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通販で届いた腕時計、はめてみたら手首でくるっと回るくらいゆるい。時計店に持ち込めば直してもらえますが、買った店じゃないと気まずいし、1,000円前後かかることも。
実は、金属ベルトのコマ詰めはダイソーやセリアで売っている道具で、15分あれば自分でできます。ただし、ベルトには何種類か構造があって、100均の道具で対応できるのは一部。まず自分の時計がどのタイプかを見分けるところから始めましょう。
まず裏側を見る:矢印があれば「ピン式」=自分でできる
ベルトを裏返して、コマとコマのつなぎ目を見てください。
- 小さな矢印(→)が刻印されている→ ピン式(割りピン式)。矢印の方向にピンを押し出すと抜けます。100均の道具で対応できる、一番多いタイプ
- 矢印がなく、つなぎ目に小さな板が見える→ 板バネ式。コマの横から板バネを押し込むと外れます。安価な時計に多く、細いマイナスドライバーでも可
- 矢印がなく、ピンの両端が丸い→ Cリング式。中に小さなCの字の留め具が入っていて、力加減が難しめ。できなくはないが、初めての人にはおすすめしない
- つなぎ目に小さなネジの頭が見える→ ネジ式。精密ドライバーで回すだけ。ただし高級時計に多いので、大事な時計なら店へ
この記事のメインは一番多いピン式です。
100均で買うもの:「腕時計 ベルト調整工具」を探す
ダイソーでは「腕時計ベルト調整工具」「時計バンド調整器」といった名前で、ピンを押し出す万力型の道具が売られています(時計用品か工具コーナー)。セリアやキャンドゥでは「時計工具セット」として、ピン抜き棒とハンマー、小さなドライバーがセットになっているものも。
どちらもなければ、精密ドライバーセット+小さなハンマー(または固いものの角)+押し出したピンを受けるための布で代用できます。ピンが飛んでいくのでタオルを敷いた上で作業するのがコツ。
コマ詰めの手順(ピン式・15分)
- 何コマ抜くか決める。時計をはめて、余っている長さを見ます。目安は「人差し指が1本ぎりぎり入る」くらい。コマ1個で約8〜10mm短くなるので、余りが2cmなら2コマ
- 左右バランスを決める。留め金(バックル)を中心に、両側から同じ数ずつ抜くのが基本。奇数の場合は、6時側(下側)を1コマ多く抜くと留め金が手首の真下に来て見た目がきれい
- タオルを敷き、ベルトを裏返して矢印の向きを確認。矢印の根元側からピン抜き棒を当て、矢印の先へ押し出します
- 万力型ならハンドルをゆっくり回して押し出す。棒とハンマーならコツコツと軽く叩く。一気に叩くとピンが曲がります
- ピンが少し出たらラジオペンチで引き抜く。抜いたピンは小皿に入れてなくさないように
- 抜きたいコマの両側のピンを抜いて、コマを外します
- 残ったベルト同士をつなぎ、矢印の「逆」方向からピンを差し込んで、軽く叩いて面まで押し込む。ピンには向きがあり、太い側から入れないと固定できません
- 表に返して、ベルトを軽く引っ張って抜けないか確認。手首にはめて長さチェック。きつければ1コマ戻す
外したコマとピンは時計の箱に入れて保管。太った時、別の人に譲る時、売る時に必ず必要になります。
失敗しやすいポイント3つ
- ピンが曲がった——強く叩きすぎ。曲がったピンを無理に戻すとすぐ抜けるので、100均や通販の予備ピン(バネ棒・割りピン)に交換します。太さを測ってから買うこと
- ピンがゆるくてすぐ抜ける——差し込む向きが逆。割りピンは細い側から入れると固定されません。抜いて反対から入れ直す
- 片側だけ抜いて留め金がずれた——見た目の問題ですが気になる人は気になります。左右バランスを取り直す
作業中はピンが勢いよく飛ぶことがあるので、顔を近づけすぎないでください。そして小さな部品は、小さなお子さんの手の届かない場所で作業を。ピンもコマも誤飲サイズです。
革・ナイロンベルトの場合は「穴を増やす」
金属以外のベルトにはコマがないので、調整は穴を1つ増やすのが基本。革ベルトならゴム穴あけポンチ(これも100均にあります)で、既存の穴と同じ間隔・同じ大きさに開けると自然です。キリで無理に開けると穴が裂けるのでポンチを使ってください。ナイロンのナトー型ベルトは穴を増やすより、手首に合う長さのベルトに交換した方が早いです。
自分でやらない方がいい時計
- 10万円以上の時計——傷1本で価値が下がります。時計店なら500〜1,500円前後、買った店なら無料のことも
- Cリング式で、初めての作業——リングをなくすと固定できなくなります
- ベルトが無垢の一体型で、コマの継ぎ目がない——そもそも詰められない構造。交換ベルトを探す
ゆきこ( ゚Д゚)『長男の入学祝いの時計、100均の工具で2コマ詰めて「プロっぽい!」と自画自賛。でもピンが1本タオルの外まで飛んで、家族総出で床を這いました。タオルは大きめに、これだけは言わせて』
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同じく自分で直せる小物として、メガネの鼻あてが折れた時の対処もどうぞ。
まとめ:矢印を見て、左右同数、矢印の向きへ押し出す
- 裏側に矢印があればピン式=100均の工具で自分でできる
- 抜く数は余り2cmで2コマ・左右同数・奇数は6時側多め
- 矢印の向きへ押し出し、逆から差し戻す。一気に叩かない
- ピンは飛ぶ。タオルの上・顔を離す・子どもの手の届かない所で
- Cリング式の初回・高級時計は時計店へ(500〜1,500円前後)
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