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子どもが書道セットを持ち帰ってきて、硯を洗おうとしたら「これ、どう洗えばいいんだろう」と手が止まった人は多いのではないでしょうか。プラスチック製の硯は、書道用品店で売っている石の硯とは扱いが少し違うので、我流で洗うと白く曇ったり、墨が余計にこびりついたりすることがあるんです。
先に結論をひとつ。プラスチックの硯は、食器用の中性洗剤とぬるま湯でのつけ置きが基本です。熱湯や漂白剤、カッターのような刃物を使う洗い方は避けてください。石の硯とは洗い方の考え方が違う、というのも覚えておくと迷いません。つけ置きの手順、落ちない汚れの対処、白い曇りの正体、洗面所を汚さない段取りまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:ちがいを知りたい人|手順を知りたい人|落ちない汚れがある人|白い曇りが気になる人|石の硯・墨池も洗いたい人
プラの硯・石の硯・墨池のちがい——洗い方の考え方
プラスチックの硯は学校の書道セットに多い形で、素材はいわゆる樹脂です。石の硯に比べると熱や傷に弱い一方で、洗剤や水には強く、普段のお手入れはしやすい素材なんです。石の硯は書道用品店や教室で「洗剤は使わず、水だけで」という案内が多く、ここはプラスチックの硯とはっきり分かれるところ。同じ感覚で熱湯や強い洗剤をかけると、石の表面を傷めることがあります。墨池(プラスチック製の墨汁入れ)は、プラの硯と同じ考え方で洗って大丈夫です。
| 種類 | 洗剤 | お湯の温度 | つけ置き |
|---|---|---|---|
| プラの硯(書道セット) | 食器用の中性洗剤 | 水〜ぬるま湯 | 短時間ならOK |
| 石の硯 | 基本は水のみ(心配なら書道用品店へ) | 水(熱湯は避ける) | 長時間は避ける |
| 墨池(プラの墨汁入れ) | プラの硯と同じでOK | 水〜ぬるま湯 | 短時間ならOK |
学校で使う書道セットの硯は、ほぼプラスチック製と考えて差し支えありません。持ち帰ったばかりの物や、自宅用に買い足した物がどちらのタイプか分からない時は、表面をよく見てみてください。ひんやりと重みがあって表面に細かい模様が見えるのが石、軽くてつるんとしているのがプラスチックです。心配な時は、学校や先生の案内を優先してください(断定はできません)。
洗い方の手順——ぬるま湯につけてスポンジで
手順はそれほど難しくありません。洗面器か、開いた牛乳パックにぬるま湯を張り、硯をしばらく浸けてから、スポンジや使い古しの歯ブラシで墨をこすり落とします。
- 洗面器や牛乳パックにぬるま湯を張り、硯を浸ける
- やわらかくなってきたら、スポンジか古い歯ブラシでこする
- 水気をふき取り、風通しのいい場所で乾かす
熱湯やカッター、金属のヘラでこすり落とすのはやめてください。プラスチックが変形したり、傷がついたりする原因になります。洗剤は食器用の中性洗剤までにして、塩素系の漂白剤は使わないでください。子どもが洗う時は、排水に墨が大量に流れていないか、大人がそばで見ておくと安心です。時間をかけすぎず、気づいたらすぐ洗う習慣にしておくと、そもそもこびりつく前に済ませられます。
落ちない汚れが残る時——重曹ペーストとメラミンスポンジ
つけ置きとスポンジだけでは落ちない、頑固な墨の汚れが残ることもありますよね。そんな時は、重曹に少量の水を混ぜたペーストを汚れにのせて、しばらく置いてからこすってみてください。重曹の粒子が、こびりついた墨をゆるめてくれます。
メラミンスポンジで削るように落とす方法も見かけますが、メラミンスポンジには研磨する作用があるため、素材によっては細かい傷がつくことがあります。傷がつくと逆に汚れがたまりやすくなるので、目立たない部分で試してから使うくらいの慎重さがあるといいですね(削れ方は素材によって差があり、必ず傷がつくとは言い切れません)。
墨汁を流す時は、洗面台やシンクに直接大量に流さず、ティッシュや古布で軽く拭き取ってから水で流すようにしてください。つけ置きに使う容器は、食器と分けて用意しましょう。
白く曇った・ざらざらする正体
プラスチックの硯を使い続けていると、表面が白っぽく曇ったり、指で触るとざらざらしたりすることがあります。原因はひとつではなく、いくつか考えられます。
- 墨に含まれる「にかわ」の薄い膜が残っている
- 洗剤のすすぎが足りず、成分が薄く残っている
- 硬い道具でこすった時についた細かい傷
にかわの膜や洗剤残りなら、ぬるま湯でのつけ置きとすすぎを丁寧にすることで目立たなくなることが多いです。傷が原因の場合は、元通りにするのは難しく、次から硬い道具を使わないようにするのが現実的な対処になります。曇りが気になっても「絶対にきれいになる」とは言い切れないので、まずは優しい方法から順番に試してみてください。
洗面所を汚さない段取り
硯を洗う時に地味に困るのが、洗面台やシンクが墨で黒くなってしまうこと。段取りを決めておくと、洗い場を汚さずに済みます。
- 洗う前に、墨をティッシュや古布である程度拭き取っておく
- 洗面器や牛乳パックの中で予洗いしてから、シンクへ移す
- 洗い終わったらすぐに水を流し、スポンジやシンクに墨を残さない
もう少し具体的な段取りは書道セットの洗い方にまとめているので、あわせて確認してみてください。
どのくらいの頻度で洗う?——しまい方のコツ
硯は、使った日のうちに軽くすすいでおくのがいちばん楽です。墨を入れたまま蓋を閉めてしまうと、次に開けた時にカチカチに固まっていることがあります(固まってしまった時の対処は硯の固まった墨の落とし方で詳しく紹介しています)。しまう前には水気をしっかり拭き取り、風通しのいい場所で乾かしてからケースに戻すと、次に使う時も気持ちよく使えますよ。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、洗い物と同じで「その日のうちに軽くすすぐ」がいちばんラクだと思います。ためると結局あとで大変になるんですよね』
つけ置きや仕上げのひと拭きには、専用のブラシがあると手早く洗えます。古い歯ブラシでも代用できますが、硯用に1本用意しておくと、毛先がやわらかく作られているので安心です。
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硯や墨池を含めた書道セット全体の洗い方は書道セットの洗い方、筆が固まってしまった時は筆の固まった時の対処、服についた墨汁の落とし方は墨汁の落とし方(服)にまとめています。硯の墨が固まってしまった時は硯の固まった墨の落とし方、硯を忘れた・割れた時の代用は硯の代用もどうぞ。半紙の名前の位置に迷う人は半紙の名前の位置で確認できます。
まとめ:プラの硯は中性洗剤とぬるま湯、熱湯と刃物は避ける
- プラの硯は食器用の中性洗剤とぬるま湯でのつけ置きが基本
- 熱湯・カッターや金属のヘラは使わない。変形や傷、けがのもとになる
- 落ちない汚れは重曹ペースト。メラミンスポンジは傷がつくことがある
- 墨汁は拭き取ってから流す。つけ置きの容器は食器と分ける
- 使った日のうちに軽くすすぐとしまう時にラク。石の硯とは洗い方が違う
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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