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新しいシーリングライトを買ってきて、いざ天井を見上げたら「あれ、付ける所がない」。丸いコンセントのような部品がなくて、電線がそのまま出ている。あるいは天井が斜めで、器具がどう考えても水平にならない。うちも引っ越し先の寝室でこれになって、箱を開けたまま3日放置したことがあります。
先に結論をひとつ。取り付けできるかどうかは、天井の「受け側」がどうなっているかで決まります。受け側の種類は大きく4つで、それぞれ「自分でできる」「アダプターで解決」「資格が要る作業」に分かれるんです。どこまで自分でやっていいのか、付け方の手順、そしてリモコンをなくした時の対処まで、順番に見ていきましょう。
「取り付けできない天井」の正体——天井の受け側は4種類
- 引っ掛けシーリングがある(丸型・角型・埋め込み型):シーリングライトの箱に入っているアダプターをそのまま取り付けられます。自分でOK。今の住宅の大半はこれ
- 引っ掛けシーリングがなく、電線が直接出ている・器具が直付けされている:古い住宅や、もともと蛍光灯が直付けだった部屋に多い。引っ掛けシーリングを新しく付ける作業は配線を触るので、電気工事士の資格が要る作業。自分ではやらず、電気工事店へ
- 傾斜天井(勾配天井):引っ掛けシーリングはあるけれど斜めに付いている。普通のアダプターでは器具が傾いて、うまく留まらないか落ちる。傾斜天井に対応したアダプターか、傾斜対応の器具を使えば自分で付けられることが多い
- ダウンライトの穴だけがある:天井に埋め込みの小さな照明の穴。ここにシーリングライトは付きません。ダウンライトの交換は配線の作業なので、これも電気工事士へ。明るさを足したいなら、床置きの照明や壁付けの別の器具で
まず天井を見上げて、丸いコンセントのような部品があるか、それがまっすぐ付いているか。この2つを見るだけで、自分の天井がどれか分かりますよ。
引っ掛けシーリングがない天井はどうする?——「付けてもらう」が最短
正直なところ、引っ掛けシーリングを付ける工事をお願いするのが、いちばん早くて安全です。天井の電線を器具の端子につなぐ作業は、見た目には数分で終わりそうでも、資格が要る作業。感電や、つなぎ方の不備からの発熱が心配なので、ここは「できそう」で手を出さないほうがいいところなんですよね。
- 費用の目安は数千円から1万円台のことが多い(古い器具の取り外し込みかどうかで変わるので、見積もりで確認)
- 賃貸なら先に管理会社へ。設備の工事になるので、勝手に頼むとトラブルのもと
- 家電量販店の取り付けサービスや、地域の電気屋さんでも受けてくれます
- 工事のついでに、天井の下地(木か石膏ボードか)も聞いておくと、後で重い器具を付けたい時に役立ちます
「工事はハードルが高い」と感じるなら、引っ掛けシーリングが付くまでの間は、フロアライトやクリップライトで乗り切るという手も。うちの寝室はしばらくそれで過ごしていました。
傾斜天井・ダウンライトの穴には付く?——傾斜はアダプター、穴は別の器具
- 傾斜天井:傾斜天井に対応したアダプターは、天井の角度に合わせて器具を水平に保ってくれる部品。器具側の対応角度(何度まで)と、天井の実際の角度を先に確かめてください。角度は、天井に定規と水平器を当てるか、スマホの水平器のアプリでざっくり測れます
- 傾斜の角度が大きい(目安として30度を超える)時は、アダプターでも対応外のことがあるので、ペンダントライトのようにコードで吊るタイプに切り替えるのも手
- ダウンライトの穴:穴のサイズに合ったダウンライトに交換するのが本来の使い方で、これは電気工事士へ。シーリングライトを付けたいなら、別の場所に引っ掛けシーリングを新設する工事になります
自分で付けていいのはどこまで?——「引っ掛けシーリングに差すまで」が境目
ここは線引きをはっきりさせておきますね。
- 自分でOK:引っ掛けシーリングにアダプターを付ける、本体を付ける、カバーを付ける、古い器具を外して別の器具に替える。工具なしで、電線を触らない範囲
- 資格が要る作業:引っ掛けシーリングを新しく付ける、位置を変える、直付けの器具を外す、ダウンライトを交換する、天井から出ている電線に触れる作業全般
「電線を触るかどうか」で覚えておくと迷いません。引っ掛けシーリングは、いわば天井のコンセント。コンセントにプラグを差すのは誰でもできるけれど、コンセントを増やすのは工事、という感覚と同じです。
シーリングライトの付け方——アダプター→本体→カバー、「カチッ」を3回聞く
- 壁スイッチを切り、ブレーカーも落とす。古い器具を外す時は、点けていた直後だと熱いので冷めてから
- アダプターを引っ掛けシーリングに差し、時計回りに回す。「カチッ」と音がして、軽く引いても外れなければOK。ここがゆるいと、器具ごと落ちます
- 本体をアダプターに押し上げる。中央の穴をアダプターに合わせて、両手で水平に持ち上げる。「カチッ」と左右のレバーがかかる音を確認。片側だけかかった状態が一番危ないので、本体を軽く揺すって確かめて
- 電源コネクターをつなぐ。アダプターから出ている細いコードを、本体の差し込みへ。奥まで差す
- カバーを付ける。本体の矢印に合わせて、回して「カチッ」。ツメ式なら全部のツメがかかっているか一周見る
- ブレーカーを戻して、壁スイッチで点灯確認。リモコン付きなら、リモコンでも点くか見ておく
本体は数kgあります。脚立は天板に乗らず、できれば1人が脚立を押さえて、1人が器具を持ち上げる形で。子どもは作業中は部屋の外に。落ちるのは器具より人のほうが多いので、ここだけは慎重にいきましょう。
重さの上限と、ネジの効かない天井(石膏ボード)
- 引っ掛けシーリングで支えられる重さには上限があります。目安として丸型・角型は5kg、金具付きの埋め込み型は10kg程度まで。器具の重さは箱や説明書に書いてあるので、買う前に確認を
- 重いペンダントやシャンデリアを付けたい時は、天井にネジで補強するタイプの受け金具が要ることがあり、これは工事になります
- 天井の多くは石膏ボード。ボードにネジを打っても効きません。引っ掛けシーリングは下地の木にネジで留めてあるので、そのまわりを自分でいじらない
- 引っ掛けシーリングがぐらぐらする、ネジがゆるんでいる → 自分で締め直さず、管理会社か電気工事店へ。ゆるんだ状態で重い器具を付けるのは危ない
リモコンをなくした時——まず壁スイッチ、次に汎用リモコン
意外とよくあるのがこれ。引っ越しの荷解きで出てこない、子どもがどこかへ持っていった。慌てなくても、順に試せば大丈夫です。
- 壁スイッチで点く。リモコン式のシーリングライトも、壁のスイッチを一度切って入れ直せば、たいてい全灯で点きます。明るさの調整はできませんが、生活は困りません
- 汎用リモコン(各社対応)を買う。家電量販店や通販で、主要な信号に合わせられるものがあります。器具の型番を確認して、対応表で照らす
- 純正リモコンを取り寄せる。型番が分かれば、部品として買えることが多い
- スマホのアプリで操作できる機種もありますが、対応しているかは機種次第。ないものは無理なので、期待しすぎずに
- リモコンはあるのに反応しない時は、電池切れか、送信部の故障。リモコンの赤外線が出ない時の確かめ方で切り分けを
ゆきこ( ゚Д゚)『引っ越し先の寝室、天井から電線がにょきっと出ているだけで、箱を開けたシーリングライトを3日眺めました。「工事って大げさ」と思っていたけど、来てもらったら20分。あの3日、フロアライトの下で寝ていた自分に「早く電話しな」と言いたい』
天井が斜めで器具がまっすぐ付かない、という人は、傾斜天井に対応した引っ掛けシーリング用のアダプターを先に確かめておくと、器具を買い直さずに済むことが多いですよ。対応角度と、手持ちの器具に合うかを見て選んでくださいね。
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古い器具を外す時にカバーが固くて回らない、という時はシーリングライトのカバーが外れない時の外し方を。リモコンが手元にあるのに反応しない時はリモコンの赤外線が出ない時の確かめ方へ。外した古い器具やリモコンの電池の処分は、懐中電灯の捨て方で書いた小型家電と電池の分け方が参考になると思います。
まとめ:天井の受け側を見る、電線を触るなら工事、差すだけなら自分で
- 受け側は引っ掛けシーリングあり・なし・傾斜・ダウンライトの4つ
- ありなら自分でOK。なし・直付け・ダウンライトは電気工事士の資格が要る作業
- 傾斜天井は対応アダプター。角度を先に測る
- 付け方はアダプター→本体→カバー、カチッを3回。ブレーカーを切って、脚立は天板に乗らない
- リモコンをなくしたら壁スイッチ→汎用リモコン→純正取り寄せ
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手順を1枚にまとめました。



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