コンセントが抜けないように固定する方法——抜けやすい原因、抜け止めタップとクリップの使い方、固くて抜けない時のコツ、曲がったプラグを直さず交換する理由

生活

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掃除機をかけていて、コードを引いた拍子にすぽっと抜ける。ドライヤーの途中で抜けて、髪が半乾きのまま差し直す。うちは廊下の差込口がゆるくて、掃除機のたびに二度三度と差し直していました。逆に、古い延長コードのプラグが固くてまったく抜けず、力まかせに引っ張って怖い思いをしたことも。

先に結論をひとつ。抜けやすさは「差込口」と「プラグ」のどちらがゆるんでいるかで対策が変わり、どちらの場合もグッズで固定できる場面が多いんです。ただし、曲がったプラグを自分で曲げ戻すことと、壁の差込口を自分で交換することには、やらないほうがいい線引きがあります。原因、固定の方法、固くて抜けない時のコツ、そして交換の判断まで、順番に見ていきましょう。

なぜ抜けやすい?——差込口のゆるみか、プラグの摩耗か

  • 差込口(壁や延長コード側)の刃受けがゆるんでいる。差込口の中には、プラグの金属の刃をはさむバネの金具が入っています。長年抜き差しを繰り返すと、このバネが広がって、はさむ力が弱くなるんですね。何を差してもゆるいなら、差込口側が原因
  • プラグの刃がすり減っている、または開いている。刃の表面が摩耗して薄くなったり、2本の刃の間隔がずれたりすると、差込口のバネにうまくかかりません。特定の家電だけ抜けるなら、プラグ側が原因
  • コードの重さで引かれている。太い掃除機のコードやACアダプターは、自分の重さで下向きに引かれ続けます。プラグが少しずつ浮いてきて、最後に抜ける
  • コードを引っ張って抜くクセ。プラグではなくコードを持って抜くと、刃が斜めに引かれて広がり、差込口のバネも傷みます。抜けやすさと断線、両方の原因になる困ったクセです

「何を差してもゆるい」のか「この家電だけゆるい」のか、まずここを見ておくと、あとの対策で迷いません。

抜けないように固定する方法4つ——タップ・クリップ・カバー・向き

  1. 抜け止めタップ(ロック式の延長コード)。プラグを差してから少し回すとロックがかかり、まっすぐ引いても抜けない仕組みです。掃除機やドライヤーのように動かしながら使う家電には、これがいちばん確実。壁の差込口がゆるいなら、壁には抜け止めタップを1つだけしっかり差して、家電はタップ側に差すようにすると、壁側の負担も減ります
  2. コードクリップ・コードフック。プラグの近くのコードを、壁や家具にクリップで留めて、コードの重さがプラグにかからないようにする方法。100均の粘着式フックで十分です。ポイントはプラグの真下ではなく、少し横で受けること。コードが軽くたるむ位置にすると、引っ張る力がプラグまで届きません
  3. プラグカバー・抜け防止カバー。差したプラグの上からかぶせて、差込口ごと覆うタイプ。こちらも100均で見つかります。ほこりよけになり、子どもがいたずらで抜くのも防げるので、うちでは冷蔵庫の裏側で使っています。ただしカバーの中に熱がこもらないよう、電気ストーブやドライヤーなど大きな電気を使う家電では使わないでください
  4. 延長コードの向きを変える。コードが差込口から下に垂れる向きだと、重さで抜けます。延長コードをテーブルの上や壁の高い位置に置いて、コードが横または上から差込口に入る向きにするだけで、抜けにくさが変わりますよ。L字型のプラグに替えるのも同じ理由で効きます

やってはいけない固定がひとつ。ガムテープやビニールテープでプラグを差込口にぐるぐる巻きにする方法です。たしかに抜けなくはなるのですが、プラグの根元にほこりと湿気がたまって熱を持つ「トラッキング」の原因になります。テープは使わず、上の4つのどれかで。

原因を見て→グッズで固定→曲がったら直さず交換抜けやすい原因①差込口のバネのゆるみ →何を差してもゆるい②プラグの刃の摩耗 →この家電だけゆるい③コードの重さで引かれる④コードを引っ張るクセどちら側かで対策を選ぶ固定する方法4つ①抜け止めタップ (差して回すとロック)②コードクリップで 横から受ける③100均のプラグカバー④コードの向きは横か上テープ巻きはNG固くて抜けない時根元を持つコードは引かない左右に小さく振る差込口側を押さえるロック式は回してから濡れた手で触らない曲がったプラグは曲げ戻さず交換。刃のひびが発熱のもと焦げ跡・発熱・火花があれば、曲がっていなくても使わない壁の差込口がゆるい・熱い→交換は電気工事士へ。賃貸は管理会社へ先に連絡

固くて抜けない時——コードを引かず、根元を持って小さく振る

反対に「固くて抜けない」も、よくある困りごとですよね。新しい延長コードはバネが強くて固いことが多く、力任せに引くと刃が曲がったり、コードの中が切れたりします。抜き方にはちょっとしたコツがあるんです。

  • プラグの根元(プラスチックの部分)をしっかり持つ。コードは絶対に引っ張らない。コードを引くと中の線が切れて、そちらのほうがよほど危険です
  • 左右に小さく振りながら、まっすぐ引く。上下や斜めにこじると刃が曲がります。左右に1〜2mmずつ揺らす感じで、少しずつ浮かせていく
  • 差込口側を手で押さえる。延長コードなら本体を片手で押さえ、もう片方の手でプラグを引く。壁の差込口なら、プレートを軽く押さえて
  • 抜け止めタップは「回してから」抜く。ロック式は回さないと絶対に抜けません。固いと思ったら、まずタップの種類を確認してみてください
  • 濡れた手では触らない。お風呂上がりや洗い物の直後は、手を拭いてから。固い時に限らず、いつでもです

それでも抜けない、抜いたら刃が黒くなっていた、差込口のまわりが熱かった。この場合は無理に続けず、次の見出しへ進んでください。

曲がったプラグは曲げ戻さず交換——発熱・発火につながる理由

「プラグが曲がった、直し方は?」と調べる人は多いのですが、私の答えは曲げ戻さないで交換です。ペンチで戻せば見た目は直るのに、と思いますよね。理由は3つあります。

  • 刃は薄い金属板で、一度曲げると根元に小さなひびが入ります。曲げ戻すと見た目は直っても、ひびの部分が細くなって電気が通る面積が減り、そこが発熱するんです
  • 曲がった刃は差込口の中でバネに片側しか当たらず、接触が悪くなってさらに熱を持つ。抜けやすさも戻りません
  • 刃の根元の樹脂にひびが入っていると、ほこりと湿気が入り込んでトラッキングの原因に

交換の方法は、プラグのつくりで分かれます。

  • コードとプラグが一体(ドライヤー・掃除機など):家電ごと修理か買い替え。修理はメーカーの窓口か電気店へ。自分でプラグだけ付け替えるのは、コードの太さや配線の向きを間違えると危ないので、私はおすすめしません
  • ACアダプター・延長コード:製品ごと買い替えが安心です。延長コードは数百円からありますし、ここで節約しても得をしません
  • 刃が黒ずんでいる・焦げ跡がある・差すとパチッと火花が出る・使用中に熱い:曲がりの有無に関係なく、使うのをやめて処分。冷めても使いません。アダプター側が熱い時の見分け方は充電器が熱い時の正常と危険の境目で詳しく書いています

差込口がゆるい・熱い・焦げ跡がある——壁の差込口の交換は電気工事士へ

何を差してもゆるい、差込口のまわりが変色している、触ると温かい。これは壁の差込口の中のバネが広がっているか、内部で接触が悪くなっているサインです。壁の差込口の交換は、電気工事士の資格が要る作業。プレートを外してネジを回すだけに見えるのですが、壁の中の配線をつなぎ直すので、自分ではやらないでくださいね。

  • 持ち家なら、地域の電気工事店へ。差込口1か所の交換なら、短い時間で終わる作業です
  • 賃貸なら、まず管理会社か大家さんへ連絡。設備の不具合として対応してもらえることが多いです(費用の負担は契約によるので、先に確認を)
  • 工事までのつなぎは、ゆるい差込口に抜け止めタップを1つだけ差して、大きな電気を使う家電はその差込口を避ける
  • 焦げ跡や熱がある差込口は、つなぎにも使わない。ブレーカーで止められるなら、その回路を切っておくと安心です

ゆきこ( ゚Д゚)『廊下の差込口は、うちで「掃除機がすぐ抜ける場所」として有名でした。抜け止めタップを1つ差してからは、次男が廊下でコードを踏んでも抜けない。それまで力まかせに差し直していた自分が、ちょっと恥ずかしいです』

「差込口がゆるいけれど、工事を呼ぶほどではない」という段階なら、抜け止めタップを1つ足すのがいちばん手軽です。掃除機とドライヤー、動かしながら使う家電の分だけあれば足りますよ。

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延長コードまわりの話は他にも書いています。電源タップのスイッチが光らない時と寿命の目安電源タップと延長コードをつなげて使っていいのか、壁に固定したいなら電源タップにマグネットを後付けする方法。プラグ側が熱い時は充電器が熱い時の見分け方もあわせてどうぞ。

まとめ:原因を見て、グッズで固定、曲がったら直さず交換

  1. 抜けやすい原因は差込口のバネか、プラグの刃か。何を差してもゆるいなら差込口側
  2. 固定は抜け止めタップ・コードクリップ・プラグカバー・コードの向きの4つ
  3. テープでぐるぐる巻きはトラッキングの原因になるのでやらない
  4. 固い時は根元を持って左右に小さく振る。コードは引かない・濡れた手で触らない
  5. 曲がったプラグは曲げ戻さず交換。壁の差込口の交換は電気工事士へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

コンセントが抜けないように固定する方法の早見表:抜けやすい原因は、差込口のバネのゆるみ(何を差してもゆるい)、プラグの刃の摩耗(この家電だけゆるい)、コードの重さで引かれる、コードを引っ張って抜くクセの4つ。固定する方法は、抜け止めタップ(差して回すとロック)、コードクリップで横から受ける、100均のプラグカバー、延長コードの向きを横か上からにする。テープでぐるぐる巻きはトラッキングの原因なのでやらない。固くて抜けない時は、プラグの根元を持ってコードを引かない、左右に小さく振る、差込口側を押さえる、ロック式は回してから、濡れた手で触らない。曲がったプラグは曲げ戻さず交換、焦げ跡・発熱・火花があれば曲がっていなくても使わない。壁の差込口がゆるい・熱い時の交換は電気工事士へ、賃貸は管理会社へ先に連絡

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