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飲食店の椅子に座って、さて荷物はどこに置こう、と一瞬固まること、ありますよね。床は濡れているかもしれないし、誰かの靴がさっきまであった場所だし、お気に入りのバッグを直に置くのはどうしても気が進みません。病院の待合室や子どもの習い事の見学席でも、膝の上に抱えたまま1時間、なんてことになりがちです。
先に結論をひとつ。バッグを床に置かずにすむ方法は、「その場の置き方を選ぶ」と「掛ける道具を1つ持つ」の2段構えで、ほとんどの場面が片づきます。道具といっても、手のひらに収まるバッグハンガーが1つあれば十分で、100均のものでも普段のバッグならしっかり働いてくれるんです。外出先での置き方、ハンガーの型と選び方、忘れた日の代用、家に帰ってからの定位置まで、順番に見ていきましょう。
外出先でバッグを床に置かない置き方——道具なしでできる4つ
- 膝の上に乗せる。いちばん確実ですが、食事の時は邪魔になります。短い待ち時間向き。ハンカチや紙ナプキンを膝に敷いてから乗せると、服も汚れません
- 背中と背もたれの間に挟む。薄めのバッグなら、腰の後ろにすっと入ります。姿勢が少し前に出るので、長時間だと疲れるのが難点
- 隣の椅子・空いた席に置く。混んでいない時ならこれが楽。ただし店が混んできたら片づける気配りを。体から離れるので、財布やスマホは自分の側へ
- テーブルの下や横のフックを探す。カウンターの下、テーブルの脚、壁際に荷物用のフックが付いている店は意外と多いんです。座る前に一度、テーブルの縁を手でなぞってみると見つかります
- 荷物カゴを借りる。居酒屋や美容室では、店員さんに聞くとカゴを出してくれることがあります。聞くだけならタダです
どれを選ぶにしても、貴重品だけは体から離さないのが基本です。バッグを隣の椅子に置くなら、財布とスマホはポケットか膝の上へ。置き方より先に「中身をどう守るか」を決めておくと安心ですよ。
バッグハンガーの使い方——折りたたみ・S字・クリップの3つの型
置き場所に毎回困るなら、バッグハンガー(テーブルフック)を1つ持っておくと本当に楽になります。型は大きく3つあって、掛けたい場所で選びます。
- 折りたたみ型(丸いディスク型)。コインくらいの丸い金具から、フックが折れて出てくるタイプ。テーブルの縁に丸い部分を乗せて、フックを下に垂らし、そこにバッグの持ち手を掛けます。バッグの重さで金具が天板に押さえつけられる仕組みなので、天板が2〜3cmくらいの厚さまでなら、ずれにくいのが特長
- S字型。字のとおりの形で、椅子の背や手すり、ベビーカーのハンドル、お手洗いのドアの上にも掛けられる万能型。ただしテーブルの縁には向きません。太さのある背もたれには、開きの広いものを
- クリップ型。洗濯ばさみのように天板をはさんで固定するタイプ。薄いテーブルやカウンターに強く、ぐらつきが少ない。挟む力が強いぶん、金具の当たる面にゴムのカバーが付いたものだとテーブルに傷がつきにくくて安心
使い方のコツは2つ。ひとつは、フックにバッグを掛けたあと、一度バッグを軽く揺らして、金具がテーブルの縁からずれないか確かめること。もうひとつは、持ち手が長いトートバッグはフックに掛けると底が床についてしまうことがあるので、持ち手を二重にして掛けるか、椅子側のS字に切り替えることです。
100均のバッグハンガーで足りる?——重さの目安と選び方
ダイソーなどの100均にも、折りたたみ型やS字型のバッグハンガーが並んでいます。結論から言うと、普段の通勤バッグやお出かけバッグなら100均で十分なことが多いです。ただ、いくつか見ておきたいところがあります。
- 耐荷重の表示。パッケージに書いてある耐荷重と、自分のバッグの重さを比べます。財布・スマホ・水筒・折りたたみ傘を入れた普段のバッグは1.5〜2.5kgくらい。子どもの荷物も一緒だと3kgを超えることもあるので、そこは要注意
- 金具の厚み。薄すぎる金属は、重いバッグで少しずつ曲がってきます。手で軽く力をかけてみて、ぐにゃっとするものは軽いバッグ専用に
- 滑り止め。テーブルに当たる面にゴムや樹脂が貼ってあるものは、ずれにくく、テーブルにも傷がつきにくい
- 折りたたみの動き。開閉が固すぎると片手で開けなくて、結局使わなくなります。店頭で一度開いてみると安心
「毎日使う」「パソコンや書類で重い」という人は、1,000〜2,000円くらいの金属製で、耐荷重5kg前後のものにすると長く使えます。100均のものは、まず試してみる1個目にぴったりなんですよね。合わなければ、そこで初めて買い足せばいいんです。
持っていくのを忘れた時の代用——身の回りのものでしのぐ
- S字フック。家に余っているS字フックをバッグの内ポケットに1つ入れておくと、椅子の背に掛けられます。100均の小さいものなら重さも気になりません
- バッグの肩紐やベルト。肩紐を椅子の背もたれに一周させて、バッグを椅子の背に掛ける。倒れにくく、体からも離れません
- カラビナ。バッグの持ち手同士をカラビナでつないで輪を小さくすると、椅子の角や手すりに掛けやすくなります。キーホルダー代わりにバッグに付けておくと、いざという時に使えます
- ハンカチ・レジ袋・紙ナプキンを敷く。どうしても床に置くしかない時は、ハンカチや紙ナプキンを敷くだけでも底の汚れがかなり違います。折りたたんだレジ袋を1枚入れておくのもおすすめ
- 靴の甲に乗せる。足を揃えて、靴の甲の上にバッグの底を乗せる。床に直接つかないので、雨の日の応急にはこれ
椅子の背にバッグを掛ける時は、ひとつだけ気をつけてください。重いバッグを背もたれに掛けると、椅子ごと後ろに倒れることがあります。軽い椅子や脚の細い椅子では、背もたれに掛けるより肩紐で固定する方法のほうが安心です。
家での定位置を決める——「帰ったらここ」があると床に置かなくなる
実は、床にいちばん長くバッグを置いているのは、外出先ではなくて家の中だったりします。玄関で靴を脱いだ勢いでそのまま床、リビングの椅子の脇に床、寝る前に気づいたらまだ床。定位置を1つ決めておくだけで、この「なんとなく床」がなくなります。
- 玄関のフック。壁にフックを付けて、帰ったら靴を脱ぐ前に掛ける習慣に。賃貸で穴を開けにくい時は、画鋲の代わりになる100均グッズで紹介している粘着フックや突っ張り棒に掛ける方法もあります
- 椅子の背。ダイニングの椅子の背に掛ける。ただし子どもが引っ張ると倒れるので、軽いバッグだけに
- バッグスタンド・ハンガーラック。出しっぱなしのバッグをまとめて掛けられる。バッグの形も崩れにくい
- 棚の一段を空ける。床から離した棚に、バッグ専用の一段を作る。底の汚れが棚に移らないよう、布やトレーを敷いて
定位置は、玄関からリビングまでの動線の途中に作るのがコツです。遠いと、結局床に置いてしまいますから。
バッグの底を汚さない・傷めない工夫
それでも床に置く場面はゼロにはなりません。だから底そのものを守っておくと、気持ちがかなり楽になります。
- 底鋲(そこびょう)。バッグの底の四隅に付いている金具。付いていないバッグには、後付けの底鋲もあります。革のバッグは、買った店や修理店に相談すると安心
- 底板。中に入れる板。底の形が保たれて、ふにゃっと床につく面が減ります。100均のプラ板や厚紙を切って自作もできます
- 防水スプレー。布や革の底にかけておくと、水や汚れをはじきやすくなります。かける時は屋外か換気のよい所で、目立たない所で試してから。子どもの手の届かない所に置いてくださいね
- 帰ったら底を拭く。乾いた布か、固く絞った布で底をさっと拭いて定位置へ。これだけで黒ずみがかなり違います
ゆきこ( ゚Д゚)『ラーメン屋さんで床に置いた次の日、バッグの底が油っぽくてげんなりして、それから折りたたみ型のハンガーをポーチに1個。子どもたちの水筒まで入った重いトートを掛けたら、100均のは少し曲がってきました。重い日はS字で椅子の背、が今のわが家の正解です』
「床に置きたくない」が一度気になり始めた人は、折りたたみ型のバッグハンガーを1つポーチに入れておくと、その日の席で迷わなくなります。軽いバッグなら100均から、毎日重い荷物なら耐荷重に余裕のある金属製を、という選び方で十分です。
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バッグまわりの小さな困りごとは、置き場所以外にもいろいろありますよね。持ち手がベタベタ・ボロボロになってきたらバッグの持ち手カバーを100均で探す話を。パスケースを落とさない工夫は、バッグを掛けたり置いたりする時にも役立ちます。リュック派の人はリュックのずり落ち防止もあわせてどうぞ。
まとめ:置き方を選んで、ハンガーを1つ持って、家では定位置
- 外出先は膝・背もたれとの間・隣の席・テーブルのフック。貴重品は体から離さない
- バッグハンガーは折りたたみ・S字・クリップの3型。掛ける場所と天板の厚みで選ぶ
- 普段のバッグなら100均で足りる。耐荷重と金具の厚みを見て、重い日は金属製
- 忘れた日はS字フック・肩紐・カラビナ・ハンカチ。重いバッグを椅子の背に掛けて倒さない
- 家では定位置を1つ。底鋲・底板・防水スプレーで底を守る
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