ツルニチニチソウで後悔する時——増えすぎる理由と植える前の確かめ方

家事

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丈夫で育てやすい、日陰にも強い。そう聞いて植えたはずのツルニチニチソウが、気づけば思った以上に広がっている。抜こうとしても手間がかかる。そんな後悔の話は、グランドカバーでは珍しくありません。

先に結論をひとつ。ツルニチニチソウは丈夫でよく広がると言われる一方、「つるが伸びて地面についた所から根を出して広がる」「ほかの草花を覆ってしまう」「抜くのに手間がかかる」の三つで後悔しやすい植物です。だからこそ、植える前に、広がってよい範囲を決めておくことが大切になります。これから植える人も、増えすぎて困っている人も、順番に見ていきましょう。なお、ツルニチニチソウは有毒と言われるので、触る時は手袋を着けます。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ植える前に知りたい→植える前の確かめ点を見る第5章へ ▶増えすぎた→広がる仕組みを知る第2章へ ▶抜きたい→手袋で手で減らす第3章へ ▶隣に入っていく→仕切りで範囲を決める第4章へ ▶

ケース別に読む:後悔しやすい点を知りたい人|広がる仕組みを知りたい人|増えすぎて抜きたい人|隣に入っていく人|これから植える人|有毒と言われる点が気になる人

4コマ漫画|植えたあとの後悔1どんどん広がるこんなに広がるなんて…つるが伸びて庭に広がる2やりがちなNG抜いたつるを空き地にポイ空き地や川原に捨てるのは避ける3手袋で減らす手袋をして手で抜こう手袋をして手で減らす4仕切りで安心仕切りを置いて範囲を決めた仕切りで広がる範囲を決める

後悔しやすい点の早見表——広がり方・覆い方・抜く手間

ツルニチニチソウで後悔しやすい点を、表にまとめます。どれも、植える前に知っていれば避けやすいものです。

後悔しやすい点 どうなるか 先に考えておくこと
つるが根を出して広がる 伸びたつるが地面につくと、そこから根を出す 広がってよい範囲を決める
ほかの草花を覆う 隣の植物の上にもつるが伸びて覆う 花壇と分けて植える
抜くのに手間がかかる つると根が広がって、手で抜くのに時間がかかる 手袋と、時間の余裕を用意する
隣家や通路にはみ出す 境界を越えて広がることがある 仕切りと定期的な見回り
後悔しやすい3つの点1つるが根を出す地面についた所2ほかの草を覆う花壇に入り込む3抜くのに手間根まで探す

「グランドカバーにすれば雑草が生えなくて楽」という考えで植えると、ここでつまずきやすいと言われます。楽になる面もありますが、広がる力が強いぶん、広げたくない場所にも広がるという前提で考えておくと、後悔が減ります。

広がる仕組み——つるが土についた所から根を出す

ツルニチニチソウの特徴は、つるが長く伸びて、地面についた所から新しい根を出せる点と言われます。株元から離れた所でも、つるの途中から根が出て、そこが新しい株のようになっていくのです。

この仕組みを知っておくと、広がり方が読みやすくなります。

  • つるの先が地面に触れると、そこで根を出しやすくなります
  • 手入れせずに放っておくと、つるが重なり合いながら、少しずつ範囲が広がっていきます
  • 日当たりと土の条件がよいほど、勢いが出やすいと言われます

広がる勢いは環境で変わるので、植えた場所の条件によっては、思ったほど広がらないこともあります。ただ、広がる性質があることは、変わりません。

つるが広がるのは、地面の上だけの話ではありません。庭木の根元や、石垣のすき間、フェンスの下にも入り込むことがあります。「ここまで来たか」と気づく頃には、つるがかなりの範囲に伸びていることも多いので、見回りの習慣をつけておくと、小さな範囲で止められます。

また、ほかの草花と混ぜて植えると、勢いの強いほうが優勢になりやすいと言われます。ツルニチニチソウの隣に、小さくて繊細な草花を植えるのは、避けたほうが無難です。

増えすぎた時の減らし方——手袋・手で抜く・分別して出す

増えすぎて困った時は、次の順番で進めます。最初に、安全の確認です。ツルニチニチソウは有毒と言われているので、園芸用の手袋と長袖で作業します。汁が肌や目につかないようにし、作業のあとは石けんでよく手を洗います。

増えすぎた時の3つの手順1手袋を着ける汁に触れない2つると根を抜く手で抜ける範囲3自治体の分別空き地に捨てない
  1. 手袋を着ける。長袖で、肌を覆います
  2. つると根を手で抜く。つるをたどって、地面についた所から出ている根ごと、手で抜ける範囲で減らします。固くて抜けない場所を無理に引くと、手や腰を痛めるので、少しずつ進めます
  3. 自治体の分別で出す。抜いたつるや根は、決まった出し方があります。窓口や分別の案内を確認してください

抜いたつるを、空き地や川原、山に捨てるのは避けてください。捨てた場所でも、つるが地面についた所から根を出して広がることがあり、周囲の植物に影響しかねません。

地面の下の根が残っていると、またそこから出てくることがあります。一度で終わらせようとせず、こまめに見回って、出てきたら抜く、という付き合い方が現実的です。範囲が広くて手に負えない時や、斜面や高い場所で作業が危ない時は、造園の業者に相談する選択もあります。

広がりを止める見方——仕切りで範囲を決める

隣の植物や通路に入っていくなら、物理的に範囲を区切るのが分かりやすい方法です。

広がりを止めるOKとNG仕切りで範囲を決める境目をはっきり放っておく通路や隣に広がる鉢植えで楽しむ広がる範囲が決まる
  • 花壇の仕切り。レンガや仕切り板などで、境目をはっきりさせます。つるが仕切りを越えて伸びていないか、定期的に見回ります
  • 鉢植え。広がる範囲が鉢の中に決まるので、庭の広がりを気にせず楽しめます。ただし、鉢から垂れたつるが地面について根を出すことがあるので、置き場所に注意します
  • 隣家との境。つるが越えていく場合は、勝手に相手の敷地に入って切らず、話し合いで進めます。集合住宅の共用の庭は、管理規約に沿います

仕切りを置いたあとも、つるが仕切りの上を越えて伸びることがあります。年に何度か、仕切りの外に出たつるを見つけたら、早めに手で戻すか、切って分別して出す習慣をつけると、広がりを小さく保てます。

これから植える人の確かめ点

植える前に、次の点を確かめておくと、あとから後悔しにくくなります。

  • 広がってよい範囲を、先に決めたか
  • 隣の花壇や通路との境に、仕切りを置けるか
  • 定期的に見回って、手入れをする余裕があるか
  • 小さな子どもやペットが触れない場所か(有毒と言われる植物です)
  • 通り道や玄関の近くではないか(花にハチが来ることがあります)

この中に「難しい」が多い場合は、広がりにくい別の植物や、鉢植えでの楽しみ方を考えるのもひとつの手です。

最後にもうひとつ。後悔したと感じた時こそ、慌てて一気に片づけようとしないことです。広がった範囲を見渡して、残したい所と減らしたい所を決め、減らしたい所から少しずつ進めれば、体の負担も、出るごみの量も抑えられます。

口に入れない・ペット・道具の安全

  • 口に入れない。葉や花を食べたり、料理に添えたりしません。口に入れた時は、医療機関や中毒の相談窓口へ
  • 汁に触れたら手を洗う。作業のあとは、手袋を外してから手をよく洗います
  • 猫・犬・小鳥。かじらないよう、届かない場所へ
  • 公園や他人の庭。咲いている株を持ち帰りません

ゆきこ( ゚Д゚)『植える時は楽しみで、広がった先のことは後回しになりがちですよね。でも先に仕切りまで決めておくと、あとが楽になると思います』

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広がる範囲を決めるには、花壇の仕切りを先に置いておくのが、いちばん確実な方法です。


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花が咲かない時の見直しはツルニチニチソウの花が咲かない時へ。地をはって広がる別の草花の話はルリマツリモドキが増えすぎた時にまとめています。庭仕事のあとの衣類の片づけは衣替えしないとどうなる?もどうぞ。

まとめ:植える前に広がってよい範囲を決める。減らす時は手袋で、分別して出す

  1. 後悔の三大ポイントは、根を出して広がる・ほかを覆う・抜く手間
  2. 広がる仕組みは、つるが土についた所から根を出すこと
  3. 減らす時は手袋と長袖。つると根を手で抜いて、自治体の分別で出す
  4. 空き地・川原・山に捨てない。仕切りや鉢植えで範囲を決める
  5. 有毒と言われる植物。口に入れず、汁に触れたら手を洗う

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ツルニチニチソウで後悔する時の早見表:丈夫でよく広がると言われ、つるが地面についた所から根を出す、ほかの草花を覆う、抜くのに手間がかかる、の三点で後悔しやすい。植える前に広がってよい範囲を決める。増えすぎた時は園芸用の手袋と長袖で、つると根を手で抜ける範囲で減らす。抜いたつるは自治体の分別で出し、空き地や川原や山に捨てない。花壇の仕切りや鉢植えで広がる範囲を決める。隣家との境は話し合いで、集合住宅は管理規約に沿う。有毒と言われるので口に入れず、汁に触れたら手を洗い、猫や犬にかじらせない。花にハチが来ることがある

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