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ティッシュって、1枚まるごと使う場面、意外と少なくないですか。指先をちょっと拭く、子どもの口元を押さえる、テーブルの水滴を取る。半分で足りるのに、つい1枚引き抜いてしまう。「半分に切って使うといい」と聞いて、ハサミで束を切ってみたら、手が痛くなって途中でやめた、という人もきっといますよね。
先に結論をひとつ。ティッシュは「箱ごと」切るのがいちばん楽で、刃の長い包丁かカッターなら数分で終わります。中身を出して束で切ろうとするから疲れるんです。そして切った後は、100均のハーフサイズのケースに入れて、吊り下げるか壁に付けてしまうと、置き場所に困らず、家族も勝手に使ってくれます。道具の選び方から、置き方のコツまで順番に見ていきましょう。
半分に切る一番楽な方法——箱ごと、刃の長い包丁かカッターで
切り方は大きく3つあって、家にある道具で決めて大丈夫です。どれも共通するのは「箱ごと切る」「箱を動かないように固定する」の2つ。
- パン切り包丁(波刃)で箱ごと切る。箱の真ん中に線を引いて、その上をパン切り包丁で前後に引きます。押し切ろうとせず、のこぎりのように前後に動かすのがコツで、力はほとんど要りません。波刃は紙の束に引っかかってくれるので、まっすぐ進みやすいんです。箱の角を切り込んでから中央へ進むと、ずれにくくなります
- カッターと定規で、何度もなぞる。箱の四面に線を引いて、定規を当てて、同じ線を軽い力で何度もなぞります。1回で切ろうとすると刃が曲がって危ないので、10回でも20回でもなぞる気持ちで。刃は短く出し、切れ味が落ちたら折って新しい面に。中身の束まで刃が届いたら、あとは箱を軽く曲げて開くように分けると、きれいに割れます
- のこぎり型のカッター。100均にある段ボール用の小さなのこぎりで、箱ごとざくざく切れます。切り口は少し毛羽立ちますが、ケースに入れてしまえば気になりません
普通のハサミは、中身を出して10枚ずつくらい切るなら使えますが、1箱分となるとかなり疲れます。急ぎで数枚だけ、という時の方法と考えておくと迷いません。
刃物を使うので、ここだけはお約束を。箱はテーブルに置いて、片手でしっかり押さえる(滑り止めのマットを敷くとなお安心)。刃の進む先に手を置かない。小さな子どもの手の届かない所で、子どもが寝ている間などに作業する。切り終えた刃は、刃をしまってから片づけてくださいね。
切った後の入れ物——100均のハーフケース、元の箱を切って再利用
半分に切ったティッシュは、そのままだと箱の切り口がむき出しで、見た目も取り出しやすさもいまひとつ。入れ物を用意すると、ぐっと使いやすくなります。
- 100均のハーフサイズのティッシュケース。箱型のプラスチック、布製、革風のものまで、最近はどの店にもハーフサイズの棚があります。ふたを開けて中身をそのまま入れるだけ。取り出し口がシリコンや布で覆われているものは、最後の数枚まで引っかかりにくいです
- 元の箱を詰めて再利用。切った箱の片方を、もう片方にかぶせるように重ねると、切り口が隠れて1つの小箱になります。高さを合わせて、マスキングテープで巻いておけばそれだけで完成。買い足すのが面倒な時はこれで十分です
- 取り出し口は十字の切り込みに。自作の箱に口を開けるなら、丸くくり抜くより、十字に切り込みを入れる方が1枚ずつ止まってくれます。半分サイズは1枚が軽いので、口が大きいと数枚まとめて出てきてしまうんです
ケースを選ぶ時は、中身が半分サイズ(おおよそ縦11cm×横12cm前後)に合う内寸かだけ見ておけば大丈夫。箱ごと入れるタイプか、中身だけ移すタイプかで、少し内寸が違います。
吊り下げ・壁掛け・マグネット——100均で足りる範囲
ハーフティッシュのいいところは、軽いので「浮かせる」のが簡単なこと。テーブルの上が広くなって、拭き掃除も楽になります。100均のものでほとんど間に合いますよ。
- 吊り下げ。ひもや持ち手の付いたケースを、棚の下のフックや、キッチンの吊り戸棚の取っ手に掛けます。100均の布ケースには最初から持ち手が付いているものが多く、ひも付きのフックをそこに通すだけ。頭のすぐ上に吊るさない、フックの耐荷重を守る、この2つだけ気をつけてくださいね
- 壁掛け。粘着フックにケースを掛ける方法が手軽です。壁紙をはがしたくない賃貸なら、先にマスキングテープを貼って、その上に粘着フックを付けると、はがす時にきれいに取れます。壁に穴を開けずに物を掛ける工夫はリモコンホルダーを穴を開けずに壁掛けする方法でも詳しく書いています
- マグネット。冷蔵庫の側面、洗濯機の横、玄関ドアの裏。マグネット付きのハーフケースや、マグネットのフックにケースを掛ける形があります。ケースとティッシュを合わせた重さが、マグネットの耐荷重の半分くらいに収まるものを選ぶと、開け閉めの振動でずり落ちません。100均のマグネットは「1kgまで」などと書いてあるので、そこを見て選んでください
「ケースがずれる」「壁から落ちてくる」時は、たいてい耐荷重ぎりぎりか、貼る面のほこりや油分が残っています。貼る前に一度、面を乾拭きしてみてください。
取り出しやすい高さと、車内・洗面所の置き方
せっかく浮かせても、位置が悪いと家族が使ってくれなくなるんですよね。目安は「肘から胸の高さ」。立ったまま、体をかがめずに片手で取れる高さです。
- キッチン:吊り戸棚の下か、冷蔵庫の側面の胸の高さ。調理台の上に置かないだけで、拭き掃除が一手間減ります
- 洗面所:鏡の横か、洗濯機の側面にマグネットで。水はねが心配なら、ふた付きのケースにすると安心です
- 車内:助手席のヘッドレストの裏に、ひも付きケースをぐるっと掛ける形が定番。後部座席の子どもが自分で取れるので、「ティッシュ取って」が減ります
- 玄関:ドアの裏にマグネットで。花粉の季節、家に入る前にひと拭きできます
ちなみに、節約の話をするなら、半分にすると1箱が2倍もつので、家計的にも悪くはないと思います。ただ、鼻をかむ時にはちゃんと1枚使ってほしいので、「用途で使い分ける」くらいのゆるさで続けるのがいいかなと、私は思っています。
ゆきこ( ゚Д゚)『パン切り包丁で箱ごと切ると、思ったより静かにすっと切れて拍子抜けする、という声はよく見ます。冷蔵庫の横にマグネットで付けた半分ティッシュを、子どもが牛乳をこぼした時に自分で取って拭いてくれる、という話も。「ティッシュどこ」の叫び声が1つ減るなら、位置を決める価値はあると思います』
切った後の置き場所をすぐ決めたいなら、持ち手やマグネットが最初から付いているハーフティッシュケースを1つ選んでおくと、吊るすのも貼るのもその日のうちに終わりますよ。
マグネット式ケースの付け方——付く面の見分け方と、付かない所での代わりの手
マグネット付きのハーフケースを買ってきたのに「冷蔵庫に付かない」。これ、買った物が悪かったというより、そもそも磁石が付かない扉だったということがよくあるんです。ガラスの扉、表面が樹脂のパネルになっているもの、アルミの化粧板のもの。どれも磁石を近づけるとすっと滑って落ちてしまいます。
確かめ方はかんたんです。手持ちのクリップか、すでに貼ってある薄い磁石を当てて、吸い付くかどうかを見るだけ。扉の正面は付かないのに横の側面だけは付く、という冷蔵庫も珍しくないので、面ごとに一度ずつ試してみてください。だいたい付いてくれるのは、洗濯機の側面、スチール棚の支柱や棚板、金属の玄関ドア、事務用の書類棚のあたりです。
どうしても付けたい面が磁石を受けつけない時は、磁石の付く薄い金属のプレートを先に貼って、その上からケースを付けるという手があります。貼る前にその面を乾拭きしてほこりと油分を落とすこと、賃貸で跡が気になるなら下地に養生のテープを一枚はさんでおくこと。この2つで、はがす時の気持ちがずいぶん楽になります。
そしてここだけは、面倒でも守ってほしいことを。磁石は2個以上を飲み込むと、おなかの中で引き合って腸に穴が開くことがあります。小さなお子さんやペットのいる場所では、マグネット式は手の届かない高さに付けて、磁石が外れて落ちていないか時々見てあげてください。もうひとつ、マグネットも吸盤も「いつかは落ちる」前提で場所を決めること。ガラスの器を並べた棚の上、火にかけた鍋の上、家電の真上は外します。それから、耐荷重の表示の数字と、実際に耐えられる重さは違います。開け閉めの振動や引っぱる力が加わるので、表示の半分くらいを目安にしておくと安心です。
詰め替え用(ソフトパック)を入れるなら——サイズの見方と、入れた後のふくらみ
切ったティッシュを移すほかに、箱のない詰め替え用(袋入りのソフトパック)を買ってきて入れる、という方もいますよね。手軽なのですが、いざ入れてみたら「ふたが閉まらない」「最後の数枚が取り出せない」となりやすいのもここなんです。しかもハーフサイズのケースに、普通サイズのソフトパックはそのままでは入りません。袋ごと半分に切るか、はじめから小さめの詰め替えを選ぶかの二択になります。
買う前に見るところは3つだけです。ひとつめはケースの内寸。売り場の表示は外寸のことが多いので、内寸の記載があるか確かめて、なければ手持ちのケースに定規を差し込んで測ってしまうのが早道です。ふたつめは詰め替え1袋の厚み。枚数の多い袋ほど厚くなるので、内寸の深さより少し薄いものを選ぶと、ふたが素直に閉まってくれます。みっつめは取り出し口の位置で、袋の口とケースの口がずれていると、そこで毎回引っかかります。
入れ方でいちばん効くコツは、袋のフィルムをはがし切らず、口の部分だけ開けて袋ごと入れることです。中身だけを出して入れると、途中で束が崩れて何枚もまとまって出てきてしまうんですよね。袋ごとなら、最後の数枚まできれいに1枚ずつ続きます。
詰めた直後はぱんぱんでも、何枚か使えば自然と沈んでくるので、そこは心配いりません。気をつけたいのは逆のほうで、袋が内寸より小さすぎて中で倒れると、引くたびに数枚まとめて出てきます。そういう時は、たたんだ紙を一枚、袋の後ろに立てて詰めておくと落ち着きます。枚数の表示は「〇〇組」と書かれていることが多く、これは2枚重ねで1組という数え方です。袋の枚数と組数を取り違えると、厚みの見立てが丸ごとずれてしまうので、そこだけ気をつけてくださいね。
ゆきこ( ゚Д゚)『付かない冷蔵庫は本当にあるので、売り場に行く前にクリップ1個で家の面を試しておくと、買ってから困らずにすむと思います』
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壁に何かを付ける時のちょっとした工夫は、他の記事でも書いています。粘着フックの下地に使うテープが手元にない時はマスキングテープの代用になるものを。壁に穴を開けたくない人は画びょうの代わりになる100均グッズと、リモコンホルダーを穴を開けずに壁掛けする方法もどうぞ。
買ったあとの困りごとについても、別の記事で一つずつ整理しています。ティッシュケースを手作りする——布・フェルト・空き箱、縫わない型と縫う型の早見表、100円ショップのティッシュケースは型で選ぶ——ボックス用・ソフトパック用・ハーフ用の違い。必要なところだけどうぞ。
まとめ:箱ごと切って、ハーフケースに入れて、肘から胸の高さに浮かせる
- 切るなら箱ごと、パン切り包丁かカッター+定規。束をハサミで切ると疲れる
- 箱は片手で固定、刃は短く、子どもの手の届かない所で作業する
- 入れ物は100均のハーフケースか、元の箱を詰めてテープで留める
- 浮かせるなら吊り下げ・粘着フック・マグネット。重さは耐荷重の半分まで
- 置く高さは肘から胸。車はヘッドレスト裏、洗面所は鏡の横
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