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ロジクールのフラッグシップマウス「MX Master」に、2025年10月30日、ついに新型のMX Master 4が出ました。3Sの発売が2022年なので約3年ぶり。3Sを毎日使っている方ほど、「で、買い替える意味あるの?」が気になりますよね。
先に全体像だけ言うと、4は形もセンサーもホイールも大きくは変えず、「操作の入口」を増やしたモデルチェンジです。目玉は親指エリアの触覚フィードバックと、そこから呼び出すActions Ring。つまり、この新しい入口に魅力を感じるかどうかで、買い替えの答えがほぼ決まります。この記事では公式発表ベースで差分を整理して、判断軸を3つに絞ってお渡しします。
まず全体像:4は「操作の入口」を増やしたフルモデルチェンジ
MX Masterシリーズは、手のひらをあずけるかぶせ持ちの形、親指用のサムホイール、勢いよく回すと空転する高速スクロールホイールという「型」がすでに完成しているマウスです。4もこの型は崩していません。公式プレスリリースが打ち出している新要素は、大きく2つです。
- 触覚フィードバック——親指が当たる位置に「センスパネル」という新しいパネルが付き、操作に応えて振動します。MX Masterシリーズ初の試みです
- Actions Ring(アクションリング)——センスパネルを押すと、画面上にショートカットがリング状に表示され、よく使う操作やアプリをその場で呼び出せます
逆に言うと、マウスとしての基本骨格——センサー、静音クリック、ホイール、電池——は3Sから大きく変わっていません。だからこの2機種の比較は「性能の勝負」ではなく、新しい入口に価値を感じるかどうかの一点勝負になります。
MX Master 4で追加されたもの——触覚フィードバックとActions Ring
触覚フィードバックというと「通知でブルッと震えるだけ?」と思われがちですが、狙いはもう少し実用寄りです。マウス操作は基本的に画面の中でしか完結の手応えがありません。そこに指先への振動という物理的な返事を足すことで、パネルを押した・機能が切り替わったといった操作の成否を、画面を凝視しなくても確認できるようにする——そういう設計です。
そしてこの触覚パネルが、Actions Ringの呼び出しボタンを兼ねます。パネルを押すとカーソルの周りにリング状のメニューが開いて、登録しておいたショートカットを選べる仕組み。コピー&ペースト、スクリーンショット、アプリの起動といった「キーボードに手を戻していた操作」を、マウスから手を離さずに実行できるのが売りです。割り当ては専用ソフトのLogi Options+でカスタマイズできます。
つまり4の進化は、マウスを「動かす道具」から「作業の司令塔」に半歩進める方向。速くなった・軽くなったという進化ではないので、カタログの数字だけ見ると地味に映るのがこのモデルの特徴です。
変わらないもの——センサー・静音クリック・接続・電池
次に据え置きの部分です。ここは3Sユーザーにとって朗報とも、拍子抜けとも言えるところですね。
センサー解像度は両機とも公称8000dpi。実は3Sの時点で、無印3から大幅に引き上げられて8000dpiに達していました。4はこれを維持した形で、トラッキング性能を理由に買い替える必要はほぼありません。3Sの代名詞だった静音クリックも4に引き継がれています。接続はどちらもLogi BoltレシーバーとBluetoothの両対応、充電はUSB-C、複数台を切り替えて使うマルチデバイス機能も健在です。
電池持ちは両機とも公称で最大約70日と、この点も横並び。一方で本体の重さは、公称値で3Sの141gに対して4は150gと少し増えています。触覚機構が入った分と考えると納得ですが、軽さを最優先する方には見逃せない差かもしれません。
ゆきこ( ゚Д゚)『3年待った新型の答えが「速さじゃなくて手触り」って、なかなか思い切った方向転換ですよね』
早見表:3Sと4の違い(公称値)
差分を表にまとめます。数値はいずれも公称値で、価格は執筆時点の目安です。購入前に公式ページで最新仕様と価格を確認してください。
| 項目 | MX Master 3S | MX Master 4 |
|---|---|---|
| 発売 | 2022年 | 2025年10月30日 |
| 触覚フィードバック | なし | あり(センスパネル) |
| Actions Ring | 非対応 | 対応(パネルから呼び出し) |
| センサー解像度(公称) | 8000dpi | 8000dpi |
| 静音クリック | あり | あり |
| 接続 | Logi Bolt/Bluetooth | Logi Bolt/Bluetooth |
| 充電 | USB-C | USB-C |
| 電池持ち(公称) | 最大約70日 | 最大約70日 |
| 重さ(公称) | 141g | 150g |
| 価格の目安(執筆時点) | 併売中・実売は4より下がる傾向 | 公式オンラインストア21,890円(税込) |
表で見るとはっきりしますね。上2行(新機能)だけが違って、真ん中の基本性能はきれいに横並び。買い替え判断の材料は、ほんとうに触覚パネルとActions Ringに集約されます。
3Sユーザーが買い替える意味はある?——判断軸は3つ
それでは本題です。手元の3Sから4に替える意味があるかどうか、次の3つで判断するのがおすすめです。
- ショートカットをマウス側に寄せたいか——動画編集・画像加工・表計算など、同じ操作を1日に何十回も繰り返す作業では、Actions Ringでキーボード往復を減らせる恩恵が積み上がります。逆にブラウジングとメール中心なら、出番はあまり多くありません
- 操作の「手応え」に価値を感じるか——触覚フィードバックは体験してみないとわからない類の機能です。店頭で試せる機会があれば、まず触ってから決めるのが確実です
- 今の3Sに不満があるか——ここがいちばん大事です。3Sの基本性能は4とほぼ同じなので、今困っていないなら、急いで替える理由はありません。チャタリングやバッテリーのへたりなど寿命のサインが出たタイミングで4へ、が自然な乗り換え方です
まとめると、「作業効率化のガジェットが好きで、新しい入口を使い倒す自信がある」なら替える意味あり。「マウスは黙って正確に動いてくれればいい」なら3S続投で何も困りません。どちらの選択も正解です。
これから新規で買うなら?——価格差と相談
いま初めてMX Masterを買う場合は、少し話が変わります。3Sは併売されていて、実売価格は新型の4より下がる傾向にあります(執筆時点)。基本性能が横並びである以上、価格差ぶんの価値をActions Ringと触覚フィードバックに感じるかが分かれ目です。
- 長く使う前提で最新の入口も試したい——これから数年使う相棒なら、新機能込みの4を選んでおくと後悔が少なめです
- 予算重視・機能はシンプルでいい——静音と8000dpiという核は同じなので、値ごろになった3Sは今でも十分に「上がり」のマウスです
ちなみに「ロジクール」は日本だけのブランド名で、海外ではLogitech。名前のよく似た日本のロジテックとは別会社です。このややこしい事情はロジクールとロジテックの違いで整理しています。デスク周りの型番解読つながりでは、Ankerの充電器の型番の違いもどうぞ。
在庫メモ
まとめ:入口が欲しければ4、道具に徹してほしければ3Sのまま
- MX Master 4は2025年10月30日発売、3Sから約3年ぶりの新型。目玉は親指の触覚フィードバック(センスパネル)とActions Ring
- 基本性能は公称値でほぼ据え置き。8000dpi・静音クリック・Logi Bolt/Bluetooth・USB-C・電池約70日は共通で、重さだけ141g→150gと少し増加
- 3Sユーザーは「新しい入口を使うか」で判断。ショートカット多用派は替える価値あり、不満がなければ続投で問題なし
- 新規購入は価格差と相談。価格は執筆時点の目安(4は公式ストア21,890円税込)なので、最新の仕様と価格は公式ページで確認を
保存版:この記事の早見表
3Sと4の違いと買い替え判断の3軸を1枚のカードにまとめました。セールで値動きがあったときに見返すと、そのときの価格差で判断をやり直せます。



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