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電球を替えたくて、あるいは中に入ってしまった虫を取りたくて、シーリングライトのカバーに手をかけたらびくともしない。回しても、引いても、動かない。無理に力を入れたら割れそうで、脚立の上で固まってしまった経験、ありませんか。うちは長男の部屋の照明に小さな虫が入り込んで、夜に脚立の上でしばらく格闘したことがあります。
先に結論をひとつ。カバーが外れない原因のほとんどは「回す向き」か「留め方の勘違い」で、力ではなく順番で解決します。カバーの留め方は大きく3タイプあって、自分のがどれか分かれば、外し方はおのずと決まってくるんです。本体ごと外す手順、アダプターの外し方、賃貸で外していいのかまで、順番に見ていきましょう。
その前に、ひとつだけ約束を。作業の前に壁のスイッチを切って、できればブレーカーも落としてください。それから、点けていた直後のカバーは熱を持っているので、冷めてから触ること。この2つを守るだけで、照明まわりの事故はほとんど防げます。
カバーの留め方は3タイプ——回す・ツメ・ネジ、まず自分のがどれか見る
- 回して外すタイプ(いちばん多い):カバーのふちを持って少し回すと「カチッ」と外れる。本体側に「開」「閉」の文字や矢印があることが多い。丸い形のシーリングライトの大半がこれ
- ツメで留めるタイプ:カバーの周りに数か所、押すと引っ込むツメがある。ツメを押しながら、その部分のカバーを少し下げると外れる。四角い薄型や、小さめの照明に多い
- ネジで留めるタイプ:カバーのふちに小さなネジが2〜3本。ドライバーでゆるめて外す。古い器具や、浴室・玄関の密閉型に多い
見分け方は、脚立に乗ってカバーのふちを近くで見ること。矢印や「開」の文字があれば回すタイプ、ふちに小さな切り欠きや出っ張りが等間隔にあればツメ、ネジ頭が見えればネジです。取扱説明書が残っていればそれが一番確かですし、本体に貼ってある型番でネットの説明書を探すのも手ですね。
カバーが回らない・外れない時の順番——力ではなく「向き」と「持ち方」
- 壁スイッチを切り、ブレーカーも落とす。点けたばかりなら10〜15分待って、カバーが冷めてから
- 矢印を確認する。回すタイプは外す向きが決まっています。本体のふちや、カバーの内側に「開←」のような表示があるので、その向きへ。反時計回りのものが多いですが、逆のものもあるので決めつけずに確認を
- 両手で、ふちを均等に持って回す。片手で端を持って回すと、カバーが斜めになって引っかかります。両手を左右対称に添えて、カバーを天井に軽く押し当てながら回すと、ツメがすっと抜けてくれます
- それでも動かないなら、ツメかネジを疑う。回すタイプだと思い込んで回し続けると、ツメを折ってしまうことも。ふちを一周、目と指で確かめてみてください
- 固着している時は、ふちを軽くたたく。長年外していないカバーは、パッキンが本体に張り付いていることがあります。手のひらのつけ根でふちをトントンと軽くたたくと、張り付きがゆるむことがあります。ドライヤーで温めるのはNG。樹脂のカバーが変形したり、パッキンがさらにべたついたりするので
力を入れる前に、この順番を一周してみてください。「反対に回していた」「実はツメだった」で解決することが本当に多いんです。
それでも外れない時——割らずに諦める判断も大事
- カバーがひび割れている、黄ばんでパリパリしている → 力を入れると割れて落ちてきます。破片が目に入ることもあるので、メガネやゴーグルがあれば着けて、無理そうなら器具ごと交換を考える
- ツメが1つ折れている → 残りのツメで留まっているので、折れた側から少しずつ下げていく
- 本体ごとぐらぐら動く → カバーではなく本体の固定がゆるんでいます。カバーを回す前に本体を押さえないと、天井側のアダプターごと外れることがあるので注意
- 浴室や玄関の密閉型で、パッキンがカバーに溶けたように張り付いている → 器具の寿命が近いサイン。カバーだけ外すより、交換の相談を
照明器具にも寿命があって、目安は10年ほど。カバーが外れないほど固着している器具は、中の部品も傷んでいることがあります。「外れないから壊してでも」より「外れないなら替える」のほうが、結果として安全で、お財布にも優しいことが多いんですよね。
本体ごと外す手順——引っ掛けシーリングのレバー・ボタン、アダプターは反時計回り
電球の交換ではなく、器具ごと替えたい、引っ越しで外したい、という時の手順です。今のシーリングライトは、天井の「引っ掛けシーリング」という丸や四角のコンセントのような部品に、アダプターを介して取り付けられているものがほとんど。工具なしで外せます。
- 壁スイッチとブレーカーを切る。本体を外す時は、必ずブレーカーも。カバーの時よりも配線に近づくので
- カバーを外し、電源のコネクター(小さな差し込み)を抜く。本体の中央で、アダプターから出ている細いコードが本体につながっています。ツメを押しながらまっすぐ抜く
- 本体を外す。アダプターの左右に「レバー」か「ボタン」があるので、両手で押しながら本体を下げる。本体は数kgあるので、落とさないよう胸で受けるつもりで
- アダプターを外す。アダプターの側面のボタンやツマミを押しながら、反時計回りに回すと、引っ掛けシーリングから外れます。回らない時は、ボタンをしっかり押し込めているか確認を
ここでひとつ、大事な線引きがあります。天井から引っ掛けシーリングではなく電線が直接出ていて、器具の中で配線がつながっているタイプ(直接配線型)は、自分で外す作業ではありません。配線を触る作業は電気工事士の資格が要るものなので、その場合は電気工事店や管理会社に相談してください。「見た目は簡単そう」でも、線をほどいた瞬間から資格の要る作業になる、と覚えておくと迷いません。
脚立と2人作業——落ちるのは器具より、人のほうが多い
- 脚立は天板に乗らない。上から2段目までで両手が天井に届く高さのものを。椅子やソファは絶対に使わない
- 脚立の脚は4本とも床に着いているか確認。ラグやカーペットの上は滑るので、床の硬い所で
- 本体を外す時は、1人が脚立を押さえて、器具を下から受け取る役がいると安心。うちは夫が単身赴任中なので、長男に脚立を押さえてもらっています
- 器具を落とすと、下の家具や床だけでなく、子どもや自分の頭に当たります。作業中は子どもを部屋に入れない
- カバーのほこりは、外してから床で拭く。脚立の上で拭かない
賃貸でシーリングライトを外していい?——外していいけど「元の器具は保管」
結論から言うと、引っ掛けシーリングに付いている器具を自分の好きなものに替えるのは、たいていの賃貸で問題ありません。工具も使わず、天井に傷も付かないからです。ただし、いくつか覚えておきたいことがあります。
- 入居時に付いていた器具は捨てずに保管。退去時に元に戻すのが基本
- 直接配線型の器具は、外すこと自体が資格の要る作業なので、管理会社に相談
- 引っ掛けシーリング自体がぐらつく、ひびがある時も管理会社へ。ここは自分で触らない部分
- 元の器具の箱がなければ、カバーと本体を緩衝材で包んで、押し入れの上段に。型番のメモを一緒に入れておくと戻す時に楽
「賃貸だから照明は変えられない」と思っている人は意外と多いのですが、外す手順さえ分かれば気軽に替えられるものなんです。そもそも天井に引っ掛けシーリングがない、斜めの天井で付かない、という場合の話はシーリングライトが取り付けできない天井の見分け方で書いています。
ゆきこ( ゚Д゚)『長男の部屋のカバー、20分回して外れなかった正体は「逆向き」でした。矢印はカバーの内側にあって、外からは見えない。両手で均等に持って逆へ回したら3秒。あの20分、脚立の上で震えていた腕を返してほしい』
脚立が家になくて椅子で済ませていた、という人は、両手が空く高さの踏み台か脚立を1つ用意しておくと、照明のほかにもカーテンの付け替えや棚の上の掃除で本当に助かりますよ。
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棒状の蛍光灯のカバーは留め方が少し違うので、蛍光灯カバーの外し方を。紐を引くタイプの照明で紐が切れてしまった時は蛍光灯の紐が切れた時の直し方に書いています。カバーは外れたのに電球そのものが回らない、という時は電球が回らない時の外し方もあわせてどうぞ。
まとめ:切る・冷ます・向きを見る・両手で均等に
- 壁スイッチとブレーカーを切って、冷めてから触る
- 留め方は回す・ツメ・ネジの3つ。矢印か切り欠きかネジ頭で見分ける
- 回すタイプは矢印の向きへ、両手で均等に。ドライヤーで温めない
- 本体はレバーを押して下げ、アダプターは反時計回り。直接配線型は電気工事士へ
- 脚立は天板に乗らず、できれば2人。賃貸は元の器具を保管
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手順を1枚にまとめました。



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