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寒くなってくると、押し入れの奥のこたつが気になりますよね。でもリビングにはソファがある。両方出すと部屋が狭いし、そもそもソファに座っているのにこたつに足を入れるって、どういう体勢になるんだろう——そう考えているうちに11月が終わっていく、という年、ありますよね。
先に結論の枠組みだけ。この問いは「暖かさ」の話ではなく、「床に座るか、椅子に座るか」という生活の形の話です。ここが決まると、こたつを出すかどうかは自然に決まります。両方置いたときに何が起きるのか、やめた人は何で代わりにしているのか、順番に見ていきましょう。
先に結論の枠組み——「床に座るか、椅子に座るか」で決まります
こたつは、床に座る暮らしの道具です。座椅子や座布団で床に腰を下ろして、テーブルの高さも視線の高さもそこに合っています。ソファは反対に、椅子に座る暮らしの道具。座面が高くて、足は床に下ろします。
つまりこの2つは、同じ部屋に置くと座る高さがけんかします。どちらか一方が「使われない家具」になっていくのは、暖かさの問題ではなく、体の向きの問題なんです。
- 家族が床に座って過ごす家(子どもが床で遊ぶ、ごはんも床で食べる)→ こたつが主役になりやすい
- 椅子とテーブルで過ごす家(食事はダイニング、くつろぐのはソファ)→ こたつは出番が減りやすい
- どちらもある家 → 使う時間が長いほうを残すと、部屋がすっきりします
「いらないのかな」と迷っている時点で、たぶんソファ中心の暮らしになっているんだと思います。それでも判断材料はもう少しあるので、続けますね。
ソファとこたつを両方置くと、実際に起きること
置けないわけではありません。ソファの前にこたつを置いて、ソファを背もたれにする形で使っている家庭もあります。ただ、両方置くとこういうことが起きやすい、というのは知っておくといいと思います。
- 通り道が細くなります。こたつ布団は台の外に大きく広がるので、思った以上に場所を取ります。人が通る幅が確保できないと、毎日ぶつかることに
- 掃除機が入りません。こたつ布団の下、こたつ台の脚のまわり、ソファとの隙間。冬のあいだずっと掃除しにくい場所ができます
- ソファが「物置き」になります。こたつに入ってしまうと、ソファに座る理由がなくなる。上着や洗濯物が積まれていく、あの光景です
- こたつで寝てしまいます。これはあとで安全の話としても書きますが、生活のリズムが崩れる原因にもなります
- テーブルが2つになります。こたつ台とソファ前のローテーブル。片方は必ず使われなくなります
両方置くなら、ソファを壁付けにして、その前にこたつという形がいちばん現実的です。ソファに浅く腰かけて、足だけこたつに入れるのは体勢がつらいので、「ソファは背もたれ」と割り切るほうがうまくいきます。
こたつをやめた人が、代わりにしていること
「こたつをやめた」という方の話を読んでいると、暖房そのものを減らしたわけではなくて、形を変えていることが多いんです。よく出てくるのはこのあたり。
- ホットカーペット。床から温めるという点はこたつと同じで、布団がないぶん場所を取りません。ソファの前に敷いて、床に座りたい時だけ使う、という併用もしやすい。選び方や後悔しやすい点はホットカーペットで後悔しやすいところにまとめています
- 電気毛布。ソファでひざ掛けとして使えるのが強みです。畳めば夏はしまえるので、部屋を占領しません。こちらも電気毛布で後悔しやすいところで選び方を書いています
- 足元のパネルヒーター・小型のヒーター。デスクの下やソファの足元に。こたつの「足元だけ温かい」感じに近いのはこのあたりです
- 着るもので解決する。厚手のルームソックス、裏起毛のパンツ、大判のブランケット。これがいちばん場所を取りません
- ラグを厚いものに替える。フローリングの冷たさが足から来ている場合、これだけで体感がかなり変わります
電気を使うものを選ぶときに気になるのが電気代ですよね。ここは金額を断定できないので、考え方だけ。本体に書かれている消費電力(ワット)と、1日に使う時間、そして契約している電力の単価——この3つが分かれば自分で計算できます。「消費電力÷1000×使う時間×単価」でおよその1日分が出るので、候補が2つあるときの比較にはこれで十分です。
それでも、こたつが強い場面はあります
ここまで書くと「やめたほうがいい」と読めてしまいそうですが、こたつにしかない良さもちゃんとあります。
- 家族が自然に集まります。これがいちばん大きいと思います。ソファは並んで座るけれど、こたつは向かい合う。小学生の男の子がいる家だと、宿題を広げるのは決まって低いテーブルのほうになりがちです
- 足元だけ温めればいい。部屋全体を暖めなくても足が温かければ過ごせる、という日はけっこうあります
- 布団の中に熱がとどまります。開いた空間を暖めるのとは違うので、少ない熱で温かく感じられる仕組みです
- 夏はこたつ布団を外してローテーブルとして使えます。1年中使える家具として見ると、置く価値が変わってきます
逆にいうと、この4つのどれにも心当たりがないなら、こたつは出さなくても困らない可能性が高いです。
やめる前に試せること——捨てるのはいつでもできます
「邪魔だからやめる」と決める前に、置き方だけ変えて1シーズン試すという手があります。捨てるのはいつでもできますから。
- こたつ布団を薄いものに替える。分厚い布団が場所を取っている原因なら、薄手のものや専用の薄掛けにするだけで見た目も動線もすっきりします。手持ちのもので代用できるかはこたつ布団の代わりになるものにまとめました(薄い布や化学繊維は危ないので、そこは必ず読んでほしいところです)
- こたつ台をローテーブル兼用にする。天板がそのまま使えるなら、テーブルを2つ持たなくて済みます
- いちばん寒い時期だけ出す。12月から2月だけ、と決めてしまう。出し入れの手間はありますが、部屋は3シーズン広く使えます
- ソファの位置を先に決める。ソファを壁に寄せてから、残った場所にこたつが入るかを見る。逆にすると必ず窮屈になります
しまっていたこたつを出したとき、においが気になることがありますよね。使い始めのにおいには何種類かあって、そのうち一つだけは急いだほうがいいものです。こたつが臭い時の原因の見分け方で書いているので、出す前にのぞいてみてください。
置く前に測るところと、安全のこと
買うか出すかを決める前に、メジャーで測っておきたいのは4つです。
- こたつ布団が広がったときの外周。台の寸法ではなく、布団の寸法で場所を考える
- 人が通る幅。60cmあれば通れますが、こたつに入っている人がいると実際はもっと狭くなります
- ソファからの立ち座りのしやすさ。前にこたつがあると、立つときに足を引く場所がなくなります
- コンセントの位置。ここは安全の話に直結します
そして安全のこと。こたつで寝てしまうのは、思っている以上に体に負担がかかります。同じ場所が長時間温められることで低温やけどにつながることがありますし、汗をかいて水分が減っていくのに気づけません。眠くなったら布団へ移る。子どもがこたつで寝落ちしていたら、面倒でも起こして寝室へ。うちなら、これをルールにします。
それから配線まわり。こたつのコードを布団で挟んだり、その上を人が歩いて踏んだりしないでください。中で断線すると発熱の原因になります。暖房器具どうしを1つの延長コードにまとめる、いわゆるたこ足配線もやめてください。こたつ、ホットカーペット、電気ストーブは、どれも電気をたくさん使う機器です。壁のコンセントから直接、が基本になります。
ゆきこ( ゚Д゚)『こたつをやめようか迷った年に試しに出さずに冬を越したら、子どもたちがソファに集合するようになった、という話はよく聞きます。掃除は劇的に楽になるそうです。でも、こたつでみかんを食べていたあの光景がなくなるのは、ちょっとだけさびしいだろうなと思います』
こたつをやめる方向で考えているなら、まず試しやすいのはホットカーペットだと思います。口コミを読んでいて思ったのは、敷きっぱなしにできる場所があるかどうかで満足度が分かれること。それと、洗えるカバーが付いているか、温める範囲を左右で分けられるか、そして収納するときにどのくらいの大きさに畳めるか。自分ならこの4点を先に見ます。
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こたつの代わりを探すならホットカーペットで後悔しやすいところと電気毛布で後悔しやすいところをどうぞ。こたつを続けるならこたつ布団の代わりになるものとこたつが臭い時の原因が役に立つと思います。
まとめ:暖かさではなく、座る高さで決めてください
- 判断の軸は「床に座るか、椅子に座るか」。暖かさの比較ではありません
- 両方置くと動線・掃除・テーブルの重複で片方が使われなくなります
- やめた人の代わりはホットカーペット・電気毛布・足元ヒーター・着るもの
- やめる前に布団を薄く・台を兼用・冬だけ出すを試せます
- こたつで寝ない、コードを踏まない、たこ足配線をしない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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