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フェンスに、白い小さな花がふさになって咲いているつる。名前を調べるとツルハナナスと出たのに、園芸店の札にはヤマホロシと書いてあった、なんてことがあります。似た花なのか、同じ植物なのか、迷いますよね。
先に結論をひとつ。ツルハナナスとヤマホロシは、どちらもナスのなかまのつる植物で、花が星形に開く点がよく似ています。そのうえ園芸店では、同じように呼ばれたり、札が入れ替わったりすることがあると言われます。名前だけで決めずに、花の色・葉の形・つるの伸び方を見るのが近道です。あわせて、ナスのなかまとして気をつけたいことも押さえておきましょう。
ケース別に読む:花の色で絞りたい人|早見表で比べたい人|呼び名が混ざって困る人|口に入れる心配がある人|伸びすぎて困る人|よくある疑問を見たい人
花の色と形を見る——星形は共通、色の出方に注目
どちらも、細い花びらが5つに開いた星のような形の小さな花を、ふさのようにつけます。ここは共通なので、形だけで見分けようとすると迷います。
手がかりになるのは色です。ツルハナナスは、白からうすい青紫の花が多いと言われます。咲き始めと咲き終わりで、色合いが変わることもあります。一方、ヤマホロシは、紫がかった花が目立つと言われます。ただ、日当たりや咲いてからの日数、品種で見え方が変わるので、色は決め手ではなく目安にとどめてください。
花が終わったあとの実も、手がかりになります。実のつき方や色は、種類によって違うと言われます。ただし、実は口に入れない物なので、見るだけにしておきましょう。触ったら、手を洗えば安心です。
見分けの早見表——花・葉・つる・売り場の名前
| 見る所 | ツルハナナスと言われる物 | ヤマホロシと言われる物 |
|---|---|---|
| 花 | 白〜うす青紫の星形 | 紫がかった星形 |
| 葉 | 先がとがった卵形が多い | 切れ込みが入る物がある |
| つる | 長く伸びて、からみながら広がる | やや細めで、支柱やフェンスにからむ |
| 見られる場所 | 園芸用として流通している | 山野に自生すると言われ、園芸用にも流通している |
| 売り場の名前 | 札と実物が違うことがある | 札と実物が違うことがある |
表の通りに当てはまらない株も多いので、一つの項目で決めずに、花・葉・つるの三つを合わせて見てください。迷う時は、写真を撮って、園芸店や植物の図鑑で照らし合わせるのが、いちばん確実です。
葉は、花が咲いていない時期の手がかりになります。葉のふちがなめらかな卵形か、根もとに近い所に切れ込みが入るか、を見ます。若い枝と古い枝で、葉の形が変わる植物もあるので、数枚を見比べてください。
つるの伸び方も参考になります。支柱やフェンスにからみながら、1年で大きく広がる株は、ツルハナナスとして売られている物に多いと言われます。ただ、日当たりや土の状態でも変わるので、これも決め手にはなりません。
呼び名が混ざる理由——流通名・札・古い名前
園芸では、同じ植物にいくつもの呼び名が付くことがよくあります。さらに、植物の正式な名前と、売る側が付けた呼び名が別のことも珍しくありません。ツルハナナスとヤマホロシも、星形の花がそっくりなので、売り場で混ざりやすいと言われます。
- 流通名:売る側が付けた呼び名と、植物の名前が別のことがある
- 札の入れ替わり:同じ棚に並んだ鉢の札が、入れ替わってしまうことがある
- 野生の物との混同:山野で見られる物と、園芸用の物が同じ名前で呼ばれることがある
大切なのは、名前よりも、育てる場所に合うかどうかです。どのくらい広がるか、冬はどう過ごすかは、買う前に園芸店で聞いておくと安心です。札の名前に違和感がある時は、買った店に問い合わせてみるのも一つの方法です。
ナスのなかま——口に入れない・ペットと子ども
ツルハナナスもヤマホロシも、ナスのなかまです。ナスと聞くと食べられそうな気がしますが、庭や鉢で見るこれらは観賞用で、実や葉を口に入れてはいけない植物です。有毒と言われる成分を含むとされ、小さな丸い実は、子どもが口に入れやすい大きさをしています。
- 実・葉・花・つるを口に入れません。料理の飾りやお茶にも使いません
- 犬や猫、小鳥がかじらないよう、鉢は届かない高さに置きます
- 触ったあとは石けんで手を洗い、切った枝や落ちた実はまとめて片づけます
- 口に入れてしまった時は、量を確かめる前に、医療機関や中毒の相談窓口へ連絡します。ペットなら動物病院へ
実が色づく季節は、小さな子が興味を持ちやすい時期でもあります。「きれいだけど、食べない実だよ」と、見る前に伝えておくと安心です。
伸びすぎた時の考え方——手の届く範囲で切る・隣家・捨て方
つる植物は、気づくとフェンスを越えて伸びていることがあります。伸びすぎた時は、手の届く範囲で切るのが基本です。高い所や、脚立が必要な場所は、無理をしないでください。はさみを使う時は、刃先を自分に向けず、使い終わったら子どもの手の届かない所へしまいます。
- つるが隣家やよその敷地にはみ出した時は、勝手に切らず、先に話し合います
- 集合住宅の共用部や、公園のつるは、管理規約や管理者に従います。公園の植物を持ち帰ったり、切ったりしません
- 抜いた株や切ったつるを、空き地や川原、山に捨てません。自治体の分別どおりに出します
- 切る時は手袋をして、ペットや子どもを近づけません
人の家の庭をのぞき込むようにして、花の名前を調べるのも避けましょう。公道から見える範囲で、写真を撮るくらいにとどめておくと、相手も安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『名前に迷ったら、札より先に花と葉をよく見るのがいいと思います。呼び名はお店によっても違うので、そこで悩みすぎなくて大丈夫ですよね』
💡 この困りごとへの提案
つるを形よく整えたい時は、園芸用の支柱をあらかじめ立てておくと、絡み方が落ち着いて、切る量も減らせます。
よくある疑問——花の色・苗の選び方・鉢植え
Q. 花の色が日によって違って見えるのはなぜ?
咲き始めと咲き終わりで、色合いが変わる花があります。日当たりや時間帯でも見え方が変わるので、1輪だけで決めず、同じ株のいくつかの花を見比べてください。
Q. 苗を買う時は、何を見ればいい?
札の名前だけでなく、花がついている株なら花の色と形、葉の形を見ます。そのうえで、どのくらい広がるのか、冬はどう過ごすのかを、店の人に聞いておくと安心です。札と実物が違うように感じたら、遠慮せずに確認してかまいません。
Q. 鉢植えなら、広がりすぎる心配はない?
鉢でもつるは伸びるので、支柱を用意して、伸びた先をときどき整えます。置き場所の近くに洗濯物や窓がある時は、からまないように向きも見ておきます。
Q. ペットや小さな子がいる家で育てても大丈夫?
ナスのなかまで、有毒と言われる植物です。かじる心配が大きい時は、置かないという選び方もあります。育てるなら、届かない高さに置くのが基本です。
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同じく、有毒と言われるつる植物の見分けはテイカカズラとジャスミンの違いで、見た目が似た植物の見分けはソテツとヤシの違いでまとめています。ちなみに台所の話では、冷凍のぶりをそのままフライパンで焼く時の考え方もどうぞ。
まとめ:星形の花は共通。色と葉は目安にして、実は口に入れない
- どちらもナスのなかまで、花は星形。形だけでは見分けにくい
- 花の色・葉の形・つるの伸び方を合わせて見る。一つの項目では決めない
- 売り場の札と実物が違うことがある。迷ったら園芸店に聞く
- 実・葉・花を口に入れない。ペットと子どもを近づけない
- 伸びすぎたら手の届く範囲で切る。隣家は話し合い、捨て方は自治体の分別で
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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