スタンディングデスクは「やめたほうがいい」?——そう言われる7つの理由、それでも合う人、買う前に1週間ためす方法、選ぶ時に確かめる4点

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立って仕事をすると調子がいいらしい、と聞いて調べ始めたのに、検索すると出てくるのは「やめとけ」「続かない」の声。買おうか迷っている時にこういう言葉を見ると、手が止まりますよね。安い買い物ではないぶん、余計に慎重になると思います。

先に結論をひとつ。「やめたほうがいい」と言われる理由には、確かにうなずけるものが多いです。ただ、そのほとんどは「立ちっぱなしで使おうとした人」の話なんですよね。私は整体の仕事をしているので、立ちっぱなしのつらさは身をもって知っています。だからこそ、この机の値打ちがどこにあるのかを、正直なところから書いていきます。順番に見ていきましょう。

「やめたほうがいい」と言われる7つの理由

  1. ずっと立っていると、足・腰・ひざに負担が来る。座りっぱなしがつらいのと同じで、立ちっぱなしもつらいんです。「座るのが体に悪いなら立てばいい」という単純な話ではありません
  2. 結局すぐ座って、高い買い物になる。いちばん多い声がこれ。最初の1週間は張り切って立つのに、そのあと下げたまま普通の机になる、という話をよく見かけます
  3. 電動タイプは重くて場所を取る。天板と脚を合わせるとかなりの重さで、模様替えも引っ越しも大ごとになります。組み立ても1人ではきついことがあります
  4. 昇降のたびに配線が引っ張られる。上げ下げのたびにケーブルが突っ張り、抜けたり、机の裏で引っかかったり。配線をまとめる手間が最初にかかります
  5. 足元のマットや靴まで要る。フローリングに素足や薄いスリッパで立つと、思ったより早くつらくなります。結局あとから買い足すことになりがち
  6. 人によっては集中しにくい。立つと落ち着かない、という声も実際にあります。作業の種類とも相性があるようです
  7. 価格の幅が大きく、安いものはぐらつく。上げた時に天板が揺れると、文字を打つたびに画面が震えます。ここは値段が正直に出るところだと感じます

どれも「そうだろうな」と思える理由ばかりですよね。ここを読んで「うちには合わないかも」と思ったなら、その感覚はたぶん当たっています。無理に買わなくていいと思うんです。

それでも合う人、合わない人

合いそうな人

  • 会議や単純作業など、手元をじっと見なくていい時間が長い
  • 夕方になると背中や腰に張りを感じていて、姿勢を切り替えるきっかけがほしい
  • 在宅の時間が長く、1日のうちで動く場面がほとんどない
  • もともと家で立って作業する癖がある(キッチンのカウンターでパソコンを開いてしまう人など)

合わなそうな人

  • 机の上に置く物が多くて、上げ下げのたびに動かすのが面倒になりそう
  • 部屋が狭く、大きくて重い家具を増やしたくない
  • 数年以内に引っ越す予定がある
  • そもそも机に向かう時間が1日1〜2時間ほど

大事なのは「立ちっぱなし」ではなく、同じ姿勢を続けないこと

ここが、私がいちばんお伝えしたいところです。

「立てば腰痛が治る」といった話が世の中には流れていますが、私はそういう言い方はしません。体の感じ方は人それぞれで、原因もさまざまだからです。ただ、立ち仕事の方も座り仕事の方も見てきて思うのは、同じ姿勢が長く続いた日ほど、体がこわばりやすいということ。立ちっぱなしの方は立ちっぱなしなりに、座りっぱなしの方は座りっぱなしなりに、それぞれのつらさを抱えています。

そう考えると、この机の値打ちは「立てること」ではなく、「座る/立つを切り替えられること」にあるんですよね。目安として、30〜60分ごとに姿勢を変えるくらいの使い方から始めてみるのが現実的だと思います。これは効果を約束する数字ではなく、続けやすい区切りとして、です。

そして大前提として、腰・首・足の痛みやしびれが続いている方は、道具を買う前に医療機関へ。机で解決する問題かどうかを先に確かめてほしいんです。

言われる理由を知る→ためす→それから買うやめとけと言う理由足腰に負担が来る結局すぐ座る重い・場所を取る配線が引っ張られるマットや靴も要る安いとぐらつくそれでも合う人会議や単純作業が長い夕方に背中が張る在宅で動く場面がない立って作業する癖あり→ 立ちっぱなしでなく  切り替えて使う買う前にためす今の机に箱や台を置く1〜2週間やってみる続かなければ買わない続いたら4点を確認天板の広さ/昇降方式耐荷重/高さの範囲大事なのは「立ちっぱなし」ではなく、同じ姿勢を続けないこと痛みやしびれが続く時は、道具より先に医療機関へ相談を電動の昇降は、手・指・子ども・ペット・配線の挟み込みに注意

買う前に、今の机で1〜2週間ためしてみる

これがいちばんお金を守る方法だと思います。今使っている机の上に、丈夫な箱や台を置いて、その上にパソコンを載せる。 それだけで「立って作業する生活」は体験できます。

  • 1〜2週間やってみて、1日に何回立ったかを数えてみる。3日で下ろしたなら、たぶん買っても同じことが起きます
  • 立った時に足のどこがつらくなるかを見る。足裏なのか、ふくらはぎなのか、腰なのかで、あとで買い足すものが変わります
  • 画面の高さとキーボードの高さが合っているかも、ここで分かります

ただし台の選び方には注意が必要で、ぐらつく物・たわむ物・段ボールは使わないでください。パソコンが落ちたら試した意味がなくなります。具体的にどんな物なら使えるかはスタンディングデスクの代用になるものにまとめました。画面の高さで首が疲れる方はモニター台の代用もあわせてどうぞ。

買うと決めたら、確かめるのは4点

  1. 天板の広さ。今の机に載っている物を、そのまま置けるか。上げ下げのたびに物をどける手間が出ると、使わなくなります
  2. 昇降の方式。手動のハンドル、ガス圧、電動の3つ。手動は安くて壊れにくいけれど、回すのが面倒で結局固定されがち。電動は楽ですが重く、価格も上がります。「面倒だと使わなくなる」を前提に選ぶのがコツです
  3. 耐荷重。画面2枚、パソコン、書類、カップ。合計はけっこうな重さになります。表示された耐荷重を超えて使わない、乗らない、座らないでください
  4. 高さの範囲が自分の身長に合うか。ここを見落とす方が多いところ。ひじが軽く曲がって、前腕が床とだいたい平行になる高さが目安で、その高さが範囲に入っていないと意味がありません。背の高い方も低い方も、必ず数字で確かめてください

4点それぞれで実際にどんな失敗が起きたかは、スタンディングデスクを買って後悔した理由と選び方にくわしく書いています。買う直前にもう一度読んでおくと、候補の見え方が変わると思います。

電動を選ぶなら、ここだけは家族と共有を

  • 昇降の最中は、手や指を天板の下に入れない。 特に脚の可動部は挟むと危ないところです
  • 小さな子どもとペットを近づけない。 ボタンを押して遊ぶ子もいます。使わない時はスイッチをロックできる機種なら、それを使ってください
  • 配線は必ずまとめて、余裕を持たせる。 上げた時に突っ張る長さだと、抜けるか、機器ごと引っ張られます
  • 机の下に物を置いたまま下げない。 下げる前に一度、下をのぞく癖をつけると安心です

ゆきこ( ゚Д゚)『キッチンのカウンターが夜のパソコン置き場になっていて、子どもが寝たあと立ったまま調べ物をして、疲れたらダイニングの椅子に座る。こういう家、けっこう多いと思います。やっていることはスタンディングデスクと同じなんですよね。買う前に家の中を見回すと、案外もう「立てる場所」があるかもしれません』

ためす段階でも、買ったあとでも、足元のマットは効きます。フローリングに直接立つのと、クッション性のあるマットの上に立つのとでは、続けられる時間がだいぶ違うんです。買うほどでもないと感じるなら、まずは厚手のラグを1枚敷くところからでも。

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買う前にためしたい方はスタンディングデスクの代用になるものへ。「立って使うなら椅子は要らないのでは」と考えている方はスタンディングデスクに椅子はいらない?を先に読んでほしいです。機種選びの失敗例はスタンディングデスクを買って後悔した理由と選び方にまとめてあります。

まとめ:やめとけの理由は当たっている。でも使い方しだい

  1. 足腰の負担・結局座る・重い・配線——言われる理由はどれも本当です
  2. この机の値打ちは立つことではなく「切り替えられること」
  3. 立ちっぱなしは勧めません。 同じ姿勢を続けないことが軸です
  4. 買う前に今の机に台を置いて1〜2週間。続かなければ買わない
  5. 買うなら広さ・昇降方式・耐荷重・高さの範囲の4点を数字で確認

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

スタンディングデスクはやめたほうがいい?の早見表:そう言われる理由は、ずっと立つと足腰ひざに負担が来る、結局すぐ座って高い買い物になる、電動は重くて場所を取る、昇降のたびに配線が引っ張られる、足元のマットや靴も要る、集中しにくい人がいる、安いものはぐらつくの7つ。それでも合う人は会議や単純作業が長い、夕方に背中や腰が張る、在宅で動く場面がない、立って作業する癖がある人。大事なのは立ちっぱなしではなく同じ姿勢を続けないことで、30分から60分で切り替える使い方から。買う前に今の机に丈夫な箱や台を置いて1〜2週間ためし、続かなければ買わない。買うなら天板の広さ、昇降の方式、耐荷重、高さの範囲が身長に合うかの4点を確認。痛みやしびれが続く時は医療機関へ。電動は手や指、子どもとペット、配線の挟み込みに注意

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