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夜中にトイレや浴室の電気をつけたら、小さな虫が床をさささっと走っていった。ダンゴムシかと思ったのに丸まらないし、「もしかして、これが便所虫ってやつ?」と思った。そんな場面、想像できる人は多いですよね。ワラジムシという名前を調べてみても、似た名前の虫がいくつも出てきて、かえって分からなくなった、という声もよく見ます。
先に結論をひとつ。ワラジムシはダンゴムシによく似ていますが、さわっても丸まらないと言われています。そして「便所虫」は、種類の名前ではなく、地域や人によって指す虫が違う呼び名です。同じ名前でも、思い浮かべる虫が人によって違うことがあるんですね。ここでは、ダンゴムシやフナムシとの見分け方、便所虫という呼び名、家の中で見つけた時の対応を、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:何の虫か知りたい人|便所虫と呼ばれた人|家の中に出た人|子どもが捕まえたい人
見分けの早見表——ダンゴムシ・ワラジムシ・フナムシ・ゾウリムシ
似た名前や似た姿の生き物が多いので、まず表で整理します。見分けの決め手になるのは、「ふれた時に丸まるか」と「いる場所」の二つです。
| 名前 | 体の形 | ふれた時 | よくいる場所 |
|---|---|---|---|
| ダンゴムシ | 丸みがあり、背中が盛り上がっている | 丸くなることが多い | 植木鉢の下や落ち葉の下など、湿った地面 |
| ワラジムシ | 平たくて、少し横に広い。お尻に短い突起が二つ見える | 丸まらず、走って逃げることが多い | 植木鉢の下、石の下、水まわり |
| フナムシ | 細長く、足が長い | 素早く走って逃げる | 海辺の岩場や港 |
| ゾウリムシ | 肉眼ではほとんど見えない小さな生き物 | ふれることはない | 池や水たまりの水の中 |
ゾウリムシは、名前の響きが似ているので混同されやすいのですが、顕微鏡で見る水の中の生き物で、家の中を走る虫とは別物です。家で見かけた虫をそう呼んでいる場合は、ワラジムシなどの名前の取り違えかもしれません。
ただ、虫には個体差がありますし、元気がない時や脱皮の前後は動きが違って見えることもあります。迷う時は、無理につついて確かめなくて大丈夫。少し離れて眺めて、丸まらずに歩き続けるか、お尻の突起は見えるか、を観察するくらいで足ります。
「便所虫」という呼び名——指す虫は地域や人で違います
便所虫は、虫の種類を決めた名前ではなく、トイレや浴室など水まわりで見かける小さな虫を、ざっくりまとめて呼ぶ言い方だと言われています。湿気がこもりやすい場所にいる虫を、場所の名前で呼んだ、という説明がよく見られます。
- ワラジムシのことを、便所虫と呼ぶ地域や家庭がある
- ダンゴムシに似た虫を、まとめて便所虫と呼ぶこともある
- 水まわりを走るほかの虫を、便所虫と呼ぶ人もいる
跳ねる茶色い虫を「便所コオロギ」と呼ぶことがありますが、こちらは別の虫の話です。気になる人はカマドウマの大きさと見分け方をどうぞ。呼び名だけで虫を決めてしまうと、話がかみ合わなくなりがち。名前より、姿と動きで見分けるのが、いちばん間違いが少ない方法です。
大きさと色——白っぽい個体と、ホソワラジムシ
ワラジムシの大きさは、米粒より大きいくらいから、小指の爪くらいまで。育ち具合や種類によって差があります。色は灰色や茶色っぽい個体が多く、脱皮の前後は白っぽく見えることがある、と言われています。「白いワラジムシがいた」と驚く人もいますが、育つ途中の姿として見られることがある、と覚えておくとあわてません。
名前に「ホソ」と付くホソワラジムシという仲間もいて、体が細めに見える、と説明されることがあります。ただ、家庭で細かく見分けるのは難しいので、「ワラジムシの仲間」とざっくり捉えて問題ありません。見分けの手がかりは、次の三つです。
- ふれても丸まらず、歩いて逃げるか
- 体が平たく、少し横に広いか
- 水まわりや石の下など、湿った所にいたか
家の中に出た時——殺さず、容器と紙で外へ戻す
家の中で見つけると、ぎょっとしますよね。でも、ワラジムシは湿った所を好む虫で、家の中で長く暮らす虫ではないと言われています。外から迷い込んだか、水まわりの湿気に引かれて来たか、のどちらかが多いようです。見つけたら、あわてず外へ戻してあげましょう。
- 容器(コップなど)を、虫にそっとかぶせる
- 容器と床の間に、紙を差し込む
- 紙ごと持ち上げて、外へ運ぶ
- 外の湿った植え込みや、落ち葉の下にそっと置く
戻し終えたら、石けんで手を洗います。直接さわっていなくても、容器や紙を持った手は洗っておくと安心です。洗うまでは、目や口をこすらないようにしてください。使った容器はそのまま食器に戻さず、洗ってからしまいます。
戻す場所にも気をつけたいところです。マンションやアパートでは、共用の花壇や植え込みに管理規約や管理会社の決まりがあることがあります。自分の鉢の近くやベランダの隅など、決まりの範囲で戻してください。
そして、何度も見かけるなら、水まわりの湿気を見直すと出会う回数は減りやすくなります。
- 浴室やトイレの床の水気を、こまめに拭き取る
- ぬれたマットやタオルを、そのままにしない
- 玄関やベランダの落ち葉・枯れ草・段ボールをためない
子どもが捕まえたい時——観察したら、見つけた場所へ
虫に興味を持つ年ごろの子は多いですよね。観察すること自体は、すてきな時間です。ただ、いくつか決めておくと、お互い安心です。
- 素手ではなく、容器にそっと入れる
- 虫眼鏡で、丸まるか・足の数・お尻の突起を見比べる
- 観察が終わったら、見つけた場所に戻す
- 公園や人の敷地では、その場所の決まりを守る
- さわったら、石けんで手を洗い、目や口はさわらない
ダンゴムシとワラジムシを並べて見比べると、「丸まる・丸まらない」の違いは、図鑑を読むより記憶に残りやすいもの。観察は「手洗いまでがひと続き」と決めておくと、忘れずに済みます。
よくある質問
- ワラジムシは家の中に住みつきますか?
湿った所を好むので、外から迷い込んだり、水まわりに湿気がたまっていたりすると見かけることがあります。湿気を減らし、外へ戻すのが基本です。 - ワラジムシは丸まりますか?
丸まらないと言われています。丸くなる虫を見たら、ダンゴムシの可能性が高いです。 - さわってしまいました。
石けんで手を洗い、目や口をこすらないようにします。肌が弱い人は、手洗いのあとも赤みなどが気になる時、医療機関に相談してください。 - ペットが口にしそうです。
猫や犬、小鳥が虫に興味を示すことがあります。様子がおかしい時は、獣医さんに相談してください。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、虫の名前を覚えるより、「素手でつかまない・外へ戻す・手を洗う」の三つを家族で決めておく方が、あわてずに済むと思います。夜中に見つけた時は、とくにそうですよね』
💡 この困りごとへの提案
玄関先やベランダに落ち葉や枯れ草がたまると、湿った隠れ場所が増えやすいと言われます。屋外用のほうきとちりとりがあると、片付けが楽になります。下に虫がいたら、そっとよけながら集めてください。
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跳ねる茶色い虫「便所コオロギ」はカマドウマの大きさと見分け方、トイレに出る理由と外への出し方はカマドウマがトイレに出る時に、家の中に別の生き物が出た時はナメクジが家の中に出る時にまとめています。
まとめ:姿と動きで見分けて、殺さず外へ戻し、手を洗う
- ワラジムシは、さわっても丸まらない。丸まるのはダンゴムシが多いです
- 便所虫は、指す虫が地域や人で違う呼び名。名前より姿で見分けます
- 白っぽい個体は、脱皮の前後のことがあると言われます
- 家に出たら、容器と紙で外の湿った植え込みへ。殺さずに戻します
- さわったら石けんで手洗い。目や口はこすらず、子どもも同じです
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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