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気づくと、花壇の端から外へ、ほかの草花の間へと、青い花をつける草がじわじわ広がっている。ルリマツリモドキが増えすぎたと感じる時は、どこまで抜けばいいのか、根が残らないのか、迷いますよね。
先に結論をひとつ。ルリマツリモドキは地下の茎で横に広がる草と言われます。そのため、地上の葉だけを刈っても、またすぐ出てきやすいのです。増えすぎた時は、残す範囲を先に決めて、その外側を地下の茎ごと掘り上げるのが基本の考え方になります。名前の似たルリマツリは低木で、別の植物です。取り違えないようにしながら、自分の状況に近い章から見ていきましょう。
ケース別に読む:広がる仕組みを知りたい人|減らし方を知りたい人|広がりを止めたい人|ルリマツリとの違いが気になる人|秋の様子とハチが気になる人|口に入れない・ペット・捨て方が気になる人
広がる仕組み——地下の茎で横へ進む
ルリマツリモドキは、地面の下を横に伸びる茎で広がっていく草と言われています。地面の上では小さな葉が低く茂っているだけに見えても、土の中では茎が少しずつ伸びて、離れた場所から新しい芽を出すことがあります。だから、「ここだけ」と思って植えた場所の外側に、ひょっこり顔を出すのです。
夏から秋にかけて青い花が咲き、花壇の縁取りや足元の彩りとして人気があります。その丈夫さと広がりやすさは、背中合わせです。うまく収まっているうちは頼もしい草でも、手入れの手が回らなくなると、一気に広がったように感じやすくなります。
| 見つけた様子 | 考えられること | まず見ること |
|---|---|---|
| 花壇の縁から外へ出ている | 地下の茎が縁の外まで伸びている | 縁から離れた所の芽も同じ茎かどうか |
| ほかの草花の株元に入り込む | 茎が株の間を通っている | 相手の株を傷めず分けられる位置か |
| 鉢の外へ出てくる | 鉢底の穴から茎が出ている | 鉢底と受け皿の下 |
| 一度抜いたのにまた出る | 地下の茎が残っている | 掘った穴の壁に茎が見えないか |
つまり、増えすぎを見つけた時は、見えている葉の量より、地下の茎がどこまで伸びているかが気になる点です。その見当をつけるには、広がっている端のあたりを少し掘って、白っぽい茎が土の中を横切っていないか確かめます。
減らし方——範囲を決めて、地下の茎ごと掘る
減らす時は、いきなり抜き始めないのがコツです。最初に、この範囲だけ残すという線を決めます。線がないまま抜いていくと、どこまでやったのか分からなくなって、途中で疲れてしまいますよね。
- 残したい範囲に、ひもや石で目印をつける
- 目印の外側にある株を、移植ごてで周りの土ごとゆるめる
- 地下の茎を、切れないようにたどりながら、手袋をした手で引き上げる
- 抜いた株と茎は、土を落としてまとめて袋に入れる
地下の茎は、途中で切れた欠片からまた芽を出すことがあると言われます。だから、引っ張って切らさず、ていねいにたどるのが近道です。一度で取りきれなくても、あとから出てきた芽をこまめに抜いていけば、少しずつ減っていきます。急がず、数回に分けるつもりで進めてください。
移植ごては先がとがっているので、刃先を自分や周りの人に向けないようにします。使い終わったら土を落として、子どもの手の届かない所へしまいます。
抜いた株は、空き地や川原、山に捨ててはいけません。そこでまた根づいて広がるおそれがあるからです。自治体の分け方に沿って、袋に入れて出してください。地域によって出し方が違うので、ごみの案内で確かめます。肥料や薬剤で何とかしようと考える前に、まずは掘り上げと見回りが基本です。薬剤を使う場合は、製品の表示のとおりにしてください。
広がりを止める——仕切りと見回りの考え方
減らしたあとで大事なのは、また広がらないようにする見方です。いちばん手軽なのは、花壇の縁に仕切りを入れること。地下の茎は、仕切りに当たると向きを変えるか、乗り越えようとします。仕切りは、縁よりも少し深く入れておくと、乗り越えにくくなります。
仕切りを入れても、完全には防げないことがあります。ですから、季節の変わり目や、草取りのついでに、花壇の外を見回ると安心です。端から新しい芽が出ていたら、小さいうちに抜いてしまえば、掘る範囲も小さくて済みます。
庭の境に近い場合は、隣の家の敷地へ出ていかないかも気にしておきたいところです。越境しそうな時は、早めに相手の方に声をかけて、話し合いで決めるのが穏やかです。集合住宅の庭やベランダでは、管理規約で植えてよい範囲が決まっていることがあるので、先に確かめておきます。
ルリマツリとの違い——低木とはう草
名前が似ているので、取り違えやすいのがルリマツリです。ルリマツリは低木で、冬に葉が落ちることがある木。ルリマツリモドキは、地をはうように広がる草です。見た目も育ち方も別物なので、同じ手入れを当てはめないようにします。
| ルリマツリモドキ | ルリマツリ | |
|---|---|---|
| 姿 | 地をはう草 | 枝の立つ低木 |
| 広がり方 | 地下の茎で横へ | 枝を伸ばして大きくなる |
| 冬の様子 | 地上の葉が少なくなる | 葉が落ちることがある |
| 手入れの中心 | 範囲を決めて減らす | 枝の状態を見て待つ |
ルリマツリが枯れたかもしれない時の見方は、ルリマツリが枯れた時にまとめています。こちらは、枝の確かめ方が中心です。どちらか分からない時は、買った時のラベルを見るか、園芸店に写真を見せると確かです。
秋の様子と、花に来るハチへの注意
秋になると、ルリマツリモドキの葉が赤く色づくことがあります。「枯れたのでは」と驚く人もいますが、季節の変化として起こる様子と言われています。冬に近づくと地上の葉が減って、春に向けて動き出すのを待つ時期に入ります。すぐに掘り上げず、株元の様子を見てください。
もうひとつ気をつけたいのが、花にハチが来ることがある点です。青い花の咲く時期は、蜜を求めてハチが飛んでくることがあります。通り道や玄関のすぐそば、洗濯物を干す場所の近くに広がっている時は、近づく人と花の位置を考えておくと安心です。ハチには近づかない、手で払わない、が基本。刺された時や、息苦しい・気分が悪いなどの様子があれば、医療機関に相談し、強い症状の時は救急に連絡してください。
口に入れない・ペット・捨て方——安全面のまとめ
- 口に入れない。観賞用の草花の葉や花は、食べたり料理の飾りに使ったりしません。口に入れた時は、医療機関や中毒の相談窓口へ
- 猫・犬・小鳥。かじらないよう、届かない場所に
- 抜いた株。空き地・川原・山に捨てず、自治体の分別で出します
- 公園や他人の庭。咲いている株を持ち帰りません
- 道具。移植ごては刃先を人に向けず、子どもの手の届かない所へ
ゆきこ( ゚Д゚)『増えすぎた草は、一度にきれいにしようとすると疲れてしまいますよね。範囲を決めて、少しずつ進めるのが続けやすいと思います』
💡 この困りごとへの提案
地下の茎をたどりながら抜く作業は、先の細い草抜きの道具があると、周りの株を傷めにくくなって助かります。
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つる性で広がる草の減らし方なら、ツルニチニチソウで後悔する時も参考になります。庭仕事で季節が変わったら、羽毛布団のしまい方もあわせてどうぞ。名前の似た低木の見方はルリマツリが枯れた時です。
まとめ:範囲を決めて地下の茎ごと掘り、仕切りと見回りで止める
- 地下の茎で横に広がる。地上の葉だけ刈ってもまた出てくる
- 先に残す範囲を決める。その外側を地下の茎ごと掘り上げる
- 仕切りと見回りで止める。小さな芽のうちに抜く
- ルリマツリは別の植物。低木とはう草を取り違えない
- 抜いた株は自治体の分別で。口に入れず、ハチに近づかない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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