※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
床に座る生活だと、座椅子は毎日体を預ける場所ですよね。気づけば座面がうっすら黒ずんで、子どもがジュースをこぼした跡がそのままで、なんとなくにおいもする。洗いたいけれど、カバーが外れないタイプだし、丸ごと洗濯機に入れていいのかも分からない。うちの座椅子も、長男が食べこぼしを何度も繰り返して、背もたれの角がすっかり変色していました。
先に結論をひとつ。座椅子は「カバーが外せるかどうか」で洗い方が決まります。外せるならカバーだけ洗濯機、外せないなら本体を濡らしすぎない拭き洗い。中に金属のフレームが入っているので、丸ごと水に浸けるのは避けたほうがいいんです。この記事では、洗える部位の見分け方、拭き洗いの手順、においの取り方、そして汚れる前に守るための「ファスナーなしで作れるカバー」まで、順番に見ていきましょう。
座椅子は丸洗いできる?——「カバーが外せるか」と「洗濯表示」で見分ける
座椅子には大きく2種類あって、洗い方が分かれます。
- カバーが外せるタイプ。背もたれの裏や座面の下にファスナーやマジックテープがあって、布だけ外せるもの。カバーの内側に洗濯表示があれば、それに従って洗濯機か手洗い
- カバーが外せないタイプ。布が本体に縫い付けられていて、中にウレタンや綿、金属のフレームが入っているもの。こちらは丸洗いはしないで、拭き洗いか部分洗い
丸洗いを避けてほしい理由は2つあります。ひとつは、中の金属フレームが濡れると錆びて、布に茶色い錆のシミが出てくること。もうひとつは、厚いウレタンや綿は中まで濡れると何日も乾かず、においやカビの元になることです。表面がきれいになっても中が湿ったままだと、前より困ったことになりかねません。「濡らすのは表面だけ」を合言葉にすると迷いません。
カバーが外せる時——洗濯機で洗う手順
- ファスナーを閉じて、洗濯ネットに入れる。ファスナーの金具が他の洗濯物や洗濯槽を傷めるのを防げます
- 洗濯表示に従って、おしゃれ着用の中性洗剤で「手洗い」や「ドライ」コース。普通の洗剤と標準コースだと縮んだり、毛羽立ったりすることがあります
- 脱水は短めに。形を整えて陰干し。直射日光は色あせの元
- 完全に乾いてから本体に戻す。少しでも湿っていると中のウレタンに湿気が移ります
カバーが少し縮んで戻しにくい時は、本体を膝で押さえながら角から入れていくと入りますよ。
カバーが外せない時——濡らしすぎない拭き洗いの手順
ここが本題です。用意するのは、中性洗剤(食器用でOK)、バケツにぬるま湯、タオル2〜3枚、ゴム手袋。それだけです。
- 掃除機で表面のほこりと食べかすを吸う。縫い目の溝は特に念入りに。ここを飛ばすと、濡らした時にほこりが泥のように広がります
- ぬるま湯に中性洗剤を少し溶かして、よく泡立てる。使うのは液ではなく泡。泡だけをタオルやスポンジに取ります
- 泡を汚れに乗せて、叩くように押さえる。こすると布が毛羽立って、汚れが広がります。ぽんぽんと叩いて、汚れを泡に移す感じ
- 水で固く絞ったタオルで、泡を拭き取る。何度かタオルをすすいで、洗剤が残らないように。洗剤が残るとそこにまた汚れが付きます
- 乾いたタオルで水気を押さえて、風通しのいい所で陰干し。座面を立てて、下からも風が通るように。扇風機を当てると半日ほどで乾きます
ポイントは「泡で洗って、絞ったタオルで拭き取る」。バケツの水をじゃぶじゃぶかけるのはしないでくださいね。中のフレームまで届いてしまいます。座面全体が黒ずんでいる時も、面を4つくらいに分けて、1面ずつ同じ手順で進めると、水の量を抑えられます。
ジュースやカレーのシミが残る時は、酸素系漂白剤(粉末)をぬるま湯で溶かしたものを布に含ませて、シミの部分だけ叩く方法があります。色落ちすることがあるので、座面の裏など目立たない所で試してから。漂白剤を使う時は塩素系と酸性のもの(クエン酸など)を絶対に混ぜない、窓を開けて換気、ゴム手袋を必ず。洗剤や漂白剤は子どもの手の届かない所で扱ってください。
座椅子のにおいを取る——重曹・消臭スプレー・天日の3段階
洗ったのに座るとなんとなくにおう、という時。においの正体はたいてい、汗と皮脂と食べこぼしがウレタンに染みたものです。軽いものから順に試してみてください。
- 重曹をふって、掃除機で吸う。座面と背もたれに重曹をぱらぱらとふり、1〜2時間置いてから掃除機で吸います。重曹が汗のにおいのような酸性のにおいを吸ってくれます。湿った座椅子にふると固まるので、乾いた状態で
- 布用の消臭スプレー。市販のものを全体にかけて、乾かす。においの原因を包んでくれるタイプが多く、即効性があります。こちらも湿ったまま放置しないで、風を当てて乾かす
- 天日に干す。晴れた日に2〜3時間、座面を立てて日に当てます。湿気が抜けてにおいが軽くなります。長時間だと色あせするので、昼前後の短時間で。裏返して両面に当てると効果的
それでも取れないにおいは、中のウレタンまで染みているサイン。この場合は表面をどうにかするより、カバーをかけて「においを閉じ込める」か、買い替えを考える時期かもしれません。
座椅子カバーを自分で作る——バスタオルやフリースで、ファスナーなし
一度きれいにしたら、次はカバーをかけて守るのが一番の近道です。市販の座椅子カバーはサイズが合わないことも多いので、手持ちの布で作ってしまうのがおすすめ。ミシンがなくても、手縫いや布用の接着テープで十分作れますよ。
- 材料:大きめのバスタオル1〜2枚、またはフリースのひざ掛け1枚。平ゴム(100均の幅1cmくらいのもの)1〜2m。糸と針、または布用の接着テープ
- 測る:座面の縦と横、背もたれの高さと幅を測って、それぞれに10cmずつ足した大きさで布を用意する。座面と背もたれで2枚に分けると作りやすい
- 袋状にする:座面用の布を、座面を包める大きさに折って両脇を縫う(または接着テープで貼る)。座面の下側に当たる部分は、縁を1.5cmほど折って縫い、ゴムを通す道を作る
- ゴムを通す:安全ピンをゴムの端に付けて道に通し、座面の下でぎゅっと寄るくらいの長さで結ぶ。これで座面にかぶせると、ゴムの力でずれません
- 背もたれ:同じ要領で、上からかぶせる袋を作る。下の縁にゴムを通して、背もたれの裏で締める。上下の縁を折り返して縫えば、袋の口が広がりません
ファスナーを付けないので、外して洗うのもゴムをずらしてすぽっと抜くだけ。バスタオルなら洗濯機で普通に洗えますし、フリースなら座り心地も暖かくなります。座布団で同じ作り方をしたファスナーなしで作る座布団カバーの作り方も、寸法の考え方が同じなので参考になると思います。きちんとファスナーで閉じたい人は、クッションカバーにファスナーを付ける方法も書いています。
買い替え・処分の考え方——捨て方は自治体で違う
洗ってもにおいが戻る、座面がへたって沈む、フレームがきしむ。こうなったら、洗うより買い替えのほうが体にもいいかもしれません。処分は、座椅子の大きさや金属フレームの有無で「粗大ごみ」か「不燃ごみ」かが自治体によって違うので、お住まいの自治体の分別表で「座椅子」を一度調べてみてください。次の座椅子で同じ後悔をしないように、選ぶ前に座椅子を買って後悔しやすいポイントも読んでおくと安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『座椅子を丸ごとお風呂場で洗ったことが一度だけあります。3日たっても中が湿っぽくて、そのあとじわっと錆の色が浮いてきて、結局買い替えました。あれ以来「表面だけ、泡だけ」を守っています。バスタオルのカバーは見た目は地味ですが、洗えることの安心感には代えられません』
手作りが面倒な時や、見た目も整えたい時は、ゴムで留めるだけの伸びる座椅子カバーを1枚かけておくと、次からは「カバーだけ洗う」で済みます。
あわせて読みたい
床に敷くもの、座るものの洗い方つながりで、座布団の洗い方も書いています。中身が綿かウレタンかで判断が変わる話は座椅子と共通です。カバーを手作りしてみたい人はファスナーなしで作る座布団カバーを、座椅子選びで迷っている人は座椅子で後悔しやすいポイントをどうぞ。
まとめ:カバーが外せるかで決めて、外せなければ泡で拭く
- カバーが外せるなら洗濯機。ネットに入れて中性洗剤、陰干し
- 外せないなら丸洗いしない。中のフレームが錆び、中身が乾かない
- 拭き洗いは泡を叩いて、絞ったタオルで拭き取る。乾かしきる
- においは重曹→消臭スプレー→天日の順。取れなければカバーで閉じ込める
- カバーはバスタオルとゴムでファスナーなし。処分は自治体の分別表で
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



コメント