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気に入って買ったショルダーバッグなのに、紐が長すぎて歩くたびに肩からずり落ちる。よく見ると、紐に長さを調節する金具が付いていない一本物。「これって自分で付けられるものなの」と、金具の名前も分からないまま検索している人、多いと思います。
先に結論をひとつ。金具は「名前と役割」を知ってから探すと迷いません。移動カン・角カン・ナスカン・Dカン・ストッパーの5つが基本の顔ぶれで、縫わずに付けられる物と、縫って付ける物があります。紐の幅を測るところから、縫わない付け方、縫う付け方、100均で足りる範囲、付ける位置の注意まで、順番に見ていきましょう。すでに紐そのものを短くしたい人は、紐を短くしたい時の方法もあわせてどうぞ。
ケース別に読む:金具の名前を知りたい人|幅を測りたい人|縫わずに付けたい人|縫って付けたい人|100均で足りるか知りたい人|付ける位置が気になる人
金具の名前と役割——移動カン・角カン・ナスカン・Dカン・ストッパー
手芸店や金具のコーナーに行くと、似たような金属パーツが並んでいて、どれが「長さ調節」に使う物か分かりにくいですよね。まず名前を覚えると、探す時間がぐっと短くなります。
- 移動カン。紐を通してスライドさせ、長さそのものを変える主役の金具です
- 角カン・Dカン。紐の向きを固定したり、他の金具を取り付ける土台になります
- ナスカン。バネの付いた金具で、パチンと開閉して着脱できます
- コードストッパー。紐を挟んで止める、縫わずに使える小さな金具です
「長さを変えたいだけ」なら移動カン、「取り外しもしたい」ならナスカンとDカンの組み合わせ、と目的で選ぶと迷いません。
紐の幅を測ってから買う——1ミリ違うと通らない
金具選びで一番つまずきやすいのが、紐の幅です。金具は紐より少しだけ広い内寸の物を選ぶのが基本で、1ミリ狭いだけで通らず、逆に広すぎると紐がぐらついて安定しません。メジャーか定規を紐に直角に当てて、平らな状態で測ってください。
紐が革製の場合、「試しに端を切って幅を見てみよう」とはしないでください。革は切ると戻せません。まずは折ってみる、丸めてみるところから始めて、金具の内寸に紐の幅と厚みが収まるかを確かめてから、実際の加工に進むと安心です。布紐であれば、端の始末をしていない状態で測ると縫い代の分だけ実際の幅とずれるので、仕上がりの幅で測るのがコツです。厚みのある紐は、幅が合っていても金具に通した時にきつく感じることがあるので、できれば店頭で実際に紐を通してから買うと失敗が減ります。
縫わずに付ける——ナスカンとDカンで着脱式に
ミシンを持っていない、失敗が怖いという人には、縫わずに付けられるナスカンとDカンの組み合わせが向いています。バッグ本体側の持ち手や縫い目にDカンを引っかけ、紐の先端にナスカンを付けて、パチンと留めるだけ。取り外しもできるので、季節や荷物に合わせて紐を替えたい人にも便利です。
本体にDカンを通す穴を新しく開ける場合は、目打ちやポンチを使いますが、刃先や先端が滑って手に向かうけがが起きやすい作業です。当て木を敷き、刃を体の外側に向けて、少しずつ力を加えてください。付け終わったら、金具が肩や首に当たる位置になっていないか、一度実際に掛けて確かめておくと安心です。
縫って付ける——直線2本、返し縫いで固定
紐がしっかり固定される分、縫って付ける方法は強度が出ます。移動カンやDカンに紐を通して折り返し、直線を2本、端は返し縫いで補強するだけの、難しくない工程です。ミシンを使う場合は、厚みのある部分に針を落とすので、手元から目を離さないこと。アイロンで折り目を付けてから縫うときれいに仕上がりますが、ミシンの針元とアイロンの高温は、どちらもけがの元になるので、子どもの手が届く場所では作業しないでください。
特に力がかかるのは紐の付け根です。直線1本だけの縫い目は、荷物を入れて動くうちに裂けやすくなります。付け根は「四角に×」を描くように縫うか、当て布を重ねて力を分散させてください。この補強は、次に紹介する市販のストラップでも同じ考え方です。
100均で足りる範囲——幅の種類と耐荷重
ストラップ用の金具は、身近な店でも手に入ります。ただ、そこで買える物は幅の種類が少なく、耐荷重の表示が無い物がほとんど。軽いポーチや普段使いのバッグなら十分ですが、荷物が多く重くなる通勤・通学用のバッグには、心もとない場面が出てきます。
ナスカンやDカンを指で開閉する時は、ペンチを使うと爪を傷めずに済みますが、勢いよく閉じると指を挟むことがあるので、ゆっくり動かしてください。「耐荷重の表示が無い金具に、重い荷物を託さない」というのが、この後の付ける位置の話にもつながる、いちばんの基本です。金属の質感だけで丈夫さを判断せず、パッケージに使用目安が書かれている物を選ぶと、あとで後悔しにくくなります。
付ける位置——肩や首に金具を当てない
金具そのものが正しくても、付ける位置を間違えると、肩に当たって痛い、歩くたびにこすれる、という不満につながります。
移動カンやナスカンは、肩の真上ではなく、少し外側にずらして付けると、首やえりに当たりにくくなります。特に、お子さんに斜め掛けのバッグを持たせる場合は、紐が首に回るほどの長さにしないことも忘れずに。長さ調節の金具は便利な分、伸ばしすぎると別の心配が出てくるので、大人が一度長さを確認してあげると安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、名前を知らずに金具コーナーへ行くと迷子になりやすいので、まず「長さを変えたいのか、外したいのか」を決めてから探すのが早いと思っています』
移動カンとナスカン、Dカンがセットになった付け替え用のストラップなら、金具選びに迷わず、そのまま今のバッグに合わせて使えます。
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まとめ:金具は名前で選ぶ。耐荷重の無い金具に重い物を託さない
- 金具は移動カン・角カン・ナスカン・Dカン・ストッパーの5つ。役割で選ぶと迷わない
- 紐の幅を測ってから探す。1mm違うと通らない。革は切ると戻せない
- 縫わずに付けるならナスカンとDカン。ポンチや目打ちは刃先を体の外側へ
- 縫うなら直線2本、付け根は四角に×か当て布で補強。ミシンとアイロンは目を離さない
- 耐荷重の表示が無い金具に重い物を託さない。位置は肩や首に当たらないようにずらす
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