自転車のブレーキレバーがゆるい・握りが深い時に見る3か所——アジャスターで直せる範囲と、店に任せるライン

4コマ漫画:ブレーキレバーの調整 生活

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自転車に乗ろうとしてブレーキレバーを握ったら、思ったより奥まで、グリップに付くくらい握らないと効かない。そんな感覚に心当たりがある人、意外と多いのではないでしょうか。レバーの遊びが大きいと、とっさの時に間に合わないのではと不安になりますよね。

先に結論を言うと、レバーの遊びの多くは、レバーの根元にある小さなネジ、アジャスターを回すだけで調整できる範囲に収まります。ただし、それでも直らない、握ってもブレーキがほとんど効かないという場合は、ワイヤーの奥や部品そのものに原因があることが多く、そこから先は自分で触らず自転車店に見てもらう範囲になります。

まずは自分の自転車がどちらに当たるのか、下の分かれ道から探してみてください。見るべき場所、自分でできる調整の範囲、やってはいけないこと、直したあとの確認まで、順番にまとめました。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ握ってすぐ効く特に心配はいりません→第1章半分握って効くアジャスターの範囲かも→第2章前後で効きが違う先にNGを確認して→第3章グリップに付く・効かない乗らずに押して店へ→第4章

ケース別に読む:まず見る場所を知りたい人自分で直したい人やってはいけないことを知りたい人店に頼む目安を知りたい人

4コマ漫画:ブレーキレバーの調整

まず見る3か所——アジャスター・ワイヤー・ブレーキシュー

ブレーキレバーの握りが深いと感じたら、まず見てほしい場所が3つあります。1つ目はレバーの根元にある小さなダイヤル状のネジ、アジャスターです。ここが緩んでいたり、逆にいっぱいまで締まっていたりすると、レバーの効き始めの位置が変わります。2つ目はワイヤーです。長く使っていると少しずつ伸びてきて、レバーを握ってから効き始めるまでの距離がだんだん長くなっていきます。3つ目はブレーキシューの減りです。ゴムの表面に入っている溝が浅くなっていたり、消えていたりする場合は、遊びの調整だけでは直らないサインだと考えてください。

見るのはこの3か所①アジャスター②ワイヤー③ブレーキシュー
見る場所 チェックポイント 当てはまる時
アジャスター レバー根元のネジの位置 回せば調整できる範囲
ワイヤー 伸び・錆・ほつれ 伸びていたら店で交換
ブレーキシュー ゴムの溝の深さ 溝が消えたら交換の目安

この3つを見て、アジャスターの調整で収まりそうならこのまま次の章へ、ワイヤーの伸びやシューの減りがはっきりしている場合は、無理に自分で直そうとせず、早めに自転車店に相談したほうが安心です。

自分でできる範囲——アジャスターの回し方

アジャスターの調整は、レバーの根元やワイヤーの途中にある、指でつまめる小さな筒状の部品を回すだけの、比較的簡単な作業です。反時計回りに回すとワイヤーが張られて、レバーの遊びが小さくなります。回しすぎるとブレーキが常に触れた状態になってしまうので、少し回しては握って確かめる、を繰り返すのが安全です。

「確認→少し回す→再確認」の3つ1遊びを確認レバーを軽く握る戻り具合を見る→ 遊びの量を知る2少しずつ回す反時計回りで張る回しすぎない→ 少しずつ様子見3握って確認効き始めの位置違和感なら戻す→ 低速でも確認
  1. レバーを軽く握り、遊びの量を確認する。どのくらい握ったところで手応えが出始めるか見ておきます
  2. アジャスターを少しだけ反時計回りに回す。指でつまんで回せる範囲で十分です。工具でこじるほど硬い場合は無理をしないでください
  3. もう一度握って効き始めの位置を確かめる。ちょうどよくなるまで、少し回しては確認する、を繰り返します

アジャスターを回しても遊びがほとんど変わらない、あるいは締めきってももう調整の余地がない、という場合は、ワイヤーがかなり伸びているサインです。この先はワイヤーそのものの張り直しや交換になるので、自分で無理をせず自転車店に相談してください。子どもの自転車の場合は、乗る前に大人が同じ手順で確認してあげると安心です。

やってはいけないこと——ワイヤーの固定ボルト・レバーを曲げる・油

アジャスターとは別に、ブレーキ本体の根元にはワイヤーを固定しているボルトがあります。このボルトを緩めてワイヤーを張り直す作業は、説明書の手順どおりに、自転車店で行うのが基本です。緩め方や締める強さを間違えると、ワイヤーが抜けたり、逆にきつく締まりすぎて動かなくなったりする心配があります。

調整のOKとNGOKアジャスターだけ回す少しずつ様子を見る直したら低速で確認不安なら自転車店へNG固定ボルトを緩めるレバーを曲げて直すブレーキ面に油を差す戻らないまま乗る

レバー自体を手で曲げて角度を変えようとするのもおすすめできません。金属が歪むと元に戻せなくなり、握り心地がさらに不安定になります。また、動きが渋いからといってブレーキのゴムやリム、ディスクの部分に油や潤滑剤を差すのは絶対にやめてください。効きが悪くなるだけでなく、滑って止まれなくなる原因になります。油を使うのはレバーの支点など可動部の表面だけにとどめ、少量を布に付けてから拭くようにし、作業は換気のよい場所で、火の気がない所で行ってください。使った潤滑剤は子どもの手の届かない場所に片づけておきましょう。なお、後輪がバンドブレーキやローラーブレーキという密閉型の場合は、レバー側のアジャスターでは対応できないことが多く、構造が異なるため自転車店に見てもらうのが確実です。

直したあとの確認と、店に頼む目安

アジャスターを回して調整が終わったら、そのまま普段どおりに乗り始めるのではなく、まずは安全な場所で低速から、前と後ろのブレーキを別々に握って効き具合を確かめてください。片方だけ効きが悪い、握った時に引っかかる感じがある、レバーがハンドルに付くまで戻ってこない、というような違和感が少しでもあれば、無理をせず自転車を押して帰り、自転車店で見てもらいましょう。

  • 握ってもほとんど効かない、レバーがグリップに付いてしまう。この記事の範囲では直さず、乗らずに店へ
  • 片方だけ極端に遊びが多い・少ない。左右差が大きい時も点検してもらう目安です
  • ワイヤーの先がほつれている・サビが浮いている。切れる前の交換が安心です

子どもの自転車は、大人が同じ手順で確認してから乗せてあげてください。特に成長期は体格に合わせてブレーキの調整をし直す必要があることも多いので、定期的に自転車店で全体を見てもらう機会を作っておくと、レバーの遊び以外の不具合にも気づきやすくなります。

ゆきこ( ゚Д゚)『レバーの遊びって、あと少しで効くのか、もう限界なのか分かりにくいですよね。少しでも不安な握り心地なら、無理せず自転車店に見てもらうのが一番だと思います』

💡 この困りごとへの提案

ブレーキシューの溝が浅くなっている、片減りしている、という場合は、早めの交換が安心です。ママチャリ用のシューは規格が合えば市販の交換用パーツも手に入りますが、取り付け位置とワイヤーの調整までセットで必要になるので、取り付け自体は自転車店に任せる人が多いようです。手元に予備を用意しておきたい人は、交換用のシューを見ておくと心強いはずです。


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まとめ:見るのは3か所、直せるのはアジャスターまで

  1. まずアジャスター・ワイヤー・シューの3か所を見る。原因の見当をつけます
  2. 自分で回せるのはアジャスターまで。少しずつ回して様子を見ます
  3. 固定ボルトを緩める調整は自転車店へ。ワイヤーの張り直しは範囲外です
  4. ブレーキ面には絶対に油を差さない。可動部の表面だけにとどめます
  5. 直したら低速で前後別々に効きを確認。不安が残るなら乗らずに店へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ブレーキレバーがゆるい時の早見表:見る3か所はレバー根元のアジャスター、ワイヤーの伸びや錆、ブレーキシューの溝の深さ。自分で調整できるのはアジャスターを少しずつ反時計回りに回す範囲まで。ワイヤーの固定ボルトを緩める調整やレバーを曲げる修理は自転車店に依頼する。ブレーキのゴムやリム、ディスクの部分には油や潤滑剤を絶対に付けない。潤滑剤を使う時は換気のよい火気のない場所で少量だけ、使用後は子どもの手の届かない所へ。調整が終わったら低速で前輪と後輪のブレーキを別々に握って効き具合を確認し、握ってもほとんど効かない、戻らないという時は乗らずに自転車を押して自転車店へ相談する。子どもの自転車は大人が事前に点検する

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