背もたれ:深く座って腰が着くか、腰の膨らみの位置は合うか。ここでランバーサポートの要・不要が決まる
- 最後に付属品:背もたれを倒してヘッドレストの当たる位置が後頭部か。フットレストを出して机の下に収まるか
付属品を最後に回すのは、①〜④が合っていない椅子は、どんな付属品を足しても楽にならないから。逆に①〜④が合っていれば、付属品はなくても長く座れることが多いんです。前傾の機能で迷っている人は、オフィスチェアの前傾チルトはいらない?でも同じ順番で見ています。
ゆきこ( ゚Д゚)『ヘッドレストが子どもの上着掛けになっている、という話はよく聞きますよね。作業中はずっと前を向いているので、頭を預けるのは寝かしつけのあとの5分くらいのはず。その5分のために付いているのかと思うと、フル装備を選んだ人には「休む時間ちゃんと取ってるんだね」と言ってあげたくなります』
「ランバーだけ足してみたい」なら、ベルトで巻くクッション型が椅子を選ばず試しやすいです。合わなければ外せるので、フル装備の椅子を買い直す前のひと手間として置いておくと楽ですよ。
あわせて読みたい
付属品で迷う前に、そもそもの椅子選びで後悔したくない人はオフィスチェアで後悔した理由を先に読んでおくと、見るところがはっきりします。ゲーミングチェアに付いている腰当てとヘッドレストの合わせ方はゲーミングチェアのクッションはいらない?で詳しく書いています。届いた椅子の匂いが気になる時はオフィスチェアの臭い取りもどうぞ。
まとめ:ヘッドレストとフットレストは「休む部品」、ランバーは「働く部品」
- ヘッドレストは倒して休む時だけ使う部品。前を向いて作業する人にはなくて困らない
- フットレストは仮眠用。椅子で寝ない人はいらない。作業中の足置きは床の足台で足りる
- ランバーは腰と背もたれのすき間で決める。手が縦に入るなら「あると助かる」
- 後付けはランバーとフットレストが向く。ヘッドレストは対応機種のみ。固定のゆるみは月1回確認
- 試座は座面の高さ→奥行き→肘掛け→背もたれ→付属品の順。痛みが続く時は医療機関へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



コメント