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かわいくて買った小さいヘアクリップ。いざ付けてみたら、髪がはみ出す、すぐ落ちる、そもそも何をどう挟めばいいのか分からない。夕方に外したら、挟んだところだけぺたんと折れ跡がついていて、がっかり。ちょっと分かります。私も最初は「小さすぎて使いどころがないな」と引き出しにしまい込んでいました。
先に結論をひとつ。小さいヘアクリップは「全部の髪をまとめる」道具ではなくて、「一部を留める」道具なんです。ここを分けて考えると、途端に出番が増えます。前髪、サイド、耳にかけた髪、ハーフアップの毛先、おくれ毛。こういう「少しだけ押さえたい」場面が、小さいクリップの本領です。基本の留め方から、跡がつかないコツ、長さ別の使い分けまで、順番に見ていきましょう。
小さいヘアクリップは「全部まとめる」道具ではない——役割を分けると急に使いやすくなる
「小さいクリップで髪をまとめられますか?」という質問をよく見かけます。答えは「一部ならできる、全部は無理」です。バネの力も口の幅も小さいので、髪を全部集めて挟むと、口が閉じきらないか、閉じてもすぐ滑ります。それはクリップが悪いのではなく、道具の使い方が違うだけなんですよね。
- 全部の髪をまとめたい → 大きいバンスクリップかヘアゴム。小さいクリップの出番ではない
- 前髪を上げたい・分け目を固定したい → 小さいクリップの得意分野
- サイドの髪を耳の後ろで押さえたい → 小さいクリップかヘアピン
- ハーフアップの毛先をきゅっとまとめたい → 小さいクリップがちょうどいい量
- まとめ髪からこぼれたおくれ毛を処理したい → 小さいクリップを1つか2つ
つまり、「まとめる」はゴムや大きいクリップ、「留める・押さえる」は小さいクリップ。そう覚えておくと迷いません。「小さい髪留めクリップってあるの?」と探している方も、この役割で選ぶと失敗しにくいですよ。
小さいヘアクリップの基本の留め方——「少量・ねじる・根元から」の3つ
小さいクリップがうまく留まらない原因のほとんどは、挟む髪の量が多すぎることです。正しい使い方はとてもシンプルで、次の順番で付けてみてください。
- 留めたい髪を「少量」取る。目安は、指2本でつまめるくらい。クリップの口の幅より少ない量にするのがコツです
- 毛束を軽くねじる。1回か2回ねじると髪がまとまって、クリップの中で滑りにくくなります
- クリップの口を全部開いて、頭皮に近い根元から差し込む。毛先側だけを挟むと、髪の重さで下がってきます。根元に近いほど安定します
- 髪の流れに沿わせて、口を閉じる。流れに逆らって挟むと、跡がつきやすく、引っかかって痛くなります
- 手を離す前に、指で軽く押さえて位置を確かめる。ここで少しでもぐらつくなら、量を減らしてやり直す
ひとつ気をつけたいのは、きつく留めすぎないこと。バネの強いクリップを同じ場所に長時間付けていると、頭皮が引っぱられて痛くなります。「ちょっと痛いかな」と思ったら、位置をずらすかゆるめてくださいね。
場所別の使い方——前髪・サイド・耳かけ・ハーフアップ・おくれ毛・子どもの前髪
- 前髪を上げる:前髪を全部持ち上げてねじり、頭の上に向かって根元を挟む。片側に流したい日は、斜めにねじって流したい側の生え際に留めると、自然な分け目になります
- サイド・顔まわり:耳の前の髪を少量取って、耳の後ろに向かってねじり、耳の上あたりの根元に留める。クリップが耳の後ろに隠れるので、正面から見るとすっきり
- 耳かけの固定:耳にかけた髪は、しばらくすると落ちてきますよね。耳の後ろの生え際に、小さいクリップを下向きに挟んで固定すると、一日落ちません。ヘアピンで耳かけを固定する方法と同じ考え方です
- ハーフアップの毛先:耳より上の髪を両側から後ろに集めて、集めた毛束を1回ねじり、後頭部の根元に横向きで挟む。量が多い日は、先に小さいゴムで結んでから、結び目の上にクリップを飾るように付けると崩れません
- おくれ毛・後れ毛の処理:お団子やポニーテールからこぼれた短い髪は、ねじって結び目の根元に押し込むように挟む。クリップの色を髪色に近づけると目立ちません
- 子どもの前髪:伸びかけの前髪が目に入る時期は、小さいクリップが大活躍。ただし子どもは動くので、バネが弱すぎるものは避ける、そして外れて落ちたクリップを小さい子が口に入れないよう、遊ぶ時と寝る時は外す。小さい部品は誤飲の心配があるので、手の届かない所にしまっておくと安心です
跡がつかない付け方と外し方——挟む方向・時間・外す時の手の動き・跡がついた時の戻し方
クリップの跡は、髪を折り曲げた状態で長時間固定したときにつきます。付け方と外し方を少し変えるだけで、かなり減らせますよ。
- 髪の流れに沿って挟む。前髪を上げる時は上向きに、サイドは後ろ向きに。流れに逆らって挟むと、根元に折り目がつきます
- ねじってから挟む。ねじった毛束は「面」ではなく「束」で挟まれるので、ぺたんとした折れ跡になりにくいんです
- 同じ場所に長時間付けない。お出かけの日は、数時間ごとに少し位置をずらすと安心
- 口の力が弱めのものを選ぶ。バネの強いクリップほど跡が残りやすい。「一部を留める」用途なら、弱めのバネで十分です
- 外す時は、口を全部開いてから、髪の流れに沿ってそっと抜く。口を半開きのまま引っぱると、髪が引っかかって抜けるうえ、折れ跡が強く残ります。ここがいちばん差が出るところ
それでも跡がついてしまった時は、霧吹きで跡の部分を軽く湿らせて、ドライヤーの温風を根元から当てながら、指で髪を元の流れに戻すと、たいてい落ち着きます。水で濡らすだけでは戻りにくいので、乾かす時に「根元から」がポイントです。
留まらない・すぐ落ちる時の工夫3つ
- ねじってから挟む。さらさらした髪、細い髪は、そのまま挟むとクリップの中で滑ります。1〜2回ねじるだけで、挟まれる面に凹凸ができて止まります
- 量を減らす。「落ちるから」と量を増やすのは逆効果。口が閉じきらないと、バネの力が全部逃げます。少量を、根元に近いところで
- 滑る髪はワックスかスプレーを少量。挟む毛束に、指先に少しだけ取ったワックスをなじませるか、ヘアスプレーを軽く吹いてから挟む。つけすぎると逆にベタついて滑るので、本当に少量で。子どもの髪なら、水で軽く湿らせるだけでも止まりやすくなります
この3つをやっても落ちるなら、クリップが小さすぎるか、バネがゆるんでいる可能性があります。バネがゆるんだり外れたりした時の直し方は、ヘアクリップが壊れた時の直し方で書いています。直す時は、バネが勢いよく飛ぶことがあるので、顔から離して、目を守りながら作業してくださいね。
髪の長さ別の使い分け——ショート・ボブ・ミディアム・ロング、大きめに付けたい時
- ショート:前髪とサイドが主戦場。伸びかけの前髪を斜めに留めたり、耳の上の髪を後ろに流して留めたり。小さいクリップがいちばん似合う長さです
- ボブ:耳かけの固定と、片側だけサイドを留める「片耳かけ」。両側を留めると顔まわりがすっきりします
- ミディアム:ハーフアップの毛先を留めるのにちょうどいい量。後頭部で横向きに1つ、または左右に1つずつ。おくれ毛の処理にも
- ロング:全体をまとめるのはゴムに任せて、小さいクリップは「飾り」と「おくれ毛の処理」に。ポニーテールの結び目の上に飾りクリップを1つ付けるだけで、雰囲気が変わります。ゴムが切れた時の応急の代わりについてはヘアゴムが切れた時の代用もどうぞ
「もう少し大きめに、しっかりまとめたい」日は、道具を替えるのがいちばん早いです。バンスクリップの落ちない留め方のように、大きいクリップで根元からまとめてしまうほうが、崩れずきれいに決まります。小さいクリップは「仕上げ」、大きいクリップとゴムは「土台」。そう分けると、どちらも活きてきますよ。
ゆきこ( ゚Д゚)『施術中は前髪が落ちてくるとお客様の顔に触れそうで、朝いちばんに前髪とサイドを小さいクリップで留めるのが習慣です。昔は1つで全部押さえようとして昼過ぎには落ちていたのが、少量を2つに分けて留めるようにしたら夕方までびくともしない。外す時に口をちゃんと開くようになってから、跡もほとんどつかなくなりました』
「一部を留める」用に何個か持っておくなら、色ちがい・大きさちがいのセットが1つあると、髪色や服に合わせて選べて、前髪用とハーフアップ用で使い分けられますよ。
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髪留めまわりの困りごとは、ほかにも書いています。クリップのバネが外れた・ピンが抜けた時はヘアクリップが壊れた時の直し方を。耳にかけた髪をピンで固定する方法はヘアピンの留め方と耳かけの固定で、全体をしっかりまとめたい日はバンスクリップの落ちない留め方もあわせてどうぞ。
まとめ:小さいクリップは「一部を留める」道具。少量・ねじる・根元から
- 小さいクリップは全部まとめる道具ではなく、一部を留める道具。前髪・サイド・毛先に
- 留め方は少量を取る・ねじる・根元から流れに沿って挟むの3つ
- 跡を防ぐには流れに沿って挟み、外す時は口を全部開く。跡は霧吹きとドライヤーで戻す
- 留まらない時はねじる・量を減らす・ワックス少量。増やすのは逆効果
- きつく留めすぎない。小さい部品は子どもの手の届かない所へ
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手順を1枚にまとめました。



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